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平成29年度退職者感謝状贈呈式知事あいさつ

ページID:0010989 更新日:2018年4月25日 印刷ページ表示

日時:平成30年3月30日(金曜日) 10時30分

場所:県庁本館4階 正庁

 

 本日をもって、長年にわたる県庁マンとしての生活にピリオドを打たれる皆さん、166名の皆さん全ての力によって、県政が成り立っていたと思います。本当にご苦労様でございました。皆さんの心の中には、言葉では表すことのできない気持ちが湧き上がっているのではないかと思います。30数年にわたって県庁マンとしての責任を果たし終えたという満足感もあるかもしれません。それと同時に、「ああ、今日で、県庁に仕事として来るのは最後なのか」という寂しさもあるかもしれません。長きにわたる思い出の数々が皆さんの心の中でよみがえっているのではなかろうかと思います。

 皆さんの多くが入庁された昭和50年代の半ばは、今とは全く時代の様子が異なっていたのではないかと思います。バブル景気の直前であった当時は、経済が右肩上がりでどんどん成長していくことに対して、何の疑いも持たないような、そういった時代でありました。ですからその頃、今大きな課題となっている少子高齢化、人口減少社会の到来を多くの人々が想像だにできなかったのではないかと思います。

 皆さんはそうした時期に入庁し、バブル時代、バブル崩壊後の厳しい時代、そして今日に至るまで、さまざまな経験をされたかと思います。県庁の仕事は非常に多岐にわたっていますけれども、それぞれの皆さんの役割が、県民の幸せに、そして県の発展につながったことは言うまでもありません。経験豊富な皆さん166名が一斉に県庁を去られることになります。

 我々としては、非常に不安と懸念がありますけれども、きっと皆さんそれぞれが指導して育った後輩たちが、しっかりとこの後を引き継いで、明日に向かってまい進できるものと確信しています。

 私も7年ほど前に就任してから、ともに仕事をさせていただきました。本当に、県庁に来てから、組織力、マンパワーの高さというものを感じながら、やりがいのある仕事をさせていただいております。これまで、「いついつまでに、このようなことをやれたらなあ」、そんなことに対して、できなかったことは一つもなかったのではないかなと、振り返ってみれば、あらためて思います。これは、長年にわたる県庁の歴史によって、もたらされた力というふうに思います。

 それを補っていただいた皆さんには、本当に感謝の言葉がいくらあっても申し足ることはないと思います。特に、昨年は、64年ぶりの本県での国体、初めてとなる障害者スポーツ大会が開催されました。日常業務にプラスして、大きなものがのしかかったことと思いますけれども、見事成功を収めることができたのは、皆さんの力によるものであるので、ぜひ、記憶にとどめておいていただきたいと思います。

 明日からは、それぞれ第2の人生をスタートされるかと思いますけれども、体調には十分気を付けて過ごされますように、また、一OBとして、これからも新しい環境でご活躍いただき、県の発展のためにご貢献を賜りますようよろしくお願いします。

 本当に長年にわたり、お疲れ様でした。ありがとうございました。


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