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平成28年度退職者感謝状贈呈式知事あいさつ

ページID:0010984 更新日:2017年4月17日 印刷ページ表示

日時:平成29年3月31日(金曜日) 10時30分

場所:県庁本館4階 正庁

 

 

 本日は、皆さんにとりましては、長い人生の中で忘れられぬ1日になるであろうと思います。長きにわたり、県職員として奉仕していただきましたけれども、これが最後の日でございます。それぞれの人生を振り返って、皆さんそれぞれの思い出が脳裏によみがえっていることと思います。

 皆さんは、年代で言えば、大半が昭和50年代に入庁された方々でございますが、当時を考えてみると、50年代というのはオイルショックの混乱期ではありましたけれども、まだまだ安定成長期の中で未来に向かって躍進していくのではないかというような空気が漂っていた時代ではなかったかと思います。そういう意味では、成長・拡大というテーマで県行政が進んでいった時代ではなかったかと思いますので、将来に向かって何を行うべきかという視点で事業展開を行うような前半期ではなかったかと思います。

 しかしその後、バブルがはじけまして、今度はその苦境をどう乗り越えていくか、いわば緊縮・縮小、こういったテーマに立ち向かっていかなければならない中晩期ではなかったかなと思います。

 そして、昨今においては、これまでとは違った時代背景が我々の前に現れました。それを乗り越えるためには、知恵と工夫でどう生き残っていくのか、それが新たなテーマになってきたと思います。

 とりわけ、私も6年ほど前にこの仕事をいただいてから、皆さんとスクラムを組んで県民の期待に応える県行政の推進に共に頑張ってきましたけれども、その中で本当に皆さん、政策の趣旨をしっかりと受け止めていただきまして、それぞれの部署で知恵と工夫を凝らして、さまざまな課題にチャレンジをしていただきました。その結果、他県に負けない県行政の現状があるんだと思っています。

 長年にわたってご尽力いただいた皆さんのそうしたご功労に対しまして、あらためて感謝を申し上げたいと思います。

 また、皆様方の後輩達がその背中を見て、成長を続けています。きっと、皆さんの指導を受けた次なる世代が、さらなる困難にも臆することなく立ち向かって、県の未来を切り開くべく、全力を尽くしてくれるものと思っています。

 話は変わりますが、今年は初の単独開催となる「愛顔つなぐえひめ国体」、そして初めての全国障害者スポーツ大会「愛顔つなぐえひめ大会」が開催されます。国体は64年ぶりで、皆さんが入庁する前の出来事でありますので、誰もそのノウハウを持っていません。成功に導くためには、スクラムを組んで、チームワークをより一層強くしていく必要があると思っています。

 皆さんはこれで県を離れられますけれども、今後とも、新しい分野でご活躍いただくとともに、県のOBとして、後輩たちの頑張りにそれぞれの立場から、お力添えをいただければ幸いと思っています。明日からは、生活のリズムが変わると思います。どうぞ体調には十分気を付けられまして、それぞれ充実した第二の人生を歩まれますことを、心からお祈り申し上げましてあいさつといたします。

 長い間、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。


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