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平成26年度愛媛県植樹祭知事祝辞

ページID:0010960 更新日:2014年5月19日 印刷ページ表示

日時:平成26年5月10日(土曜日) 13時

場所:伊予三島運動公園

 

 

 本日、平成26年度の愛媛県植樹祭が盛大に開催されますことを、心からお祝いを申し上げます。

 この植樹祭の価値というものを受け止められまして、準備に当たられました、篠原四国中央市長さんをはじめ関係者の皆さんに感謝を申し上げます。

 また、先ほど表彰されました皆さんにおかれましては、それぞれの作品が、多くの方々に森林の大切さを伝える役割を担う作品になります。そのことに対しましても、心からお祝いを申し上げます。

 最初に入場したのが、緑の少年団の子どもたちでありました。その元気な姿を非常にたくましく思うとともに、君たちの一つ一つの活動が、自分たちの知識を向上させるのみにとどまることなく、社会全体に森林や緑の大切さを伝えるメッセージそのものになっていくと思います。ぜひ、ふるさとの自然を守るという気持ちをさらに大きくして、これから大人になっても、こうした活動に積極的に関わっていただきますようお願い申し上げます。

 愛媛県は県土の70%以上が森林であります。林業県と言っても過言ではありません。多くの宝物の中の一つがこの森林でありますけれども、森林は、一つには生活に欠かせないものに数多く使われている林産材の供給源であるということ、また、二酸化炭素を吸収することによって地球温暖化防止の力を果たしているということ。さらには、先ほどお話にもありましたように、森林の力によって水が供給される、あるいは災害から人々を守る。考えてみたら、多面的な力を森林は持つわけであります。

 愛媛県も林業県である以上、この木を大いに活用しようと伐採等を通じて、林業の発展の歴史を刻んできましたけれども、大切なことは、伐採した後どうするかということであります。今年度、愛媛県では「林業躍進プロジェクト」を立ち上げましたけれども、その中の一つが、伐採を進める一方で、再造林をしっかり行って、循環をさせていくということ、特にこれに力を入れているところでございます。ただ伐採しただけでは山は荒れてしまう。再造林をすることによって、未来永劫その循環、価値というものを継続できるようにしていくことが大切であります。

 森林の持つ役割を、また、循環させることの価値を、植樹祭を通じて、多くの方々に感じ取っていただけたらと思っております。そして、この四国中央市からそうした意識の醸成に向けた運動が、さらに大きく広がることを心から願ってやみません。

 今回の植樹祭、本当に素晴らしい企画をしていただいたこと、重ねて厚くお礼申し上げまして、お祝いかたがたの挨拶とさせていただきます。本日はおめでとうございました。


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