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平成26年度幹部職員辞令交付式知事あいさつ

ページID:0010956 更新日:2014年5月7日 印刷ページ表示

日時:平成26年4月1日(火曜日) 11時00分

場所:県庁本館4階 正庁

 

 

 ただ今、それぞれの辞令を交付させていただきましたけれども、練りに練って適材適所に配慮しながら、最高の体制を組んでスタートを切ったというふうに思っています。皆さんそれぞれに、ある程度の権限を委ねて、ユニットのリーダーとして御活躍いただくわけでありますので、本当に難題が山積していますけれども、変化が激しい時代でありますから、これまでやったことをそのまま引き継げばいいというものではないということをまず前提に置きながら、さまざまな変化という要因を的確に捉えて、政策立案ができる体制をそれぞれのユニット、部署でとっていただきたいと思います。

 まずは、何よりも進めていくにあたっては、組織力・チーム力があるかどうかで結果は随分変わってくると思います。このメンバーが愛媛県の幹部職員でありますから、それぞれの立場で十分に力を発揮していただくと同時に、横の連携というものを常に考えながら、そして、全体の県政の動きというものを捉えながら、物事に正面から取り組んでいただきたいと思います。

 また、物事というのは、今日片付ければ1の力で済むものが、1日遅れれば同じ結果をもたらすのに2の力が必要になる。1週間経てば10の力が必要になる。そういうものであります。「先送りは最悪の選択」ということを考えながら、目の前にある課題というのを、ともかく可能な限りスピーディーに片づけていくということも大事な心構えだと思いますので、その点よろしくお願い申し上げます。

 今日から、多くの新規採用職員も入ってまいります。部署によっては、新規採用職員が配置されるかと思いますが、最初が肝心であります。新採職員でなくても、その課長さんの背中を見て部下は育っていきますし、空気もつくられていくと思いますので、スタートが肝心です。非常に基本的なことでありますけれども、やっぱり仕事は明るく前向きにやるという空気が大事で、その根底にあるのは挨拶ですので、しっかりとした挨拶のできる職場をそれぞれの責任でつくり上げていっていただきたいと思います。

 特に、これから数年間は、高齢化への対処、また少子化に伴う人口減少という、かつて経験したことのない構造変化、そして、経済情勢がどうなっていくか分かりません。今日から御案内のとおり消費税が上がりました。これがどのような状況をもたらすのか、あるいは、規制緩和というものがどの程度進んでいくのか、ただ一つはっきりと言えることは、おそらく、国の政策転換によって、格差というものが拡大するおそれがあるということに注意を向けておく必要があろうかと思います。こうしたことに、きめ細かく対応していくのがわれわれの責任でもあると思います。

 さらには、もう一つは海外とのグローバルな戦略というものが必要になってくる時代に入ってまいります。ものづくりの分野においても、あるいは、食の分野においても、海外との関係が急速に拡大していくでしょうし、日本全体が、数年後にシェールガスの輸入が開始されることによって、エネルギー政策も大幅に変わっていくことも予想されます。事程左様に、変化の要因が大きいものがありますので、例えば企業でも栄枯盛衰、われわれが今まで考えもしなかったような現象が起こってくるかもしれません。こうした変化に対応するためには、常にグローバルな情報をキャッチしていくという心構えと、そのキャッチをする中で、取捨選択をして、必要な情報だけを抽出し、仕事に生かしていくということが大事になってくると思いますので、課長以上の管理職の皆さんは、そんな観点から幅広い分野にも関心を向けていただく必要が出てきていると思います。

 いずれにいたしましても、この県庁に課せられたわれわれの使命というのは非常に大きいものがあると思います。このチームで全力を挙げて、1年間乗り切っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 皆さんの活躍と奮闘を心から期待をさせていただきたいと思います。がんばってください。


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