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平成25年度退職者感謝状贈呈式知事あいさつ

ページID:0010955 更新日:2014年5月7日 印刷ページ表示

日時:平成26年3月31日(月曜日) 10時30分

場所:県庁本館4階 正庁

 

 

 いつかは、この日を誰しもが迎えるわけでありますけれども、今年度、144名の県職員の皆さんが職務を全うされ、県庁とお別れする日がまいりました。その期間といえば、40年近くにわたるわけでありますから、さまざまな思い出が皆さんの脳裏によみがえっているのではなかろうかと思います。

 皆さんは、昭和50年頃に県庁職員になられたと思いますけれども、当時は、オイルショックの時代で、狂乱物価であるとか、物資の不足であるとか、経済的には非常に混乱していた時期ではなかったかと思います。その時代を乗り切った後は、バブル経済に向かって右肩上がりの経済成長が続いたときもありました。そのことを背景に仕事が増えていった時代でもあったかと思います。しかし、その反動で、バブル崩壊以降は、むしろ、その負の遺産に悩まされるような仕事に向き合うという時代でありました。この時代は長らく続きましたけれど、まさに知恵というものを絞り出さなければ、乗り越えられるものではなかったと思います。

 私は、この県の仕事に就いて4年目でありますけれども、「県民目線の県政」をベースにして、知事を引き継がせていただきましたが、次の時代を見据えて、今後は、「政策立案型の行政」に脱皮していこうと呼びかけてきました。今年度退職される皆さんは、それぞれの職場において、まさに、その先頭に立って、この転換期を乗り越える力となっていただいたところです。御案内のとおり、今、愛媛県庁では、各部署とも本当に前向きに、さまざまな諸課題に対してチャレンジする気風が成長し始めています。一方で、いろいろな知恵が結集された結果、財源対策用基金は、引き継ぎ時、240億円でありましたが、約340億円まで積み増しすることができ、体力の強化も併せて図るところとなりました。こうした実績というものは、まさにチーム力で作り上げたものだと思います。皆さんの県庁人生における県政に対する御貢献に、改めて敬意と感謝の意を表します。これからは、皆さんの育てられた後輩の職員が引き継いでがんばっていくと思いますけれども、ぜひOBとして後輩の活躍をそれぞれの立場から見つめていただき、ときには、お力添えを賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 本年度、愛媛県は7カ月にわたって、瀬戸内海の島しょ部等にスポットライトを当てた他県との初めてのロングランのイベントにチャレンジをします。ぜひ時間があるときには、こうした島々にも足を運んでいただき、そのPRにも一役買っていただきますよう心からお願い申し上げます。県職員としての人生は、ここでピリオドを打たれますが、次なる第二の人生というものが、皆さんには待っていると思います。その人生が、限りなく栄えますように、そして、環境が変わりますので、健康管理には十分気を付けられて御活躍ください。本当に長きにわたり、お疲れさまでした。県を代表して、感謝を申し上げまして、挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。


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