ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > ようこそ知事室へ > 知事の発言集 > 平成25年度 > 瀬戸内しまなみ海道・国際サイクリング大会実行委員会設立総会知事あいさつ

本文

瀬戸内しまなみ海道・国際サイクリング大会実行委員会設立総会知事あいさつ

ページID:0010950 更新日:2013年12月6日 印刷ページ表示

日時:平成25年11月28日(木曜日) 15時15分

場所:今治国際ホテル

 

 

 本日、瀬戸内しまなみ海道・国際サイクリング大会実行委員会が設立されますことを、大変うれしく思っております。御多用の中、広島、愛媛の両県から御出席をいただきました関係者の皆さんに、厚くお礼申し上げます。

 広島県側でも今、自転車を使ったさまざまな取り組みを進められていると思いますが、愛媛県でも、単なる移動手段ではない、自転車の活用方法、いわば人々に健康と生きがいと友情をプレゼントしてくれる自転車新文化を根付かせようと、さまざまな取り組みを打ち出しているところでございます。

 とりわけ、愛媛、広島を結ぶしまなみ海道は自転車歩行者道を有しており、その圧倒的な景観とスケールの大きさなどから、世界のアマチュアサイクリストに認めてもらえる有数の場所ではないかと思っています。

 そこで、来年、広島・愛媛両県共同で行う「瀬戸内しまのわ2014」のメインイベントとして、世界的規模のサイクリング大会を提案させていただいたところです。

 去る10月20日には、そのプレ大会と位置付けた「サイクリングしまなみ2013」を実施させていただきました。全てが初めてのことでありましたので、いろいろと悩みながら取り組んでいきましたが、とりわけ、供用中の高速道路本線の一部を使用するということについては、関係者の理解を得るまでにハードルが相当高く、何とか3カ月くらい前に許可を得るに至りました。それから急ピッチで募集作業を進めたところ、わずか5日で3千人全ての枠が埋まり、しかも43都道府県からのエントリーがあるという、本当にこうしたイベントが観光振興の新たなツールになることを証明した盛況ぶりでした。ただ残念ながら当日雨が降っており、心配したのですけれども、大半の方が雨中でもしまなみ海道を走ってみたいということで、約2600人が土砂降りの中を走行されました。昼前後には雨も上がりまして、快適なサイクリングを多くの皆さんが楽しまれたと思います。

 ただこのときに、国との約束で、ともかく車道を開放するに当たっては条件があると。3時間で元に戻すようにという大変高いハードルがありました。これに対して、県職員と今治市職員が中心となり、次のステップにつなげるためにも、何が何でも3時間で仕上げるという大目標を掲げ、十分な練習を積み重ねて臨んだところ、2時間59分56秒、4秒の奇跡が起こりまして、何とか無事に3時間で作業が完了いたしました。こうしたことを受けまして、先般、東京で関係者の方々を回ってきたのですが、約束を守ったことで、来年につながるという確かな感触を得たところでございます。

 私自身も110キロメートルを走破させていただきました。沿線住民の方々によるマラソンと同じようなエール、そしてエイドステーションでのおもてなし、こうしたことが参加者の皆さんから高い評価を得たところです。雨の中で、スリップ事故等を心配したのですが、3名転倒者が出ましたけれども、大きな事故には至らず、本当にチームワークよろしく、フォロー体制も含めて、しっかりとした対応ができたのではないかと思います。ただ、今回の検証も必要でありますから、この経験を来年にぜひ生かしていきたいと考えております。

 長い目で見て地域活性化の起爆剤になり得る取り組みでありますので、関係者の皆さんには、特に自動車の規制ということになりますと御迷惑をおかけするところも出てまいりますけれども、広島県、愛媛県、力を合わせてしまなみ海道を世界のサイクリストの聖地にするという大目標に向かって突き進んでいきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げまして、挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。


AIが質問にお答えします<外部リンク>