ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > ようこそ知事室へ > 知事の発言集 > 平成23年度 > 平成23年度退職者感謝状贈呈式知事あいさつ

本文

平成23年度退職者感謝状贈呈式知事あいさつ

ページID:0010925 更新日:2013年1月15日 印刷ページ表示

日時:平成24年3月30日(金曜日) 10時00分

場所:県庁本館4階 正庁

 

 今日、166名の皆さん方におかれましては、多年にわたる県政への御奉職、本当にお疲れさまでした。誰しもが通る節目の時を迎えられたわけでありますが、それぞれ皆さん、道は違えども、この長きにわたる奉職の中で、さまざまな思い出がよみがえっているのではなかろうかと思います。

 もちろん、入られた年は、それぞれ違うと思いますが、おおむね、昭和40年代後半から50年というところだと思います。当時といえば、オイルショックの混乱とそれから立ち上がっていく過程というような状況ではなかったかと推測いたします。ある意味では、文明の転換点の時期とも捉えられるのではなかろうかと思います。公害に対する対応、当時、車などの排ガス規制が強化されたり、工場の排出基準が見直されたり、これまでの石油文明、使い捨て文明からの転換点の時期だったのではないかと思います。また、オイルショックの教訓を受けて、日本で初めて省エネルギーという課題、今でもこれは続いているわけでありますけれども、その出発点となった時期あたりになるのではなかろうかと思います。その後、成長は続き、バブルまで引っ張られていくわけでありますが、バブルの崩壊後は、まさに地方自治体にとっては、困難極まりない年月でもありました。その転換期と成長過程、そしてバブル崩壊後の厳しい時代、こうした時に皆さんは奉職をされてきたわけでございます。政治情勢が混乱している今日でありますけれども、これまでしっかりとした県政の基盤をつくり上げていただいた皆さん方のその仕事ぶりに対しまして、この機会に、本当に心から感謝を申し上げたいと思います。

 人生は限りあるとはいえ、新たなスタートが待っているわけであります。限られた人生の中で振り返った時に、どういう道を歩んだか、それが一人の人間の人生にとって、大事なテーマでありますけれども、後輩たちが皆さんの意思を継いでがんばっていきますので、OBとして御指導いただくとともに、この愛媛県での経験を生かして、第二の人生で、新しいページを切り開いていただきたいと思います。

 とりわけ今年は、高速道路の宇和島延伸という非常に大きな年になりました。後輩の皆さんが力を合わせて、南予いやし博の成功に向けて、全力を尽くす半年間が来月から始まります。ぜひ皆さんも、御家族ともども、また多くの方々に声を掛けていただきまして、本当に近づいた南予地域の魅力をお伝えいただくことにも、お力を貸していただけたら幸いに思っております。いずれにいたしましても、足らざるところもたくさんありますので、今後もOBの立場から御指導、御鞭撻を賜りますよう心からお願い申し上げる次第です。本当にお疲れさまでした。


AIが質問にお答えします<外部リンク>