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平成22年度退職者感謝状贈呈式知事あいさつ

ページID:0010920 更新日:2013年1月15日 印刷ページ表示

日時:平成23年3月31日(木曜日) 10時30分

場所:県庁本館4階 正庁

 

 このたびは、160名の皆さん方におかれましては、一つの人生の節目を迎えられたことになろうと思います。大変長きにわたり、県庁に奉職されまして、それぞれの立場で大変な御貢献をいただいてまいりました。その道のりに対し、心からの敬意を表しますとともに、本当にお疲れさまでしたという言葉を申し述べさせていただきたいと思っております。

 皆さんが入庁されたのは、おおかた、昭和48年の方が多いと思いますけれども、48年といいますと、ちょうどオイルショックの頃で、狂乱物価であるとか、物の買い占めであるとか、さまざまなニュースが飛び交っていた記憶がございます。その後、バブル期に入ってまいりまして、右肩上がりの高度成長の時代も経験されたと思いますが、その後は、御案内のとおり、バブル以降、大変な時代を迎えまして、地方自治体にとりましても、試練の月日が刻まれたわけであります。その間、知事も、白石さん、伊賀さん、加戸さんと3人の方の県政運営がございました。それぞれ、持ち味が違いますので、その持ち味に従って、皆さん、力を結集されたことと思います。一つ一つの思い出というものが、今、この節目を迎えた時に、脳裏によみがえっているのではなかろうかと思っております。私もまだ、就任4ヶ月でありますけれども、本当に、県の職員の皆さんのマンパワーのレベルの高さを痛感しておりますし、また、組織として、本当にしっかりとした体制ができていると感じます。それは取りも直さず、皆さんが培ってきた、つくり上げてきた歴史にほかならないわけでありまして、心から感謝を申し上げたいと思います。

 しかしながら、この日本の国の将来、そしてその中にある愛媛県を取り巻く環境、もっと言えば、地方に待っている未来が大変厳しいことは間違いありません。こうして皆さんのつくり上げたものを基盤として、乗り越えるよう、我々後輩が全力で努力をしてまいりたいと思っております。どうぞ、OBとして、また、皆さんの新しい道のりの中で、県に対しての温かい御尽力、御配慮を、心からお願い申し上げる次第でございます。

 これから第二の人生が始まっていくわけでありますけれども、一つの終わりは新たなスタートでもあります。その道のりで、新しい「坂の上の雲」を目指して、それぞれ歩んでいただけたらと思いますし、そのためには、何よりも健康が第一であります。健康であれば何でもできるわけでありますから、生活のリズムが変わる方もいらっしゃるかもしれませんが、どうぞ健康には十分留意されまして、御活躍していただきますよう、心からお祈りを申し上げたいと思います。

 最後に、皆さんの県職員としての人生に、重ねて、心からの拍手をお送りいたしまして、御挨拶とさせていただきます。お疲れさまでした。


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