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大成橋開通式典知事祝辞

ページID:0010893 更新日:2022年8月5日 印刷ページ表示

日時:令和4年6月25日(土曜日)10時00分

場所:大洲市大成体育館

 

 地元の皆さん、市長のお話にもありましたけれども、本当に待ちに待った大成橋の開通、心からお喜び申し上げさせていただきたいと思います。

 平成30年の西日本豪雨災害、大きな被害を、特に南予地域にもたらすことになりました。被災直後にそれぞれの地域で見た光景は忘れることができません。

 特にこの大成橋、橋脚2本、橋桁すべてが流出するという完全崩壊の姿というのは脳裏に刻まれております。また、途方に暮れた地域住民の皆さんの声というのも、記憶に刻まれています。

 以来、県政においては、西日本豪雨災害からの復興こそが当面の最重要課題ということを明確に位置付けまして、取り組みを進めてまいりました。特に、大成橋につきましては、国道と県道を結ぶ生活道と、大川地区の皆さんにとっては欠かせない存在でございます。規模が大きいが故に、大洲市と相談しまして、一日も早い完成となるように、県が事業を受託することといたしました。

 また、復興を進めるに当たりましては、国の全面的なバックアップ、今日も御出席いただいておりますが、山本参議院議員さん、また昨年11月からは長谷川衆議院議員さんも全力でサポートをいただきまして、関係機関に声を届け続けていただいたところでございます。

 その結果、肱川緊急治水対策を国と県で策定いたしまして、10年前倒しで実施すると、非常にスピーディーな展開を見せることとなりました。令和5年度に堤防の完成を目指して急ピッチで工事が進められておりますけれども、肱川、本当に地域に恵みをもたらす一方で、何度か大きな被害を及ぼしてきました。この治水というものが地域の未来を考えていく上で、最重要なテーマであるということは、何ら変わってはいません。今後とも、市とも連携しながら、治水対策、しっかりと行ってまいります。

 また、大成橋の完成というのは、まさに復興が進んでいるというシンボルではなかろうかと、そんなふうにも思います。

 現在、「えひめ南予きずな博」を南予全域で展開しているところでありますけれども、南予は復興への道のりを力強く歩んでいるんだという情報発信にも結び付く「きずな博」を大いに盛り上げていきたいと考えています。先週は、地域の皆さんが自主企画として行われているイベント、いくつか回らせていただきまして、最後は大洲で1泊しました。今日はせっかく大洲まで来ましたので、大成橋の開通、渡り初めの後は、大洲市や西予市あたりも回って、夜は県庁の有志に声を掛けていますので、鵜飼い船に乗ろうかと思っています。こうしたこともPRになると思いますので、この災害を乗り越えて、さらに未来に向かって前進していきたいと思います。

 大成橋の復旧は出水期もありましたので、大変難工事だったと思いますけれども、工事事業者の皆さんの頑張りにも心から感謝を申し上げまして、挨拶といたします。

 おめでとうございました。


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