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第1回愛媛県子どもの愛顔(えがお)応援県民会議知事あいさつ

ページID:0010867 更新日:2019年9月26日 印刷ページ表示

日時:令和元年8月29日(木曜日)15時00分

場所:県議会議事堂4階農林水産・建設委員会室

 

 第1回愛媛県子どもの愛顔(えがお)応援県民会議にご出席をいただきましてありがとうございました。

 ご案内のとおり、少子高齢化、人口減少という大変大きなテーマが私たちの未来に立ちはだかっています。

 このため、県では、子育て支援をはじめとした人口減少対策を最重要課題の一つとして、主に取り上げさせていただいておりまして、例えば、保育所、幼稚園、放課後児童クラブ等の環境整備など、こうした国の支援メニューを活用した事業はもちろん、そのほかにも、本県独自の子育て支援メニューとして、えひめ結婚支援センターの運営や、子育て応援アプリの開発、そして、第二子以降の子どもが生まれた場合は、その世帯を対象として、愛媛県内どこに住んでいても、紙おむつを1年間無料で支給する事業、こういったようなさまざまな取り組みを展開しているところであります。

 しかしながら、近年、共働き世帯の増加、結婚・出産に対する価値観の多様化、また、児童虐待・貧困問題の顕在化、引きこもりや不登校、こういった子どもたちや子育てを取り巻く環境が非常に複雑化・多様化しています。こうした拡大するニーズをしっかりとフォローしていくためには、社会全体で子育てを支える、新たな体制をつくる必要があるのではないかと考えてまいりました。

 私の公約にも、子育て家庭を支援するためのファンドの創設を掲げさせていただきましたけれども、県では、先ほど申し上げました、県内の紙おむつメーカーのユニ・チャームさん、大王製紙さん、花王さんの3社のご協力を得て行った紙おむつ支給事業をモデルにいたしまして、市町、企業、関係団体、さらに、広く県民の皆さんの参画と協力を得て、子育て世帯をサポートする、官民共同ファンドの創設に向けた青写真を描いてきたところでございます。

 なお、先ほど記者発表させていただきましたが、今年の1月29日に匿名の方から県に寄せられた多額の寄附について、一部のお札にひどい傷みがあったため、日本銀行で鑑定していただいた結果、1億円以上の金額に上ることが分かりました。この善意の寄附につきましては、半分を防災分野、そして半分をこの子育てで創設されるファンドに活用することを検討している旨の発表をさせていただいたところであります。

 また、子育てファンドについては、数か月前にその方向性を発表させていただきましたが、大手コンビニのローソンさんが、この取り組みとコラボしたいということで、食品ロスの対応策とも併せて、消費期限が10時間以内となったおにぎりやお弁当などの売り上げの5%を、今後創設される子育てファンドに寄附をしたいという申し出をいただきまして、今、すでに約200万円の寄附をいただいているところでございます。

 本日の県民会議においては、ファンドの設置、これもちょっと工夫を凝らした設置の仕方にしておりますので、後で説明させていただきます、また、寄附の募集にかかる方針、そしてファンドを活用した事業など、まさにここで、皆さんとオープンに、こういう事業に活用してはどうかというような協議を交わしていきたいと考えていますので、どうぞよろしくお願い申し上げたいと思います。

 もとより、子育ての支援策は、行政のみで対応できるものではなく、本県の総力を結集した、愛媛らしい独自のチーム力で対応していく課題ではないかと思いますので、皆様方には、それぞれの立場から、温かいご意見をいただきますようよろしくお願い申し上げまして、あいさつとさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。


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