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シコクハコネサンショウウオ

Onychodactylus kinneburi Yoshikawa,Matsui,Tanabe et Okayama, 2013 【 サンショウウオ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧1類(CR+EN)
環境省カテゴリー
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シコクハコネサンショウウオ 画像
種の特徴 本県産の全長は138〜168㎜。背面は黒地に明瞭な橙色から黄色の帯状斑紋をもつ。腹面は淡色。本県における卵嚢の発見例は石鎚山でのみ知られている。幼生の指端には黒い爪があり、四肢の背面には襞がある。山地の林床に生息し、春から初夏に渓流の源流部に産卵する。一腹卵数は石鎚産で7〜17個。孵化した幼生は、翌内の夏頃に変態、上陸すると考えられる。おもに昆虫やミミズなどの無脊椎動物を捕食する。
分 布 県内:石鎚山系、小田深山、東三方ヶ森。 県外:四国(香川を除く)、中国地方の一部。
生息状況
選定理由
県内の生息地は3地域に限られる。石鎚周辺における生息個体数は比較的多いが、森林の伐採や林道・堰堤などの建設によって生息環境が悪化している。小田深山はハコネサンショウウオ属の分布南限に位置する。
特記事項 従来、ハコネサンショウウオとされていた種で、系統分類学的な調査結果から、四国のものはシコクハコネサンショウウオとされた。
地方名 きんねぶり、ぎんねぶり
撮影者:岡山健仁執筆者: 田邊真吾・宇和孝・岡山健仁
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