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BSEスクリーニング検査の原理と手順

ページID:0008576 更新日:2013年3月6日 印刷ページ表示

BSEスクリーニング検査は、エライザ法と呼ばれる検査法で行っています。

エライザ法とは、検出しようとする抗原に対する抗体に酵素を標識しておくと、抗原があって抗体と結合した場合、その酵素により基質が発色することを利用した測定法です。

BSEスクリーニング検査で使われているのは、その中でも、サンドイッチELISA法と呼ばれる非常に感度が高い方法で、抗原(プリオンタンパク質)を一次抗体(検査用マイクロプレートにあらかじめつけておいた抗体)と二次抗体(酵素標識抗体)でサンドイッチして複合体を作らせ検出する方法です。

具体的には・・・

まず、牛の延髄を採取し、破砕などの前処理をして検体液とします。

次に、一次抗体のついたマイクロプレートの穴に検体液を加えて反応させます。

更に、二次抗体(酵素標識抗体)を加えて反応させます。

その後、基質発色液を加えて反応させると、二次抗体の酵素により酸化され青色に発色します。

最後に、反応停止液を加えると、青色の基質発色液が黄色に変化します。

この黄色の色調の濃淡を数値として測定することにより、BSEスクリーニング検査の陽性・陰性を判定します(牛がBSEになっていて多量のプリオンタンパク質が延髄に含まれていれば、黄色は非常に濃い色になり、高い測定値がでるからです)。

BSE検査現場の様子と、マイクロプレート内での反応模式図BSE検査の現場のページでご覧ください。


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