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愛媛県総合計画の策定に関する記者発表の要旨について

ページID:0004507 更新日:2023年6月19日 印刷ページ表示

日時:令和5年6月12日(月曜日)11時16分~11時25分

場所:知事会議室

 

 

(あいテレビ(幹事社))

 それでは次に移ります。続きまして愛媛県総合計画の策定について、知事よろしくお願いいたします。

(知事)

 このたび、愛媛県総合計画「未来につなぐえひめチャレンジプラン」を策定しましたので、発表させていただきます。

 本日は、全体像の1枚ものの資料と概要版を配らせていただいておりまして、主に全体像の資料で説明させていただきたいと思います。なお、本文については、この後、県ホームページに掲載をいたしますので、そちらを参照していただけたらと思います。

 まず、この計画の全体像ですが、第1章、1ページ目、計画の基本的事項でありますが、今回の総合計画は、変化の激しい状況を踏まえまして、計画期間は令和8年度までの4年間としつつ、単に4年先を見据えるのではなくて、高齢者人口が、団塊のジュニアがドーンと入ってきますので、最大となるのが2040年頃と言われております。その頃の目指すべき将来像を描いて、そこからバックキャスト、逆算して4年間どうすべきなのかということを考えた成果目標を設定して取り組んでいくことといたしました。これがまず基本的な考えであります。

 また、この計画を県民共有の指針と位置付けて、県だけではなく、市町・企業・県民の皆さんと適切な役割分担の下、オール愛媛体制で成果向上を図りたいと考えております。さらに、県のスタンスを示す「推進姿勢」については、「愛顔づくりへの挑戦」を基本とし、「創造」「協働」「改革」の三つの視点で取り組むこととしています。

 第2章ですけれども、政策・施策体系を作る上での根拠として、本県を取り巻く現状を踏まえて、統計数値を基に人口減少と人口構造の変化など六つの視点で現状と課題を整理いたしました。また、県民参加の視点から、2040年に社会の担い手となる現在の中高生や、18歳以上の県民の皆さん、企業等さまざまな方々にアンケートを広く実施しまして、地域課題や改善点などの意見をいただいたところでございます。

 第3章では、第2章で整理した現状と課題・アンケートの結果等を踏まえまして、「愛のくに 愛顔あふれる愛媛県」の基本理念の下、目指すべき将来像を「若者をはじめ、県民誰もが自らの希望を実現でき、安全・安心で豊かな人生を送れる持続可能な愛媛県」とした上で、愛媛づくりの方向性を「次世代を育み、誰もが活躍できる愛媛県」を目指す「人」、「稼ぐ力を高めて、県民所得が向上した愛媛県」を目指す「経済」および「安全・安心で快適に暮らせる持続可能な愛媛県」を目指す「暮らし」、この3分野、「人」と「経済」と「暮らし」の3分野に分けて整理をしております。

 第4章では、この計画を推進する上で避けて通れない政策横断的な視点として、3項目を盛り込んでおります。1に「人口減少」、2に「デジタル化」、3に「SDGs」、この3項目を横断的に盛り込んでおります。

 第5章では、先程の「人」「経済」「暮らし」の3分野ごとに、1「人を惹きつける住み続けたい愛媛づくり」など九つの政策、またそれぞれの政策ごとにさらに具体的な37の施策に整理しまして、それぞれKGI、重要目標達成指標でございますが、KGIを設定しまして、令和8年度の明確な目標を掲げまして、その達成に向けて取り組んでいく姿勢を示しています。政策・施策のKGIについては、お配りしている概要版に示させていただいておりますが、例えば、「人」分野のうち、「政策1 人を惹きつける住み続けたい愛媛づくり」では、「人口127万人の確保」令和8年の目標ですね、あるいは「出生数8,500人」、「転出超過の解消」、「経済」の分野では、「政策4 地域の稼ぐ力と県民所得の向上」では、「1人当たり県民所得の288万4千円への向上」、「暮らし」の分野では、「政策9 環境を守り自然と共生する社会の実現」では、「えひめ環境基本計画の達成率100パーセント」といったような目標をそれぞれ設定しております。

 ただ、これ、今までの会見でも申し上げてきたのですが、すぐ到達ができるような目標というのはあまり意味をなさないと、行政としては批判を避けるというような観点からどうしても陥りやすいと思いますが、今回はそういった設定の仕方は一切しておりません。いずれも頑張れば届くかもしれないというところに目標を各部局設定することを心掛けてほしいというふうに申してきました。ですから、いずれも簡単には達成できないような、非常に高い目標になっています。もしかすると、これらの目標全てを達成するのは難しいかもしれませんが、県を挙げて、高い目標に向かってこの4年間全力で挑戦して、成果を挙げていくという、強い姿勢で臨んでいきたいと思います。

 また、第6章では、「エリア構想」として、東・中・南予のエリアコンセプトに沿って、今後の地域づくりや地域活性化に向けた指針を示しています。

 最後に、今後4年間、この総合計画を県政運営の軸に据え、県庁だけでなくオール愛媛の体制で未来のふるさと愛媛づくりに向けてチャレンジしていくとともに、このふるさと愛媛を将来へしっかりと引き継いでいきたいと思います。以上です。

(あいテレビ(幹事社))

 ただ今の発表事項に関しまして、質問のある社はお願いします。

(南海放送)

 すみません、南海放送です。今後の愛媛県の未来を考えたときに、この4年間が本当に大事な4年間になるんだろうなあと今思うんですけれども、知事も改めてこの4年間をどういう4年間にしたいというふうに思われていますでしょうか。

(知事)

 そうですね、4年間、舵取りをさせていただくためにチャレンジした昨年の選挙で、本当にいろいろ考えて今あるべき課題の整理、それから大きな時代の変化のうねり、そういった要素を約束させていただきました。

 それに基づいて、計画も作ってもらっていますけれども、本当に挑戦する課題ばかりが並んでいます。県がいくら声を挙げても達成できるものではなくて、先程の話の中にもありましたとおり、県民のご協力あるいは事業者のご協力、それから基礎自治体の奮起、こういったものが全てあってこそ達成できると思います。

 特に県もそうですけれども、市町においても、やはりそれぞれのビジョンというものが非常に大きなファクターになってくると思います。やっぱりビジョンがある地域は、さまざまな可能性というのを生み出そうとしてきていますし、ないとどんどん停滞していってしまうという、そういった差も出てくると思いますので、可能な限り一緒になって、特に、その芽がないところのサポートもしっかり行っていきたいというふうに思っています。

 

議事録については、読みやすさや分かりやすさを考慮し、発言の趣旨等を損なわない程度に整理しております。

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