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令和5年度11月知事定例記者会見(令和5年11月20日)の要旨について

ページID:0039777 更新日:2023年11月29日 印刷ページ表示

日程:令和5年11月20日(月曜日) 

時間:11時39分~12時08分

場所:知事会議室

 

(南海放送(幹事社))

それでは会見に移ります。記者クラブからの代表質問は1問です。外国人材の受け入れについてお伺いします。

現在、国では技能実習制度の見直しに向けた最終調整が進められるなど、労働人材の不足と外国人材の登用について全国的な課題となっています。県内企業からも人手不足が原因で業務やサービスに影響が出ているという声も聞かれます。

そこで、外国人材の受け入れや人手不足につきまして、県として今後考えている政策や支援制度、方針等ありましたらお聞かせください。

 

(知事)

生産年齢人口が減少する中、本県の外国人労働者数は約1万人と、10年前と比較しますと倍増しています。その半数以上が技能実習生となっていますけども、人手不足に苦しむ県内企業には不可欠な存在になっておりまして、外国人材の円滑な受け入れに向けた支援は極めて重要ではないかと考えております。

このため県では、技能実習制度そのものはですね、法的権限は県にはないわけでありますけども、指導監督権限を有する外国人技能実習機構あるいは愛媛労働局、また高松出入国在留管理局、その他にも県中小企業団体中央会や商工会議所連合会等で構成する「県外国人材雇用・共生推進連絡協議会」というのが設置をされまして、外国人材の適正な受け入れを進めております。また、受入企業の法令順守意識の向上や技能実習生の日本語教育支援など、外国人材が安心して働くことのできる受入環境の整備に取り組んでいるところでございます。

さらに、こうした県内企業の外国人材の受入拡大を図るために、行政としてもやれることをどんどんやっていこうということで、過去に私も各国へ行きましてトップセールスを行わせていただきました。これは、県外国人技能実習生受入組合協議会、ここと連携しまして、相手の政府と包括連携協定を結ぶ、そこでしっかりとした窓口を作るということを目的としてきましたが、過去にベトナム・カンボジア・ミャンマー、この行政同士が連携することによって、その下の送出機関と受入機関もしっかりとしたところで連携すると、これが理想論だと思っていますので、そうすると例えば東京の民間で訳の分からない派遣の会社から来てトラブルを起こしたりということにはつながらないということにもなりますので、こうしたところの人材受入を進めるとともに、特にまた最近では農業分野については新たにスリランカ、それから介護の分野では中国、それからネパールから優秀なハイクラスのIT人材と、今年に入ってからもいろんな動きを強めております。

今後は、これまで経済交流を進めてきたベトナムやインドネシアなどに加えまして、さらに来年は初めてインド市場、これ公約でもありますから、インドの開拓ということで、これ人材確保にも視野を入れているところでありますから、世界最大人口を抱える国、ここからの新たな人材受け入れも考えていきたいというふうに思っています。

現在、国の有識者会議において技能実習制度の見直しの議論が進められております。それちょっとどうなるかまだ分からないですね。11月までと言ってたのが年内というふうに延長されたり、それまでに明確な方向性が出るのかどうかちょっとよく分からないところがあるんで、その動向を注視しつつ、本県が外国人材にとって、働き・暮らす場として魅力のある地域となるよう、その結果を待たずにできることをどんどんやっていこうということで、関係機関と連携し受入環境の整備に努めるなど、更なる受入拡大に向けた取り組みについて検討を進めて、外国人材の確保にしっかりと取り組んでいきたいというふうに思っています。以上です。

 

(南海放送(幹事社))

ただ今の発表に関しまして、質問のある社はお願いします。

 

(テレビ愛媛)

すいません、テレビ愛媛ですが、先ほどインドのお話も出ましたが、新たな人材確保も開拓していきたいということで、分野としてはどのような分野を開拓されていきたいというように考えられていますか。

 

(知事)

これはまだ分かりません。例えば、さっき言ったようなスリランカですと農業とか、ネパールだとITとか、小さいから明確に絞れるんですけど、インドはともかくでかいんで、人口が多いんで、しかも各州ごとに言葉も違う制度も違う、国みたいな感じなんですね。だから、今回連携する州の状況というものもよく見極めたうえで絞り込んでいきたいなというふうに思ってます。

 

(南海放送)

南海放送です。一部報道であったかもしれないですけど、技能実習制度の見直しによって、何年間働かないといけないという縛りがなくなったら、地方から都市へと賃金を求めて1年とかで移ってしまうようなケースも懸念されてるんですけれども、そうしたところについて未来に向けた方針というか、どういったところを重点に置くべきと思われていますか。

 

(知事)

これ、延長と同時に転籍が認められるということになる議論があるやに聞いています。これもう決まってないからわからないんですね。でも、それを無条件にやられてしまうと、今、ご指摘のあったような、首都圏を中心にそういったところに、こちらが引っ張ってきた、それでいいとこ取りで採られていく、こういう現象が確実に起こると思います。

だから、今、どうすりゃいいんだろうかって議論で長引いているのかなというところも、この問題も含めてあるんだろうと思ってますんで、ここはもう想定しうる弊害というか歪みというものをできるだけ極力収めるために、制度をどうあるべきなのかというのはもう本当に国の責任でしっかり議論していただきたいと、そのためにも現場の声をぜひ聞いていただきたいというふうに思っています。

 

(南海放送)

知事会等でも何か諮るんですね。

 

(知事)

もちろんそうです。はい。

 

(南海放送(幹事社))

他にいかがでしょうか。それでは代表質問以外で質問のある社はお願いいたします。

 

(共同通信)

 すみません、共同通信の山口です。よろしくお願いします。

まず一点あのですね、いわゆる秋田県佐竹知事のじゃこ天問題に関連してお伺いしたくてですね、佐竹知事の謝罪を受けまして今月には東京の方で合同のPRイベントと開かれたと思うんですけれども、改めて知事のこれまでの騒動を受けての愛媛県のPR結果としての受け止めと、今後できた今回の件でできたつながりをどう生かしていかれたいかと、今の段階で知事のお考えがありましたらお聞かせください。よろしくお願いします。

 

(知事)

 佐竹さんはですね、実は前職が秋田市長でございました。私も松山市長という立場でちょうど同時期に全国市長会の役員も一緒にやったりですね、昔から存じ上げている方でありますから、その人となりであるとか、そういったことはよく存じ上げておりましたので、発言は刺激的な発言ではありましたけれども、悪気があったわけではなく、何となく場を笑わそうとかいうようなところから発言されたんだろうなというふうに推測してましたので、落ち着いて対応させていただいたところでございます。とてももう見たとおり、裏表のない方でありますから、その発言の影響の大きさにすぐに気付かれて、真摯に対応していただいたというふうに思いますので、もうそこまでやらなくてもっていうぐらい申し訳ないという気持ちが、皆さんも感じていただけたんではなかろうかと思います。ですからこの前「そんなに気にされんでください。」ってのはそういう背景がございます。

禍福はあざなえる縄の如し、人間万事塞翁が馬、いろんな言葉がありますけども、何がどう変わるかっていうのは分からないわけでありまして、いろいろ感情論に走ってしまう方もいらっしゃるかもしれないし、その結果全く違った結末に導かれてしまうかもしれない。 

でも、お互い悪気があったわけではないと思いますので、未来志向で明るくいこうっていうふうなことで対応をさせていただいたところであります。それを本当にすぐに受け止めていただいて、こうしたようなイベントへと結び付いていったので、それで結果は両方とも良かったねということになったんではなかろうかと思います。

即興的に申し上げたんですけど、きりたんぽにじゃこ天入れたら一番うまいという、これ非常に象徴的な提案になったのかなというふうに思いますので、ぜひ実現をしたいなと。ある意味では、そういうのがきりたんぽ鍋に食べるんだったらじゃこ天入れなきゃとか、じゃこ天これだけあったらきりたんぽでも食べようかと、お互いウインウインになればとてもハッピーだと思いますし、マスコミの皆さんの力もあって、非常にじゃこ天の知名度は格段に上がったんではないかなというふうに思ってますので、大いに両県にとって良い結果が生まれるような連携を、四国も含めてですね、単発的じゃなくて、今後もいろんなイベント仕掛けをもうして、仕込み始めてますので、つなげていきたいなというふうに思ってます。

 

(共同通信)

 ありがとうございます。

 

(NHK)

すみません、たびたび、NHKの秋山です。ブラジルに出張されていたかと思うんですけど、かなり厳しい旅程とは言え、そもそも視察に行かれる前は有効性というか、お金の使い方についての指摘もあったかと思います。改めて戻られて、またシンガポールにも行かれるということですけど、まずはブラジルの振返りで何かあれば受止めをお願いします。

 

(知事)

まず、愛媛県の多くの方々もたぶん御存知ない方も多いと思うんですけど、そもそも日本全体がそうだったんですが、兼ねてから日本はブラジルに地球のちょうど反対側に多くの移民の方々が移住されました。愛媛県からも6,000人ぐらいの方が海を越えてブラジルに渡り、そして定着し、その子孫の皆さんが活躍をされているという、ちょっと他の国にはない稀有な結び付きがございます。であるが故に、ブラジルには各県の県人会が組織される、これも世界各国を見渡しても、そこまでのところという国は無い訳ですから、そういうパイプというのは国同士はむろんのこと、ローカルでも結び付くというのは単にその瞬間だけの話ではなくて、例えば国際理解であるとか、平和外交であるとか、こういったところにも多面的に影響を与えていくんだろうなというふうに思います。

その結果、留学生の受入れであるとか、技術研修員制度とか、こういったものを作り上げて、これは私の時代からではなく、前の時代からですけれども、大勢の方が、愛媛県、県人会ゆかりの子孫たちが交流を続けてくれています。それもかなりの人数になってきました。

今回、もう一つあったのは、そういった流れを作っていただいたみなさんそうなんですけど、とりわけ、何度も何度も愛媛県に訪れてその大事さを語っていただいた藤原さんという方に県の功労賞を授与させていただくことになりましたけれども、特別な県最高の賞でありますから、それはやはり直接お渡しすべきであろうというふうなこと。

それから、私の70周年記念式典への出席を要請するために複数回、あちらから愛媛にお越しいただいたということ。それから、先程の積上げの中で、若者、愛媛県に来て育った若者との交流会を通じて、この事業というものの実態・成果ということを確認するということ。いろんな要素があったと思います。

特に、技術研修で来られた方、留学生の方、30人ぐらいの方と対話したんですけれども、みなさん、愛媛県で学んだことを生かして、今、その職業で活躍されているとかですね。ものすごい成果に結び付いているんですね。これはやっぱりすごく意味があるんだなということを痛感しました。特に他の県の県人会の方も来られていたんですけれども、愛媛県はすごい特殊ですよと言われるんですよ。その若い交流員の人たちが組織化されて実質県人会の運営をしているという、ものすごい若々しいんですと。他の県人会は既にだいぶお年をとられた方が中心にやっているんだけど、ここは一体どうなっているんだと言うくらい、愛媛県人会はすごい活発そうなんだそうですね。そういったことも現地で確認できましたんで、大事にすべきだなと改めて痛感をしました。

やがては、もう本当に、昔はインターネットもなかったですけれども、ビジネスマッチングとか、そういったものにも結び付いていくときが来るんじゃないかなと。そのためのベースが培われていると考えています。

ただ、あの日程はちょっと勘弁していただきたいなと思いますね。今、ロシアの上空を、これも国際情勢が絡んでいるんですけれども、ロシアの上空が飛べないんで、今、ヨーロッパ経由で行くと、羽田から15時間でパリ、4時間空港で待ち、そこからサンパウロまで12時間ですから、30時間かかるんですね。着くのは夜の7時から8時半位で、寝るだけ。翌朝から式典、懇親会、若い人たちの交流会。翌朝、帰るというだけですから、どっかの塔の前で写真を撮る時間すらないというような状況でございます。

 

(愛媛朝日テレビ)

すみません、愛媛朝日テレビです。伊予鉄の高浜駅に関してなんですけれども、現在、松山の観光港と高浜駅がバスによってつながっていると思うのですが、今日、商工会議所の方が、松山市に上下分離による延伸の実現を要請しているようです。知事は、この区間の延伸の必要性に関していかがでしょうか。

 

(知事)

これもですね、県の立場でなかなか言いにくいところがあるんですけれど、まず、松山市の全体ビジョン、まちづくりビジョンの中で、どうなのかなというのは、ここもそうなんですけれど、考えていただく必要があるんじゃないかなというふうに思います。

ただ、やっぱり費用対効果というのは十分検証が必要ですし、あるいは、IT技術が進んでいますから、無人バスとかですね、そういったものの代替手段であるとか、いろんなことを検討されたらいいんじゃないかなというふうに思います。

いずれにしましても、さっきのバスターミナルもそうなんですけれど、どういう状況を作り出すのを目的とするのか、そのためにどんな施設が必要なのか、その施設を生かすためにはどういった関係業界との話し合いが必要なのか、そのための費用がどれぐらいかかるのか、こういった計画、マーケティング、ここがないままに、ただ単に設備をということになると、本当にバスターミナルの例で言えば、閑古鳥の鳴くバスターミナル、赤字が垂れ流されるバスターミナル、同じようなことが観光港にも起こる、そういうふうなことにもなりかねないので、本当に大事な議論を、ベースのところが大事だと思いますので、この点についても同じではないかなというふうに思います。

 

(愛媛新聞社)

すみません。愛媛新聞です。お願いします。今、少しお話に出たんですけれども、先ほどもあったバスタへの懸念というお話ありましたけれども、改めてなんですけれども、先日、松山市が示した方針ですね、交通機能の強化であるだとか防災の面であるだとか出してたと思うんですけど、そこについて少しお考えを教えていただきたいというのが1点と、あと、松山市さん、車両基地の跡地についてですね、どういうふうに使うかっていう、市が後々取得する予定の場所についての利用方針も調査をされてたみたいなんですけれども、そこについてはいかがでしょうか。

 

(知事)

まずバスタというのはですね、これ国の事業、補助事業になります。制度としてはですね、当該市、まあバスタですから、ある程度大きなところになりますから、市というものは、まちづくりの中で計画をする。それを、国が認可した場合に、国が、ここが面白い、面白いというか変わった制度なんですけど、国と都道府県が負担することになってるんですよ。で、提案する企画した市町村の負担は無いんですよ。最初、実はこの話が来たときに、県が負担するんだということを僕もそのとき初めて知ったんですけども、どういう計画なのかっていうことになると、やっぱマーケティングの部分がちょっとよく分からないんで、そこに巨額の県費を、計画段階絡んでいませんから、入れるということは、ちょっと県としては難しいというお答えをさせていただきました。ですから、1回、県としてはお断りした経緯があります。

その後に、市の方から、どうしてもやりたいんだということで、全国ではないんですけど、市が県と同額負担すると。バスターミナル事業で市が負担するという提案があったんで、県としては、市がそれだけの強い想いを持って、負担金を払って、しかも国が認可するということになれば、じゃあ県は出しませんよっていうことで引っ込むわけにはいかないというふうな経緯があって今日に至っております。まず、ここははっきりしておきたいと思います。

その上で、当時、県で議論したのは、そもそもこのバスターミナルをやるときに、まちづくりの全体の中でどう位置づけるのかってのが重要ではないかという考えでありました。というのは、街の中で、他にはバスは停められませんよというふうに全体像があれば、全てのバスがバスターミナルに集中して来ますよね。そうすると、そこで発生する利用料金で収益が上がっていきます。今の松山市のバスの状況というのは市駅もオッケー、大街道もオッケー、道後温泉もオッケーですから分散します。で、これをどうするかというのがまず見えてないんですね。で、両方あると思うんですけども、ただし、事業者の側に立ってみると、他の場所で降ろしたら無料、バスターミナルに行ったら有料となるとどうするかですよね。そこを事業者とどういう話になってるのかというのは、詰める必要があるんじゃないかなと。要は、まずそこがないと採算の計算ができないと。

もう一つは、今、どれだけのバスの需要が松山市に集中しているのかという分析で、今言った根幹のまちづくりのビジョンの問題が片付いてからになるんですけども、もし1カ所しか駄目だということになった場合、どれだけのバスがそこに入ってくるのか。そうすると初めてそこで利用料金じゃあどれぐらいにしようか。そうするとその利用料金に基づいて、本数と利用料金で収入というのが見えてくると。ここまで行くと、おそらく採算が合うんであれば、例えば新宿バスターミナルなんていうのは、バス協会が運営していると思いますけども、民間が運営を委託するという道が見え始めてくると。そこで初めて収益として事業ができるという条件が整って回転し始めると思うんですけども、もし、この前段階があやふやなままに突っ込んでしまった場合は、いや、本当にバス会社がどういうバスターミナルができた場合に利用します、しませんも含めて、どういう話し合いがなされているのかはまだ見えてないということと、利用料金も全然分からないということと、ここが確定しないで整備だけ進めてしまった場合は、広場だけできて、さっき言ったように閑古鳥が鳴いてしまう可能性だって出てきますよね。で、収益が上がらないんだったら、市の直営でやるしかなくなってしまいます。その場合、年間の赤字がどれぐらいになるのか。こういったこともやっぱり事前に検討しておく必要があるんじゃないかなというふうに思います。それが当時の県の議論でありました。だからその辺りも含めて議論されたら良いんじゃないかなというふうに思います。それからもう一点が何でしたっけ。

 

(愛媛新聞)

今後、松山市が取得予定の。

 

(知事)

あ、車両基地。これは全然聞いていません。どういう計画なのかは、県には情報がありません。

 

(愛媛新聞)

すみません。あわせてなんですけども県もですね、土地の取得っていうのは、予定はされているとは思うんですけれども、多分隣接する場所なのかと思います。

 

(知事)

そうですね、県はですね、まだ確定はしていませんけども、ちょっといろんな使い方は検討はしています。検討しているんだけど、それがすぐできるものなのか、あるいはある程度ちょっと時間を必要とするものかということも含めて、複数のプランは検討はしています。

だから、ちょっと悩ましいところはあるんですけども、野放図に指をくわえているわけではありません。

 

(愛媛新聞)

松山市のビジョンというか、全体のまちづくりと、あと、常々おっしゃられているみたいに、その機能の重複しないようなもの、というところで、例えば松山市とですね、その隣の土地と連携して機能を考えるとか、そういうお考えはあるんでしょうか。

 

(知事)

全然構いませんね。ぜひ集客という点についてのプランがまだないと思うので、その辺りをどうされるのか、ホールという案が初めて出てきましたけども、そういったものがどういうふうなものを想定しているのか、集客という機能を持ったものをぜひ考えて、わくわくするようなものを作っていただきたいなというふうに思いますね。

いずれにしてもそんなに時間がないんですよ。というのは、来年もう高架が完成してしまいますから、本当に急いでいただきたいなというふうに思います。

 

(愛媛新聞)

 すみません、愛媛新聞社です。さっきの県有地のところの話にもう一度戻らせていただきたいのですが、県有地そのものは、過去に加戸さんが夢のある土地だということで、将来の人たちに有効活用を期待したところがあったと思います。それで、コロナの影響などもあって、道後では宴会とかができないような状況になったと、それでビジネスホテルはできるけれども、宴会ができるような比較的多くの人が集まれるようなホテルができないと、そういった現実がある中で、今回、県文も含めてでしょうけれども、MICE機能を公の力で整備するその意義、本来だったら民間ができれば一番いいのだと思うのですが、県がせざるを得なくなっていると、そういったところの部分の知事のお考えをもう一度聞かせていただけないでしょうか。

 

(知事)

これも正直言って、本当に全てがそれぞれの市町というのは、まちづくりのビジョンがありますから、そこがやっぱり一番大事だと思いますので、そこのプランの中で県がカバーするっていうのが理想論だと思うのですけれども、そこがまだ出てきてない段階で、時間ももうなくなってきているということになると、その範囲の中で県ができることをやっていくのが重要ではないかなというふうに思っています。その中で、昨今の県都の状況を見てみますと、ともかく宴会ができないという状況が非常に大きなマイナス要因になってきています。かねてからの懸案でもあったグレードの高い宿泊施設が他県と比べると不足しているんじゃないかという、これはもう常にあった声なのですけれども、そういったものを総合的に勘案して県文(前)の土地の有効利用を考えた時に、十分ニーズに合った展開に、結果として結び付けることは可能ではないかなというふうに考えています。ただし、財源の問題もありますから、さっき言ったように県が何もかもやるわけじゃなくて、大いに民間の活力でそれを一緒になってやっていこうという呼び掛けですから、このあらゆる状況を考えた時には、ベターな選択ではないかなというふうには思っています。

 

(南海放送(幹事社))

それではこれで会見を終わります。ありがとうございました。

 

議事録については、読みやすさや分かりやすさを考慮し、発言の趣旨等を損なわない程度に整理しております。

 


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