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国際チャーター便の運航に関する記者発表の要旨について

ページID:0002637 更新日:2023年7月3日 印刷ページ表示

日時:令和5年6月29日(木曜日)15時22分~15時37分

場所:知事会議室

 

 

(テレビ愛媛(幹事社))

 続きまして、国際チャーター便の就航についての発表事項がございます。それでは知事よろしくお願いいたします。

(知事)

 それでは、アフターコロナを見据えて、現場の担当職員は、きめ細かく折衝を続けております。県の職員として、責任を持って、次なる時代の布石を打つんだということで、色んなところと水面下で、なかなか表面には出てこないですけども、現場は頑張ってくれてます。その結果が出てまいりましたので、ご報告させていただきたいと思います。

 まず、韓国と。今、ソウルが、チェジュ航空、週5便で飛んでますが、今回は、韓国釜山とのチャーター便でございます。

 運航期間は、来月25日から8月15日までの間の火曜日、金曜日、日曜日の週3便でございます。合計10便が運航されることになりました。

 今回は初めてのことで、まずはインバウンドの需要ということで、釜山からのインバウンドチャーターとなりますんで、愛媛からの利用は想定しておりません。釜山からの乗客の往復に利用されるということになります。運航する航空会社は、ここ初めてになりますけども、東京や大阪など日本の4都市に路線を展開している韓国Lccのエアプサンとなります。今回の連続チャーター便により、最大で約2,000人の誘客を見込んでいます。

 県では、実はアプローチはですね、松山近郊に多数のゴルフ場があるということに着目をいたしまして、韓国は近年、非常にゴルフ旅行の人気が高まっているという、そういったマーケティングも行った上で、誘致に現場が注力をしてまいりました。

 また、韓国の20代、30代の女性の間で、日本の地方都市への旅行がトレンドとなっているとの情報も得たことから、SNS等を活用して、空港から市街地へのアクセスが非常に良いということ。そしてまた、到着後すぐに観光や買い物などを存分に楽しめるという本県の強みを積極的にアピールするなど、これまでのデジタル戦略でノウハウが蓄積されてきましたので、戦略的に現地プロモーションに取り組んでまいりました。

 これらの取り組みの結果、今回のチャーター便の運航にたどり着いたということでございます。

 今後は、今回のチャーター便の運航を契機に、人口が約340万人だそうでございます。釜山。周辺の都市を合わせると約800万人の、南の方になりますけども、商圏人口をもっているということでございますので、韓国第2の都市、釜山との定期便就航を、ソウルとはまた違ったマーケットになりますので、こうしたことも目指して、トップセールスを含めて、誘致活動に全力で取り組んでいきたいというふうに思ってます。今どうなるかということはまた別で、とりあえずゴルフを中心の提案というのが上手く関心を呼んで、とりあえずのインバウンドだけのチャーターにこぎつけたということでございます。

 なお、実現すれば、中四国唯一の釜山路線となることもありますので、こちらからの利用というのも、やがては考えながら進めていきたいというふうに思います。

 次に、ベトナムでございます。こちらは、イン・アウト双方向のチャーター便の運航が決定したので、合わせてお知らせいたします。

 運航日は8月11日および15日でございます。ベトナムからのインバウンド、それからこちらからのアウトバウンド、それぞれが1往復ずつ、2本ですね。チャーター便が飛ぶことになりました。ベトナムからのインバウンドは、最大都市ホーチミンから飛んでまいります。松山発のアウトバウンドは、これは実はリゾート地向けに飛ばすことになりました。ダナンに向けて運航する予定でございます。

 ベトナムとのチャーター便については、昨年8月に愛媛県とベトジェットエアとの間で締結した、定期航空路線の実現に向けた覚書に基づきまして、年末年始に続いて運航されるものでございます。

 年末年始のチャーター便では、イン・アウトともに、ほぼ満席での運航となりましたが、今回も順調に販売が進んでおります。 

 今後も、ベトジェットエアと連携して、今年の年末に加え、ベトナムの方に人気の桜シーズンにチャーター便を運航できるよう検討を進めるなど、観光面での往来実績を着実に積み重ねていきたいと考えております。

 また、今週、ご案内のとおり、ベトナムのベンチェ省の政府関係者、企業関係者など、訪問団、ご来県をいただきましたが、その際、ベンチェ省人民委員会のタム委員長から、定期便就航を後押しするとの大変温かい言葉も頂戴しました。

 また、その時にベトジェットの親会社であるソビコグループ、このフン副会長さんがキーマンでございまして、フン副会長さんからの伝言として、ソビコグループの社員が訪問団にいらっしゃいましたので、ベンチェ省やホーチミンを中心にソビコグループとして、約1,000人の人材、技術交流ですね、こうした人材を愛媛に送り出したいんだというようなコメントをいただいてます。

 ベトナムと愛媛の人材交流は、ご案内のとおり、今も、1万人の外国人の中で最大人数がベトナムの方で、3,400人ほど県内にいらっしゃいます。日本の少子高齢化、人口減少も考えますと、非常に重要な交流になってくると思いますので、ビジネスでの往来需要の喚起からも、定期便の実現に大きく寄与するものでありますことから、引き続き、県内の経済界等々、関係者と連携しながら、取り組みを進めてまいりたいと思います。以上です。

(テレビ愛媛(幹事社))

 ただ今の発表事項に関して、質問のある社はお願いします。

(テレビ愛媛)

 すみません。テレビ愛媛ですが、まず釜山便に関して、今後定期便就航も目指していきたいということですが、何か今後の課題になるようなものというのは何かございますでしょうか。

(知事)

 はい。これはどこの路線もそうなんですけども、やはり双方向の利用が安定してないと、なかなか存続は難しいと思いますので、今、非常にコロナ後で円安ということもありますので、日本の旅行、非常に注目をされています。これまでは大都市が中心だったと思いますけども、またそうではない、これからは地方というものに目を向ける段階を迎えるんではないかと思ってるんで、チャンスが来ているというような前提で臨んでいきたいというふうに思っています。

 ただ、その観光面では旺盛な需要が、インバウンドでは期待できると思いますけども、それだけではやはり安定運航にはつながらないんで、やはりビジネスでの利用というものが重要になってきますので、こうなってくると定期便、できるだけの便数の多さ、こうしたものが必要になってきますから、そこを目指して頑張っていきたいというふうに思っています。

 そしてまた、アウトバウンドですね。こちらからの利用というものも促さなければ、安定運航につながりませんから、例えばパスポートの取得率の低い若者向けの、今までやってきたようなバックアップであるとか、そういったことにも力を入れて、特にコロナでなかなか外に出る機会も少なかった若い人たちも、これからは嫌が上でも国際化の荒波の中で競争していかなければならない世代でありますから、できるだけ早い時期に、例えば修学旅行も含めてですね、海外に出て、異文化を体感する。そういうことが重要になってくると思いますので、そうした呼び掛けなんかも強めていきたいなというふうに思っています。

(南海放送)

 すみません。南海放送です。これまでも知事自らトップセールス等で定期便やチャーター便を実現させてきたと思うんですけれども、今回の釜山の定期便については何か考えはありますか。

(知事)

 そうですね。これはもう本当に、県職員が現場で頑張ってくれたと思います。ただ着目点として、愛媛県の場合、例えば道後を拠点にした場合ですね、30分以内に行けるゴルフ場が10カ所あるんですよ。この立地条件ってのは、もう本当にゴルフやる人からみれば垂涎の的だと思います。普通は2時間かかって行くとか、1時間半とか2時間かけて行くってのが当たり前ですから、30分で10カ所も行けると。この強みを上手く生かせると、特に韓国、ゴルフ旅行が本当に盛んなので、しかも冬シーズンまでやれますから、オールシーズン可能ということになりますと、非常にニーズがあるんじゃないかなと思いますので、ここも一つの核として使えるなというふうに思っています。

 そこに観光というふうなことも組み合わせながら、そして、釜山はまた重工業地帯も周辺に抱えてますから、ビジネス関係の仕掛けもですね、やっていくことにつながっていけばなというふうに思っています。

(愛媛新聞)

 愛媛新聞の松本です。ベトナムとの定期便就航を目指す中でのこの2度目のチャーター便というのはどういった意味をもつというふうに考えられるでしょうか。

(知事)

 そうですね。実際ベトナムとは距離が離れてますよね。韓国や台湾ですとフライト時間が2時間から2時間半、ということは手軽に行けるLccは非常に有効だと思います。ただ、他のベトナムあるいはインドネシアとかこういった国々になりますと、フライト時間が5、6時間かかりますから、ちょっとLccではきついフライト時間かなと思います。

 そういう中で、興味ある相手先にたどり着くのがまず第一大変なんですが、たまたまソビコグループと出会うということになりまして、ソビコの方からベンチェ省との交流できないかということも紹介を受けて、しかも今、こちらが求めている人材交流の提案も来てますから、そういったことを積み重ねていくと、今日本の場合、外国人技能実習生とか、これから獲得合戦すごい大変だと思いますから、そのルートをきっちり作っていくということは、大事なテーマだと思ってます。

 そういった滞在者が四国全体に増えれば増えるほど、四国全体のベトナムの方の帰省等々に使える路線にもなってくると思いますので、そういったものを読み切りながら、それぞれの対策を積み重ねて、週2便でも、ちょっとベトナム遠いですから、そういったような定期便ができないかなというのを模索して、100パーセントできるとは言い切れませんけども、そういったところを目指して頑張りたいなというふうに思っています。

(愛媛新聞)

 あと、先ほどのソビコグループからの1,000人の受入れの話は県としても進めていきたいとお考えということでしょうか。

(知事)

 そうですね。経済界で旺盛な、人材が欲しいという需要もあるやに聞いてますから、ここはもう我々が身勝手にやるわけにいかないので、要望がありました、そして経済界の動向も見極めながらマッチングさせていくと。ただ、前も申し上げたように、それぞれの国で行政が絡んで人材の交流やっているところについてはトラブルは起こっていないんですけど、東京や大阪の人材派遣会社がバッと送ってくるところでは、いろいろな問題が起こってますから、そういったきちっとした交流ができるルートを作るってのも、地方にとっては大事ではないかなというふうには思ってます。

(テレビ愛媛)

 すみません。テレビ愛媛ですが、エアプサンに関しては、もう2,000人の誘客ということですが、予約とか引き合いの状況というのは好調なんでしょうか。

(知事)

 はい。今回のチャーター便は、現地の旅行会社が4社、連携しておりまして、現時点でもう4割程度は予約入っているそうです。この時期としては概ね順調な販売状況だという連絡が入っております。

(テレビ愛媛(幹事社))

 その他よろしいでしょうか。ではこれで会見終了いたします。

※議事録については、読みやすさや分かりやすさを考慮し、発言の趣旨等を損なわない程度に整理しております。

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