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試験研究報告20要約

ページID:0001306 更新日:2023年11月14日 印刷ページ表示

ケールジュース粕サイレージの飼料特性と反芻家畜への給与の影響

家木一、村上恭彦、佐伯拡三、枡井和恵

ケールジュース粕サイレージの反芻家畜用飼料としての利用の可否を判断するため、飼料成分および発酵品質を測定するともに(試験1)、ケールジュース粕サイレージを去勢ヤギに給与した際の反芻胃内性状と血液性状について調べた(試験2)。ケールジュース粕サイレージの一般成分をアルファルファヘイキューブと比較すると、粗蛋白質含量はほぼ同等であり、可溶性無窒素物含量は高い値を示した。硝酸態窒素濃度は、原料ケールジュース粕では乾物中0.166%であったが、サイレージ化により0.088%まで低下した。ケールジュース粕サイレージの新鮮物中乳酸含量は3.3%であり、良好な発酵品質であった。ケールジュース粕サイレージのヤギへの給与による第一胃内性状や血液性状への影響はみられず、溶血性貧血の発症も確認されなかった。以上の結果から、ケールジュース粕サイレージは反芻家畜用飼料として利用でききることが示された。

キ-ワ-ド:ケールジュース粕サイレージ、飼料成分、発酵品質、反芻胃内性状、血液性状

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豚肉のおいしさ評価技術の開発

宇都宮昌亀、吉岡美鈴、菊地正健

豚肉の「おいしさ」についての客観的な評価法が確立されていないため、生産者サイドで差別化商品(銘柄豚)を作出しても、正当な価値評価がえられなかったり、あるいは差別化に値する差があるか否かが不明な状況となっている。そこで、本研究では、豚肉の「おいしさ」についての要因の探索を行い、豚肉の「おいしさ」についての客観的な評価法について検討した。その結果、豚肉のおいしさを左右する要因は、「咀嚼」や「噛切り」といった物性の影響もあるが、「香り」や「うま味」といった風味の方が強い影響を与えていると考えられた。この「香り」に影響を与える成分としては、多価不飽和脂肪酸との関連性が高いものと推察された。以上の結果から豚肉のおいしさ評価モデルを作成した。

キ-ワ-ド:豚肉、おいしさ、脂肪酸、官能検査

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