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○日頃の事業活動等を通じて感じている愛媛県経済の問題点などについて
河野照彦((株)タカキベーカリー四国事業所長)
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食品業界が今、一番問われているのは、食品の安全性であると認識している。法律を遵守することは当然として、消費者から、企業姿勢、企業の良心が問われている。まず、従業員が自信を持って仕事ができること、そして、お客様やお得意先にいかに情報を公開できるかということが大切であると考えている。企業も行政も、情報公開を進めているが、その情報をどうやったら得られるかということのPRも必要なのではないかと思っている。
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食品業界で一番変化しているのは物流で、いろいろな企業が物流拠点を廃止している。お得意様と自社自身のコスト的な問題、交通事情や車両が良くなったこと、仕事が専門化してきたこと等により、物流そのものが変わってきた。業界の一部では、同業他社と、ビジネスの面では互いに競争しながら、物流の面では協力するということが進んでいる。
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物流拠点は、四国で1ヶ所という流れにあるが、愛媛県東部が有望だと思う。
塩出喬之(四国コカ・コーラボトリング(株)小松工場長)
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全国をベースに製造している企業は、どの地域に工場を置くのが最適かということを、当初から考えていることと思うが、当社はテリトリー制で、資本系列が違っていることもあって、それぞれが設備を持ってやってきた。しかし、最近は飲料業界も競争が激しいため、全国15のボトラーが投資した設備をいかに有効に活用するかを考えるようになってきた。
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どこに工場を置くか考える際、大消費地にいくらで輸送できるかということが最終問題になる。製造コストの削減については頑張っているが、四国からは物流費が高くつき、非常に障害となっている。物流費低減のための施策を期待したい。
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最近、当社も東予地域の企業4社と提携して一つのルートを組み、産業観光をPRしている。パンフレットを作成し配布したところ、当社では昨年比1.5〜3倍の方に来ていただいた。イベント等をした場合は県から援助してもらえるが、パンフレット等の小さな取組みについても支援していただければ、観光振興に役立つのではないか。
嶋根修三((株)JTB松山支店長)
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観光課で行っている事業は、大きな決め手に欠けるものの、そつなく押さえていると感じる。今年、県が旅行エージェント用に作成、配布したCD−ROM「えひめーく」は、社内でも出来がいいと評判であり、エージェント向けの施策は、第1段階はクリアしている。また、イベント等についても、平成16年の南予地域の町並博で手は打っていると感じる。
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香川県のさぬきうどんと同じくらいの横綱級のものが愛媛にもほしい。地名度の高いものとして、愛媛のまじめなポンジュースがあるが、何らかの動きが必要と思う。
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内子町が、20年来地道な努力をやってきた結果、ようやく関東地区で知られ始めた。大洲、松野も動き始めている。このように、熱心に取り組んでいる地域に対しての助成、支援を、もっとはっきり打ち出したらよいのではないか。
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四国観光立県推進協議会で取り組もうとしている修学旅行誘致の問題は、是非県に積極的な参画をお願いしたい。東予地区の産業観光、みかん農家での農作業体験宿泊、島しょ部の廃校等を利用したスポーツや音楽の合宿、こういったものが教育旅行の誘致対策として出来上がりつつあるので、県の観光課、観光協会が中心となり、全国にセールスしてはどうか。
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春から、松山空港の貸切バスの発着地が変更になり、以前は6〜8台くらい停車できたのが、今は2台しか停められない。秋には、修学旅行、大会等の送迎バスで大変錯綜した。今、県、全国旅行業協会として嘆願書を作成し、交通対策課にお願いに行く予定にしているので、改善に向けて対応をお願いしたい。
鈴木憲誠(日本アイ・ビー・エム(株)松山事業所長)
田中三夫((株)東芝松山支店長)
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最近、設備投資が非常に冷え込んでおり、さらに低価格化、異業種の参入等で非常に厳しい状態が続いている。公共事業に期待したいが、一般、指名競争入札の参加等については、地元企業育成ということで、地元企業が優先的に指名されているように感じる。県外企業にもビジネスチャンスを少しでも多くつくっていただければと思う。
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県内には日本一、世界一という企業が結構あるにもかかわらず、全国的に知名度が低く、情報発信がうまくなされていないと思う。愛媛を舞台にした映画の公開は、絶好の機会だと思うので、愛媛をうまくPRしていけば、観光客が増え、経済活性化につながるのではないか。
鶴木成典(帝人化成(株)松山工場長)
浜田孝幸(日興コーディアル証券(株)松山支店長)
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証券会社で株式の公開支援をしていて、愛媛県には、意外なほど意欲、元気のある未公開企業、ベンチャー企業が多いと感じた。すでに県の産業振興指針にも書かれているが、県経済活性化の一環として、ベンチャー企業の支援は考えておくべきだと思う。
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昨年度の経済諮問会議の意見・提言への対応状況に、「えひめベンチャーファンドの創設の検討」ということが書かれてある。以前話し合われたことが、その後実際に行動に移されたのかどうなのか、状況を知りたい。
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愛媛には、しまなみ海道、瀬戸内、佐田岬、四国カルストなど、大きくてきれいで、他にないようなものがたくさんある。自然や食文化は非常にいいと思うが、これをハードだとすると、ソフトの部分が非常に弱い。例えばレストラン一つにしても、ほんの少ししかない。観光客は、1度来てつまらないと思うと、2回目は来ない。リピーターとして来させるためにはどうしたらよいかということを、是非考えてほしい。
柳秀樹(住友製薬(株)愛媛バイオ工場長)
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医薬品業界は大変厳しい状況にある。医療費抑制の最大のターゲットとなっているとともに、国際化の波にさらされ、外国に有利な状況となっている。また、夏に薬事法の改正があり、これまで、製造工程の一つは自社で実際に行うことが義務付けられていた(製造承認制)が、今後は自社で製造しなくてもGMP(製造管理及び品質管理規則)に適合する製品であれば、他社が製造したものを販売できる販売承認制に変わった。このことは、今までの医薬品業界のあり方が大きく転換し、大きな再編を促すことになる。自社で工場を持つ必要がないことから、分社化したり、逆に受諾生産に特化するようなビジネスも起こり得る。
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この夏に注射用の医薬品の製造許可を県からいただいたが、同業のメーカーが県内にはあまりないので、情報交換がなかなかできない。薬事法改正に伴い、業界が大きく動き出す気配もあるので、県にも情報提供などの面で新しい対応をお考えいただきたい。
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世界的に見ても、新しい産業を興すには、そこには必ず一流の研究、優れた業績を上げている大学があると思う。地道で長い年月がかかると思うが、国立大学の独立行政法人化の流れの中で、県から大学に対して、世界に誇れる業績を上げられる研究グループが育つような何らかの取組み、働きかけができないかと思う。人材のUターン問題や、大企業と中小企業の連携についても、大学の占める影響力は非常に大きいと思うので、そういう取組みをしてほしい。
行定良友((株)エヌ・ティ・ティマーケティングアクト四国ITビジネス部長)
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県の情報スーパーハイウェイでは、行政、医療、教育等がサポートされているが、例えば企業を誘致して、6ヵ月間は無料にするなどという形で民間に開放すれば、誘致企業も出てくると思うがどうか。また、県は、情報スーパーハイウェイを構築しているというPRが、まだまだ足りないと思う。もっとPRすべきである。
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補助金や奨励金、助成金等の支援策情報について、当社も県から奨励金をいただいたが、最初は、こういう事業をやっていると奨励金、補助金の対象になるということがなかなか分らなかった。県のホームページにアクセスすると、いろいろな情報が掲載されているが、もっとPRしていただきたい。
脇長富美香((株)ニチイ学館松山支店長)
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医療事務、ヘルパーの教育から事業まで行っているが、最近、受講生も当社に就職するスタッフもレベルダウンしており、接遇が非常に悪い。雇用対策として、14年度9月補正予算で医療事務コースをつくっていただいているが、今後、医療機関の業務委託も進み、高齢化の中でヘルパーの需用増大が見込まれるので、ヘルパーの養成と、接遇面での強化を検討してほしい。
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介護保険導入時、本県は民間企業の活用が少なかったのではないか。既存事業優先であるということを感じながらスタートした感があるが、近畿や広島、高知エリアでは、自治体と民間がうまく連携して導入できたという社内報告もあるので、そういうことを踏まえながら、今後、様々な点で民間企業を上手く活用したらよいのではないか。
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当社でも今後、物品の流通を考えており、四国内のどこかに流通センターをつくろうということになって、高速道路の結束点である宇摩地域につくることがほぼ決定した。高速道路をうまく使っていけば、四国管内も少しは流通がよくなるのではないかと期待している。
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愛媛の観光も道後温泉で終わってしまうところがあり、なかなかリピーターが出てこない。海や山のきれいなところをもっとうまく活用してはどうか。
○愛媛県経済の活性化方策について (1)愛媛のブランド化、観光産業の振興について
鈴木憲誠(日本アイ・ビー・エム(株)松山事業所長)
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蟹を食べるには北海道へ行く。きれいな海を見たければ沖縄に行く。しかし、ポンジュースは大変有名だが、みかんを食べるためだけに愛媛には来ない。だから、あえて何かを強力に支援し、無理やりブランド化するということを考えるべきではないか。
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「歳をとったら愛媛県に住みたいと思える県づくり」(癒し系の町、人に優しい親切な町という意味)というのがいいのではないか。当社では、住みたい街として、札幌、博多に加えて松山が人気である。古きを残し、自然を愛するという街づくりは決して間違っていないと思う。あとは首都圏に響くブランド化施策をやればよいのではないか。
嶋根修三((株)JTB松山支店長)
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来年度、社内で実施予定の四国のキャンペーンで、お客様に何をプレゼントするか検討した結果、香川はうどんになった。愛媛はポンジュースにしたかったが、だめだった。都会から見た愛媛のブランドとして一番強烈にアピールするものは、道後温泉であるが、東京には持って行けないので、何がいいのか悩んでいるところである。
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東京の映画館や、電通、博報堂等のコーディネーターと相談して、映画館の予告編の前に流されるイメージフィルムに、道後の素晴らしいシーンや肱川嵐の映像などを、何ヶ月間か、映画のコンプレックスの全館で流してはどうか。
浜田孝幸(日興コーディアル証券(株)松山支店長)
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当社も昨年、ブランドマネージメント部を作ったが、証券の場合には往々にして同じ株式や似たような商品を売り買いするので、当社に来ていただくためには、少しでもイメージを良くすることが重要になる。県のブランドが道後温泉一つだけでは、若い人に愛媛に来てもらうには、ちょっと物足りない気がする。
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東京のお台場周辺とは言わないまでも、海に面したそういう施設が意外にないなと感じている。そういう施設を、民間を活用してどうつくっていくかということが重要ではないか。
脇長富美香((株)ニチイ学館松山支店長)
河野照彦((株)タカキベーカリー四国事業所長)
塩出喬之(四国コカ・コーラボトリング(株)小松工場長)
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ブランドということでは、わが社もそれなりに取り組んできたと思っているが、昨今はブランドの上にあぐらをかくことなど到底出来ないという状況である。常にPRや情報発信を根気よく続けていかなければ、ブランドイメージを継続できないのではないか。
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産業観光ということで、企業を見てもらうということに対して努力している。やはり企業を見てもらうことにより、愛媛の企業を理解してもらう、そして一人でも多くファンをつくっていくということが大事だと感じている。
(2)人材確保、育成について
嶋根修三((株)JTB松山支店長)
浜田孝幸(日興コーディアル証券(株)松山支店長)
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人材の確保では、Iターン、Uターンが重要だ。わが社の松山出身者は、みんな松山は住みやすい街だと言う。そういう意味ではIターン、Uターン者は他県よりも多いのではないかと思う。ただ、そのためには、働く場所がないと難しいので、県全体の経済を活性化しなければならない。
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人材の育成は大学が中心となるべきであるが、その後、人材が県外に出てしまうと全く意味がないので、大学との連携を含めたベンチャー企業の育成を併せてやらなければならないと思う。資料によると、すでにそういう施策もあるようなので、現状はどうなのか知りたい。
脇長富美香((株)ニチイ学館松山支店長)
(3)地場産業の振興、中小企業との連携について
柳秀樹(住友製薬(株)愛媛バイオ工場長)
鶴木成典(帝人化成(株)松山工場長)
(4)中小企業のIT化への対応について
田中三夫((株)東芝松山支店長)
行定良友((株)エヌ・ティ・ティマーケティングアクト四国ITビジネス部長)
(5)雇用対策、空洞化対策等について
河野照彦((株)タカキベーカリー四国事業所長)
(6)その他
鈴木憲誠(日本アイ・ビー・エム(株)松山事業所長)
(ITの入札について)
(物流費が高いことについて)
(関サバの官民あげてのPRについて)
(情報スーパーハイウェイの民間企業への開放について)
(タオル技術を異業種で生かすことについて)
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