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日本紅斑熱に要注意!!

ページID:0005935 更新日:2022年12月6日 印刷ページ表示

日本紅斑熱は病原体(日本紅斑熱リケッチア)をもったマダニ類に刺咬されることにより感染する病気です。
主な症状は急な高熱と全身の発疹(紅色の斑点)で、注意深く観察するとダニによる刺し口を見つけることができます。この疾患は比較的新しい病気で、1984年に初めて徳島県で発見されました。県内では2003年8月に中予で初めての患者が報告されて約9割は宇和島保健所管内で報告されています。

マダニが活動期を迎える4月から10月にかけて最も多くの患者が発生します。行楽や農繁期の季節は、ダニと接する機会も増えることから注意が必要です。

ヤマアラシチマダニ写真
ヤマアラシチマダニ(体長:約3.5mm)

感染経路は

病原体(日本紅斑熱リケッチア)を保有するマダニに刺されることで感染します!

マダニは野山や畑、草むらなど様々なところに生息していますが、すべてのマダニが病原体を保有しているわけではなく、病原体を保有したマダニに刺されることで感染します。

なお、ヒトからヒトへの感染はありません。

マダニに刺された皮膚写真1
マダニに刺された皮膚写真2

日本紅班熱の症状とは

高熱・発疹・刺し口の3つの症状が特徴です!

マダニに刺されて2日から8日後に倦怠感や頭痛、悪寒を伴って急に38℃から40℃の高熱が出ます。高熱とともに、米粒大から小豆大の赤い発疹が現れ、手足から全身に広がりますが、かゆみや痛みを感じないのが特徴です。
またマダニが刺した痕(刺し口)がみられます。この刺し口は、毛髪などで確認できない場合もありますが、診断をする上で重要な決め手となります。

早期に適切な治療を受けることができれば予後は良好ですが、診断と治療が遅れると重症化することがあります。

皮膚発疹写真1
皮膚発疹写真2

マダニに刺されても、気がつかない例が多いので、急な高熱に伴い全身に赤い発疹が現れたら早急に医療機関を受診しましょう。

日本紅班熱の治療とは

テトラサイクリン系抗生物質の投与が有効です!

予後は比較的良好ですが、治療が遅れると重症化し経過も長くなりますので、早期に適切な治療を受けることが重要です。ダニの生息場所に立ち入った後、2日から8日目に疑わしい症状がみられる場合はすぐに医療機関を受診してください。
また受診の際は発症前に野山などに立ち入ったことを申し出てください。

日本紅班熱の予防方法

ダニに刺されないよう注意しましょう!

野山や畑、草むらなど、ダニの生息場所に出かけるときにはダニに刺されないよう次のことを心がけましょう

  • 肌をできるだけ出さないよう、長袖や長ズボンなどを着用しましょう。
  • 肌が出る部分には防虫スプレーなどを活用しましょう。
  • 地面に直接寝転んだり、腰をおろしたりしないよう、敷物を使用しましょう。
  • 帰宅後はすぐに入浴し体に付いたダニを落とし、新しい服に着替えましょう。
  • ダニは皮ふに深く刺していて入浴だけでは取れないことがあります。

ダニに刺された場合は、ダニをつぶさないよう頭部をピンセットなどで摘むようにして慎重に取り除くか、または医療機関で取ってもらいましょう。

 

<問い合わせ先>

宇和島保健所健康増進課

感染症対策係:0895-22-5211(内線257)

〒798-8511宇和島市天神町7-1
E-mail:nan-kenkozosin@pref.ehime.lg.jp

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