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「久保家住宅主屋」「旧梅野商会主屋」など7件が登録有形文化財(建造物)に登録されます(文化審議会答申)

ページID:0003947 更新日:2022年11月28日 印刷ページ表示

国の文化審議会は、11月18日(金曜日)に、松山市所在の「久保家住宅主屋」、砥部町所在の「旧梅野商会主屋」など7件を登録有形文化財(建造物)に登録するよう文部科学大臣に答申しましたので、お知らせします。

久保家住宅主屋、離れ、待合、表門及び塀、仕切門及び塀

所在地:松山市道後湯之町

建設年代:明治39年頃(主屋、待合、表門及び塀、仕切門及び塀)、大正3年頃(離れ)

登録基準:一、国土の歴史的景観に寄与しているもの

特徴・評価:道後湯之町に所在する開業医の屋敷。主屋は寄棟造平屋建で、鳳凰懸魚を備えた切妻造の玄関を構え、玄関横の一室は茶室として意匠を整える。離れは敷地北東に建つ入母屋造の二階建で、一階は元薬品庫、二階は続き間座敷として主屋庭座敷を望む高欄付きの大窓を設ける。待合は節丸太を用いた造りで、主屋の茶室と共に露地を形成している。表門及び塀は屋敷地の玄関に当たる切妻造の門とそれに続く鼠漆喰に腰板張り塀で、落ち着いた屋敷構えを形成する。仕切門及び塀は、木戸門とそれに続く鼠漆喰塗の塀で、屋敷地を玄関側と座敷側に分ける。明治後期から昭和初期にかけての道後湯之町の歴史景観を伝える近代和風の邸宅である。

久保家住宅主屋の画像離れの画像待合の画像表門及び塀の画像仕切門及び塀の画像

旧梅野商会主屋、蔵(砥部むかしのくらし館)

所在地:砥部町大南

建設年代:明治38年

登録基準:一、国土の歴史的景観に寄与しているもの

特徴・評価:梅野商会は、砥部焼「梅山窯」の梅野家が設立した砥部焼の生産・流通・販売を行う商会で、主屋は店舗兼住居、蔵は集荷・流通の拠点として使われていた。主屋は切妻造のつし二階建で、入口に土間、奥に居住空間である居間と庭を望む10畳の座敷を設ける。座敷は琵琶床と付書院を備え、窯元の隆盛を示す。蔵は土蔵造の二階建で、一階と二階で砥部焼製品を上げ下ろしするため中央部を大きな吹き抜けとする。砥部焼の流通販売を語る上で重要な建造物で、現在は私設博物館として利用される。

旧梅野商会主屋の画像

蔵(砥部むかしのくらし館)の画像


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