|
「最近じゃ『珍走団』って言うらしいよ」
「暴走族の印象は『ダサイ・格好悪い・関心がない』との意見が大多数」
「この時代暴走族やってて恥ずかしくない?」
「女の子にもてたいなら、族を抜けな」・・・
これらは、福岡県警が昨年から始めた暴走族追放キャンペーンで使っているフレーズで、現役暴走族から集めた言われたくない言葉だそうで、「珍走団」は思い切り格好悪く、恥ずかしい名称だそうです。
暴走族追放を呼びかけるために使っていたスローガンは、暴走族三ない運動にあるようにほとんどが頭ごなしの命令調でしたが、今回は、逆転の発想でしょうか、インパクトがあり現にその効果は「上々」と聞いております。
これまで接してきた大部分の暴走族は、「暴走族だから暴走しなくてはいけない、暴走族だから悪いことをしなくてはいけない。」という間違った義務感を持ったり、テレビや新聞で報道されたときは、「勲章をもらった。」と思い込んでいます。
これら行動の背景には、彼らは「周りから目立ちたい、格好良くありたい、周りに認められたい」という欲求があり、それを満たすために、また寂しがり屋が仲間との結束を確認するために暴走しているのが現実であり、この辺りに、暴走族対策の要諦・根源があるような気がします。
たとえば、一手法として彼らに「暴走よりもっと楽しいものがあること、自分自身が謙虚になれば仲間はいくらでも増えること、真の友情、命の大切さ、親が子を案じる気持ち」などを気づかせることも必要だと思います。
そのためには、やはり、家庭・学校・職場・地域・行政など周囲の大人が連携して「彼らが気づいてくれるような仕組み」を作り、その上で暴走族への加入防止、離脱・立直り支援、い集防止などの諸対策を進めなければなりません。
「珍走団」という言葉を聞いて、暴走族に入ることを踏みとどまる少年や暴走族から離脱する少年はどの程度増えるでしょうか?
今後必要に応じ「珍走団」や「珍走団対策室長」という名称も使いたいと思います。
|