ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 土木部 道路都市局 > 道路建設課 > 瀬戸内しまなみ海道の自転車通行料金の無料化に関する記者発表の要旨について

本文

瀬戸内しまなみ海道の自転車通行料金の無料化に関する記者発表の要旨について

ページID:0008614 更新日:2016年12月9日 印刷ページ表示

記者発表資料

記者発表

日時 2014年(平成26年)7月3日(木曜日)午後14時20分~14時32分

場所 知事会議室

 

(知事)

 このたび、本県の最重要課題の1つであり、悲願でもありました「瀬戸内しまなみ海道の自転車通行料金の無料化」の開始日程が決まりましたので、発表をさせていただきたいと思います。

まず、無料化の開始日については、7月19日土曜日、夏休みの初日になりますが、この19日の土曜日からと決定しました。
本県としまして、この夏休みに合わせて無料化がスタートできることは、多くの家族連れやサイクリストの方々の入込みが期待でき、地域経済の活性化や観光振興、さらには、しまなみ海道が「サイクリストの聖地」として、これまで以上に知名度アップにつながって、本県が提唱している「自転車新文化」が、ますます、国内外に浸透することを願っています。

 また、この無料化を契機として、3月から始まりました「瀬戸内しまのわ2014」の一層の盛り上がりや、10月26日開催予定の「サイクリングしまなみ」にも弾みがつき、さらには、高速道路本線の利用促進にもつながれば、非常にありがたいと考えております。

 この前の議会でも申し上げましたけれども、大手のインターネット旅行会社の調査では、この夏休みの行き先都道府県別ランキングの伸び率が、愛媛県が1位になっているということ、それから特にその中で「しまなみサイクリング」への関心が高まって、全体では前年と比べて60数パーセント増ですけど、しまなみエリアだけでは77パーセントという数字になっていますので、ちょうどタイミング、この無料化はドンピシャなのかなというふうに思っております。

 県では、地元今治市をはじめ、広島県、尾道市とともに、無料化の開始に合わせまして、「無料化の開始式典」を開催することといたしました。日程は、無料化開始日に合わせ、7月19日土曜日の10時から1時間程度を予定しています。場所は、今治市小浦町の「来島海峡展望館」の広場で記念式典を行った後、同展望館の駐車場前で、オープニングイベントとして、テープカット、くす玉開披の後、式典参加者有志と地元の子供たち、サイクリングチームによる通り初めを行う予定でございます。詳細については、広島県と地元の市と調整の上、決定したいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。以上です。

 

(あいテレビ)

 無料化開始日が7月19日に決まった経緯を教えてほしい。

 

(知事)

 これは、前々から申し上げておりましたとおり、夏休みに間に合わせたかったということがあります。複数の自治体が関わっていますから、調整をする中で、ちょうどいいタイミングが、たまたまこの夏休みの初日になったということであります。

 

(あいテレビ)

 無料化は恒久的なものか。

 

(知事)

 無料化は本四高速で企画割引として発表され、年度で切っております。しかしながら、更新していただいて続きます。

 

(NHK)

 これまでの通行料金をどういった形で補填するようになるのか。

 

(知事)

 減収補填額の負担対象額は、全体で概ね年間で2,120万円でございます。本四高速と地方の負担割合は1対1、地方負担分については愛媛と広島で、また1対1、さらに愛媛県側の負担は、県と今治市で1対1、結果的に愛媛県の負担割合は、減収補填対象額の総額2,120万円のうちの8分の1が愛媛県の負担額で、金額にすれば265万円となります。

 無料化の開始日である7月19日からの日割り計算をすると、今年度の負担額は180万8千円となります。

 

(あいテレビ)

 広告料を出した企業等のPR看板を設置する「瀬戸内しまなみ海道スポンサー事業」の集まり具合はどうか。

 

(知事)

 今回、設置する予定の看板が2種類ございまして、一つは「個別企業広告型」と呼んでおりますけど、これは、看板の面積の半分は、県側で、しまなみ海道を走るサイクリストへの応援メッセージなどを記載し、残る半分について、企業が景観に配慮しながら、あまり華美にならない範囲で自社をPRするというような看板になっておりまして、これが「個別企業広告型」です。

 もう一つは、「合同広告型」でございまして、しまなみ海道周辺の名所・旧跡等を案内する看板を想定しておりまして、その中に、個別企業型に契約していただいた企業名等の一覧を掲載する予定でございます。

 これについては、6月4日から18日の間で募集を行わせていただきました。結果は、10カ所の募集枠だったんですけど、11者から応募がございました。

 スポンサーの決定につきましては、あらかじめ決定方法を定めておりましたので、それに基づいて上位10者を落札予定者として、現在、広告の内容について、広告表示審査委員会において、審査をしているところで、7月中旬に決定する予定でございます。

 本当に11者の皆さんは、「自転車施策」を受け止めていただきまして、ご協力いただいたことを、心から感謝を申し上げたいというふうに思っております。こちらの方は、まだ途中段階ですので、審査中ということで、詳細については、またそのときにということになります。

 

(あいテレビ)

 どれくらいの費用が賄える見通しか。

 

(知事)

 正式ではないですけども、県だけで、300万円から350万円くらいにはなるんじゃないかなと大体の予想ですけど。

 

(あいテレビ)

 減収補填は、広告料収入だけで賄えることになるのか。

 

(知事)

 そうですね、それの残金については、例えば自転車安全対策といった、そういったものに活用していくことになります。

 

(NHK)

 サイクリストにはありがたいと思うが、今後、新たに、どういった方に利用してほしいいと考えているのか。

 

(知事)

 短期的なものの見方をしていないので、やはり10月26日のイベントもある意味では一里塚だと思っています。
世界に誇れる自転車ロードのコンテンツとしてしまなみ海道というのは非常に魅力的だと思いますので、こうした夏休み前のまず国内の方が中心となる時期に、世界標準である無料化、そして10月26日には世界から大勢いらっしゃいますので、その時期も世界標準としての無料化が広く浸透できると思いますので、これをもって、その次ですね、自転車を活用した観光振興のある意味では土台というものが、今回の無料化であって、それが広く知れ渡ることによって、恒常的に世界のサイクリストの聖地としての浸透とサイクリストの来県というものにつなげていきたいと思っております。

 

(読売新聞)

 無料になったことを、これからどのようにアピールしていくのか。

 

(知事)

 まずは今日の皆さんの取材で、第一段だと思いますけど、もちろん、県の広報等を中心に、それから、今回は広島県も一緒ですから、愛媛単独ではなく、広島県も合わせて、通常の2倍の情報発信ができると思っていますので、その双方の情報発信力を大いに生かしていきたいと思っております。

 

(読売新聞)

 海外の愛好家に向けてのアピールはどうか。

 

(知事)

 もちろん海外向けのインターネットを通じた情報発信やパンフレット等にも、こうしたものは書き込んでいけるということになると思っています。

 

(愛媛新聞)

 しまなみ海道の自動車道本線の利用促進に向けて考えていることはあるか。

 

(知事)

 結局、自転車で来られる方も、そこでレンタル自転車もあるわけですから、そういったことを体験するために車で来られるという方も増えてくるでしょうし、人をどう呼び込むかが第一の観光振興のスタートだと思っていますので、そこからの展開というのはいろいろあると思います。今、言ったように自転車に乗れるということで、車に乗っての来訪者も増える。それから今度は、来たら島々の課題になってきますけど、来られた方々をどう足止めするか。

 例えば、この島へ行ったら、あそこには寄らないといけないね。あの店に行って、あれを食べないといけないね。あの店に行ったら、あんなお土産があるらしいとか、今度は、来られた方をどう足止めするかが、地方の知恵の見せどころとなってくると思いますので、指をくわえていたら通過されてしまいますから、そこらあたりの観光振興にとっての一番のポイントというのは、まず、分母。人が来る仕掛けをどうするかというところにあると。

 その一つのツールとして、新しい自転車活用の観光振興が位置付けられているというふうにみんなが受け止めたら、いろんな知恵がこれから出てくると思いますので、それに伴い自動車道の活用も増えてくるんじゃないかなと思っています。

Adobe Reader<外部リンク>
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

AIが質問にお答えします<外部リンク>