文字サイズ
標準
縮小
拡大
色の変更
標準
青地に黄色
黄色地に黒
黒地に黄色

Foreign Language

  • 分類から探す
  • 組織から探す
  • 携帯サイト
  • リンク集
  • サイトマップ

ホーム > 県政情報 > 知事 > ようこそ!愛媛県知事室へ > 知事記者会見録 > 養殖魚の鮮度保持に係る新技術「チョコブリ」に関する記者発表の要旨について

ここから本文です。

更新日:2018年10月23日

養殖魚の鮮度保持に係る新技術「チョコブリ」に関する記者発表の要旨について

日時:

平成30年10月22日(月曜日)
10時46分~10時55分

場所:知事会議室

(知事)
 水産研究センター及び株式会社宇和島プロジェクトでは、チョコレートに含まれるカカオ成分を飼料に混ぜて与えることによりまして、ブリの切り身の変色や劣化を抑制する技術を開発しました。これにつきましては、9月13日に特許の出願をさせていただきましたので発表いたします。
 ぶりの切り身は活〆後、2日程度で血合肉が酸化をしまして、ご案内のとおり茶色に変色をしてしまいます。通常、2日を超える商材は、こうした状況から刺身として提供ができない状況にありました。このためセンターでは、抗酸化作用のあるポリフェノールに着目をしまして、これを多く含むチョコレートを混ぜた飼料をブリに与えることで、通常は2日間が限界であった刺身商材を5日間まで、倍以上に伸ばす画期的な技術を、これは餌と飼育方法ですけれども開発をいたしました。本技術により生産されたブリを「チョコブリ」の愛称で呼んでおりますが、これは一点「みかんブリ」と違いまして、チョコレートの風味がするわけではありません。あくまでもポリフェノール成分が機能して非常に持ちが良くなるということでございます。
 今後は、本技術を大型ぶりの生産技術、これは特許取得予定ですけれども、また、みかんフィッシュ化の技術、これは特許取得済みでございますが、これと組み合わせて活用することで、北米等向け輸出のチルド商品として期待できるほか、他の愛育フィッシュへの応用により、商品バリエーションの多様化や価値向上が図られ、販売面の優位性や収益の向上につながるものと期待しています。
 なお、これらの技術については確立できたものから順次生産現場での実証、普及を進めていきたいというふうに思います。チョコレートブリの生産技術というのが刺身品質期間の延長、これは品質の向上でございます。大型ブリの生産技術が、効率的な大型化。みかんフィッシュ化の技術、これはみかんの香りがする、ブリの臭みが取れるということで女性にも消費が拡大するということを目指した高付加価値化。それぞれ目的が異なっていますけれども、組み合わせにより愛媛の愛育フィッシュのさらなる市場評価につながるのではないかと期待してます。
 以上です。

(南海放送)
 非常に面白い取り組みだが、変色を抑える以外にも、何か期待できる効果などはあるのか。

(知事)
 基本的には変色を抑えること。これは私も知らなかったんですが、カカオポリフェノールが機能するそうなんですが、酸化しにくい身肉を作れるようになるそうなんですね。そのことによって、身肉の変色等劣化そのものを抑制する技術ということで、決して何か変な化学物質を添加して、劣化したものを新鮮に見せるとか、そういう技術ではなくて、本当に持ちが良くなる技術なので、非常に画期的なものだと思っております。
 ブリの切り身の変色は、筋肉中の色素であるミオグロビンが酸化して、メトミオグロビンに変化することで生じるそうです。チョコレートに含まれるカカオポリフェノールがこの酸化反応を抑制する力を持っているそうなんですね。かんきつ類にももちろん含まれているんですけれども、例えば、ミカンだと100 g あたり105 mg のポリフェノールが含まれています。これはお茶やトマトよりかなり多いんですが、このチョコレートはですね、同じく100gあたり850から1,800mg 含まれてるそうなので、このポリフェノールに関して言えば、チョコレートは最大の含有量を持っているということなので、そこにセンターが気が付いて、研究を進めてきたということでございます。

(南海放送)
 これはやはり北米向けの輸出を考えた際に、身持ちを良くするために。

(知事)
 そうですね、距離、配送日数からすると、北米が一番分かりやすく使えるかなと思いますけど、これは別に国内でも全部使えますので。あとは、ミカンよりもちょっとコストが高くなりますので、そのあたりをどう工夫するか考えれば、市場で拡大すればコストも下がっていくと思いますので、何とかそのあたりもクリアしてきたいなというふうに思っています。
 ただスーパーなんかから見れば、本当に3日で、この赤い部分が茶色くなるのをご覧になったことがあると思いますけれども、それが5日経っても色が変わらないですから、非常にスーパーでも重用されるのではないかなというふうに思います。

(南海放送)
 実用化はいつ頃から。

(知事)
 もう大丈夫です。ただ今はまだ特許の申請段階なので。ミカンの方は特許を取っていますけども、これも世界で初めてだと思いますので、特許が取れるのではないかなと思います。

(あいテレビ)
 いつ頃、着目して、どれくらいの期間、研究してきたのか。

(知事)
 まず、従来から水産研究センターでは、日持ちのする刺身商材を生産できる、みかんフィッシュでも使われた技術について、さらに改良を進めるため、抗酸化作用のある物質をずっと探し続けてきた経緯がございます。そういう中で、営業本部が従来から付き合いのあったチョコレートメーカーに、こうした作用の高いチョコレートと魚とのコラボレーションを営業本部から提案をさせていただきました。その提案は面白いねということで、某チョコレートメーカーからサンプル提供を受けた経緯がございます。その試験が繰り返されて、今日に至っていますけども、いつからっていうのは。

(営業本部長)
 昨年の10月頃から着手です。

(あいテレビ)
 知事は、実際、日が経ったものを食べたことは。

(知事)
 まだ食べていないです。今日、食べられるのかなと思って。ただ見た目の変化については、写真でですけれど確認しました。実際、こうやって生を見るのは初めてです。

(あいテレビ)
 味も変わるものなのか。

(知事)
 香りとかは変わらないです。これに、例えばみかんブリの技術を重複させてやると、さらに日持ちがするみかん風味のものが提供できるとか、そういうふうに付加価値を高める力に大きく寄与するものと思っています。

(愛媛新聞)
 市場には、いつ頃から投入するのか。

(営業本部長)
 現在、まだ水産研究センターの方でやっていますので。ただ、この技術は最終的に20日間の餌の投与でこういったブリになりますので。最終段階で、今、大きくなっている魚に、それを添加すると12月くらいからでも可能ではあります。

(愛媛新聞)
 若干コストがかかるというのは、従来のブリと比べて、どのくらいコストがかかりそうなのか。

(知事)
 コスト的には、例えば、チョコぶりの生産コストが魚体1 kg 当たり15円プラスでかかる。みかんフィッシュが魚体1キロ当たり10円、今の仕入れコストで。チョコの仕入れコストは、みかんぶりより餌への投入コストが1kgあたり5円増えることになるんですけれども、先ほど申し上げたように、この低減については、いろんな手法が考えられるので、近づけられるのではないかなというふうに思っています。できれば特許を早く取ってですね、愛媛県のものを、ある程度制約、縛りを付けて出していきたいなというふうに思っています。

お問い合わせ

農林水産部水産課

〒790-8570 松山市一番町4-4-2 

電話番号:089-912-2615

ファックス番号:089-947-3032

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?
評価

このページの情報は見つけやすかったですか?
評価

ページの先頭へ