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「伊予の媛貴海」の出荷開始に関する知事記者発表の要旨について

ページID:0004815 更新日:2017年4月27日 印刷ページ表示

日時 H29年4月26日(水曜日)11時00分~11時07分
場所 知事会議室


(知事)
今、飲食店や小売店など多方面から、いつ手に入るのだろうかと期待の声をいただいている「伊予の媛貴海」でございますけども、5月9日火曜日、愛南漁協が開催する出荷式を皮切りに、県内外に向けて定期的な出荷を開始する見通しが立ちましたので、まず発表させていただきたいと思います。
平成28年度種苗の完全養殖スマは、昨年発生した病気、あるいは共食い等により、残尾数が約2,000尾となっているものの、4月に入ってから水温が上昇し、餌をよく食べ、順調に生育しています。
媛貴海のブランド基準、これはあえて差別化を図るために2.5キロに設定しました。2.5キロ未満での出荷は可能だったんですけれども、期待が大きい高品質な魚種でありますから、あくまでも基準にこだわるということで、今日まで延ばしてまいりました。
5月中旬以降はですね、この2.5キロに達したスマを順次出荷できる見通しがついたところでございます。
出荷窓口の愛南漁協では、新たにスノーアイス製造装置等を導入いたしました。これは海水を凍らせて氷状にするというものなんですけれども、普通の氷と比べますと、非常に鮮度が落ちないという評価結果が出ておりますので、これを導入して鮮度保持、そしてまたブランド基準を厳守するための環境整備をしているほか、魚の生育に悪影響を与えないよう原則週1回の取り上げといたします。限られた尾数を通年で出荷するというふうなことにしていきたいと思っております。
ご案内のとおり、平成28年1月には、愛媛県が日本で初めて養殖スマの出荷販売を実現いたしました。同年5月には、完全養殖に成功いたしました。他地域との差別化、地域間競争を勝ち抜くための戦略的な魚種、プレミアム愛育フィッシュとして位置付けています。
これまで、百貨店での試験販売や高級路線にこだわったプロモーション活動等によりまして、小売業界や著名な料理人からの評価、期待は着実に高まっています。なかなか出せないということもあったのか、非常に多くの引き合いが寄せられているところであります。引き続き、トップセールスを積極的に展開し、高値での価格安定、生産者の増加、供給体制拡大という好循環をつくり出して、本県水産業の振興につなげていきたいと思います。
以上です。


(愛媛新聞)
今年の出荷予想尾数は、2000尾ということか。


(知事)
そうですね。はい。


(愛媛新聞)
当初は昨年12月に出荷する予定だったと思うが、ここまで遅れた要因は、共食いや病気ということか。


(知事)
共食いもあったんですけれども、それ以上にやはり2.5キロにこだわったというのが一番のポイントだと思っています。
2.5キロというのは、脂の乗りが全然違ってきます。こここそが他の地域との差別化を図るポイントになるというふうに思っていましたので、あくまでも2.5キロにこだわった出荷をするという方針で、今日まで引っ張ってきました。
お店の方もですね、歩留まりの良さなどを考えると、本当は3キロぐらいがいいねという声が寄せられていますので、2.5キロは愛媛県としては高級愛育フィッシュを維持するためにも厳守しなければならない基準だというふうに考えています。


(テレビ愛媛)
最近、マグロの出荷量は増えているが、スマの今後の需要についてはどう考えているのか。


(知事)
そうですね、スマはこれ(会場に展示しているスマ)が、2.6キロくらいのサイズなんですけれども、まさにこのサイズにポイントがありまして、要は店舗扱い(飲食店での1尾扱い)でも十分可能なんですね。
マグロは、やはり大きいですから、一店舗の扱いというのは非常に難しい魚種になりますので、そういう意味では、幅広く高級店等にしっかりと販売ルートを確立すれば、安定的な取引が可能ではないかと。それはひいては養殖業者の安定した収入増にもつながる戦略魚種として位置付けられるのではないかなというふうに思っています。
現在は2,000(尾)ですけれども、今度、種苗の段階で少し大きく、県の方で育ててから出荷するとかですね、それから、水槽がもう本当に古くなった一つしかありませんので、予算化もしまして、順次水槽を増やして、最終的に七つの水槽を構える予定にしています。
将来的には、(出荷尾数で)60,000尾から65,000尾ぐらいを目標にですね、体制を整えていくことができたらなと。遠い将来ですけれども、それくらいになってくると、安定的にどこへでも出荷が可能というふうなことになろうかと思っています。
今年度の種苗生産目標尾数は、10,000尾を目標にします。それで、先ほど申し上げた稚魚の配付サイズを、昨年度は6センチだったのを10センチで出すというふうなことで、共食い等を防げる可能性が高まってくるのではないかと期待してます。
以上です。

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