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愛媛県産大葉(青じそ)に係るシンガポール政府の発表に関する記者発表の要旨について

ページID:0011381 更新日:2013年1月15日 印刷ページ表示

日時 平成23年3月29日(火曜日) 11時から

場所 知事会議室

 

(知事)
まず、先般お知らせしましたシンガポール政府が愛媛県産の大葉から放射性物質を検出したと発表した件についてでありますけれども、まったくのぬれぎぬであったということでございます。
昨日、農林水産省の方から連絡がありまして、在シンガポール日本国大使館が確認を行った結果、放射性物質が検出された大葉のサンプルパッケージに他県の記述があることが判明しました。どうしてこうなったかと言いますと、輸出業者がシンガポール政府に提出する輸入申告書添付書類に「愛媛県産の大葉」と記載していたことで、シンガポール政府は、サンプルの検体を愛媛県産と誤認したものと考えられます。シンガポール政府は3月24日付けで、愛媛県産の野菜と果物の輸入を停止したところでありますが、農林水産省からは、シンガポール政府に対して、輸入停止措置の見直しにかかる要請を行うというふうに報告を受けています。
輸出業者が愛媛県産の大葉と記載した理由については、現在、農林水産省の方で確認中ですが、私どもも、この事実、ニュースに触れたときに、速やかに伊方のほうれん草と松山産の出荷元だろうと思われる大葉について、安全確認を行いましたけれども、安全・安心な本県産野菜に疑いが持たれて、また、シンガポール向け輸出が停止されたことは誠に遺憾でございます。
愛媛県としては、引き続き本県産の野菜の安全性を確保するとともに、一刻も早いシンガポール向け輸出の再開を農林水産省に求めていきたいと考えております。
なお、これは大変、マスコミでも全国ニュースで愛媛県産という報道がなされましたので、ぜひとも、こうした事実でございますので、訂正のご案内を、みなさんの力をいただきながら、ぜひ流していただきますように、心からお願い申し上げたいと思います。
なお、今、お話がありましたように、詳細については、記者会見終了後、担当の方から、説明させていただきますので、よろしくお願いします。

 

(テレビ愛媛)
あらためて、間違っていたということを聞いたときの感想は。

 

(知事)
なんで、愛媛県産なんだと正直言ってありましたので、やはり、これは人的ミスが原因であったというふうなことで、安堵と同時にですね、逆に言えば、一瞬でもそういうふうに流れてしまうと風評被害につながりますので、本当にこれは早くリセットしてほしいなというふうに思っています。

 

(愛媛新聞)
実際に書かれていた県はどこだったのか。

 

(知事)
あまり言いたくはないんですけれども、原発のあるところです。

 

(愛媛新聞)
福島と理解してよいか。
知事は公約に東南アジアへの農産物の輸出やトップセールスを掲げている。今後、直接、愛媛から出荷されなくても、日本というくくりで一概に見られてしまうことがあると思うが、県として、こういうふうにしていきたいということがあるか。

 

(知事)
正直言って、今の福島の原子力発電所事故の、ともかく終息というものが非常に大きい、これは国民の安全のためにもですね、本当に大事だと思います。当然のことながら、この終息というのが見えない限り、日本産については、農産物に限ることなく、工業用品も含めてですね、国境を越えますから、そういう大げさな見方で捉えられてしまうことは避けられない状態だと思います。ですから、これは地道に安全・安心の事実というものを伝えていくことによって、道を切り開いていくしかないと思いますので、その点については、本当にこまめにですね、地道に活動していきたいというふうに思っています。

 

(愛媛新聞)
シンガポール政府に、直接、間接を含めて、抗議する考えはあるか。

 

(知事)
それは、政府経由で伝えてもらうつもりです。

 

(テレビ愛媛)
今後、野菜の放射性物質の検査についてどのように考えるか。

 

(知事)
とりあえず、先般の記者会見ではですね、定期的にというふうに申し上げましたけれど、正直言って、ないんですよ。ですから例えば、大気の測定はモニタリングをずっとやっていますから、そういう結果で異常値が出た場合にはやるつもりですけども、今はその要素がありませんから、当面は見合わせます。安全・安心宣言をいたしまして見合わせます。


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