えひめベンチャー起業塾（第10期）開催レポート

　えひめベンチャー起業塾は、県と松山大学、（公財）えひめ産業振興財団の共催により平成26年度より開催しており、今年度で10期目となります。（開講期間：令和5年10月5日～令和6年1月25日）

　起業塾の前半では、学生や社会人がビジネスモデルの基本とアメリカ・中国等のベンチャー起業の先進事例を学ぶほか、後半では受講生が実際に起業プランを作成し、講師陣とともに起業プランを具体化していくワークショップを中心に講義内容となっています。開催レポートでは随時その様子をお届けします！

【第4回目】第四回講義「新たな価値を生み出す起業コンセプトの創出」（令和5年10月26日）

えひめベンチャー起業塾の第四回目講義では、「新たな価値を生み出す起業コンセプト創出」のため先進起業の事例を学ぶことを目的とした座学中心の講義を行いました。

数十以上の先進起業の事例をインプットをしたので、受講生の皆さんは少しお疲れ気味でしたが、充実した表情で講義を終えられていました。

次回の第5回講義は受講生が考えた起業プランをアドバイザーの先生方へ相談するワークショップを中心とした講義を予定しています。

【第3回目】第三回講義「先進起業に学ぶ」（令和5年10月19日）

えひめベンチャー起業塾の第三回目講義の前半では、受講生同士でペアを組みお互いの起業アイデアについて意見交換をするワークショップを行いました。ペアのうち代表者が自身の起業アイデアを発表する時間もあり、活気にあふれたワークショップとなりました。

第三回目講義の後半では、日本企業のラクスルと中国企業の快看漫画の事例を参考に革新的なビジネスモデルづくりの事例を学びました。

次回第四回目講義では、新たな価値を生み出した企業の事例について学ぶこと予定しています。

【第2回目】第二回講義「ビジネスモデルの基礎知識」（令和5年10月12日）

えひめベンチャー起業塾の第二回目講義では、松山大学東渕教授からビジネスモデルの基礎知識に関する講義が行われました。

講義の中では、一時は商品の価格競争の激化に巻き込まれ市場でのシェアを落としながらも、自社が持つ魅力やサービス分析を行いターゲット顧客の絞り込みに成功をした企業の事例を学びながら、受講生がビジネスプランを考えるにたって必要となる基礎知識の習得を中心とした講義に取り組みました。

講義の終盤では、居酒屋等の身近な事例から提供されている価値は何であるのか、どのような方法で課金されているのかということについて、受講生の方が考え発表をするなど、良い雰囲気で進んでいきました。

次回講義では、アメリカ・中国等のベンチャー起業の先進事例を学ぶことを中心とした講義内容を予定しています。

【第1回目】入塾式・第一回講義（令和5年10月5日）

開講に先立ち、入塾式を開催し、主催者である愛媛県 濱田経済労働部理事、松山大学 山口副学長から挨拶がありました。

第一回講義の前半では、松山大学 東渕教授からえひめベンチャー起業塾の全体像をご説明いただいた後、受講生から一言ずつ受講に対する意気込みを発表いただきました。

　講義の後半では、株式会社エル・カミノ・リアル代表取締役 木寺祥友氏にご講演いただきました。木寺氏ご自身の起業ストーリーを中心に、知見と経験に基づいた日本市場の分析に関する話に加え、AIやChatGPTに関する話を交えながら起業に対する考え方についてお話いただき、その後の質疑応答では時間いっぱいまで質問が絶えないほど、受講者は熱心に聞き入っていました。

　次回の講義は、ビジネスモデルや起業に関する知識の習得を中心とした講義内容となる予定です。