ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 保健福祉部 健康衛生局 > 健康増進課 > 新型コロナウイルス感染症の注意喚起に関する記者発表の要旨について

本文

新型コロナウイルス感染症の注意喚起に関する記者発表の要旨について

ページID:0017574 更新日:2022年11月11日 印刷ページ表示

日時:令和4年11月8日(火曜日)17時00分~17時17分

場所:知事会議室

 

 

(NHK(幹事社))

 それでは新型コロナウイルス感染症の注意喚起に関する記者発表をお願いします。なお、会見終了後レクがありますので、詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事お願いします。

 

(知事)

 全国および愛媛県内の感染状況に変化がちょっと見られ始めておりますので、急きょ、注意喚起の会見を行わせていただきます。10月末に県独自の警戒レベルを切り替えまして、その感染状況は、いろんなイベントもありましたので、注視をしてきました。

 ここ最近、強く警戒を呼び掛けている新居浜・西条圏域は、その時点から高止まりの状況がいまだに続いています。上昇はしてないのですが、高止まりの状況が続いています。

 ただ、ここへきて、全国でも昨日第8波の可能性、兆候ありという、全国知事会長からの発言もありましたとおり、県内でも、新居浜・西条圏域以外、特に松山圏域で上昇の兆しが見えてきております。

 本日は、感染状況や医療負荷の状況を踏まえまして、あらためて注意喚起をさせていただきたいと思います。まず、全国の感染状況でございますが、本県はこれ6日時点になります。直近1週間の人口10万人当たりの感染者数は、愛媛県はこちらの26番目で、おおむね全国平均並みの状況でございます。上位は、ご覧のように、北海道、山形、長野、秋田と、寒冷地が多く占めているのがお分かりいただけると思います。

 本県でも、季節の移り変わりによって、冬は乾燥をしますので、この時期に感染の波が重なったことは、過去2年間でも経験してきたことでございます。今後、県内においても寒くなってまいると、この全国的な流れの中で、この北海道、東北のようにですね、急増する可能性が出てまいることも懸念されますので、特に県民の皆さん、寒くなってくるなってくるこの時期、警戒をしていただきたいと思います。

 次に、県内の感染状況になります。こちらは、同じく人口10万人当たりになりますが、陽性者数のグラフでございます。感染が急増して、特別警戒期間を継続している、先ほど申し上げた新居浜・西条市は、この10月の半ばぐらいからぐっと上がってきて、その後、先ほど申し上げたとおり、高止まりが続いておりますので、減少傾向はこの時点で見られません。引き続き注意が必要でございます。県平均の約2倍ぐらいの状況が続いています。引き続き、特別警戒期間を、この両地域では維持する必要があると考えております。

 新居浜市では、コロナ対策に特化した広報誌を作成配布するなど、独自の注意喚起も行われていると報告が入っております。

 住民の皆さんには各自治体からの呼び掛けにも十分耳を傾けていただきまして、お一人お一人が感染対策の実践をお願いしたいと思います。

 また、こちら宇摩圏域、四国中央市、こちらも、県平均を上回っておりまして、増加傾向にあるということをお分かりいただけると思います。そして、もう一つが、人口が多いところ、松山圏域がここへきて、急に上昇のカーブが始まっております。直近1週間では、前週に比べて、6割を超える160%の急増が松山圏域で見られております。年代別で見ても、松山圏域、全ての年代で、増加していることがお分かりいただけると思います。こちらが年代別になります。そして、1週間ごとに見ていきますと、全ての年代でこの濃い青、増加に転じているということがお分かりいただけると思います。

 特に心配なのがこの圏域、重症化リスクの高い、この70代以上で、2倍以上の増加が見られるということでございます。リスクが非常に高い年代になりますので、十分注意をお願いしたいと思います。

 松山市での増加が県内全域に波及していくことは、これまでも何度も経験してまいりました。松山市の感染を抑え込むことが、県内全域の感染を食い止めることにもつながってまいります。さらなる拡大を防ぐため、通勤や通学等、生活圏の重なる方も含めて、一層注意深い一人一人の感染回避行動の徹底をもう一度お願い申し上げたいと思います。

 次に、最後の備えである医療現場でございます。こちらは、県内の病床使用率と入院患者数の推移となっています。棒グラフで示しているのが入院患者数でございます。

 10月末以降、重点医療機関や、高齢者施設で、実はクラスターが発生しておりまして、その影響によって、この青色、コロナ病床受け入れをしていただいている病院、高齢者の入院者が多いので、そこでクラスターが発生しますと、70代以上の感染者が急増するということに結び付きます。そういう背景はあります。70歳以上の方この2週間で3倍以上になっている。102名になっております。

 そして、それに伴って、コロナの病床を構えている病院内でのクラスターですから、そのままコロナ病床に移るというふうなこと、自宅療養がもともとできない方々なので、病床が急激に使用されていくことにつながります。ちょっと特殊要因では、そういう意味ではあります。

 その結果、病床フェーズは10月29日、切り替え時、落ち着いた時に少し落としましたけども、その後の病床使用率、その当時18.6%でしたが、現在39.9%まで上昇しております。高齢者への感染拡大は、医療負荷の増加にも直結するということはこれまでもお話させていただきました。施設の関係者、そして高齢者と同居するご家族の方、一層注意深い行動をお願いしたいと思います。

 以上のように、警戒レベル切り替え後、感染状況に改善は見られておりません。季節性インフルエンザとの同時流行も懸念されておりますので、今後、感染が再拡大することがあれば、再度、県内全域を特別警戒期間に引き上げさせていただくこともあり得るということは、この時点で申し上げさせていただきたいと思います。

 政府主催の全国知事会議等でも、全国的に第8波の入口との可能性が指摘されました。それを皆さんも受け止めていただけたらというふうに思います。警戒レベルの切り替えの前提条件、当時、お話させていただきました。依然として警戒期であるということと、それから、注意深い行動は引き続き継続をお願いするのが大前提でございますということを申し上げさせていただきました。

 感染回避行動の徹底の継続、そして社会経済活動は場面に応じた感染対策を実施していただくということ。また、インフルエンザの同時流行に備えたワクチンの接種。この3点だけはぜひしっかりと守っていただきますようにお願い申し上げます。

 そして、このコロナ禍における基本的な感染回避行動は、インフルエンザ対策にも結び付きます。この2年間、インフルエンザの流行は見られなかったことを見ても明らかでございますので、インフルエンザ対策のためにも、ぜひよろしくお願いいたします。

 特にワクチン接種については、先月から、オミクロン株対応ワクチンの接種間隔が、これまで5カ月空けなければいけないということでしたが、3カ月に短縮をされました。

 県内では今月から60歳以上の方々の多くが5回目として、オミクロン株対応ワクチンの接種が可能となります。実施時期は、ワクチン接種事務を行う市町によって異なりますので、お住まいの市町に接種開始時期は、お問い合わせいただけたらと思います。秋の次の波を抑えるためにも、接種券がお手元に届いている方は、60歳以上の方も、若い方も、オミクロン株対応ワクチンを早期に接種していただきたいと思います。以上です。

 

(NHK(幹事社))

 ただいまの発表事項に質問ある社はお願いいたします。

 

(NHK)

 NHKから質問です。初めちょっと認識の部分なんですが、全国知事会で第8波の入口に入ったという話。これ県内の認識なんですが、知事としても、県内では第8波はどのような状況ですか。

 

(知事)

 そうですね先ほど申し上げたように全国的な感染状況を分析しますとやはり、寒冷地に急増の傾向が見られますので、気温が下がり、乾燥期に入ってくると拡大しやすい可能性はあるのではないかなと推測をいたします。愛媛県も何とか踏ん張ってはいたのですが、特に新居浜・西条圏域は高止まりが続いて、ここへきて顕著に現れたのが先ほど申し上げた人口の多い松山圏域での感染の急増の予兆でございますので、この時点でやっぱり警戒をしていただくということが重要ではないかと思ってます。

 

(NHK)

 あと警戒レベルの取り扱いも判断難しいところだと思うのですが、特別警戒期間の切り替え、松山また宇摩圏域はどういうふうに考えられていますか。

 

(知事)

 まず、この感染状況を毎日チェックしますので、この松山圏域の状況が、この上昇カーブがどうなっていくのかということがまず一つのポイントになってくると思います。やはり人口が多いがゆえに県内全域に与える影響が多いということ。

 それからもう一つ、病床の使用率なのですけども、特殊要因がございますので、39%がイコールこれまでの通常時の39%とはちょっと違う傾向が見られます。というのは、コロナ患者を受け入れている病院で、複数のクラスターが発生することによって一気に病床の使用率が高まっているという特殊要因がありますから、ただ、一つの特色としては、重症者は増えていないという、今2名でございますので、そうしたようなちょっと特殊要因もあるということも踏まえて分析を日々日々行っていく必要があると思いますので、この2点、松山圏域の感染状況の今後の推移、そして、病床使用率はただ単に数字だけではなく、中身をチェックし、現場と常にやり取りをしながら、逼迫(ひっぱく)度をしっかりと分析しながらですね、場合によってはというふうな判断になると思ってます。

 

(NHK)

 あと1個、忘年会も早いところで始まってるところもあると思いますけど、知事として忘年会の注意点を。

 

(知事)

 本当に経済を止めることもできない、ウィズコロナの時代でありますから、冒頭申し上げたように、基本的な感染回避行動の徹底と、それから、大人数とか、羽目を外すとか、また何て言うんですかね、長時間であるとか、そういったことだけは注意していただく中で、楽しんでいただくということができないと、一気にということがありますので、ぜひぜひその点だけはご協力いただきたいと思ってます。

 

(NHK(幹事社))

 各社さん他に質問ありますでしょうか。

 

(愛媛新聞)

 すいません。愛媛新聞です。先ほどちょっと繰り返しになるんですけれども、8波の入口とまではまだ言えないということでいいんでしょうか。

 

(知事)

 入口に立っている可能性があるという段階だと思いますね。

 

(愛媛新聞)

 もう1点なのですけど、多分8波が来るんだろうと思われるのですけど、備えとして県としてはどんなことを今後考えているのでしょうか。

 

(知事)

 常に医療現場とのやり取りを行っていますので、今フェーズ二つ、マックスの段階から落としてますけども、病床を再開するには少し時間がかかりますので、さっきの特殊要因じゃない部分での入院患者、お医者さんが入院が必要と判断する患者さんが、増えてくることによる上昇カーブということが現場で確認できたときには、医療機関にまたフェーズの引き上げをお願いするということも、視野に入れていきたいと思っています。

 

(愛媛新聞)

 病床を増やす準備をするってことでいいのですか。

 

(知事)

 そうです。そういうことがあり得るというふうなことをメッセージとして関係機関に送っておく段階だと思っています。

 

(読売新聞)

 読売新聞です。感染警戒期からまた特別警戒期間に、再び引き上げる可能性があるという話でしたけれども、これ、もし引き上げる場合には圏域ごとに引き上げる可能性がある、例えば宇摩圏域のみが西条・新居浜と同じようにとか、もしくは全部が引き上がるとか。

 

(知事)

 これはやはり分析をしながら、もう毎日細かくチェックをして分析してますので、部分的なところで対応可能と判断した場合は、それもあり得ると思いますが、南予地域にも広がってくるような上昇カーブが見られた場合は全域ということになろうかと思ってます。

 

(あいテレビ)

 あいテレビです。今後警戒レベルが引き上げられた場合というのは全国旅行支援の取り扱いなどは中止の可能性もあるのでしょうか。

 

(知事)

 もちろんそれは可能性としてはあると思いますけども、ただこれ全国、国の制度でございますので、国も恐らくはそういったことは分析してくれると信じておりますので、そこの判断も要素になってくると思ってます。

 

(NHK(幹事社))

 他に質問ありますでしょうか。ではこれで終わります。

 

(知事)

 はい。どうもありがとうございました。

お問い合わせ

保健福祉部保健福祉課

〒790-8570 松山市一番町4-4-2

電話番号:089-912-2380

ファックス番号:089-921-8004

 

保健福祉部健康増進課

〒790-8570 松山市一番町4-4-2

電話番号:089-912-2400

ファックス番号:089-912-2399

Adobe Reader<外部リンク>
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

AIが質問にお答えします<外部リンク>