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新型コロナウイルスの感染の確認等(1月13日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017466 更新日:2022年1月14日 印刷ページ表示

日時:令和4年1月13日(木曜日)15時00分~15時34分

場所:知事会議室

 

 

(南海放送(幹事社))

 それでは記者発表を始めますが、会見終了後レクがありますので、詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事お願いします。

 

(知事)

 午前の記者会見では151名とお伝えしましたが、その後、医療機関から1件取り下げがありました。ということで、昨日の陽性者は150名と報告をさせていただきます。内訳は既存で78名、新規だけで72名に達しています。第5波のピーク102名でしたけれども、デルタ株とオミクロン株、特性の違いはあれども、大きく上回る陽性確認数になりました。また、まだ昨日も申し上げましたけれども、ピークの始まりの段階かもしれません。そして、全国的な他県の陽性者数の急増状況を踏まえますと、さらに200人、場合によっては300人、そういったところも十分可能性があるんではないかと考えております。今、まだこの段階ではピークを見通すことができません。昨日も申し上げましたとおり、オミクロン株、重症化率が低いということで軽く見ている方がいらっしゃるかもしれません。しかし、それは重症化しないわけではない。そして、周辺の方々に、高齢者あるいは基礎疾患をお持ちの方がいらっしゃる場合、どのようなことになるかがまだ解明されていないということ。そして、増えれば増えるほど、保健所、医療機関の逼迫(ひっぱく)につながり、通常の他の例えば保健所の業務ができなくなったり、あるいは、医療機関で一般診療が制限されたり、場合によっては救急医療に影響が出たりと、そういった全てが連鎖をしてまいります。であるが故に、一人一人の感染回避行動、本当にもうまん延状態と言っていいと思いますので、十分に全県下で気を付けていただきますよう、くれぐれもよろしくお願いいたします。特に、松山市は過去最多65名、まだまだこれ、どんどん増えていく可能性がありますので、松山市保健所が心配でございます。そして宇和島市、こちらも28名と過去最多を更新し、今週からさらに臨時のPCR(検査)センターも開設しますけども、予断を許さない状況、人口規模を考えると、宇和島市も非常に多い状況になっています。東中南予の人口の多い市での感染状況がさらに悪化し、そして、その周辺の市町へと感染が広がっています。クラスターも連日発生しておりまして、昨日は松山市で「学校クラスター」、宇和島市で「高齢者施設クラスター」、一番懸念している、この高齢者施設のクラスターが確認されました。ただ、今の段階でかろうじて幸いなことは、重症化している方がいらっしゃらないということでありまして、ワクチンの効果というのもあるようにも思います。ただ、これからのオミクロンの影響というのは本当に解明できていないが故に、過去最大の危機的状況であるというふうな前提でお考えいただきたいと思います。特に、海外の事例を見てみますと、入院患者や重症者の増加、少し遅れて発生しているということを考えますと、同じような経過をたどる可能性がございます。陽性確認の増加に歯止めを掛けるということ、これが非常に重要でございますので、一人一人の命、自らのことだけでなく、昨日も申し上げました警戒の必要性。本人、家族、友人、地域を守る。それは命であり、生活であり、医療であり、経済であり、決して油断をしないように警戒を強めていただきたいと思います。

 本日の説明は主に2点、昨日の検査結果、そしてワクチンの関係でございます。

 まず、昨日の検査結果でありますが、20代は43名、うち10代から30代が若い世代、合計103名でございます。若い世代が多く占める傾向は昨日までと同様ですが、ご覧のとおり、60代以上22名、高齢者への広がりが徐々に顕著になってきていることを強く懸念しております。男性73名、女性77名。(居住地は)松山市が65名、既存32名、そして新規が33名と突出してます。この松山市65名の中で、20代が27名、10代から30代を合計しますと53名、松山市内の8割が10代から30代となっておりまして、松山市内は若い人たちの間で集中的に感染が広がっています。松山市から発表があるとは思うんですけども、松山市保健所の状況、管轄が県ではありませんので、細かいことまではちょっと分かりません。いち早く、体制をどうなっているのかを考えて対処をしていただきたいと思います。宇和島市は連日クラスターが確認されるなど、28名。こちらは既存が18名で、新規が10名、非常に多くなっています。宇和島市は松山市と違って、突出して多い世代がない。幅広い世代で、感染を確認しているのが特色になっていますので、本当に注意が必要でございます。そして、愛南町でも初めて陽性が確認。県外在住者も東京、広島で1名ずつ確認されております。職業は、会社員37名が引き続き多いという状況です。公務員2名は後ほど所属機関から公表される予定でございます。県職員ではございません。教職員は3名、このうち1名は中予地域の県立学校の教職員でありますが、保健所調査の結果、学校には影響がございません。クラスターの関係もあり、児童・生徒23名と多くなっております。これらの関係で、本日は8校が臨時休業。内訳は東予地域で3校、中予地域で3校、南予地域で2校となっています。感染経路は県外が11名と多くなっております。年末年始に持ち込まれた感染が家庭内や職場、生活上の接触等を介して広がっている状況でございます。調査中79名、人数が多いので、ここらあたりにも保健所の状況が表れてきております。まだ調査しきれていない状況ですが、既にこの中には県外往来、県外の方と接触のあった方も、この時点で6名は確認されております。

 次に入退院の状況、検査状況でございます。医療機関に入院されている方、マイナス1となってますが、昨日11名の方が退院して自宅療養になりました。しかしながらその一方で、新たに10名が入院されておりますので、1名減ということになっています。宿泊療養施設は6名増えて18名。自宅療養は入院調整中の方も含め398名となっています。これも繰り返しお伝えしてきていますが、オミクロン株の特性、重症化しにくい、若い世代が中心、無症状、あるいは軽症の方が大半ですから、必要な方々に病院に入っていただくということを徹底してまいりますので、ここのオミクロン株の対処方法、これは全国同じだと思います。自宅療養が中心になってこざるを得ない。その自宅療養については医師会と連携しながら、保健所、医師会で健康観察、そして31カ所に構えられたコロナ専用外来で、症状が悪化した場合にはすぐに受診。そして必要に応じて入院調整と、こういう段取りになっております。

 次にクラスターについてでございますが、まず、「学校クラスター10、新規・松山市」、県立学校でのクラスターであり、学校名を公表いたします。県立松山北高等学校でございます。この学校ではこれまで生徒1名、昨日の検査で新たに生徒6名の感染が確認されました。「学校クラスター」となったということでございます。この事例の陽性者は計7名、生徒7名でございます。全員が同じ部活動に所属しておりまして、冬休み中の部活動での接触により感染したと考えられます。既に同じ部活動の部員、教職員等は幅広く検査しておりまして、陰性が確認された生徒さんも全員が濃厚接触者として、2週間の自宅待機と健康観察を続けております。学校は昨日から臨時休業。生徒や教職員には自宅待機と健康観察を要請し、保健所が必要な調査・検査を進めております。なお、本日公表の学校と、昨日クラスターとして発表した学校、新居浜西高校、これは、実は同じ競技の部活動でございます。連休中に交流があったことが確認されています。この両事案の関係性についても現在調査中でありますが、実はこの同じ日に交流があったこの2校の他に、さらに2校学校がございます。念のため、本日はその学校は休校としまして、部活動関係者を中心に必要な調査・検査を進めていますが、場合によっては、それらの2校にも同じように広がる可能性はあると思います。本日も県立学校ということで学校名は公表しましたが、陽性者の特定や無責任な情報拡散、学校への誹謗(ひぼう)中傷、絶対に行わないでください。本当にごく少数ですけども、そういう人たちがいるのが残念でなりません。皆さんもそういう人たちを見かけるようなことがあったら、「やめなさい」というような声を掛けるようにしていただきたいと思います。

 次に「高齢者施設クラスター13・宇和島市」でございます。こちらは宇和島市の高齢者施設のクラスターですけども、昨日施設の利用者等7名の陽性が確認されまして、クラスターとして認定いたしました。関係者には既に施設側から連絡済みでありまして、今後、ホームページで公表をする予定と聞いております。陽性者の内訳は職員が1名、利用者が10名、それで合計11名。現時点で高齢者施設ですけれども、陽性者は全てさっき申し上げたとおり軽症でございます。昨日までに陽性者が確認されたフロアの施設の職員および入居者全ての検査は既に実施済みでございます。現在、昨日の陽性確認を受けて施設の検査方針等について検討中でございます。既に県のクラスター対策班がゾーニング等の感染防止指導に施設に入っておりまして、宇和島市と連携して職員の応援調整も進めて入居者のサービスに支障が生じないよう対応を進めているところでございます。第6波において初めての高齢者施設クラスターとなりましたが、この施設をはじめ、県内各施設では感染対策の徹底に加え、施設職員の皆さんにおいては非常に注意深い行動をされていると思います。しかし、感染力の強いオミクロン株には一段レベルの高い、一層の警戒が必要であることはご案内のとおりでございます。大変なご苦労をお掛けしますけれども、引き続き感染防止対策へのご尽力をぜひぜひ全ての施設の皆さん、よろしくお願いいたします。

 次に既存のクラスター、こちらから下になります。「学校クラスター9・新居浜市」、先ほど申し上げた新居浜西高校でございます。こちらではいったん陰性となった方の自宅待機中の再検査で6名の陽性が確認されました。その結果、生徒さんが12名、その他家族等5名で合計で17名ということになります。

 次に「飲食店クラスター18・宇和島市」でございます。深夜営業のバーのクラスターでございます。昨日はその他家族等4名の陽性が確認。内訳は従業員さんが3名、利用者9名、その他家族等が10名、合計で22名の少し規模の大きいクラスターになってきてます。

 次に「西条市・会食クラスター11」、若者が友人同士で行った会食のクラスターでございます。昨日はその他家族等2名の陽性が確認されまして、内訳は会食参加者5名、そしてその他家族等7名、合計12名のクラスターとなっています。

 続いて、「飲食店クラスター20・松山市」、深夜営業バーでのクラスターで、昨日新たに利用客等4名の、家族含めて4名の陽性が確認されました。内訳は従業員4名、利用客6名、その他家族等3名、計13名でございます。

 次に「仕事関係クラスター7・西条市」、四国電力の事業所内の協力会社でのクラスターでございます。昨日、新たに従業員2名の陽性が確認。この事例の陽性者は計14名となりました。内訳は従業員さんが14名、全員でございます。引き続き、会社としてのしっかりとした対応を求めたいと思います。

 昨日は他のクラスター事例での陽性確認はございませんでした。

 次にワクチン接種についてでございます。ワクチン接種関係では大きく2点説明いたします。繰り返し申し上げてきましたが、オミクロン株の特性として、ワクチン2回接種後でも、一定期間経過すると発症予防効果は著しく低下、イギリスの報告で見てみますと、5カ月ほどたちますと、2回接種された方でもその効果は10%程度に低下するという報告がなされています。ただし、重症化予防効果は一定程度維持されているというのが特質でございます。県内のこちらの状況を分析したものでございます。まず上のグラフは本県の2回目接種等の状況でございます。2回以上接種者は86.3%で、全国平均を上回っております。下のグラフが1月以降の陽性者の分析になりますけれども、接種状況でございますが、確認された陽性者の方の中で、2回接種をもうされていた方が65%になっていまして、県全体の接種状況と比較すると、未接種の方がやはり感染率が高いというのがお分かりいただけると思います。また、陽性となったこの未接種者は、20代の学生や会社員に多くなっています。これらを見て考えられることは、現時点でもワクチンに一定の感染予防効果が期待できるけれども、けれどもここで出てきているとおり安心できる数字ではなく、時間がたつとともに効果が薄れてきているので、2回目接種者も十分に気を付ける必要があるというのを、このグラフから読み取っていただきたいと思います。いわゆるブレークスルー感染ということでございます。ただ、現時点で県内で重症者が確認されていないことから、先ほどのイギリスの報告のとおり、ワクチンの重症化予防効果はある程度あるんではないかと推測されます。

 次に大きく2点目、ワクチンの3回目接種に関する動きでございます。製薬メーカーなどの初期の臨床結果では、ワクチンの3回目接種はオミクロン株にも有効であるとされておりまして、国でも前倒しを期待する議論がございます。これは認証試験(を行った)製薬メーカー、国からの発表でございます。まずはその中で、医療従事者の3回目接種が優先して行われております。昨年12月から開始されまして、これが1月11日時点での数字になります。コロナの入院患者を受け入れる、これ27カ所の重点医療機関等の数字、コロナ病床を構えている重点医療機関の医療従事者の数字がこちらに出ております。9,617人が3回目接種を終えられています。対象人数は約1万6千人ということで、接種割合は60%程度が終えておりまして、今月中にこのコロナ病床を構えている重点医療機関の医療従事者全員の接種は、今月中には終えられる見込みだというふうに聞いております。

 では、重点医療機関以外の医療従事者はと言いますと、今現在接種はどんどん進んでいるんですけれども、システムへの反映がまだ完了しておりません。今後集計が進んでくると思いますので、全体の医療従事者の接種状況についてはあらためて公表させていただきます。医療従事者への接種の加速化については、昨日県医師会ならびに各郡市医師会、各市町に対しその旨を文書で依頼しました。医療従事者の皆さん、今後速やかに受けていただきますようにお願いいたします。また各医療機関も引き続きご協力をお願いいたします。

 次に高齢者への3回目接種への動きでございますが、接種事務は、こちらの方は市町の事務になりますので、市町によって差があります。人的資源の問題もある、場所等の問題もある、面的な問題もあります。高齢者施設入所者への接種が、それでもその中で差はありますけれども、施設スタッフを含めて順次実施されています。

 施設入所者に続く一般の高齢者への3回目接種の状況でございますが、先日の1月6日に各市町の接種開始予定を説明させていただきました。その後、各市長、町長の強いリーダーシップと現場の担当職員が頑張ってくれていまして、13市町が本日時点で実施時期を前倒しすることとなりました。この星印がついているところが前倒しをすることになったところでございます。これを含め、1月中にこちらのとおり伊予市から西予市まで、15の市町は1月中に高齢者の3回目接種が開始されることになりました。そして、人口の多い松山市をはじめ他の市町も、全て2月1日から開始されることとなったと報告がありました。2月中旬から開始する予定も前回は5市ありましたが、全部前倒しになりまして、県内では2月1日から全市町始まっているという状況になります。各市町はこれまでも早期実施に向け医療機関等との調整を懸命に行ってまいりましたが、さらなる前倒しに尽力いただいたことにあらためて感謝申し上げます。今後加速していくことに期待したいと思います。

 対象の皆さんにおかれましては、重症化リスクを避けるとともに、12歳未満の子どもを守るために、様子を見てからではなく、順番が来たらできれば速やかに接種を受けていただけたらと思います。なお、ファイザーとモデルナの交互接種は、既に本県でも医療従事者に対し実施されてきました。また、高齢者入所施設や一般高齢者での実施も予定されています。専門家からも国からも、いずれも接種しても問題はないと発表されておりますので、積極的に接種いただくよう重ねてお願い申し上げます。以上です。

 

(南海放送(幹事社))

 ただ今の発表事項等に質問のある社はお願いします。

 

(南海放送)

 南海放送です。今日発表分でも松山市の感染者が65人と突出して多くなっています。松山市独自に何か感染対策であるとか、県として求めることは。

 

(知事)

 一番心配しているのは保健所です。これだけ多くなってくると追い掛ける疫学調査等々、これからまださらに増える、特に松山市の場合、今若い人たち、宇和島の場合は若い人から徐々に広がっているのと同様の経過をたどっていく可能性がありますので、そこらあたりのピークがまだ見えてない。で、今どのくらいの状況なのかっていうのはちょっと私どもも直接ではないんで分からないところがあるので、その体制づくりをしっかりやっていただく必要があるんじゃないかなというふうに思います。で、前回までは県や他の機関からも応援が入っているんですけど、少なくとも県の保健所、今回は全県で感染が拡大しているので、各県の保健所も筒いっぱいの状況になってきてるので、そちらの方がなかなか派遣できない状況になってくると思いますから、それらも含めて対応策を考えていただきたいと思っています。

 

(テレビ愛媛)

 テレビ愛媛ですが、ワクチン接種は医療機関の負荷を下げるためにも必要なことかと思います。第6波を乗り越えるためにも、あらためてこの3回目接種の意義について教えていただければ。

 

(知事)

 そうですね、いろんな懸念をされている声も一部あってですね、それはもう強制ではありませんから、ただ、専門家あるいは医師会、そこからも正式に3回目接種の有効性等々は公表されておりますので、それを受けて特に重症化率が低くなるというのはデータを見ても明らかになってきていますので、もちろん体質等々で打てない方もいらっしゃいますから、それ以外の方は可能であれば受けていただきたいなというふうに思っています。それが医療負荷や保健所の負荷を高めない力にもつながってくる、これだけ増えてくるとそういう視点も出てくると思いますので、お考えいただけたらというふうに思います。

 

(あいテレビ)

 あいテレビです。高齢者施設でクラスターが起きるなど、年代別で見ても幅広い年齢層での確認がされていますけれども、あらためて若者に対して、特にどういった行動を変えてほしいですとか、若者に対しての注意というのはどうでしょうか。

 

(知事)

 そうですね、よくインタビューなんかで飛び交うのは、「重症化しないから」という割と危機感がない声も聞くことがあるんですけども、それはあくまでも自分自身を考えたときのみに出てくる言葉だと思うんですね。やっぱり家庭がある、社会がある、そしてまた、いろんな社会をかたちづくっている社会基盤がありますので、特に成人以降の若者についてはですね、そういったところまで思いをはせることを通じて、なぜ気を付けなければいけないか、決して自分のためだけではないんだというふうなところに思いをはせてもらいたいというふうに思います。

 

(愛媛朝日テレビ)

 すいません、愛媛朝日テレビです。ワクチン接種と1月以降の陽性者の状況に関してなんですけれども、先ほどご説明はあったものの、ぱっと見、2回目接種等でも65.3%と多いような印象もあるんですけれども、先ほど知事も2回目接種の方の注意をというようなお話もあったんですけど、メッセージとしては、これは例えば2回目接種の人がマスクを外してたりとか、なんかそういう日常的に注意すべきような状況があるということなんでしょうか。

 

(知事)

 おそらく1カ月以上、約40日間、陽性確認ゼロが11月、12月、続きましたので、それはもう誰しもその中でそろそろ大丈夫なのかなとか、緩みというのがあったことは否定できないと思います。ただ、そこに付け込んでくるのがコロナだということは、これはオミクロン以前も同じでありますから、もう一度原点に返って気を引き締める時だというふうに切り替えていただいたらいいんではないかなというふうに思います。

 

(読売新聞)

 すみません、読売新聞です。今日の朝の定例会見でもまん延防止等重点措置については昨日から協議を始めているであったりとか、ただ一方で認証店に対する補償とか他にいろいろ制度の不備があるということをおっしゃられてたんですけれども、この感染を抑える効果という意味では、このオミクロン株に対してまん延防止というふうなかたちで制限をかけることというのは、より感染力が高いという状況についてはあるというふうに知事お考えでしょうか。

 

(知事)

 残念ながら今ですね、法律制度の関係で、自治体が打てる手というのは具体的なアクションとして起こせるのが法に基づく要請とそれから注意喚起ですね、そしてもう一点が飲食店の時短要請、あるいはイベント等の要請、これぐらいしかないんですよ。で、これを実施に移すときにはまん延防止等重点措置の適用を受けなければ自由にできないという実態があります。昨日も知事会で申し上げましたが、時短要請にしても制度上の問題点があって、その前にできるかと言ったら、それはもう限られた財源の中で、全て地方でお金を用意せよというふうになってますので、認証店についてですね、非常にこれはどこもだからできないような状況なんですね。ですから、時短要請イコール最善の策、それさえあれば収まるかと言ったらそういうことではないと思うけども、少なくとも人が接触する、感染しやすいリスクの場を制限するということにおいては多少の効果はありますので、それしか今手立てがない制度になってますから、場合によっては使わざるを得ないということも考えておかなければならないと思っています。まだ、やるやらない、決まっているわけではなくて、協議しているわけではなくて、やり取りをしている段階です。

 

(テレビ愛媛)

 すいません、昨日、国の方から発表された受験生の対策としての大学共通入試を、これを受けなくても2次試験だけで合否の判定をしてもいいというようなそういう話が出たかと思いますけど、この制度について知事としてはどのような。

 

(知事)

 いや、これは昨日突然の話ですから、正直言って学校現場がどう受け止めているのか、特に大学ですね、県立はないですから、そちらの方がそれでできるのかどうかというのが一番大きな問題なのではないかなと思いますので、むしろ学校現場、私も中身は昨日夜ニュースでぱっと見ただけなんで、現場の状況を考えた上での打ち出しなのかどうかというのもよく分からないところがあるので、むしろ逆に取材を通じて教えていただきたいというふうに思います。

 

(テレビ愛媛)

 不公平感というような話も出ておりますが。

 

(知事)

 だからそこが担保できるのか、あのニュースを見て、受験生が「公平性が、そこどうなるのかっていうのが心配です。」というそんなインタビューに答えた学生もいたんで、そこらあたりも議論はされたのかどうかも知りたいですね。

 

(読売新聞)

 すみません、読売新聞です。先ほどの質問のところでもう一度確認なんですけれども、先ほどまん延防止等重点措置の制度が、認証店に対する補償であったりとか、制度が改善されればより前向きな検討になるということになるんでしょうか。

 

(知事)

 いやいや、前向きな検討とかいう問題ではなくてですね、そこがちょっと今ご質問の主旨が分からないんですけども、要はこれまで申し上げたとおり、できればやりたくないです。でも、感染状況とオミクロン株の特性を考えた場合、感染状況で判断するものでもない。いわば医療現場の負荷、保健所の負荷、そしてまた関係者の意見、こういったものをトータル的に全部加味しながら考えていくべきものではないかなというふうに思っています。

 

(南海放送(幹事社))

 その他いかがでしょうか。それではこれで終わります。

 

(知事)

 はい、どうもありがとうございました。

 

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