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新型コロナウイルスの感染の確認等(1月8日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017461 更新日:2022年1月11日 印刷ページ表示

日時:令和4年1月8日(土曜日)15時00分~15時24分

場所:知事会議室

 

 

(南海放送(幹事社))

 それでは記者発表を始めますが、会見終了後レクがありますので、個別事例等に係る詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事お願いします。

 

(知事)

 昨日、県内で新たに確認された陽性者は38名でございます。前日の24名でしたか、一気にまた増えたということになります。内訳は既存7事例で14名、そして新規が24名含まれています。新規の人数は2日連続で20名を超えておりまして、中でも松山市が6名、そして今治市が本日の陽性9名確認されておりますが、全員が新規となります。そして宇和島市が6名。いずれも東予、中予、南予で人口の多い市に集中しておりまして、この点懸念をしております。一日に公表する陽性者数は、それまでは約40日間にわたってゼロが続いておりましたが、1月4日に3名を公表してから、4日しか経っておりませんけれども、県内の陽性確認はわずか4日の間に一気に38名に増加したということで、全国的に傾向が出ていますけども、オミクロン株の感染力の強さが非常に早いスピードで感染拡大につながっているというふうに思います。

 このため、本日1月8日より直ちに、本県独自の警戒レベルをこれまでの「感染縮小期」から「感染警戒期」に引き上げることといたします。年末に県内に持ち込まれたオミクロン株による感染が、既に年明け早々に、地域によっては拡散し始めていた可能性もあり、特に今日、明日、あさってのこの3連休、非常に強い警戒が必要となってきております。この時期、多くの市町で成人式が開催されることもありまして、また、この3連休中に同窓会や新年会を予定している方も多いと思いますが、旧友たちとの久しぶりの会合、本当に皆さんにとっては楽しみではあると思います。しかし、全国的に感染が急増している現状を踏まえますと、県内でもそうなんですが、特に県外から来県する人との飲み会は、今日も後で説明しますが、大半が年末年始に県外との往来があった方、あるいは、県外から来られた方との接触のあった方でございますので、さらに一気に拡大するリスクが非常に高いと言わざるを得ません。

 警戒期に引き上げる可能性があることについては、本日午前中に県議会の議長、主要な各会派の代表、経済界の代表者、医療保健関係者、市長会会長、町村会会長に私から直接説明し、県の判断について伺いましたところ、皆さん「それは致し方ない。県の判断を尊重する」という回答をいただいております。またこの3連休、特に、成人式やその後の同窓会への懸念は電話をしたそれぞれの皆さんが等しく、同じような危機感、懸念をお持ちでありました。

 本日は県民の皆さんへの要請を強める部分に絞って説明をさせていただきます。全般的な対策や要請につきましては、既に先んじて第6波の対処準備期間として、事業者や県民の皆さんに行ってきた要請、記者会見、そしてマスコミの報道、さらにはそれぞれの各種団体には文書で詳細通知しておりますので、その徹底を継続していただきたいと思います。

 特措法に基づきまして、この3連休以降、次の3点を法律に基づいて要請いたします。

 まず、同窓会や新年会など、県外から来店する人との飲み会は開催を延期していただきたいと思います。その他の飲み会も慎重に、しっかりと感染回避行動、認証店の活用、飲み会のルール、こういったことを念頭において慎重にお願いします。そして、年末年始に県外往来のあった方や県外からの来県者と接触した方は、この3連休は外出や人との接触を可能な限り控えるなど、くれぐれも行動に注意をしていただきたいと思います。なお、不安のある方は無料検査所を1月5日から東中南予に開設しておりますので、積極的に県民の皆さん、無料対象にしておりますので検査を受けていただきたいと思います。

 次に成人式についてでございます。本日は二つの町で、明日は12の市町で成人式が開催され、県外からも多数の方が帰省し、参加することが予想されます。一昨日、緊急にテレビ会議を開催しまして、各市長、町長さんに私の方から、「直接主催される市長、町長さん、くれぐれも対応をよく検討してほしい、どうするか決めてほしい」と要請させていただきました。加えて、警戒期に入りますので、本日、午前中にあらためて県の方から成人式が予定されている市町には文書でもう一度、検討要請を行っているところでございます。それぞれの市町で参加者の規模、県外からの参加の有無、事前の検査の有無、やり方が異なっています。新居浜市や内子町では参加者への無料検査を行うと聞いております。今治市では職員も動員して、会場の入り口や成人式の開催前後でも、集団が形成されないように誘導するなど、きめ細かな対応を会場ごとに行うという連絡が入っております。他の市町もこのような措置も参考にしていただいて、くれぐれも、後でそこはやってなかったということのないように、もし(成人式を)実行する場合はお願いしたいと思います。本日、公表の陽性者の中にも行動歴の中で、県内で年明けすぐに開催された成人式への参加が確認されている方もいらっしゃいます。感染を拡大させないためにどうすればよいか、開催の有無も含め、よくよく検討と判断をお願いしたいと思います。成人式の場合、規模の違いもそれぞれあります。管理ができるのかどうか、その後の体制を取れるのかどうかも含めてそれぞれ異なりますので、市長、町長の判断になるということでございます。繰り返し申し上げますが、成人式そのものでなく、むしろその後の飲み会が心配でございます。久しぶりに顔を合わせ、お酒を交えて懇談したい気持ちは当然だと思います。よく分かりますが、現在の状況を踏まえまして、式典前後の会食や同窓会は延期をお願いしたいと思います。市町からも特措法に基づく県の要請として強く呼び掛けていただきたいと思います。そして、新成人の皆さんもちょうど皆さんが成人になった時に全国で等しくコロナに対応する状況を迎える中での開催となりますので、大人としての良識を発揮していただくことをぜひぜひお願いし、期待をさせていただきます。

 なお、昨日お知らせしたように、国において沖縄県、広島県、山口県の3県へまん延防止等重点措置の適用が決定されたことを受けまして、県外往来に関する要請を任意の要請から特措法に基づく要請に切り替えます。重点措置地域との不要不急の出張や往来の自粛、感染が拡大している地域との出張、往来は慎重に判断、その他、県外との出張・往来時には現地の感染状況を確認して現地の注意事項を順守すること、これをぜひお願いしたいと思います。なお、いずれの地域を訪問する場合でも、不安がある方は往来等の前後に無料検査所も活用し、積極的に検査を受けていただきたいと思います。

 続いて、昨日の検査結果でございます。まず、年代、性別でございますが、引き続き、ご覧のとおり20代が19名となっておりまして、行動力のある若い世代が圧倒的に多くなっておりますが、ただし、徐々に他の年代にも感染が増加しておりまして、若い世代から幅広い世代への感染の連鎖が危惧されるデータとなっております。10歳未満や70代も確認されておりますが、こちらの方は帰省した若い世代から家庭内感染で広がったものでございます。この段階ではそういう状況でございます。男性18名、女性20名でございます。

 居住地は依然として松山市が14名と最多でありますが、先ほど申し上げましたように、今治9名、宇和島10名、東中南予の人口の多いところで確認されております。特に宇和島市では、会食等を通じた感染の広がりが複数事例確認されています。今広がり始めているのではなく、既に年明け早々には市内での感染の拡散が始まっていた可能性もございます。宇和島市に限らず全ての市町においてもその懸念があり、強いオミクロン株の感染力を考えますと強い警戒が必要であります。

 なお、県内各地での陽性確認を受け、既に西条保健所に新居浜市に応援に入っていただいておりますが、それに加えまして、今治保健所、宇和島保健所管内の全ての市町、全市町に順次、各保健所に応援に入っていただけることになりました。おそらく今回、保健所がまず最初に圧倒的な負荷が生じることが予想されますので、体制を整えるということへのご協力に対して、各市町に感謝を申し上げたいと思います。

 次に職業でございますが、会社員が16名と圧倒的に多いのが本日の特色でございます。これは年明けの職場での感染拡大リスクがいよいよ現れてきていると。経済団体にはその点の注意を関連の企業等々にきめ細かく出していただきたいという要請をしておりますので、実施していただいております。さらに警戒を強めていただきたいと思います。また、年明けの帰省や生活上の接触により、医療関係者、そして福祉関係者でも(陽性)確認されてます。ただ、院内感染や施設内感染は確認されておりませんが、保健所が現在迅速に調査と検査を行っています。

 公務員2名のうち1名は県の職員でございます。中予地域の地方機関に勤務する50代の男性職員。こちらは既存の事例の陽性者から家庭内で感染したとみられます。感染可能期間に不特定多数の方と接する業務には従事しておらず、現時点での保健所の調査では、濃厚接触者は確認されておりません。また、児童・生徒、教職員が1名ずつ確認されています。こちらの方は現在接触者への影響等を追い掛け調査中でございます。

 感染経路は本日も県外が(パネルの)こちらに5名と出ており、確認されておりますが、ただし、家庭内の10名をはじめ会食や飲食店、生活上の接触などによる感染も確認されております。年末年始の県外往来等で県内に持ち込まれた感染が既に2次感染等により県内に広がりつつある状況であり、今後、陽性者が飛躍的に増加することも覚悟しなければなりません。それは先行して拡大している他の都道府県を見ても明らかでございます。今日も新潟県が100名を超えたというようなニュースも出ておりました。

 なお、本日の新規24名のうち県外由来とされるものが5名でございますが、こちらの調査中事例12名の中でも、県外往来や年始に県外から来た方と接触した行動歴をお持ちの方が12名のうち10名いらっしゃいます。県外由来または県外との接点のある方々から、家庭内や会食、職場で広がったとみられる方々が7名になってきております。つまり、何らかの県外エピソードやその関連を合計すると22名、昨日、おとといですか、申し上げたように、この段階ではまだ9割以上がそうした初期の段階で確認されているケースでございまして、残りの2名だけは現時点で感染経路の推定の手掛かりが得られていないケースでございます。

 次に入退院・検査状況でありますが、医療機関に入院されている方は6名増えて44名でございます。宿泊療養施設は今も看護師さんお医者さんの手配が順次進んでおりまして、週明けぐらいから運用が開始されますが、まだ入っておりません。来週に運用開始する予定でございます。そして、昨日申し上げたように自宅療養等は一部入院調整中の方を含めて33名となっています。重点医療機関や医師会等との協議が整いまして、昨日から医師が症状等を丁寧に聞き取って入院治療の必要がないと判断した方は、自宅療養をお願いするなど、本当に入院による治療が必要な方を重点的に入院していただく運用を開始したところでございます。自宅療養者に対しては保健所が郡市医師会や薬剤師会等と連携しまして、健康観察や医療提供を行う体制をそれぞれの地域で構築しており、しっかりとフォローを行ってまいります。退院等となった方はまだいまだにこの年明け以降は出ておりません。

 最後に「L452R」変異株PCR検査結果でございますが、昨日12件の変異株検査を実施して、全てオミクロン株疑いであることが確認されました。愛媛県の今、感染が確認されているケースはもうオミクロンというふうに捉えていただいていいんではないかと思います。以上でございます。

 

(南海放送(幹事社))

 ただ今の発表事項等に質問のある社はお願いします。

 

(愛媛朝日テレビ)

 愛媛朝日テレビです。警戒レベルについて、連休明けの12日にも引き上げるかどうかを判断されると当初おっしゃっていましたけれども、連休初日の今日引き上げた理由について、あらためてお聞かせください。

 

(知事)

 事前に当面は連休明けを想定しているけれども、感染状況によっては速やかにということはあり得るということはお話ししておいたと思います。日々日々感染状況確認しておりますので、この2日間で3倍、4倍になり、そして今日も1.5倍になりという状況になりましたので、これはもう速やかに引き上げるべきというふうに判断をいたしました。

 

(NHK)

 NHKです。今後、時短要請をされる方針はございますか。

 

(知事)

 もちろん、今後の状況次第によっては、地域の感染状況、医療現場の状況、それから地域の状況、いろんなケースを日々日々分析していきますので、その状況次第によっては、当然のことながら可能性としては出てまいります。

 

(NHK)

 もうウィズコロナ3年目に突入する中で、これまでよりもその飲食店とか、あるいは一般の企業の中でも感染対策というのは浸透してきていると思うんですけれども、今回の第6波に向けても、これまでと同じような対策を繰り返していくというようなイメージですか。

 

(知事)

 というかですね、日本の法律上、やれることが限られているというその中でしかできません。法治国家である以上はその中で対策を打っていくと。地方自治体に具体的に実行できる権限というのは飲食店への時短要請、それから法律に基づく行動の制限の要請、これが中心になっています。であるが故に、それ以外のことについてはさらなる法改正が必要になってまいりますので、その点は非常に苦慮しているところではございます。

 

(NHK)

 逆に経済の方に重心を置くというか、経済を回すということを。

 

(知事)

 バランスですね。両方を常ににらみながらアクセルとブレーキのハンドリングは、もう常にこれは難しい課題ですけども、正確な答えはありませんから、議論をして、関係者の意見をよくよく聞いて、いろんな意見があると思いますけども、何らかのかたちは決めていかなければなりませんので、それは最終的に決めさせていただきたいと思っています。ただ、飲食についても、例えば感染リスクがゼロになるわけではないですけど、感染リスクを低減させることにはつながる認証店制度の拡大等々は落ち着いている時に呼び掛けて、多くのお店が取り組んでくれています。やはりこうした状況になってくると、そうした取り組みをしっかりと行っている店を選んでいくということも大事な行動になりますので、これはこれまでとは違った展開になっていくんではないかなというふうに思っています。

 

(あいテレビ)

 あいテレビです。学校への対応についてお伺いします。週明けの11日には県立学校の始業式ですが、これは予定どおりなのかということと、あと多くの学校で再開しますがそれに伴って何か要請などされることはあるんでしょうか。

 

(知事)

 そうですね、学校現場は非常にこれまでもさまざまな経験を積んできていますし、もちろん部活等々、あるいは学校から帰った後の仲間内での集まり等々、あるいは部活の寮みたいな所での(陽性)確認がありますけれども、学校そのものでワーっと大きなクラスターというのは出てないということはそれぞれ学校がすごい気を付けてやっていただいているということだろうと思います。それを引き続き、さらに感染力が高いという前提で取り組みを強めていただきたいということは、県関係の学校に全て通知が出てまして、それからこれはもう私立の学校、市町教育委員会も参考にぜひ同様の対応していただきたいというお願いはしております。ただそれでもオミクロンの感染力で拡大してしまった場合には、これはオンラインの授業であるとか、こういったことを組み合わせながら行っていくということも当然選択肢には入ってくると思います。

 

(南海放送(幹事社))

 他によろしいでしょうか。ではこれで終わります。知事ありがとうございました。

 

(知事)

 はい、ありがとうございました。

 

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