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新型コロナウイルスの感染の確認(3月31日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017457 更新日:2021年4月3日 印刷ページ表示

日時:令和3年3月31日(水曜日)15時00分~15時44分

場所:知事会議室

 

 

(知事)

 昨日は33名の陽性者が確認されております。陽性が確認された方に心からお見舞いを申し上げさせていただきます。33名の内訳は、既存12事例で19名、うち松山市の繁華街クラスターの事例で5名、新規12事例で14名でございます。なお、これまでと同様に、保健所の調査が進むうちに感染経路が他の事例とつながってくる場合が見受けられます。その場合は、事例を統合する可能性があることを事前にお知らせさせていただきます。また、後ほど詳細は説明いたしますが、松山市内で新たな職場内クラスター、これはもう最終段階のケースなんですけども、後ほど説明します。それが1件確認されているとともに、衛生環境研究所の変異株検査で12件の変異株陽性が確認されています。その他に(臨時)PCR(検査)センターの第1陣の検査結果も出ておりますので、後ほど報告させていただきます。

 本日、説明するのは主に3点、臨時PCR検査センターの運営状況や現在の感染状況の評価、二つ目は福祉施設と自主検査補助の拡充の周知をもう一度重ねて説明いたします。そして、最後に昨日の検査結果についてでございます。

 まず、臨時PCR検査センターの運営状況でございますが、昨日から松山市の繁華街で、繁華街の飲食店で働く方々、症状のない、無症状の方々を対象に臨時のPCR(検査)センターを開設いたしました。初日から163名の方が来られました。本当に(総合)保健協会等もしっかり頑張ってくれまして、特に混乱もなく、そして皆さんもルールを守って積極的に検査を受けていただいたことを報告させていただきたいと思います。繁華街の飲食店の従業員の皆さんにおかれましては、ぜひ積極的に検査を受けていただきますよう、そのことによって全体像もつかめてまいりますので、皆さんの健康のためにもぜひよろしくお願いいたします。また、この163名の検査で、陽性が確認された件数が先ほど連絡がありまして、2名の陽性が確認されたということでございます。なお、この2名については、昨日、今、先ほど申し上げた33名には含まれておりません。別途でございます。プレスリリースの資料には含まれていないのでご注意願います。

 この状況を受けまして、県民の皆さんにお伝えしたいことは三つございます。まず、正直言ってどういう結果が出るか予想がつかなかったんですけども、取りあえず、取りあえずです、まだこの段階ですから、第1陣でございます、第1陣だけを見た場合には陽性確認は2名にとどまったということ、仮に繁華街でまん延状態となっているならば、無症状の検査でも多数の陽性確認が出てくるんではないかというふうに考えておりました。ただ、2名ということで、そういう状況までには至ってない、あくまでもこの第1陣の状況では、そういうふうな判定が出ております。しかし、まだまだ初日ですから、これをもって全て、全体像を判断するという段階ではないというふうに思っております。評価するのは時期尚早、あくまでも第1弾の結果報告でございます。

 二点目は、ここ最近の感染状況は松山市繁華街という限定した場所で大規模に発生したことはご案内のとおりでございます。しかし、その感染が徐々に家庭内や職場内、そして、松山市以外の県内の地域にも広がりを見せ始め、気を付けなければいけない極めて憂慮すべき状況でございます。地域への感染を完全に防ぐことは、これはもう見えない敵でありますから不可能だと思いますけども、大きな波にしないことが重要であるという点でございます。

 それから三つ目にお伝えしたいことは、県内の第4波でございますが、3月23日公表の23名の「繁華街クラスター」、陽性確認が端緒とみられますが、今、これをおさらいしておきますと県外から来たのか、あるいは県内の方が感染拡大地域に旅行、あるいは出張等で行かれて持ち帰って来られたのかは分かりません。が、その一部の感染された方が割と早い段階で症状が出ていたんだけれども、かかりつけ医の先生の所に行かずに職場にしばらくの間出られたということで、ポツポツと広がりがあったんだろうと推測されます。そして、そこに3密回避が十分に取られていない一部の所で大きな集いがあったということで、感染回避行動をおろそかにすると、そこに感染力の高いと言われる変異株が絡むと一気に拡大するというケースだろうと思います。そうしたようなことを考えますと、本日から無症状・軽症者の最初に入られた方ですね、時間が経ってきましたんで療養解除、回復が少しずつ出始めます。既に2回陰性が確認された人もまだ若干名ですけど出てまいりました。少しずつ始まってまいります。これまではもう、ともかく、どんどんどんどん検査行っていますから、陽性確認、入院、宿泊療養、自宅療養の数が積み上がる一方でございましたけれども、これから徐々に退所、そして療養解除の条件をクリアして復帰される方も出てまいります。大きな波にしなければ、この状況の中で医療の過大な負荷にならないようにすることが十分可能であるというふうに思いますんで、今後の1人1人の感染回避行動がカギを握るということになります。この三つと、このPCRの臨時の検査センターの第1回目の検査結果から皆さんにお伝えをしておきたいと思います。

 3月25日に特別警戒期間を宣言しまして、およそ1週間が経過しました。まだ、残念ながら感染の広がりが顕在化する一方で、ほとんどの県民の皆さん、注意深い行動を取っていただいておりますので、その結果もこれから現れてくると思います。また、時短要請も開始されます。この先の1週間、こうしたような状況を受けての1週間程度の推移というものが重要でございますので、注視して、そして臨機応変に対応策を考えていきたいと思います。

 次に本日の二点目、3月25日に再拡充しました福祉施設等自主検査補助について、再度、極めて重要なポイントになりますので、報告、ご案内をさせていただきます。高齢者施設での感染をともかく抑えなければなりません。そのために全県を対象に、福祉施設等の自主検査に対する補助制度を創設し、3月25日から当面の間、今のところ期間を区切っておりません。施設等が必要と認めた職員の検査費用の全部を補助対象として拡充をいたしました。エリア限定でなく、県内全域の対象でございます。1月に、今の波とは違う、前の波のときに3カ所の高齢者施設でクラスターが発生して以降、福祉施設職員の感染事例は非常に少ない状態が続いています。今この時点でも繁華街関係でポツッとは出ても広がりというものは確認されておりません。これはもう本当に、日頃から施設職員の皆さんが家族の関係も含めて感染リスク回避行動を、施設を挙げて徹底していただいているということだろうと思います。その意識の高さが表れてきているんではなかろうかと思います。施設の職員の方々は、飲み会、また県外との往来を控えるなど行動に十分注意をされているんだろうと思われます。施設の経営者も職員だけでなく同居のご家族にも感染回避行動を徹底しており、感染リスクは極めて低いと考えている方も多いんではなかろうかと思いますが、念には念をということで、施設職員やその家族がいくら気を付けてもちょっとした生活上の接触等などで、変異株感染力がちょっと今までのより強いということも含めると避けられないリスクはあるんだろうと思います。現にポツポツ発生しているのがそういうケースだと思いますので、重症化リスクの高い、そしてもし(コロナ感染症に)かかられた場合、医療負荷が格段に高まるこうした施設での広がりを止めなければなりません。この自主検査補助はPCR検査のみではなくて抗原検査も対象といたしております。そういう場合は少ない負担で検査を受けることもできます。また、県のホームページにおいて県内の検査可能機関も掲載しておりますので、ぜひご覧をいただきたいと思います。またこれは1回陰性が出てもしばらくしてということもありますので、施設の関係のこの制度については1回だけでなく、定期的な検査でも補助対象とする方向で考えたいと思います。施設の管理者の方々、特に中予地域の施設の皆さんには、この機会に積極的な自主検査を実施していただきますようにお願いを申し上げたいと思います。なお、このことについては昨日の市町との連絡調整会議(愛媛県・20市町合同新型コロナウイルス感染症対策本部会議)で各市長、町長さんたちにも、ぜひそれぞれの地域で呼び掛けを行っていただくように要請させていただきましたので、ぜひ行政の方にご相談もいただけたらというふうに思います。

 次に本日の三点目。昨日の検査結果でございますけれども、まず33名の概要でございますが、依然として20代、30代が中心ではありますけども、2日前ぐらいから顕著になってきているのが幅広い世代への感染確認、陽性者の確認でございます。男性、女性は大体半々ぐらいが続いています。そして地域も松山市が25名大半を占めておりますが、いろんな地域、南予・東予も含めて極めてまだ初期、散発的にとどめていますので、この時点で頑張れば広がりは抑えることができると思いますので、ぜひこうした広がりつつある状況というのを認識していただきたいと思います。そして感染経路でございますが、やはり仕事関係がまだ多いんですが、それを上回るかたちで家庭内、いわば二次感染が出てきています。生活上も含めるとですね、11名でございます。飲食なんかは落ち着いています。やっぱりこれは飲食の大人数を避けて短時間で普段顔を合わせている人、そして感染回避行動をしっかり取っているお店限定、これさえ守ればそう大きなリスクはないということがこのあたりでも分かっていただけるんではなかろうかというふうに思います。また職業でございますが、この中に一つスポーツ関係者、これは県内のプロスポーツ団体に所属する方で、既に所属先から公表をされています。県外から連絡があって検査をしたケースでございます。

 次に入退院の状況でございます。医療機関に入院されている方は1人減って58名でございます。療養施設の方に移動されている方もおいでますので、新たに入院された方も含めて1人減ということでございます。そして重症者は変わらずに、今のところ幸いなことにゼロでございます。宿泊療養施設の方は「(ホテル)たいよう農園(古三津)」さんも開きましたので、8人増えて48名ということでございます。自宅療養は(入院)調整中、そして自らが選んだ方、医師の判断も全部含めて25人増えて181名でございます。先ほど申し上げましたように、変異株事例の関係者で2回陰性が確認された退所予定の方も出始めました。今後も順次、陰性確認の検査を進めてまいります。その結果、退院となった方はまだこの時点では1名でございますけども1054名となりました。

 次に全体の調査状況でございますけども、昨日は、濃厚接触者(等の)行政検査は165件、ここにはかかりつけ医の先生方の検査は含まれていません。それらの全ての検査を含めての陽性が33件、このうちの33件のうち15名がここには出ていない民間検査機関、かかりつけ医の先生方の検査によって判明したものでございます。すなわち行政検査で165件のうち、陽性が出たのは18件ということになります。

 次に全体の状況ですが、封じ込めた事例については変更ございません。一方で囲い込み事例では囲い込んだ中で変異株が確認されたという事例でございます。347事例目、松山市保健所のケースでございます。ちなみにこの変異株の欄、黒は既に変異株確認済み。それから青の欄が昨日の検査で変異株が確認されたもの5件ございます。後ほど説明いたします。

 まず調査中事例では新たなクラスターについてのお知らせでございます。339事例目でございます。既にこの事例は複数のところで感染が確認して5名を超えていたんですけども、クラスターの認定はしていなかった事例で、検査もどんどん進めていたものでございます。その中で6名陽性者が確認されていたわけなんですが、保健所の調査によりまして、昨日の検査で陽性が確認された方と、これまでの別々の陽性確認の中で相関関係が見えまして、同じ職場内での接触ということでございました。この職場内での接触陽性者が5名以上になりましたので今日、クラスターの認定といたしますが、職場内の者6名、それ以外の者1名というケースでございます。職場は松山市内の一般の方も訪れる店舗でありますけども、利用客と近い距離で長時間会話するような場所ではございません。そして保健所の調査で、マスクや消毒等の感染対策はしっかり行われていたこと、そして利用客との接触状況も確認し、従業員以外に感染が広がる可能性はないというのが保健所の見立てでございます。本日クラスターとして公表しますけれども、この事例については初期段階から店舗側の全面的な協力によりまして、既にこれまでに35名の検査が行われております。すなわち囲い込みの最終段階でございます。またこの事例は変異株(の陽性が確認された事例)ではございません。従来型であってもクラスター化する恐れは十分にあるということをここで申し上げさせていただきたいと思います。引き続き、調査・検査を進めて全力で囲い込みに向けて取り組んでまいります。次に337事例目、松山市の「繁華街クラスター」でございます。このクラスターの関係では、先ほどのこちらの(臨時)PCR(検査センター分)は全然別にしています。それ以外。昨日の行政検査としては26プラスかかりつけ医の民間検査がございます。その中で5名の陽性者が確認されました。これでこの事例の陽性者数は183名となります。内訳は、従業員・利用者等が144名、店以外の者が39名ということでございます。店側の積極的な協力、そして保健所の調査・検査の進展により従業員や利用者の陽性確認は減少傾向にありまして、問い合わせももう数件から10件程度になってきていますので、初動の、あくまでも初動です、初動の調査については大詰めを迎えているんではなかろうかと思います。

 ただし、このクラスターに端を発した二次感染による陽性確認は続いているという状況でございます。今後、冒頭申し上げましたようにこれらの感染がともかく高齢者施設、あるいはご高齢のいるご家族に広がることを回避する。これが大事でございますので、総力を挙げてこのクラスターの囲い込みと封じ込めに全力を注いでまいります。

 次に344事例目、3段目でございます。これは昨日クラスターとして公表したケースでございますが、2件に両名とも陽性が確認されました。これにより、このクラスターの陽性は14名となります。発生店舗の従業員等が9名、その他店舗の従業員等が4名、プラス2で4名でございます。で、それ以外のものが1名ということでございます。なお、この事例については既に事業者が公表済みでございますが、事業所の従業員の方全員を、相当数に上りますけど、もう全員やるという方向で決めたそうです。自主検査の実施を予定していると聞いております。保健所においてもタイアップしながら協力をして囲い込んでいきたいと思います。

 これらクラスター事例以外に昨日は濃厚接触者の検査、こちらから下がクラスター以外になります。ここからこちらの10事例でそれぞれ検査は行われておりますが、1名から2名の陽性確認は出ております。ただ大きく広がっているという事例はございません。いずれも家庭内や生活上の接触による感染と考えられます。なお、陽性者に医療・福祉関係者はいらっしゃいません。また、松山市やその他周辺でなくこの中には宇和島、八幡浜、中予保健所管内の事例も含まれているので、徐々に全体にもう可能性が出てきているということは分かりいただけると思います。

 また、その他の事例ではこちらの陽性者がないところですね、こちらでも検査は行われておりますが、濃厚接触者67名の検査が行われています。こちらですね、67名の検査はこれ全て陰性が確認されています。その他新規事例では12事例で14名、これは現在保健所が調査を進めておりますので、検査に結び付けて全体像の状況をつかんでもまいります。

 最近のこの事例をいろいろと分析すると、もちろん(個人の)特定を避けるために全てを皆さんにお知らせすることはいたしません。ただ、傾向として感染事例ですね、それぞれ理由があるなと思われるものが多数見受けられます。一つは県外に行った、あるいは県外の方々との接触があった県外由来のケース。それから深夜帯に及ぶ人との近い距離での会話、長時間、こうしたところで深夜帯での飲食関係、それから大人数での集いや会食、こういったケース。それから発症後に勤務を続けていたというケース。それがまた人と接触を数多くされたということですね。こういった行動履歴が確認されております。大人数の集いでは気が緩んでしまったんでしょうか、マスクの着用が十分でなかったとかそういった感染回避行動を徹底されていないという、これが変異株につけ込む隙を与えたということではなかろうかと思います。本県は事実上の緊急事態宣言のさなかにあります。ぜひこういった事例を参考にしていただいて、もう一人一人が気を付ければ感染するリスクは回避できますので、油断したら感染するという状況にあるということでそれを前提に行動をしていただきたいと思います。

 次に感染状況を受けて、県庁内、今までのルールさらに強化をいたします。まず、明日から4月1日になりますが、新たな職場においての県庁内の歓迎会、当面見送りを周知いたします。それからプライベートの会食は感染対策がしっかりとできているお店を利用するということを絶対条件。原則5人未満で長時間は避ける、対象者は毎日顔を合わせている人と限定する。これを全県庁(職員)に周知いたします。特に新年度を迎えると気持ちが緩みがちになるので、まず県が方向性を率先して示してまいりますので、ぜひ皆さんにも参考にしていただけたらと思います。

 また、昨日ちょっと報告で、花見会場、本当に多くの県民の皆さんはしっかりと(ルールを)守っていただいて、お花を身内の方少人数で開花を楽しんでいる範囲でとどめていただいています。シートを敷いて飲食とかそういったことはやってない状況になっていますが、一部本当に少人数ですけどもやっていらっしゃるという方がいたという報告が入ってきています。これだけの状況ですから、もうそのちょっとした一部の方の油断の行為が感染拡大につながるということをぜひ考えてください。これはもう本当にお願いします。もう本当にワクチンが行き渡るまでが、まだ国の状況分かりませんけれども、我慢というのは続いてまいりますので、シートを敷くなど着座しての飲食は自粛をしていただきますようにご協力をお願いします。

 最後に変異株の検査でございます。昨日も衛生環境研究所で変異株PCR検査を13件実施し、12件の陽性、1件の陰性が確認されました。今回陽性が判明した事例は、先ほど申し上げたように、この青いものが新規でございます。既に確認されていた344事例では、1人で確認されています。その他全て1から6の青いところですね、これが新規で確認された事例でございます。この他、こちらの新規の事例ですでに(変異株PCR検査を)やって結果が出ているのがありまして、2事例変異株が確認されております。こうした状況を見ると、やはり本県で最大規模となった松山市繁華街のクラスターが発生して以降の要因が大半を占めているということだろうと思います。昨日、本日でさらに2件のクラスターがこちらの「繁華街クラスター」以外でも確認されまして、本県で変異株陽性が確認された事例はもうすでに22件となっております。松山市周辺やその周辺市町から県内へと変異株による陽性が広がっている状況、置き換わってきているという状況ではなかろうかと思います。今後さらなる感染拡大が見られ、医療機関への負荷が増大する事態となれば、これはもうそのときは、今後の状況、そしてまた第2弾のこの臨時PCR検査センターの状況なんかも踏まえて判断していきますけども、場合によってはさらなる行動制限に踏み込まざるを得ない状況になる可能性もゼロではございません。ぜひ感染の拡大をくい止めるために、感染された方はもう本当に申し訳ない、呼び掛けてはいるんですが、無責任な情報を拡散するような人たちがインターネットあるいはSNS上にまだまだいらっしゃる。それに対する恐怖感は本当に分かります。でもこれ無理なんですね、いくら呼び掛けてもこういう人たちはやめません。ですから本当にその中で恐怖感もあると思いますけども、保健所の調査へはぜひご協力ください。これがなかったら追い掛けることができなくなってしまいますので、その代わり、特定されないように十分気を付けて情報の取り扱いをしていきますので、まず協力をお願いしたいということ。そしてまた臨時のPCR検査センター開設、福祉施設等の自主検査に対する補助制度の拡充、そして変異株検査の積極的な実施、この段階で出来る限りのことを関係者の皆さん、力を合わせてやっていただいておりますが、やはり重要なのは皆さんの感染回避行動でございます。もう繰り返し言います。しつこいぐらい言います。先ほど申し上げたような無責任な不安をあおるような情報拡散をする人は抑えられません。そういったものに決して踊らされないように、もう多くの皆さんは分かっていただいていると思いますがお願いします。それから変異株の置き換わりが確認されているんではないかと推測されますので、今までより感染力が強いというような前提で行動していただけたらと思います。その他の点についてはそう今までの従来株とは変わらないということでございます。そして、そのためにも感染回避行動を徹底してください。先ほどの飲食もルールさえ守れば感染リスクはほとんどありませんから、その範囲の中で行動していただくということ。日々の活動に十分気を付けて毎日を過ごしていただきたいということをくれぐれもお願いし、そしてこれらのことについて、全員に届いているわけではありませんから、皆さんの力も借りて、皆さんの周辺にも声を広げていただきますようにお願いを申し上げたいと思います。以上です。

 

(テレビ愛媛)

 まず繁華街クラスターについて、初動の調査を大詰めということで。これはもうピークは越えたというふうに考えているのか。

 

(知事)

 いやこれ全体のケースで考えると、ここに端を発して二次感染が広がって、陽性確認が続いていますから、ピークを越えたという表現はできないというふうに思います。ただ極めて限定した、それに関連するお店だけに絞って考えれば、そこでのピークは越えているということは言えると思いますけども、クラスターのピークは全然越えてないということです。

 

(テレビ愛媛)

 今後、さらなる行動制限の必要性も出てくる場合もあるということだが、具体的にはどのようなことを想定しているのか。

 

(知事)

 本当にできるだけ効果的に、やれることというのは限られているんですね、法的なしばりもありますから。その中でできるだけ効果的に。そして多くの皆さんはですね、本当に生真面目にしっかりとした感染回避行動をやっていただいているんですよ。飲食店にしても、本当にいろんな苦労をしながらですね、感染回避のための取り組みを進めていただいていますので、本当に申し訳ないと思いますけども、そういったところをやっていただいてる方への影響がこれ以上出ない範囲の中で、何かないかなというのを今検討しています。今、具体的にどうかっていうことは、まだやる、やらない決まってもいないですし、やらない可能性もありますから、詰めているわけではありません。かつ、もう一つ付け加えるならば、(クラスターの発生から)随分日が経ちましたけども、松山市の周辺の(感染)状況もまだ散発的ですから、この段階でしっかり、一人一人の方々のご協力いただいて抑え込めれば拡大が阻止できると思います。こちらの「繁華街クラスター」も、今日の結果がまたどうなるか分かりませんけども、もし仮に無症状者の検査でもそう多く(陽性が)出なければ、対処方法は十分ありますから、それはもう本当に一人一人が注意すれば、十分阻止できるということになろうかと思っています。

 

(テレビ愛媛)

 最悪、そうした周辺の市町に感染が散発的じゃなくもう広がってくれば、その辺での局所的な時短要請だとかそういうことは。

 

(知事)

 もちろんやります。はい。ここはもうやっぱり発生源をできるだけ集中的に抑えるというのが効果的で、本当に対策の原点ですから、それは臨機応変に対応していきます。

 

(南海放送)

 南海放送です。松山市中心部から感染が広がりつつある状況ということで、今日33人なんだが、少し前だと一つのクラスターで大人数が確認されるといったような状況だったかと思う。ここ最近は新規事例が半数近くに上っているなど、ちょっと状況変わってきているのかなと思うのだが、知事はその感染状況、フェーズ等についてはどのような見解を。

 

(知事)

 非常に難しいのがですね、さっきちらっと申し上げたんですけど、だいたい分析すると、一番多いのはこの「繁華街クラスター」との接点での発生、これは二次的な発生ですね。ただしその中で、詳細の聞き取りがなかなか取れない。きっとそう(繁華街クラスターの関連)だろうと思う事例もあるんですけども、そこが確約まで取れないという事例もあります。そういった点が一つ入っているということ。それからやっぱりいろんなケースごとに行動履歴をお聞きしますと、やはり県外行っていた、感染拡大地域に行った、感染拡大地域の方々との会食があったというのが、新規事例の中にも含まれています。それからやっぱり大人数で会食をしたという事例が複数ありますし、それらを全部結び付けていくというのは、聞き取りの、個人個人の限界がありますから、(事例として実際には)結び付いていても(調査の結果として事例を)結び付けられないというケースも相当含まれていると思います。そこはもう限界というのは正直に申し上げたいと思います。それとですね、やっぱりこういろんな事情があるというのは、皆さんもお分かりいただけると思うんですよ。今どういうふうにしているかというのを家族に知られるわけにいかないとかですね、そこらあたりをどう聞き出すかということがやっぱり調査のポイントになるので、実はその大きな妨げになっているのが、無責任な情報拡散をする人たちの行為なんです。みんなそれでやっぱり萎縮して怖いというふうな状況になっていますので、それは情報拡散している人は家に閉じこもってパカパカ打っているのかもしれませんけども、そうじゃない人が圧倒的に多くて、もう皆さんそれらの情報に何らかのかたちで接して恐怖感を覚えているということに思いをはせていただきたいと思います。そしてもう一つは、花見等々で見られたように、それでもまだ、なんていうんですかね、十分な(感染回避)行動を取られてない方はごくごく一部いらっしゃいます。もう大半の県民の皆さんしっかりやってくれていますから、そのちょっとした少数の油断が感染拡大につながるということをもう気付いていただきたいなというふうに思います。

 

(南海放送)

 少し話は変わるが、明日から、こうした状況の中、松山市の中心部、繁華街エリアの飲食店での時短要請が明日から始まる。こうした状況の中で、時短要請に期待する効果はどのように。

 

(知事)

 そうですね、この飲食店クラスター、飲食店ってひとくくりにしないでいただきたいということは、当初から申し上げてきたとおり、接待を伴う飲食店それから深夜帯に営業するバー、もうこれが中心というか、そういうとこで発生していますので、通常のお店のクラスターというのはないんですね。もちろんその人が利用して散発的にというのはありますけども、そこもしっかりとした運営されていますから広がっていないというのは今の現状でございます。それを客観的に見つめるためにも、今現在、無症状の方の繁華街での検査を行っているわけなんですが、少なくとも今日の時点では大きな広がりというのは見られていない。明日どうなるか分かりません。これはもう明日の検査、あさっての検査を待って、(結果を)見ていかないといけませんけども、そういう状況ですので、やっぱりルールを守った行動をすれば、感染リスクは低いということはお分かりいただけると思うんですよ。ただ問題は、その最初に申し上げた接待を伴う飲食、それから深夜帯の営業、ここがやっぱりふさぐ必要があるということで、そこで効いてくるのが時短要請ということになります。この効果が発揮されることを、効果として現れることを本当に期待したいと思っています。

 

(南海放送)

 どのような効果か。

 

(知事)

 いや、もう(お店が)閉まっちゃいますから、行かなくなるってことでしょう。その場での(感染)リスクがなくなるという、その場がなくなってしまいますから。ただ(時短要請を)守られなかったらもうどうしようもないですね。これはもう法的な強制力がありませんから。もうここはともかくこの状況の中で、それぞれのお店が将来、この地域でやっていくのであれば、ここは協力をいただきたいというふうに思います。

 

(愛媛朝日テレビ)

 まだ散発的ではあるが、南予の方でも変異株が確認されている。要因として考えられることというのは何かあるか。

 

(知事)

 これだけ急速に感染が確認されて、それぞれに変異株が出ていますから、やっぱり元の関連があるんだろうということは、まだ確定はしませんけども、推測されるんじゃないかと思いますね。

 

(愛媛朝日テレビ)

 「元の」というと繁華街クラスターからのと。

 

(知事)

 「繁華街クラスター」からの。はい。

 

(テレビ愛媛)

 繁華街クラスターの件で、昨日、国の方が繁華街クラスター、もし県の要請があれば、国の専門チームを派遣したいと。現時点でどのように。

 

(知事)

 今現場ではですね、医療関係者等々も含めて、保健所も含めて、県内でまだ回せる段階という報告が上がってきています。いつでも現場がこういう体制を国に求めて欲しいということがあったら、すぐに言ってくださいと。つないで、国からの要請引っ張ってきますということを現場には報告しています。ただ今は県内でできると、この段階はですね、という報告が入っています。国の支援というのは、最終カードとしてまだ持っていたいと思いますし、ただ大変なのは国の支援が入ってくるとですね、もう事務作業が膨大になるんですよ。ここはもう改善していただきたいんですけども、逐一、逐一報告書を書かなければならなくなるので、事務作業というのが膨大になりますので、そこらあたりのバランスも考えながら、必要なものを国に求めていくという姿勢で、何もかもというようなことは考えていません。前回も、例えば、国に対して効果的な支援を送っていただいたんですが、一つのケースでの専門的なゾーニングの人材が必要だったので、専門医を派遣してもらいたいとか、それから防護服や手袋とかそういったものは、ある程度まとまった単位でこれぐらい欲しいというのを、ともかく送ってくれとか、そういうもので対応していただきましたので、同じように効果的に活用させていただきたいと思います。

 

(愛媛新聞)

 高齢者施設への自主検査の補助だが、これはその特にこれまでの感染事例と、何かリンクがあるから不安とかいうことではなく、感染の可能性がないような施設でも使えるという呼び掛けで。

 

(知事)

 そのとおりです。ここに広まってしまった場合がやっぱ一番怖いですから、一気に人数が増えて、感染リスクの高い、重症化リスクの高い患者さんが増加する可能性があるので、ともかく早め早めに検査をして、毎日、日々の感染防止に使ってほしいなという呼び掛けでございます。

 

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〒790-8570 松山市一番町4-4-2

電話番号:089-912-2380

ファックス番号:089-921-8004

 

保健福祉部健康増進課

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電話番号:089-912-2400

ファックス番号:089-912-2399

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