ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 保健福祉部 健康衛生局 > 健康増進課 > 新型コロナウイルスの感染の確認(8月29日公表分)に関する記者発表の要旨について

本文

新型コロナウイルスの感染の確認(8月29日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017425 更新日:2021年8月31日 印刷ページ表示

日時:令和3年8月29日(日曜日)15時00分~15時21分

場所:知事会議室

 

 

(あいテレビ(幹事社))

 それでは記者発表を始めますが、会見終了後レクがありますので、個別事例の詳細確認はそちらでお願いします。それでは知事よろしくお願いします。

 

(知事)

 残念ながら、昨日入院中の陽性者の方1名お亡くなりになりました。心からご冥福をお祈り申し上げます。また、ご遺族の皆さんにお悔やみを申し上げさせていただきます。亡くなられた方は80代の方でございまして、人工呼吸器や集中治療中のコロナの重症例の方ではございません。また、この方はワクチンの2回接種は完了しておられました。昨日もお伝えしましたが、ワクチンを2回接種した方がマスクを着用せず接触したことにより濃厚接触者になる事例が複数確認されています。その他にもワクチンを接種した後にマスクをせずに人と会ったり、買い物をするケースも見られます。高齢者や基礎疾患のある方に重症化のリスクが低下はせよ、あることには変わりありません。ワクチンの発症や重症化の軽減には効果があるとされていますが、リスクがゼロになるわけではないということをもう一度頭に入れて対応を願いたいと思います。

 中四国の近隣県では昨日お伝えさせていただきましたように、感染拡大傾向は止まっていないという状況でもございます。県内も高止まりの状況が続いています。気を付けながらの生活が必要であることに何ら変わってないということ。特にワクチン接種2回済んだ方の油断というものは、お気を付けいただきたいと思います。

 昨日の検査の結果は、県内陽性確認37名でございます。内訳は、既存18事例で24名、このうちに再検査5名の方が含まれます。新規は13名でございます。今日の数字を聞かれて、これまでずっと50人台が続いてて37人になって、「あ、減ってきたのかな」と思われる方、気を付けてください。まず第一点は37人というのは非常に多い数字であるということ、これを再認識していただきたいというふうに思います。二つ目は、昨日は土曜日でありますから、大半の民間の医療機関は、午後は休診されています。これまでの傾向もそうでありますが、日曜日の発表、月曜日の発表はその要因もあって、少なめに出る傾向があるということも思い起こしいただきたいと思います。そして三つ目、後で説明させていただきますが、松山市だけは状況が変わっていないと、むしろ休診であるという状況の中でも2桁の新規が依然として出ているということはリスクが非常に高いというふうなことであろうと思います。松山市民の皆さん、十分にお気を付けいただきたいと思いますし、また、このことをもって松山市、一層の警戒レベルを上げていただきたいというふうに思います。また、昨日新たに松山市でスポーツ活動クラスターが確認されました。大学でのクラスターでございます。詳細は後ほど説明させていただきます。

 まず昨日の検査結果(陽性者の概要)ですが、幅広い世代に陽性が確認されておりますが、この中で注意すべきはこの40代の9名でございます。全ての世代の中で一番多くなってきています。この年代こそ、まさに重症化の確率が高い世代ということでございますので、ここが本当に、ここ数日40代が非常に多くなっているということ、警戒が必要であることを申し上げさせていただきます。それから、男性、女性、男女は半々ぐらいでございました。そして松山市でございます。ご覧のように、37名のうち実に28名、全体の7割以上、8割近くが松山市に集中しています。その代わり、他の市町では散発的にとどまっていまして、もう一つ警戒を持って見ているのが新居浜市でありますが、昨日は土曜日の休診ということはありますけどもゼロでございました。特にこの新居浜市は現在、連日市長、職員が街に出て注意喚起を必死になって呼び掛けているというニュースがございました。この段階で踏みとどまれば市中感染のまん延は防げる状況でございます。ただ、あくまでも土曜日の検査結果でありますので、新居浜市の皆さん、来週の前半あたりの数字を見るまでは傾向は分かりません。引き続き注意深い行動をお願いいたします。

 職業でございますが、会社員、そして自営業、18名で突出しています。職場での感染というのが続いているという傾向が出ています。感染経路の方はやはり家庭内、デルタ株の感染力が強く、家庭内が引き続き多くなっております。昨日は県外由来の新たな陽性確認はございませんでした。

 次に入退院の状況でありますが、医療機関に入院されている方、退院された方も多くいらっしゃるんですが、それを上回る入院、専門医の先生が症状見て入院が必要と判断されている方が多いので、7名増えて123名、過去最多でございます。253床、もうすぐ半分がこのままいくと埋まっていくという状況に入ってきます。重症者は幸いなことに変わらず3名にとどまっています。懸命な治療が続いています。宿泊療養施設の方は、8名の方が退所されまして現在81名でございます。そして自宅療養者、医師が丁寧に聞き取ってすぐに入院の必要がない症状の方、家庭やご自身の都合で自宅療養を強く希望される方、一部入院調整中の方は18名減って429名でございます。医療機関(に入院されている方は)増えていますが、まだこの段階では医師が、入院が必要と判断された方は全員翌日には入院できている状況は変わっておりません。しかし、ここがどんどん増えてくるとそれが難しくなってくるということはあらかじめ申し上げさせていただきたいと思います。次に、退院された方も多く、55名でございます。55名の方が無事にご回復をされました。

 次に事例の方ですが、封じ込め事例、かなり多く出ています。新居浜市の「会食クラスター9」、長時間の会食によって発生したクラスターでございますが、これを含む17事例、クラスターと、松山市保健所が11、四国中央保健所が1、西条保健所が2、今治保健所が1、中予保健所が1、合計17事例が濃厚接触者の健康観察も無事完了しましたので、それぞれの事例から感染が広がる懸念がなくなったので、全て封じ込め事例に今日から入ります。

 次に囲い込み事例も、各保健所、そして検査機関がフル回転していまして、増えています。46事例、松山市保健所が21事例、四国中央保健所が6事例、西条保健所が12事例、今治保健所が3事例、中予保健所が3事例、八幡浜保健所が1事例の合計46事例が現段階で必要な調査も検査も終了しましたので、残すところは濃厚接触者の健康観察期間ということになります。ここに二つ陽性が出ておりますけれども、自宅待機中の陽性ですから、このお二方から濃厚接触者は新たに発生していませんので、感染が広がる懸念はございません。なお、囲い込み事例の中には、988事例目「職場内クラスター14・松山市」、990事例目「職場内クラスター15・宇和島市」、1140事例目「野外活動クラスター・松野町」、三つのクラスター、検査行われていますが全て念のため検査です。濃厚接触者の念のため検査は全員の陰性が出ました。

 次に追い掛けている調査中事例、クラスターを中心に説明いたします。まず、冒頭でお伝えした新規のクラスターですが、1424事例目「スポーツ活動クラスター・松山市」といたします。この事例は、昨日までに大学においてスポーツを行う同一の団体に所属する学生4名の陽性が確認されていました。このため、昨日、同じ団体に所属する者28名を一気に検査をいたしまして、その中から学生2名の新たな陽性が確認され、合計で学生6名のスポーツ活動クラスターと認定されました。また、このケースではスポーツの時間だけではなく、食事を共にするなど生活上の接触もありましたので、かなり長い時間一緒に過ごしていましたので、そこで感染が広がったものと考えられます。むしろスポーツよりもそちらの方の可能性も高いんではないかと思います。この学校は既にホームページに公表をしています。そして、この学校から同意もいただきましたので、私の方からも発表できる状況になりました。県からも校名を公表いたします。松山大学でございます。学校は夏休み期間であり、8月23日から公式大会への参加を除き、サークル活動を含め校内での活動は休止しているそうでございます。そのため、他の学生や教職員等との交流は限定的と考えられます。学校や地域の関係者の皆さんは冷静に受け止めていただきたいと思います。調査はまだ完了しておりません。引き続き早期の囲い込みに向けて全力を挙げてまいります。松山大学に限らず、アルバイトや帰省、友人間等の接触、交際相手、こうしたようなところから学生の陽性が連日、複数名確認されています。県の方からも大学、専門学校に対しまして注意喚起の文書を幾度か送っておりますが、学生の皆さんに連絡を可能な限りなされていると思いますけれども、休みの期間中なので全員に届いているかどうかは分かりません。そこも含めて、各大学や専門学校においても十分な注意をよろしくお願いいたします。その他、既存のクラスターでは新たな陽性確認はございませんでした。

 今懸念しているのは、やはり今日の冒頭申し上げた今日の37名を決して低い数字とは捉えてほしくないということ、それから土曜日が休診であるということを思い起こしていただきたいということ、そしてその中にあるにもかかわらず松山市が同じように陽性確認、新規も2桁が続いているということ、ここが注意点と申し上げました。そして、説明の中で、医療機関の入院患者数が過去最多になったということ、ここらあたりが今日の懸念事項でございます。今県では、昨日お知らせしたとおり、重症化を防ぐための(抗体)カクテル治療(療法)の準備を進めています。そして、コロナ病床についても一般診療に影響を与えない範囲で、もう少し増やせないかということも水面下で継続して話を進めております。今の状況であるならば、繰り返し申し上げますけれども、専門医の先生方がしっかりと一つ一つの症例を丁寧に聞き取って、入院が必要の方は病院へ、あるいは宿泊療養施設へ、あるいはご自身の強い希望も含めて自宅療養へ、このハンドリングを毎日行っています。それだけではなく、場合によっては後方(支援)病院へ、そして自宅療養中に何らかの症状悪化した場合には30の医療機関がコロナ専用の外来を構えていただいていますので、そこに行っていただき、必要な場合は即入院と。今の状態だとそれで何とかハンドリングができています。しかしこのまま感染、新学期が始まってそこでさらに拡大ということになりますと、その根本の体制が維持できるかどうかという問題も出てまいります。そうならないように、今この状況であるならば一般診療を、多少の制限はありますけれども、救える命は全部救えるというようなこと、それから救急医療は存続維持、この2条件を崩すことなく対応が可能であります。そして病床、いろんなことを考えられる方もいらっしゃると思いますが、簡単にできることではございません。病床があっても人がいなければ動かせない。特に増やすということになりますと、既存の医師の先生や看護師のスタッフのシフトが必要になりますから、その分、何かを増やせばどこかが減る、つまりはコロナ病床を重点的にやっていけばいくほど他の症状を診る一般診療へそのしわ寄せがいくという中でやるというのは、これは全国どこでも共通のことであります。そのことを踏まえて、いかに新規を抑えるかということが重要であることをお分かりいただきたいというふうに思います。特に今日のデータでは松山市以外、比較的落ち着いた数字になっていますが、この土曜日の段階で松山市が変わっていないということが本当に懸念しています。ぜひ松山市におかれましても、もう一度申し上げます、他の市がやっていることでやれてないことがあるのかどうか、呼び掛けであるとか注意喚起の内容であるとか、もう一度確認していただいて、新学期に入る前に全力をもって対応していただきますように本当にお願いを申し上げたいと思います。以上です。

 

(あいテレビ(幹事社))

 ただ今の発表事項に質問のある社はお願いします。

 

(あいテレビ)

 すみません。あいテレビです。ちょっと確認させていただきたいんですけれども、今日新規のクラスターで松山大学のスポーツ活動クラスターとありました。限定的という言葉もあったんですけれども、学校活動、それにサークル活動への影響みたいなところはいかがでしょうか。

 

(知事)

 もう既に松山大学では全ての活動を停止しています。

 

(あいテレビ)

 それはそのスポーツの活動を含めて、学校活動も含めて。

 

(知事)

 いわゆるサークル活動ですね。大学として停止を決定していると聞いています。ちょっとそこは大学当局に一応確認していただけますでしょうか。

 

(あいテレビ)

 分かりました。あともう一点なんですが、今回医療機関への入院者、過去最多ということがありました。知事の方からもお話がありましたけれども、あらためて県民に対してでありますとか、今松山市、懸念されている段階かと思うんですけども、その呼び掛け等何かありましたらお願いします。

 

(知事)

 ともかくやっぱり命を守るということが最大使命なんで、これは何もコロナだけではなくて、救急も一般診療も含めての話です。ですから、毎日の動向をしっかり見極めながら、それぞれの関係者の皆さんが力を合わせて対処しているというのが実情でございます。保健所からの報告、昨日させていただきましたけれども、やはりまだまだ、コロナは絶対かからないという、ゼロにするということはできないですよね。ただ少なくとも、不用意、不注意、油断、こういったところで感染が止められないとどんどんどんどん広がっていくという状況になってしまいます。それが病床を埋めていくということに直結をいたします。そこをどれだけ多くの方々に届けていくかというふうなことだろうと思いますので、われわれも全県という立場でやれることが中心になりますので、基礎自治体が個々に感染状況を見つめながら、やはり基礎自治体は基礎自治体の立場で注意喚起を行っていただく、その双方がなければ伝わらないと思いますので、本当にそれぞれご苦労を掛けますが、基礎自治体の皆さん方にもぜひこのまん延防止期間、12日まで続いています。よろしくお願い申し上げたいと思います。

 

(愛媛新聞)

 すみません、愛媛新聞なんですけれども、コロナ病床の拡大ということについて水面下で交渉してるってお話がありましたが、この時期だったり規模だったり、現時点では。

 

(知事)

 いや、まだ分かりません。できるかどうかも分かりません。

 

(愛媛新聞)

 できるかどうかも含めて検討という。

 

(知事)

 はい。そうです。

 

(あいテレビ(幹事社))

 他に質問よろしいでしょうか。ではこれで終わります。

 

(知事)

 はい、どうもありがとうございます。

お問い合わせ

保健福祉部保健福祉課

〒790-8570 松山市一番町4-4-2

電話番号:089-912-2380

ファックス番号:089-921-8004

 

保健福祉部健康増進課

〒790-8570 松山市一番町4-4-2

電話番号:089-912-2400

ファックス番号:089-912-2399

Adobe Reader<外部リンク>
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

AIが質問にお答えします<外部リンク>