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新型コロナウイルスの感染の確認(1月26日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017288 更新日:2021年1月27日 印刷ページ表示

日時:令和3年1月26日(火曜日)15時00分~15時26分

場所:知事会議室

 

(知事)

 昨日、県内で新たに8名の陽性者が確認されています。内訳は新規が5事例で5名、既存2事例で3名でございます。陽性が確認された方に対しまして、心からお見舞いを申し上げさせていただきます。

 また後ほど説明いたしますが、本日公表する新規の陽性者の中に県立中央病院の医師が1名含まれています。後ほど説明しますけど、その周辺の検査ももうどんどん進んでおりまして、周りへの広がりは確認されておりませんので、まずその点は冷静に受け止めていただきたいと思います。後ほど詳しく説明させていただきます。

 3日連続で陽性確認数は1桁でありますが、新規事例が5事例となりました。土日の影響もあるので、かかりつけ医の先生方の抗原検査が少ないということもあるんではなかろうかということで、この土日等々の結果だけでトレンドは測れないというふうにお伝えしておりましたが、今日の新規5(名)ということを踏まえると、まだまだ感染が収まっているとは言えないというふうに思います。高止まりしている入院患者数を減少させて、医療機能の逼迫(ひっぱく)を防ぐためには、この新規事例の発生を抑えない限り不可能でございます。そういう意味では新規の陽性確認が大きく減少する、または新規であっても感染経路が明確であるなどの状況になれば、リスクが低減しているというふうな評価にその時点で結び付いていくものと思います。そういう意味ではまだそこに至っておりませんので、皆さんにおかれましては感染回避行動の徹底をお願い申し上げます。

 これまで県内では17名の方が残念ながらお亡くなりになっております。(前回、)ある程度まとめて発表したのが10月末でありましたので、11月以降で見ますと11名となります。新型コロナの陽性判明後に入院療養中にお亡くなりになった方にあらためてご冥福をお祈り申し上げたいと思います。重症化リスクの高い高齢者や基礎疾患をお持ちの方への感染を食い止めて医療機能の逼迫(ひっぱく)を防ぐためには、一層注意深い行動が必要でありますので、今日11月以降の死亡症例の概要についてお知らせをしたいと思います。特定は避けます。まとめたかたちでの公表とさせていただいておりますので、ご理解いただきたいと思います。

 まず11月以降なんですが、陽性患者が830名、11月以降でございます。そしてその中で死亡症例が11名、いずれも県内在住の方でございます。性別は男性が6名、女性が5名。そして平均年齢は81.2歳、男性が76.1歳で女性が87.2歳でございます。また50代1名、60代1名、70代2名、80代4名、90代3名とかなりのご高齢の方が多く亡くなられております。そして発症から死亡までの平均日数は22.0日でございます。ただし11例中、2週間以内にお亡くなりなった方が3例ございます。場合によっては発症からお亡くなりになるまで短いというケースも若干あるということでございます。また確認できた方だけに絞らせていただきますが、6例の方の中で5例が基礎疾患をお持ちの方であることが判明しております。基礎疾患の例としては糖尿病、高血圧、心疾患等々があったということが6例中5例で確認をされております。

 これは国の定義になります。よく説明出てくる重症患者について説明しておいた方が分かりやすいと思いますので、ここであらためて申し上げます。国の定義でございます。重症患者というのは、集中治療室で治療をされている患者さん、そして人工呼吸器やECMO(エクモ)が装着されている患者さん、これが重症者というふうに判定することとなっています。この定義に基づきますと、本県の11月以降の死亡症例のうち、10例は重症患者の死亡には該当しておりません。これは都度発表しておりますので、マスコミの皆さんはお分かりいただいていると思います。ただし、国の定義に基づく重症患者ではないということが、全身状態が軽症のままお亡くなりになったという意味ではございません。ここは注意が必要でございます。具体的なイメージを説明させていただきます。

 このパネルは私ではありません、専門家の先生に作っていただきましたので、その点を踏まえて聞いていただけたらと思います。それによりますと、一般的にコロナの重症患者が死亡に至る過程は肺炎の重症化と並行して、コロナ特有の免疫反応等により血流が悪化、そして血栓ができやすくなるなどにより肺機能の低下、そしてまた多臓器不全を起こして死亡に至るというふうなものが多いとされているそうです。

 これに対して、国の定義上の重症患者に当たらない、本県では10例あると申し上げましたが、そういった重症患者に当たらない方がお亡くなりになる過程というものは、肺炎等の呼吸器症状は重くなくても、高齢や基礎疾患の悪化により栄養状態が改善せず、体力や身体機能の低下に伴い多臓器不全等を起こして亡くなられるというかたちだそうでございます。そしてもう一つはコロナの陽性が確認され、これ急変のケースですね、療養中に脳梗塞や心筋梗塞などの血栓症による急変でお亡くなりになられるケースがあるということでございます。特にご高齢の方や基礎疾患をお持ちの方々は、このようなリスクが高いわけでありまして、高齢でも基礎疾患をお持ちでない方が不幸にもお亡くなりになる場合もあるということでございます。

 つまり重症患者とそれ以外の患者の死亡例の違いは、その過程が異なるだけであって、いずれも重篤な状態を経て最終的には死亡に至っているということには変わりありません。医療現場ではこうしたようなところを見極めながら、最善の治療が行われているということをお伝えさせていただきたいと思います。

 これまでも繰り返し申し上げてきたように、肺炎などの症状が重くない場合であっても、ご高齢の方はもちろん、基礎疾患をお持ちの方は年齢に関係なく、コロナに感染した場合、死亡に至るリスクが高くなるということは、これはもう全国のニュースでも再三取り上げられているところでございます。全ての方がわが事と捉えて油断することなく、感染回避行動を取っていただく、呼び掛け続けているのはこういうことでございますので、よろしくお願いいたします。

 それでは昨日の検査で確認された陽性者8名の概要でございますが、昨日はちょっと10代が多く確認されております。男性が若干多め。地域別では松山市が大半で東温市1人。それから県外から帰省で1名という状況でございます。感染経路はやはり家庭内感染。ここ数日はずっとこの傾向が続いております。飲食等(を契機とした感染)はございません。そして次に入退院の状況でございますが、医療機関に入院されている方は変わりなく66名。高止まりのままでございます。うち重症者、お一人増えて4名ということになりました。入院患者数は、(陽性者数が)ここ数日は1桁とはいえ、この数字で医療現場の負荷が全く変わっていないということはお分かりいただけるんではなかろうかと思います。2月7日までには、なんとかこれをこの人数を退院、回復、退院で減少させて、医療の負荷を減らしていきたい。そのためには2月7日までの特別警戒期間の取り組みが重要であるということでございます。宿泊療養施設の方は3名減りまして31名。自宅療養の方は5名減りまして75名。昨日は16名の方が退院されております。ご回復でございます。765人となりました。

 次に各事例でございますが、まず封じ込め事例は一部検査が行われておりますが、全部陰性で全く問題ありませんでした。松山市保健所が4事例。中予保健所が1事例。合計5事例が国の定める濃厚接触者の健康観察期間も終了しましたので、ここから感染が広がる懸念がなくなりましたので、封じ込め事例に入れさせていただきます。

 次に囲い込み事例。この中でですね、214事例(目)。これは小規模な飲食店。「飲食店クラスター6」でございますけども、小規模な飲食店であって、お店もお客さん全部把握されていて、店側の全面的な協力を得て速やかに連絡をいただき、早期の調査、検査が行われて、囲い込みまで完了しておりましたが、このたび、このクラスターは封じ込めまで完了をいたしました。

 次に囲い込み事例でございますが、6事例について、この下ですね。この6事例については保健所の調査と関係者のPCR検査も終わりましたので、残すところが濃厚接触者の自宅待機と健康観察ということで今日から囲い込み事例に入れさせていただきます。この中で258事例目。こちらは「高齢者施設クラスター6」でございます。こちらも施設側の全面的な協力、専門家による指導等を経て保健所等が迅速で幅広な検査、調査を行うことで早期の囲い込みが完了いたしました。この施設は八幡浜保健所(の管内)でありますが、西予市の施設、公表されております。そういうことで西予市の皆さんもまずはご安心をいただきたいと思います。この施設では多くの職員が陽性または濃厚接触者となり、療養や自宅待機となりました。事業継続が極めて困難な状況になっておりましたが、西予市内の社会福祉法人などの災害時等相互派遣協定に基づき、延べ人数で22名の応援職員の方がこの施設にサポートに入られたそうです。その中で事業も滞りなく継続することができています。引き継ぎもままならない中で、本当に不慣れな場所で濃厚接触者や施設療養者の入所者の方に介護を提供していただいており、大変ご苦労されたと思います。高い使命感を持って応援に駆け付けていただいた職員の皆さん、また迅速に応援体制を整えた西予市、その他にも応援職員の宿泊、食事提供等、多くの方々がサポートをされていると聞いております。その結果としてこの体制が成り立ったものと思われます。関係者の皆さんに本当に心からの敬意を表させていただきたいと思います。ぜひ皆さんも、こうした方々に対してエールを送っていただきたいと思います。そしてこの上の三つは念のため検査で、お一人だけ陽性が確認されておりますが、この方も完全に自宅待機中で濃厚接触者はおいでません。この方から感染が広がる心配はないということで受け止めていただきたいと思います。

 次に調査中事例でございます。173事例目、今治警察署。昨日は22名の検査が行われまして、2名の陽性が確認されました。このお二人とも警察署以外の方でございます。既に濃厚接触者として自宅待機中でございました。陰性が一度確認をされておりましたが、その後に症状が出たということで検査で陽性ということで、先ほどと同じようにこのお二人から濃厚接触者いらっしゃいませんので、感染が拡大する懸念はございません。この結果こちらの今治警察署のクラスターは、警察署14名。警察署以外の者7名。合計で21名のクラスターとなります。本日以降、あと数名の検査がこの関連で残っておりますが、もし仮に全員が数名、陰性でありましたら、囲い込みも見えてくる段階でございます。そのことだけお伝えさせていただきます。その他の事例も全て陰性が確認されておりますので、特に大きな動きはございません。そして新規事例が5事例で5名ということでございます。

 冒頭申し上げましたとおり、新規事例の陽性者の中に県立中央病院の医師が1名含まれております。この医師は感染症病棟勤務ではなく、主に外来患者の診察業務を担当するベテランの医師の方でございます。この医師が1月下旬に診察した患者が、その後コロナの陽性であることが判明したため、これは確定ではございませんが、その患者からの感染が可能性の一つであるとは考えられますが、詳細はまだ調査中でございます。別のところからの可能性もあるということでございます。ただし念のため、この患者さんに関わった医師、看護師、放射線技師等、11名確認されました。この11名の方は既に昨日中に検査を実施し、全員の陰性が確認をされております。また現時点でですね、病院は非常に注意深く、コロナ病床以外でも、接触等々についてはルール化して注意深く行動しております。保健所の調査でも院内の濃厚接触者は確認されておりません。この医師を含めて、日頃から感染対策を徹底しております。他の患者や職員への感染の可能性はそういう意味では低いとは考えられますが、念のため、この医師と接触のあった職員や患者合計30名程度について、潜伏期間を考慮し順次検査を実施することといたします。中央病院の診療機能には影響がございませんので、県民の皆さんにおかれましては、冷静に受け止めていただきたいと思います。これ以上の詳細については、事務方のレクの方でお答えをさせていただきたいというふうに思います。以上でございます。

 

(南海放送)

 昨日、ワクチンの接種について、国から自治体向けの説明会があったということで、それを受けて、県の方で、何かワクチン接種に向けた進展等があれば。

 

(知事)

 今ですね、正直言って、まだ国が契約に基づいて、どのタイミングでどれだけを確保し、どのような配分方法を、時期的なスケジュールも含めて、やるかというのは確定もしてないですし、全く分かりません。ですから、あくまでも、このぐらいじゃないかってことを想定しながら、準備をしているという段階でございます。そういう条件の中でできることは、まず、地域の卸売業者、薬の業者ですね、そことの調整。もし(ワクチンが)来たときにということを踏まえた調整。それから二つ目は、医療従事者等への接種体制の調整。それから三つ目が市、町が主体となって行いますので、この事務に係る調整。そして四つ目が、専門的な相談の体制づくり、この段階でやれることはこういったことが考えられます。一番の地域の卸売業者との調整は、全て完了いたしました。届いたときにどういうかたちでということの話し合いが終わりましたので、こちらは完了でございます。で、二つ目の医療従事者との接種体制の調整は現在、市、町、医師会等々とも話し合いを進めて進行中でございます。まだ完了はしていませんが、進行中でございます。それから、市町事務に係る調整については、これは準備中でございます。それから、専門的相談対応、コールセンターのようなものになろうかと思いますけども、これは検討中でございます。今、四つ、完了、そして進行中、準備中、検討中。だいたいこの四つについて今準備が同時並行で進められているというふうに思っていただいたらいいんではないかと思います。

 

(南海放送)

 接種の際に接種券、いわゆるクーポン券みたいなものを配布するという予定ということだが、それはだいたいいつごろに配ることになるのか。

 

(知事)

 まだ分からないですね。もう一つは、なんかマイナンバーとどういうふうにするか、とかいう発言もありますから、どういうふうに固めていくのかというのがまだ見えていない段階なのかもしれませんね。

 

(朝日新聞)

 先ほどの亡くなった方の分析で、10例は結局県の公表でいうと軽症病棟の方が亡くなったということか。

 

(知事)

 はい、そうです。

 

(朝日新聞)

 これって言うのはつまり軽症病棟で対応してて亡くなったというのは、もう軽症病棟にいていただくというその判断自体が、その当時どうだったのかそういう分析はしているのか。

 

(知事)

 これはですね、お医者さんが判断していくことになりますけれども、全てご遺族とも話し合いをしながら、丁寧に状況説明、治療内容を説明して決められているというふうに聞いております。

 

(朝日新聞)

 県の重症と軽症のさび分けというのが、つまり国と少し違うということになるわけか。

 

(知事)

 いや、先ほどの基準です。

 

(朝日新聞)

 先ほど基準等をやっておられるということか。

 

(知事)

 全く同じです。特にご高齢の方は、どんな病気でもそうだと思うんですけども、免疫力も弱くなられてますし、抵抗力が本当に低下してしまっているんで、なかなか回復できないという傾向が年齢層を見るとお分かりいただけるんではなかろうかと思いますね。

 

(愛媛新聞)

 血栓症による急変というところだが、これはコロナ特有の血栓ができやすくなるっていうところに起因してのものということなのか。

 

(知事)

 はい。これは先ほどのパネルは専門家の先生に監修していただいていますので、県にも医師の資格を持った人間がいますんで、私はその面、道は素人ですからちょっと説明していただけますか。

 

(八矢副知事)

 後ほど。

 

(知事)

 後ほどのレクで。はい。

 

(朝日新聞)

 確認だが、2週間以内にお三方の死亡がされていたということで、これっていうのは病院、入院患者さんばかりか。

 

(知事)

 はい。

 

(朝日新聞)

 おいでになられて、もうほんと入院されてすぐにお亡くなりになったケースっていうのはどれくらい。

 

(知事)

 すぐ、3日以内ですね。

 

(朝日新聞)

 そういう方もいらっしゃる。

 

(知事)

 いや、聞いてないです。

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