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新型コロナウイルスの感染の確認(12月16日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017257 更新日:2020年12月18日 印刷ページ表示

日時:令和2年12月16日(水曜日)15時30分~15時56分

場所:知事会議室

 

 

(知事)

 昨日、新規事例三つ公表させていただきましたが、今日はその関連の2事例の中で4人、それから新規が今日新たに3事例3名、合計で7名の陽性が確認されましたので、ご報告をさせていただきます。まずは感染されました方に対し心からお見舞いを申し上げさせていただきます。1日の陽性確認が5名を超えるのは12月4日(公表)以来になります。ここ最近は、新規は、これはもう散発的に人の動きの中で致し方ないと思います。そういう中でですね、1名ぐらい、1名ないしは2名でとどまっていましたが、昨日今日と新規事例が3名、3事例、それぞれ確認されました。やはり年末を迎えていろんな動きもあると思います。ただ、今日後で説明しますけども、全国どこでも、愛媛であろうが感染する可能性があるという前提でぜひぜひお過ごしをいただきたいと思います。まだまだ病院関係の状況は大きなヤマを越えているわけではありません。現在、病床には43名の方が入床されておりますが、この中で60歳以上の方が8割以上を占めています。高齢の方の入床が多くなっておりますので、当然のことながら、入院期間が長くなる傾向があるということ、それから、いろいろお世話をする関係でスタッフをより一層投入せざるを得ないということで余裕がないという状況でございますので、新規の感染を極力減らして医療現場の負荷を下げていかねばならないということもぜひ頭に入れていただきまして、もう少なくともマスクは着けていただきたい。これはもう本当に最低限お願いしたいというふうに思います。そして、近隣の状況も先日発表させていただきましたが、全国的に拡大傾向にありますので、十分注意されてください。そういったことをまとめてですね、人との接触を極力控えることで感染拡大は防止できます。そして、マスクを着けることによってかなりの部分を抑えることができます。さらには、発症から検査で陽性が判明する期間が短ければ短いほど感染拡大のリスクは抑えることができます。そういう意味でですね、まず県民の皆様にということで、風邪の症状があれば、もうためらわず外出控えて下さい。休んでください。熱が高くなくても早めにかかりつけ医の先生に連絡をして受診してください。多くの先生方が抗原検査や診察していただいていますので、ぜひお願いします。それから二つ目は、高齢者施設の皆様にはご苦労かけますけども、利用者や勤務者に症状があれば基礎疾患の悪化と思わずに、必ずかかりつけ医を受診していただきますようお願いします。それから先ほど申し上げました、多くの協力医療機関の皆さんが頑張ってくれています。引き続き迅速な診察、検査へのご協力をぜひよろしくお願いいたします。

 そして、事業者の皆さんには、感染拡大地域への出張、会合はあらためて必要性の精査をしていただきますようお願いいたします。このことを、一つ一つの取り組みが重要でございます。これまでも、どの事例とは申しませんが、勤務先の用務で感染拡大地域を出張等で訪れ、結果的にウイルスの持ち帰りにつながるケースも出てきています。感染拡大地域でのこれまでにない感染者の増加を踏まえまして、出張の必要性についてもあらためて精査をお願いしたいと思います。本県においても32日連続で陽性確認が続いております。本日は7名。新規事例3名。仮にクラスター化すれば、一気に病床は逼迫(ひっぱく)いたします。陽性確認増加しますので。愛媛はあの六つのクラスターの時期と比べたら落ち着いてきているから大丈夫なんていうことは決してありませんので、くれぐれもよろしくお願い申し上げたいと思います。

 それでは、入退院・検査状況でございますが、まず、医療機関に入院されている方は新規が出てきておりますので、プラス4名の43名。重症者の方は2人で変わっておりません。それから、宿泊療養施設もその新規の関係で1名増えて5名。自宅療養の方も1名増えて7名。一方で、退院となりました方が1名増えて306名という状況でございます。

 それでは、昨日の検査で確認された陽性者7名について説明をさせていただきます。

 まず、既存事例の方ですけども、105事例目。これは松山市の40代の方でございますが、男性の方で自営業の方です。この方の濃厚接触者として12名。内訳はご家族4名。仕事上の接触者8名の検査を昨日行いまして1名の陽性が確認されました。

 この方の概要でございますが、陽性者の方と仕事上で接触のあった方でございます。50代の男性、住所地は松山市、職業は会社員の方でございます。この方の現段階での濃厚接触者として、仕事関係者1名、生活上の接触者1名、計2名を確認しております。引き続き、さらに保健所において詳細な行動歴を確認するなど関係者の調査を進めている段階でございます。

 次に、107事例目でございます。こちらは昨日公表した60代男性、松山市の会社員の方でございますが、その方の濃厚接触者7名。これはご家族4名と仕事関係者3名の方を検査しまして、そのうちご家族2名および仕事関係者1名、計3名の陽性が確認されました。

 この3名の方ですが、1人目の方は昨日公表した陽性者のご家族の方でございます。50代の女性、住所地は松山市、職業は医療従事者の方でございます。ただ、保健所の調査によりますと、業務中はマスクや手袋、消毒等の感染防護はしっかり行われていたと確認しております。その結果、現段階で濃厚接触者に当たる方はいらっしゃいません。ただし、念のため、職場関係者9名について、幅広く本日中に検査を行って実態把握に努めてまいります。

 この3人の中のお二人目でございますが、先ほどと同様、107事例目、最初の陽性者の方と同様にご家族の方でございます。この方は20代の女性、住所地は松山市、職業は会社員の方でございます。接客業務ではありますが、こちらも職場での感染防護対策は本当にしっかり徹底されておりまして、お客さんとは短時間の応対のみであるほか、マスクは常時着用、それから、仕切り板越しの応対ということが、徹底されておりました。保健所の調査では、現段階で新たな濃厚接触者は確認されておりません。

 この3名の方の3人目の方でございます。こちらも昨日公表した陽性者のこちらは同僚の方になります。70代男性、住所地は松山市、職業は会社員の方。この方は、現段階で濃厚接触者は確認されておりませんが、なお保健所調査中でございます。

 以上が、昨日の事例の関係でございます。これは、後で出てまいります。

 次に、108事例目、新規でございます。こちらの方は60代の男性、住所地は東予地域、職業は会社役員の方でございます。ただ、この方は主に県外で仕事をされている方でございます。発症前2週間も基本的に首都圏に滞在をされておられました。また、滞在中に症状のあった方との接触があったと聞いております。現段階では、濃厚接触者として、ご家族1名を確認しておりますが、この方、ご家族の方は昨日既に検査を実施しまして、陰性が確認されております。これが新規事例ですね、こちらに陰性の確認が1、出てきております。

 次に、109事例目。この事例は、広島市で陽性者が確認されまして、その濃厚接触者として広島県の方から調査依頼が愛媛県にきたケースでございます。昨日の検査で陽性が確認されました。広島市の陽性者とは、愛媛県内で仕事上の接触があったということが分かっております。陽性者の概要ですが、40代の男性。住所地は非公表。ただ、松山市保健所に届け出のあった方でございます。職業は会社員の方です。現段階では、濃厚接触者は確認されておりませんが、保健所が引き続き調査中でございます。

 次に、三つ目の新規でございます。こちらは、ご本人の強い意向がございまして、年代、住所地は非公表でございますが、女性の方で、松山市保健所に届け出のあった方でございます。職業も非公表でありますが、不特定多数の方と接する業務ではございません。保健所の調査には、こうした条件の下で、全面的に協力をいただいております。仕事中はマスクや手袋、消毒等、感染防護はしっかりされたと聞いております。現時点での濃厚接触者は、ご家族3名を確認しております。

 以上が今日の新規事例でございます。

 次に、各事例の進捗状況でございますが、まず、封じ込め事例でございます。ここも国の定める期間が完了しまして、五つの事例が封じ込めになりました。49事例目、これはラウンジおおたさんのクラスターでございます。62-2の事例、こちらは高齢者施設のクラスター、施設を公表されている62-2事例目のクラスターも封じ込め完了でございます。それから、88事例目、93事例目、こちらも完了でございます。そして95事例目は、医療機関の入院患者さんから陽性が確認された事例でありますが、こちらも医療機関が公表されているケース、事例でございます。昨日、念のための検査でございます。濃厚接触者である医療スタッフ3名の職場復帰前の再検査を実施したところ、全員の陰性が確認されました。医療関係者全ての再検査が終了しましたので、こちらも濃厚接触者の健康観察期間も終わり、封じ込めに加わります。次に、囲い込み事例でございます。こちらは91事例目でございますが、昨日はこの事例の中で、福祉関係者の方がいらっしゃったんで、この方の職場復帰前の検査を念のために実施をしましたところ、陰性でございましたので問題がございません。そしてこの先ほどちょっと飛ばして106事例目、昨日公表した20代女性の濃厚接触者は、ご家族5名(※)、生活上の接触者1名いらっしゃいますが、潜伏期間の関係がありますので、これらの方々全員、本日検査をすることとなっております。以上が事例でございます。

 では、県民の皆様に、先ほど申し上げたように、医療現場の負担を軽減して医療従事者の緊張の糸を少しでもほぐすためには、感染をしない、感染を広げないという、県民皆さんの一人一人の行動の実践が必要でございます。年末年始の注意事項、しつこいようですが繰り返し申し上げます。帰省など感染拡大地域との往来、今日も拡大地域との接触での新規事例が2件ございましたけれども、往来に注意してください。そして、年末になると同窓会やいろんな会があると思いますが、特に県外の方々との会合には注意をしてください。そして、季節行事増えてきますので、このときにも、クリスマス、大みそか、初詣、不特定多数の人混みに十分注意をしてください。ぜひ皆さん、医療現場のことにも思いを馳せていただき、自分は大丈夫だろうと思わずに、もしかしたら大切な方へ、また、大切なご家族やご友人へということもありますので、そのことも踏まえて、十分に注意した年末に向けての生活をお願い申し上げたいと思います。

 それでは、コロナではないのですが、もう一点、鳥インフルエンザの状況についてでございます。本日未明、高知県宿毛市の養鶏農場で高病原性鳥インフルエンザが発生し、本県愛南町の一部地域が搬出制限区域に含まれました。愛媛・高知の県境付近で畜産関係車両の消毒を行う事態となっています。これで本県周辺の大半の県、周辺でいいますと、おそらくまだ発生していないのは山口県と愛媛県ぐらいだと思います。11県で発生するという経験のない事態になっております。県としても本日、午前中に防疫対策本部を立ち上げまして、全庁対応を始めています。基本的な感染症対策である手指消毒などは、コロナだけでなく鳥インフルエンザにも有効でございます。養鶏関係者はもとより、県民の皆さんも警戒を一層強めていただくようお願い申し上げます。

 また、本日早朝から南予地方局の職員が県境地域を巡回し、死亡野鳥など異常の有無、河川、ため池などにおける渡り鳥などの鳥類の生息状況の確認調査を開始いたしております。県内で鳥インフルエンザが発生しない、させないことが一番でありますが、万が一の場合には即座に対応できるよう、危機意識を高めて準備を行なっております。なお、鶏肉や鶏の卵、鶏卵を食べることによって鳥インフルエンザウイルスにヒトが感染した例は世界的に報告されておりませんので、その点は消費者の皆さんの冷静な対応をお願いいたします。

 最後に、「Go Toトラベル」の見直しの影響について説明させていただきます。宿泊施設の大量キャンセル、愛媛県でも旅館関係の方にお聞きしますと数千件というキャンセルが発生しているというふうに聞いておりますが、県内経済にも大きな影響が生じるものと懸念されます。また、「Go Toトラベル」には地域クーポンがくっついておりまして、それが活用されると商店街に、という流れも期待されていたところでありますが、こちらも使われないということになりますので、いろんな影響が出ていると思います。こうした状況を受けてですね、直ちに以下2点を行います。

 まず一点目、県単融資の期間を延長いたします。資金繰り支援と雇用の維持を下支えするため、市町と共同で行う無利子・無担保の県単融資「新型コロナウイルス感染症対策資金」について、申込期限12月末となっていましたが、来年3月末まで延長をいたします。

 二つ目に、雇用調整助成金の上乗せについて、1と同様、県が単独で行う雇用調整助成金の上乗せ措置について、12月末から来年、こちらは2月末まで延長をいたします。

 事業主の皆さんは、一斉停止の影響の把握に努められていると思いますが、資金計画の見直しや雇用維持の方策について、関係機関と十分相談いただいた上で、これらの制度の活用を図っていただきたいと思います。本当にこれいろんなところに影響が出ていると思います。旅館もそうです。ホテルもそうです。商店街もそうです。そして実はいろんな多様化したパターンで予約を取っている旅行会社さんが非常に混乱しているというふうな情報も入っていますので、国の方には、制度を作った責任を持ってしっかりと対応をお願いしたいと思います。

 また、昨日説明した本県独自の宿泊旅行代金の割引は、年末年始の期間中、県民の方は継続して利用することが可能でございます。約5,000人泊分残っておりますほか、おそらくですけど「Go Toトラベル」と併用してこれを活用する方も大勢いらっしゃったと思います。キャンセルによって、この枠も県民向けに振り替えるようなかたちを取りたいと思いますので、県民の皆さんにもぜひご活用いただけたらというふうに思います。このことが、もちろん、県民の皆さんが県内に泊まるときでも、感染防護対策だけはしっかり行っていただくということが前提になります。ただ、宿泊施設や近隣の店舗などへの支援にもつながるというふうに思います。以上でございます。

 

(あいテレビ)

 昨日の事例の件について、濃厚接触者の中には学校関係者であったり、福祉関係者もいらっしゃるという話だったが、その検査状況の方はいかがか。

 

(知事)

 学校関係者は全て陰性が確認されましたので、ここは問題ありません。福祉関係者と医療関係者については本日検査を実施します(※)。念のため、濃厚接触者になっている当人は自宅待機、健康観察に入りますのでその点でもご安心いただきたいと思います。

 

(あいテレビ)

 あらためて、ちょっと冒頭でも述べられていたが、今回7人ということで、やはりちょっと増えてきている。そして、連続の確認も30日を超えたというところだが、やはりそのあたりの受け止めというのはいかがか。

 

(知事)

 はい。これ今の状況というのは、1日に2,500から3,000近い感染が全国で確認され続けていますし、(都道府県単位で見ても、)1日に感染確認ゼロというのは、連続(で感染確認ゼロ)というのはほとんどなくてですね、(感染確認ゼロが)あっても1日に(全国で)4県ぐらいしかないですね。ですから、全国で同じような状況になっている。とりわけ、感染拡大地域では、その確認数が異常に高止まりしているという、こういう状況になっていると思います。そういう中で、愛媛県でも年末の人の動きなんかを考えると、散発的な陽性確認というのは、これは避けられないと思います。ただ、これをですね、広げない、拡大させない、で、クラスターにつなげないということを考えなければなりません。そうするとですね、先ほどのちょっとでも具合が悪かったら休む。そして、迷うことなくかかりつけ医の先生に連絡をする、受診をする、先生の指示によって検査を受けていただくと、この早期発見というのがまさに拡大を阻止し、クラスター発生を防ぐということにつながりますので、そのために多くのかかりつけ医の先生、医療機関の先生方が手を上げて、抗原検査や受診相談に乗ってくださっておりますので、ぜひ皆さんよろしくお願いします。

 そして、それ以前に、先ほどと繰り返しになりますが、少なくともマスクは着用してください。自分を守るためにも、人にうつさないためにも、最良の手段でありますし、それ以上に、マスクだけでなく、うがいや手指消毒、ソーシャルディスタンスといったことにも気を配って生活をしていただけたらと思います。

 

(朝日新聞)

  「Go Toトラベル」の一時停止を受けて、融資の期間の延長などをするということだが、今後、例えば、キャンセル料の取り扱いが国の方で決まってきた場合に、県としてそこに何か上乗せするというようなことは考えているか。

 

(知事)

 これは考えていません。国の事業での責任でやっていただくということになろうと思います。ですから、サポート的には先ほどの資金的なバックアップとか、そういったことが、さっき二つ発表した、これが一つの手法としてやっているというふうに捉えていただけたらいいんではないかと思います。

 

 ※の部分は発言誤りがあったため、記載のとおりに訂正します。

 

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