ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 保健福祉部 健康衛生局 > 健康増進課 > 新型コロナウイルスの感染の確認(37事例目関連、41事例目関連、42~44事例目)に関する記者発表

本文

新型コロナウイルスの感染の確認(37事例目関連、41事例目関連、42~44事例目)に関する記者発表

ページID:0017233 更新日:2020年11月19日 印刷ページ表示

日時:令和2年11月17日(火曜日)15時00分~15時43分

場所:知事会議室

 

(知事)

 県内で新たに8名の陽性が昨日確認されましたので、公表させていただきます。131人目から138人目となります。内訳は既存の事例の関係で4名、それから新規の事例3事例の中で4名、合計8名ということでございます。感染が確認された方へ心からお見舞いを申し上げさせていただきます。一日も早く回復されてください。

 この1週間、奈良県からの関係者の事例から始まって、21名の陽性確認がございました。1人は地域は異なりますが、20人が松山市に集中をしています。それまで落ち着いた状況、踏みとどまる状況、皆さんの努力によって続いておりましたけれども、人の流れが都道府県を越えて活発になったこと、そしてまた、気温が下がって冬に向かっての季節が移り変わっていること、こういったことが背景にあるとは思いますけれども、感染が松山市で集中的に確認されております。それぞれの事例、しっかりと囲い込みを早期に行って全力を尽くしておりますけれども、そういう状況ですから、松山市民の皆さん、特にこれまでも警戒しながら生活、活動されているとは思いますが、気持ちの中での警戒感を一層高めていただきますように心からお願いを申し上げたいと思います。うつらないようにマスクをする、手指消毒をする、うがいをする、自己防衛できているか、また、他人とお話、接する時にはマスクをし、また、距離を取る、注意を払う、そういったことができているか、また、会合等行かれる時は、あるいは外でいろんな場所に行かれる時は3密の中に身を置いていないかどうか、こういった3密回避の習慣化、この感染回避行動により一層意識を高めていただきますよう、そして、お店の方でも寒くなって大変ですけれども、換気、加湿、これが大事になってまいりますので、その点の気配り、また、イベントの関係者の皆さんにも注意を払っていただきますよう特にお願いを申し上げたいと思います。

 それでは、昨日の検査状況ですが、116件実施をいたしました。そのうち8件が陽性で108件が陰性という結果が出ております。8名の方の詳細については、後ほど事例ごとにお話をさせていただきます。

 まず、昨日の全体状況、全体像、検査状況でございますが、37事例目、奈良県の関連でございますが、こちらでは1件を検査し、1件が陽性。

 次に、39事例目、これは愛媛FC 関係でございます。41件の検査をいたしまして、41件全て陰性。

 次が40事例目、会社関係でございますが、13件を検査し、13件全て陰性。

 41事例目、これは正岡小学校の関係ですが、36件を検査し、1件が陽性で、35件が陰性。その後、医師の判断による検査が25件ございましたが、この中でいずれも新規の事例になりますが、こちらの方で6件の陽性、19件の陰性が確認されました。この医師の判断に基づく陽性6件については、2件が既存事例である41事例目関係で、2件が新規事例となる42例目関係で、残り2件が43、44、1件ずつということになります。なお、陽性6件のうち3件につきましては、抗原検査によって判明したものでございます。

 また、この事例パネルの様式を本日から若干変更させていただきました。県の衛生環境研究所および地域外来・検査センターが実施するPCR検査については、これまでどおり毎日、その検査件数を更新してまいります。しかし、診療・検査医療機関で実施する検査は抗原検査等々ですけども、医師会を通じて、医師会の関係で1週間ごとの集計ということになるそうでございますので、毎週、この抗原検査については金曜日に1週間分を一括してこちらに乗せていくことといたします。ただし、本日のように陽性が確認された場合は、都度(報告が)上がってきますんで、陽性についてはその都度の公表とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

 それでは事例ごとに説明をさせていただきます。陽性者の方とは連絡を取りまして、今後の治療内容等を説明し、保健所への調査、協力をお願いしています。御本人の意向も踏まえつつ、プライバシーに十分に配慮しながら、調査への協力(をいただく)という観点からも慎重に公表を行っていきたいというふうに思います。

 それではまず、37事例目、奈良県の関連でございます。昨日陽性が確認されたのは、このGの方でございます。昨日の記者会見でも、Fの方、その囲い込みの中での濃厚接触者の無症状だった方が、健康観察中に症状が出て陽性という発表をさせていただきましたが、同様のケースでございます。A、Bと同じ会社の方、同僚の方、そして、Fの方と同様に一度陰性が確認され、無症状でございましたが、囲い込みの範囲内、自宅待機と健康観察をしている中での陽性確認でございますので、この方から陽性になったからといって濃厚接触者も新たにいらっしゃるわけではありませんので、感染が広がる可能性はないということでございます。

 (パネルの)このGの方の概要でありますが、20代の男性で、住所地は松山市、職業は会社員の方でございます。(パネルの)このBの方の濃厚接触者で先ほど申し上げたとおり、12日の検査では症状もなく一度陰性が確認されました。自宅待機中に、15日の夜から頭痛の症状が発生し、昨日、再度検査を実施した結果、陽性が確認。本日中に県内の指定医療機関の方に入院していただくことになっております。なお、感染可能期間である発症2日前となる13日には、もうそこからずっと濃厚接触者として自宅待機しておりますので、新たな展開はございません。囲い込みの中での陽性確認ということでございます。とういうことで37事例目はここ(パネルの37事例目の「関係者調査」と「PCR検査」の欄)も変わりません。囲い込みの中ですので、健康観察が残っているということでございます。

 次に、39事例目、愛媛FCの関係でございます。これまでも申し上げてきたとおり、ご本人(選手)が陽性確認され、濃厚接触者(である)選手4名と関係者1名の5名については、陰性が確認されたことを公表させていただきました。そして、残りのチーム関係者41名全員を行うということで濃厚接触者ではありませんが、念のための検査を実施し、昨日全員の陰性が確認をされました。この結果、現時点で必要なこの愛媛FC関連につきましては、全ての調査、検査が終了いたしましたので、囲い込みは完了。後は濃厚接触者の自宅待機と健康観察を注意深く行ってまいりたいと思いますので、(パネルの)ここ(39事例目「PCR検査」の欄)は赤丸(検査完了)とさせていただきます。

 次に40事例目でございます。こちらは新たな陽性者が出ているわけではございません。(パネルの)この相関関係、検査の関係だけ公表させていただきます。これまで同様、このAの方が陽性確認され、同じ会社のB、Cの方が陽性となりました。そして、その他の会社の方は濃厚接触者、ちょっとでも接触があった(方、合わせて)11名の方は全員陰性が確認されています。ただ、このAの方のご家族が濃厚接触者で、この方(Dの方)は無症状でありましたけども、陽性が確認されました。そして、この方の職場関係者は、濃厚接触者に当たる接触のあった方はいなかったんですが、これも念のため職場関係者4名の検査を実施し、昨日(パネルの)こちらの方は陰性が確認されました。さらに、(パネルの)このBの方のご家族、こちらは濃厚接触者でありましたが、こちらの方々も全員、3名陰性が確認されました。そしてCの方のご家族、濃厚接触者として2名いらっしゃいましたが、こちらの方も昨日2名陰性が確認されました。そして、この仕事関係者でさらに調査で、追加でやっていた4名の方も陰性が確認されました。ただ、さらなる調査の過程でちょっとでも本当に少しの接触だったんですが、念のためやろうということで10名、こちらの方の仕事関係者10名、そしてAの方の生活上の接触者7名、これを追加で今日検査いたします。症状のある方はこの時点でいらっしゃいません。ということで、こちらのケースは今囲い込みに向けて全力を尽くしておるところで、今のところこの4名以外に陽性者も出ていませんし、今日検査する17名についても、症状のある方はいらっしゃらない状況でございます。こちらが40事例目でございます。

 次に41事例目。これちょっと分かりにくい図で恐縮なんですが、ちょっと(パネルの)ここ(「11月6日、5人で会食」のところ)がちょっとまだ不明なところなんで、ちょっとここは分けて考えていただきたいと思いますので、後ほど説明します。昨日まで発表したのが、こちらの正岡小学校のケースでございます。

 まず、正岡小学校の関係につきましては、教職員の方が陽性が確認されました。濃厚接触者3名および学校関連ということで、幅広くやるということで、接触者25名、これも昨日の検査で全員陰性が確認されました。まず、この学校関係者の中では、全員の陰性が確認されましたので、まずご安心をいただきたいと思います。この結果を受けまして、休業していた正岡小学校、これは松山市教育委員会の判断になりますが、わずかな接触のあった方も含めて、関係者全員の陰性が確認できたこと。このうち、濃厚接触者として判断された者は、保健所の指示により、当分の間は全員自宅待機で、健康観察に入ってるということ。こういう点から、安全が確保できると判断し、明日18日から学校は通常どおり再開する方針だと連絡が入っております。

 それでは、(パネルの)このBの方、昨日陽性が確認された方でございますけども、先ほど申し上げましたAの方のご家族の1人でございます。5人ご家族いらっしゃったうちの1人だけが陽性が確認されました。住所地は松山市、職業は医療機関の職員、Aの方のご家族でございます。なお、これも本当に本人の、そしてまた勤務先の強い意向が寄せられておりまして、年齢、性別は非公表とさせていただきます。

 症状・経過・行動歴等でございますが、この方ですね、16日に濃厚接触者として検体採取した時には症状はありませんでした。しかし、検体採取の後、夕方ごろから倦怠(けんたい)感と息苦しさが出てきたそうであります。現時点での調査では、この方の行動歴として、2週間以内の県外滞在歴はございません。また、発症2日前となる14日からの行動歴は15日のみ医療機関での勤務があったと聞いております。また、濃厚接触者等として生活上接触のあった親族の方が7名いらっしゃいます。ただ、その接触度合いを保健所の方で調査しましたところ、濃厚接触者に当たる方が1人、ちょっとした接触の方が6人ということでありました。また、勤務する医療機関には先ほど申し上げましたとおり、15日、出勤はされているんですが、この日はですね、出勤時間は1時間のみでございます。短時間でございます。患者の方々との接触はございません。また、他のスタッフとの短時間の接点はあったそうですが、病院もしっかりと感染対策をしているということと、ご本人も当然それに従ってマスク着用を常時されていたということ、感染防止対策を徹底していたということでございますので、現時点でこの医療関係では、1時間の勤務の中での検査対象者はいないというふうに聞いております。

 また、昨日16日、医師の判断により検査が実施された(41事例目関連パネルの)こちら(右側)の方ですね。この話に移っていきますが、一応(パネルの中では)この41事例目でくくっていますが、こちらの方(AとCを含めた5人の方)は、ここ(「11月6日、5人で会食」)での接点はある可能性があるんですけども、あるんですが、これが(感染の)原因かどうかがまだ特定できてないんですね。一応、こういうかたちで書かせていただきました。今のは(パネルの)このAの方が正岡小学校で、こちら(のCの方)が後ほど申し上げますが、城西中学校の教職員の方でございます。

 こちらは、昨日医師の判断により実施した検査で、新たに2名の陽性が確認されました。CとDの方でございます。このCとAは正岡小学校の教職員(Aの方)と城西中学校の教職員(Cの方)の方なんですが、ちょっとだいぶさかのぼるんですが、11月6日、お二人を含めた5名の方で会食をされているということは、行動歴の中で分かりました。それで、その会食された(方の)うち、2名の方の陽性が確認されたということで、(残りの3名)この方々についても学校関係者であることから、今日中に、症状の出てる方はいらっしゃらないんですが、検査をすることといたします。ちょっとだいぶさかのぼるんですが、この11月6日、ここが唯一の接点なんで、こちらで検査を全員、その会に出席された方の検査を今日実施いたします。

 ということで、またここから切り離して、この城西中学校の方の説明に移らせていただきます。Cの方ですけども、住所地は松山市、女性、職業は松山市立城西中学校の教職員の方でございます。公立学校の教職員については、学校関係者ではあるものの、学校設置者である各教委(教育委員会)の考えも踏まえ公表してまいりましたが、個人が特定される恐れもありますので、今回から教職員として公表をさせていただきます。なお、年齢については、個人が特定される可能性が高いことから、非公表とさせていただきます。

 経過・症状・行動歴でございます。この方は、10日の夜から倦怠感があり、翌11日に37度5分の発熱。そして、医療機関を受診されました。15日になってコロナ特有の症状、嗅覚障害が感じられたそうでございまして、昨日16日、同じ医療機関を再受診され、医師の判断により、松山市地域検査センターで検体採取、検査の結果、陽性が確認されました。この方、本日既にお昼ごろに県内の指定医療機関の方に入院をしていただきました。現時点での調査では、この方、2週間以内の県外滞在歴はございません。また、2日前となる9日からの行動歴でございますが、9日と10日、この2日間出勤が確認されております。ということでまず、城西中学校関係について説明をさせていただきます。9日と10日の出勤の際は、学校で生徒と会話するなど直接な接触はなかったそうでございます。また、勤務中は常時マスクを着用するなど感染予防には学校それぞれ、全県下の学校、ものすごく注意を払っていますので、同様に注意深く行動されていたそうです。ただし、少し接触のあった方が濃厚接触には至らないんですが4名、職場の方にいらっしゃったんで、この4名の方について今日検査を実施することといたしました。昨夜の陽性判明を受けまして、松山市教育委員会では、今朝までに学校の消毒は完了したそうでございます。そして、本日から安全が確認されるまでの間、城西中学校は臨時休業をするということでございます。そして、全ての教職員および児童に対し、念のため自宅待機と健康観察を依頼しているということでございます。学校等の関係は(松山市)教育委員会の方から発表があると思いますので、今後保健所の調査に基づきまして、学校の安全確保のため、PCR検査を行って迅速に囲い込みは実施してまいりますので、関係者の皆さんも落ち着いて対応していただきますようお願い申し上げます。

 次に、(パネルの)このCの方の学校関係以外でございますが、Cの方と接触のあったご家族が1人だけおられます。後ほどDという表記で説明させていただきますが、この方も陽性が確認されております。この他、生活上の接触者、こちらも濃厚接触者にも当たりませんが、ちょっとした接触があったということで、4名確認が取れましたので、念のためこちらも幅広に検査を実施することといたします。今日実施いたします。このため、Cの関係者では学校関係が今のところ4名、生活上の接触者4名、計8名、今日行います。この8名の方も全員今の段階で無症状、症状は一切ないという連絡が入っております。

 それでは、このDの方の概要でございます。80代の男性の方でございます。住所地は松山市、職業は無職、Cの方のご家族でございます。症状・経過・行動歴等でございますが、この方は、14日から38度の発熱があったそうです。昨日、診療・検査医療機関において、抗原検査を実施し、陽性が確認されました。既に今日のお昼ごろ、県内の指定医療機関の方に入院をしていただいております。現時点での調査では、この方、発症2週間以内に県外滞在歴はございません。発症2日前となる12日からの行動歴は、買い物と生活上必要な外出のみで、外出時には常時マスクを着用されていたことも確認が取れておりますので、濃厚接触者等の検査対象者はおられないということでございます。

 まとめますと、41事例目で、これ両方(41事例目のパネルを)まとめてますが、本日、(パネルの)こちらのここ(Bの方の接触者)が7人、それからここ(Cの方の関係者)が8人、そしてここ(11月6日に会食した残りの方)が3人の18名の方を今日検査する予定でございます。

 それでは今度はこれから新規になります。42事例目、こちらに入ってまいります。この2人は、ご家族でございます。

 まず、135人目の方Aの方ですね。概要ですが、40代の男性、住所地は松山市、職業は会社役員の方でございます。14日に発熱38度8分、咳等の症状が現れたため、診療・検査医療機関が抗原検査を実施し、陽性が確認されました。既に昨日中に県内の医療機関の方に入院済みでございます。

 続いて、136人目、ご家族の方ですが40代の女性、住所地は松山市、職業は会社員の方でございます。昨日135人目のAの方の陽性が確認されたことを受けまして、この方に保健所から接触者として健康状態を確認をしたところ37度ですけども、微熱、発熱の症状があるということでしたので、すぐに診療・検査医療機関の受診につなぎまして、検査で陽性が確認されました。この方も本日県内の指定医療機関の方に入院済みでございます。

 このお二人の行動歴なんですが、発症前2週間の間に関東、関西、中国方面、エリアとしてはこの三つのエリアに訪問歴がございます。発症2日前となる行動歴においても仕事関係で、関東、関西を訪問されておりまして、それぞれの地域で仕事上やプライベートで人との接触があったということは確認されています。ただし、この方々の県内での業務は不特定多数の方と接触するような業務ではないということでございます。保健所の調査でお二人の方の濃厚接触として県内ではこちらですね。ご家族8名と県内で生活上の接触のあった方、友人が1名合計で9名の方を確認しています。このうち、ご家族8人のうち3人につきましては、昨日鼻水や喉の症状があるということでありましたので、優先的に早く検査を行いましたが、3人は陰性が確認されました。今後、しっかり見ていかなきゃいけませんけど、昨日時点では陰性が確認されております。残る5名のご家族、そして友人の方1名については本日以降、検査を実施いたします。濃厚接触具合にもよってこちらの方(友人の方)の検査予定は決めていきたいということでございます。また、県外で接触のあった方を2名確認しておりますが、これはもう愛媛県にはいらっしゃいませんので、関係自治体の方に連絡済みでそちらの方で対応するということでございます。

 42事例目をまとめますと、(まだ検査が終了していない)濃厚接触者6名については、うち5名の方は本日中に、そして1名の方は今申し上げたように明日以降に検査を実施することといたします。既に先行して症状があった方は陰性が確認されました。この42事例目でございますが、感染経路の特定そのものは難しいものの、今、滞在歴をお話しましたけれども、いろんなエリアに行かれておりますので、またそれぞれの地域で人との接触もありましたことから、県外で感染し、愛媛に戻って発症した可能性は極めて高いケースであろうと考えられます。以上です。

 次に、こちらの43事例目について説明させていただきます。陽性者の概要でございますが、60代の男性、住所地は松山市、職業は団体職員の方でございます。症状・経過・行動歴等でありますが、この方には、14日に37度6分の発熱と倦怠感の症状があって、翌15日には熱が下がったものの、翌16日に喉の痛みがありましたことから、医療機関で抗原検査を実施し、陽性が確認されました。本日県内の指定医療機関に入院済みでございます。現時点での保健所の調査では、この方の行動歴として、発症前2週間、県外の滞在歴はございませんが、県外在住者の方2名を含む5名の方で会食が行われておりまして、ご本人の他3名、この5名のうち3名ですね、県外の方が1名と県内の方2名の方に発熱の症状が出ているということでございます。なお、感染力があるとされる発症日の2日前に当たる12日以降の行動につきましては、勤務が12日、13日の2日間、それ以外は医療機関の受診と生活上必要な行動のみで外出時には常にマスクを着用していたと聞いております。この方の勤務先は県の団体ではないんですが、県の管理する公共施設の中にございます。ただし、ここは一般の県民の方々が利用する施設ではなく、実際に広く住民の方と接することもなかったことに加え、県の職員との接触も幅広くあったわけではないことが確認されました。そこで濃厚接触者等はご家族2名、その他に接触のあったご友人2名、職場関係者1名、計5名を濃厚接触者として確認をしています。この方々については、本日検査を実施いたしまして、今日の夜には結果が判明いたします。ただこの5名の方々の中に先ほどもちらっと申し上げましたが、症状のある方が3名いらっしゃると聞いています。以上が43事例目でございます。

 次に44事例目でございます。こちら(県内の状況のパネル)の最後のところですね。この事例は県外で11月10日に陽性が確認された方の濃厚接触者として、13日にその関係自治体から保健所に調査依頼があったことが発端となっています。この連絡を受けて昨日検査をした結果、陽性が確認されました。概要でありますが、20代の女性、住所地はご本人の強い希望がございました。なんとかこれだけはということで合意いただいたのが東予地域ということだったらということで東予地域ということで公表いたします。職業は会社員の方でございます。症状・経過・行動歴でありますが、この方には現在も含めて、これまで症状は一切ないそうでございます。無症状の方でございます。県外で確認された陽性者の方との接触状況ですが、9日にこの方と県外で会食をされました。10日に愛媛に移動の際は公共交通機関を利用していますが、常にマスクは着用されており、感染防止対策は気を使って図ったというふうな聞き取りでございました。また、県外に長期間滞在していたことから、10日以降は職場の決まりで自宅待機を行い、これまで人との接触はないそうでございます。そういうことで他に感染を広げている可能性はほとんどないというケースでございます。本日午前中に県内の指定医療機関の方に入院をしていただきました。

 以上が昨日に確認された陽性者の概要でありますが、これ以上の詳細な行動歴等については事務方の方からのレクさせていただきたいというふうに思います。

 全国的な感染が続き、その波が本県にも押し寄せている可能性は出てきているということを昨日お話しさせていただきました。ただ、本当に今後の状況は予断を許しませんけれども、ともかく冬に向かってくるということで、ウイルスが活発になる可能性があります。人の移動で、いつどういうかたちでウイルスが持ち込まれるかも分からない状況が続いています。ただ、だからといって必要以上に恐れることもなく、ただ警戒のレベルは上げていくということがこの段階では大事であろうというふうに思います。冒頭に申し上げた感染回避行動、特に松山市の市民の皆さんにおかれましては、十分、日々の生活上の注意を払っていただきますようお願い申し上げたいと思います。また、松山市にも市民への呼び掛けで警戒感を高めていただきますようぜひお願い申し上げたいと思います。以上で、今日の時点での説明とさせていただきます。ありがとうございました。

 

(愛媛新聞)

 今回の感染事例とは話は変わるが、首相の方が「Go To Eat」について、一定数以上での飲食は対象外にするよう、各知事に要請する考えを表明した。現時点で国からそういった要請は来ているのか。

 

(知事)

 検討の依頼は来ているそうです。

 

(愛媛新聞)

 県として、今現在、どのような対応をするかどうかは決まっているのか。

 

(知事)

 まだ決まってないです。

 

(愛媛新聞)

 あともう一つ、政府の時短営業に関しては国の方が財政支援とするという考えも表明したが、その点についてどのように受け止めているのか。

 

(知事)

 そうですね、緊急事態宣言が出た時に議論したこともあるんですけれども、時短営業、これはよほどの東京等々の感染状況であれば考える必要があると思いますが、ただそのときも注意が必要で、例えば、(午後)10時までやっているお店を8時までにした場合に、では8時までにみんなで行こうといって、特定の時間にかえって密を発生させるリスクもあると、こういったことも考えなきゃいけないと思うんですね。ですから、地域によって事情も違う、おそらくライフスタイル、終電の時間とかそういうのも異なりますから、今の時点で、このコントロールが何とかできている状況の中で、時短営業等について検討することは考えておりません。

 

(愛媛新聞)

 政府がこのようなことに財政支援を行うことにかじを切ったことについてはどうか。

 

(知事)

 そうですね、それが十分か不十分かっていう議論は一方であると思いますけれども、最初の段階から申し上げてきたんですが、時短の要請であるとか、また休業要請であるとか、こういった決定事項というものは国レベルの判断によって考えるべきテーマかなと、それはもちろん地域ごとの事情、意見を聞いた上で、国の決定というのが僕は政策ジャンルとしてはその方向が正しいのではないかと思っています。なぜならば、それに対して常に補償等々の問題が発生しますから、地方レベルでは自由に、例えば借金をしてお金を生み出すことは権限として認められておりませんから、その権限を持つのは唯一、国でありますので、その意味で今回の方向性、中身がどうだというレベルの問題は別として、方向性はいいんじゃないかなというふうに思います。

 

(あいテレビ)

 今回の事例をいくつか見てみると、会食というのがやっぱりいくつか出てきているが、やはり会食に伴う注意というか、そのあたりはいかがか。

 

(知事)

 そうですね、これもここ数日の記者会見で繰り返しになってしまいますけれども、会食をする時には、国のコロナ分科会が呼び掛けた注意事項というのがありますので、何回かこれまでの記者会見でも申し上げましたが、それを守った上で楽しんでいただくということが大事。それからお店(の方にも)、気温が下がってくる状況を迎えますけれども、その中でやっぱりそれでも換気、加湿、これに気を配った営業をしていただくということ、そしてまた、主催する方も十分に注意を払ってセットをするということ、こういった点が大事ではないかなというふうに思っています。それから、もう一点付け加えるならば、旅行に行かれるということもあると思うんですけどね。とくに感染拡大地域に行かれる場合はしっかり対応し、気を配れば問題ないと思いますけれども、やっぱりちょっと外に出て旅行っていうと気が緩むケースもあると思うんですね、人間ですから。そういったところをおろそかにすると、県外で感染するというリスクが地域によっては高まっているということは、十分に気を付けていただきたいなというふうに思っています。

 

(愛媛朝日テレビ)

 先週から松山市で特に感染経路不明の事案が結構増えているかと思うが、あらためて(感染経路)不明な事例が増えているということで、県内の縮小期などのフェーズ等の見直し等というのは、現状あるか。

 

(知事)

 もちろん日々日々数字が変わっていきますので、それをウォッチしながら特に医療現場の状況、まだご覧のとおり、今の段階で21人入院されていますけれども、当初の70床体制とは大幅に異なっておりますので、余裕は十分ある状況であります。ただ、そういったものを先手を打つということで、今週中から宿泊施設の利用等々も進める準備に入っていますので、早め早めに手を打ちながら、それでも逼迫(ひっぱく)してきた場合、後はその数値、発表されている数値を見ながらですね、フェーズを上げる可能性というのは今後の状況によってはあるというふうに思っています。

 

(テレビ愛媛)

 先ほど検討中というふうに話された「Go To Eat」の4人以下ということだが、まず知事としての受け止めはいかがか。検討中ということだが。

 

(知事)

 そうですね、4人が正しいかどうかってのは議論がどういう展開でなされたのかがよく分からないところがあって、突然出てきた話なんですよね。だから根拠というものをもうちょっと咀嚼(そしゃく)してから判断したいなと思います。今のところ見えてないんですね。3人なのか、4人なのか、なぜ4人なのか、それが納得性のあるものであれば実施するということになろうかと思っています。

 

(南海放送)

 先ほどのフェーズの話に関連してだが、6月の段階では縮小期から警戒期への移行の判断の基準が三つほどあって、そのうちの一つが、連続する2週間のうちに四つの感染経路不明の新規事例が判明した場合ということだったが、今、現在では三つの事例で感染経路不明ということで、6月の段階で今、医療体制もかなり大丈夫ということなので、あと1件感染経路不明の事例が発生した場合、たちまち警戒期に移行するとかそういったことではないということで。

 

(知事)

 ではないです。ただし、その条件の一つに当てはまったら検討はします。その検討の中で、状況・全体像を見ながら判断するということになろうかと思います。

 

(南海放送)

 今回の陽性確認の中でも、昨日から始まった抗原検査の活用によって、いわゆる陽性者のあぶり出しができたというのは。

 

(知事)

 そこは特には感じてないですよね。特に先週あたりからポツポツポツポツ出始めてましたし、今までどおりお医者さんが必要と言ったものは全部(検査を)やってますので、特にそれでどうのこうのということではなく、やっぱり、広がり始めた初期段階、要注意時期ということの中での陽性確認だと思っています。

 

お問い合わせ

保健福祉部保健福祉課

〒790-8570 松山市一番町4-4-2

電話番号:089-912-2380

ファックス番号:089-921-8004

 

保健福祉部健康増進課

〒790-8570 松山市一番町4-4-2

電話番号:089-912-2400

ファックス番号:089-912-2399

Adobe Reader<外部リンク>
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

AIが質問にお答えします<外部リンク>