ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 保健福祉部 健康衛生局 > 健康増進課 > 新型コロナウイルス感染症の検査状況(28事例目および29事例目)に関する記者発表の要旨について

本文

新型コロナウイルス感染症の検査状況(28事例目および29事例目)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017213 更新日:2020年8月12日 印刷ページ表示

日時:令和2年8月11日(火曜日)11時00分~11時21分

場所:知事会議室

 

 

 

(知事)

 まずは、昨日のPCR検査の結果を伝えさせていただきたいと思います。22件行われておりまして、昨日の検査は全部陰性でございました。内訳ですけれども、28事例目、今治市の20代男性、バスケット(バスケットボール)の関係ですが、この濃厚接触者が15件、全部陰性。それから29事例目、松前町30代男性、昨日発表した新規案件、その濃厚接触者5件、職場の同僚の方全部陰性。医師からの要請がありました新規検査2件、陰性でございました。本来、陽性確認がありませんから、これまでこうした場合は記者会見をしていなかったんですけれども、昨日、学校関係の事例を報告させていただきまして、広範な調査が必要なケースでもございます。その進捗状況と、それから今後の検査のスケジュール、こういったことを特に今治市の皆さんにはしっかりこの段階でお伝えしておいた方が安心していただける、冷静に行動していただけると思いますので、あえて記者会見させていただきます。

 なお、どうしてもこういう状況の中で中傷誹謗(ひぼう)の懸念、そしてなかなか丁寧に伝えてはいるのですが、そういったことが受け止められずに誤った情報を伝えるSNS、あるいは意図的に不安をあおるようなSNSの投稿、そうしたことに絶対に皆さん惑わされないように気を付けていただきたいと思います。

 それでは、まず先に22事例目、(パネルの)こちらなんですけれども、福祉施設と百貨店の関係の松山市の事例でございました。この事例については、濃厚接触者全員の健康観察が昨日をもって完了し、全員症状もなく無事に(健康観察を)終えることができました。そこで、今日は(変更箇所を示す)赤丸になっていますが、健康観察終了の黒丸になりますので、明日からはこちらのケースも対処事例の方に入れさせていただきます。この事例から感染が広がることはございません。この事例は封じ込めが完了したということでございます。

 それでは、28事例目の今治市のケース、秋田県へのバスケ(バスケットボール)遠征のケースですけれども、昨日、この事例の濃厚接触者であった学校教員の方B、(初めに感染確認されたAの方の)同居のご家族ですね、(この方が)感染されたことを公表し、そして昨日このBの方の濃厚接触者として、こちらの勤務先、学校の生徒さん13名と同僚の職員5名を濃厚接触者として認定、18人のPCR検査を実施すると報告をさせていただきました。潜伏期間の関係もありますので日にちがずれてまいりますが、そのうち生徒さん12名と同僚職員3名の検査は昨日の夜に判明しまして、全員陰性であることが確認されました。残りの生徒さん1名と同僚職員2名につきましては、本日、検査結果が判明する予定でございます。なお、この方々全員につきましては、これから2週間、自宅待機と健康観察をお願いしているところでございます。この囲い込みの中でもし仮に陽性が出ても、外には出られないということになりますので、その(囲い込みの)中ということになりますので、囲い込みの中での濃厚接触者の健康観察に入ってまいります。

 また、Bの方の学校活動で、(相関図パネルの)こちらですね、接触のあった方については、これは濃厚接触者ではありません。本当に同じ部屋にいたけども離れていたとかですね、近くで会話は全くないとか、そういう方々なのですが、念のためということで、感染の可能性は低いものの、今回こういうケースですので本日中にPCR検査を実施することといたしております。濃厚接触者ではありませんが念のため、この方々、ちょっとでも接触のあった方全員の検査を今日中にいたします。なお、本日検査いたしますこの生徒さん、それから同僚の職員さん、それから濃厚接触者以外の念のための検査の方々、全員無症状、症状はないというふうに聞いております。この他にも、さらに接触の程度が低い方、本当にわずかでもというふうな方、最大20名程度を確認しています。しかし、会話もしていなかった方もいらっしゃいますし、もうほとんどさっとすれ違った程度という方もいらっしゃいますので、これはこのあたりのこちらの方々(本日検査予定の方々)の検査状況を踏まえて、今、待機はしていただいています。検査するかどうか検討していきたいというふうに思います。この12名、そしてその他20名についても、全員の方に自宅待機をお願いして受け入れていただいているということをご報告させていただきます。

 学校関係につきましては、このように幅広く関係者を特定しまして、迅速な検査と、また自宅待機の要請によりまして、学校や地域で感染が拡大することのないよう対応しております。保護者や地域の皆さんにはどうか安心して冷静に情報を受け止めていただきたいと思います。なお、濃厚接触者の検査結果は全て今日中に判明をいたします。全員が仮に陰性だった場合は、接触の全くなかった一般生徒の方々には通常の生活に復帰しても構わないというふうに判断をいたします。県教委と市教委で連携して、その場合は、速やかに生徒や保護者の方々に連絡が行き渡るようにしたいと思います。陽性判定が1人でもいらっしゃった場合は、またそのときに速やかに対応を始めてまいりたいと思います。検査結果の公表自体は明日あらためて行わせていただきます。

 次に、このAの方の職場の同僚の方でございます。濃厚接触者Cの方、この方は若干の症状が出ている方なんですが、この同じ職場の同僚の方4人いらっしゃいます。この方々は今、全員自宅待機中でございます。現在、症状は全員ないという報告が入っております。この方々は明日PCR検査を実施する予定でございます。そして、ご家族の方、(相関図パネルの)このお二人については、同じように自宅待機していただいていますけども、今日こちらの方々は検査を実施する予定でございます。このように今日の検査の結果次第で、こちら(相関図パネル)の学校の濃厚接触者残りの3名と濃厚接触者ではない検査予定の方、念のための12名と、それからAの方の職場の方で1人陽性の判定が出たご家族、これは全部今日中に結果が全員出るということでございます。そして、この職場の方4名だけは明日ということになります。以上のように、これが今の段階での囲い込みの状況と、それから検査の今日時点での結果と、そして明日までの検査の日程スケジュールでございます。

 次に、29事例目の松前町の事例のケースですけども、濃厚接触者には、実はこの同僚の方々、職場(である)会社の対応調査、保健所の方できめ細かくをやってもらいました。その中でしっかりとした対応をされてましたので、濃厚接触者には該当する方はいらっしゃらなかったんですけども、念のため職場で接触の可能性のあった同僚の方5名にPCR検査を昨日実施いたしまして、全員陰性が確認されたということでございます。この方の職場に他の事例で感染が確認された方が立ち寄っていると昨日話をさせていただきましたが、この事例で感染が確認された方が症状が出る2週間以内にアルバイト先店舗への滞在は確認されています。しかし、直接の感染経路である可能性がゼロとは言い切れないんですけども、昨日説明したとおり、保健所の聞き取り調査、現地調査では接触の程度は低いというふうに考えられており、感染経路となったと特定する、そう考えることは難しいということでございました。これがコロナの難しさでもありますが、いずれにせよ、職場の同僚の陰性、皆さん全員が確認されたことにより、他の事例を含め勤務先から感染が広がっている可能性は低いものと考えられます。また、この方の濃厚接触者としてはご家族4名を確認しております。自宅待機、健康観察中でありますが、現在全員症状はないとのことでございます。こちらのご家族の方々につきましては、潜伏期間等を考慮しまして13日、明後日に検査を行う予定でございます。なお、こちら(パネル)の28事例目、29事例目についても、この段階で関係者の特定が現時点で完了したため、関係者調査のところはこういう赤丸(接触者特定済)になっていますが、この場合、これからのPCR検査でもし陽性判定が出た場合は、そこから再調査が始まりますので、その場合はここ(パネルの関係者調査の黒丸)が再び白丸になるということを付記させていただきたいというふうに思います。あくまでも現段階でございます。

 以上のように、県では、感染が確認された事例ごとに迅速かつ丁寧に調査を行って、そして検査を進めてまいります。そして、感染が結果として拡大することのないよう事例ごとに囲い込みに全力を挙げているところでございます。この件では、もう本当に各保健所の職員や、また医師、看護師、関係者の皆さん、総力を挙げて頑張ってくれていますので、県民の皆さん、それを受け止めていただきたいと思います。特に、繰り返しになりますけど、一番懸念するのはそうした総力を挙げて関係者が奮闘しているんですけども、断片的な情報等で振り回されたり、SNSで無責任な根拠のない不安をあおる情報を発信する方、どうしても世の中にはいるものです。こういう場合はですね、ぜひ良識ある方々がそういったものに惑わされずに正しい情報を受けて、振り回されないということが何よりも大事でございますのでよろしくお願い申し上げます。そして、特に感染された方々、これは本当に交通事故のようなものでございます。誰でもが同じような立場に立つ可能性があるというのが、今のコロナの状況になっていますので、(感染された方々は)本当に苦しんでいらっしゃると思います。感染の調査が広がったり、いろんな方々が動き回るということにつながるのを目にしてですね、心を痛められていらっしゃると思います。そういう思いをくみ取ってですね、いたわりの声、気持ちをかけてあげていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。以上でございます。

 

(愛媛朝日テレビ)

 29事例目の松前町の件で、陽性の方との接触の可能性は低いということだが、その陽性の方の飛沫(ひまつ)とかが例えば店内残っていてそこから(感染)という可能性というのはあるのか。

 

(知事)

 ここは消毒をしっかりやっているという確認取れていますので、その点は心配ないと思います。

 

(NHK)

 香川県の高校生が松江のサッカー部と交流していて、PCR検査が進められているが、県内の秋田県との交流とちょっと似ているところもあると思うのだが、その点についていかがか。

 

(知事)

 そうですね、これは別にたまたまこうした事例が出たということでマスコミに取り上げられているところなんですけども、実はこうした交流は全国で行われています。緊急事態宣言が出されているわけでもありません。そして、県境を越えた移動が国によって制限されているわけでもない。今はそういう中で、地方単位で呼び掛けをする段階でございます。愛媛県でも首都圏、関西圏、大都市等、市中感染が拡大しているところとは、もうこれは(交流)禁止ということでやっていますので、その範囲の中で全県どこでも同じように交流があると思います。例えば、昨日(から始まった)甲子園(高校野球交流試合)もそうですよね。そういう状況にありますから、本当に気を付けながらやっているのだけれども、それでも抑えきれないのがコロナの難しさなので、何かが起こったときには速やかに手を打つと、これを徹底することを心構えとして持つことが大事ではないかなというふうに思っています。

 

(NHK)

 もう一点、お盆の期間中でもあるが、帰省とか旅行についてあらためて知事から注意喚起はあるか。

 

(知事)

 そうですね、6月下旬から東京で1日(当たり)50人ぐらいの感染が発表され始めたころから様子がおかしいなということで、旅行については気を付けていただきたいということを申し上げて、そして中旬から後半にかけてはお盆、夏休みの注意喚起をさせていただきました。記者会見ごとにお願いし、またマスコミの皆さんもそれを伝えていただいておりますので、皆さんいろいろと考えていただいているということをもうこの段階では信じるということになります。もちろんやむを得ないときもあろうかと思いますので、一律制限というわけではありませんけれども、本当にそれぞれが十分気を付けていただきたいというふうに思います。

 

(テレビ愛媛)

 先ほどの質問と似たような内容になるが、スポーツの試合や遠征などから感染が広がって感染者が出ているという状況だだ、特段、県としてまだ注意喚起や呼び掛けなどはしないというところなのか。

 

(知事)

 もう既に行っています。既に教育委員会の方から通知を出しておりまして、繰り返しになりますけれども、感染拡大地域との交流は禁止。禁止でございます。

 それから、もし行く場合は選手の体調管理、それから学校やスポーツ団体等々で出しているガイドラインがありますから、遠征に参加するメンバーに対して、その徹底を促すということ。それから、もし行かれる場合は、その地域の感染状況、いわば市中感染が広がり始めているのかとかですね、全県で陽性確認が出ていますから、そこがコントロールできている段階なのかというのは見極めるということ。こういったことに注意をしてもらいたいという要請を8月6日付で出しております。10日付でもう一度出しています。その結果、学校現場では、例えば1泊の予定にしていたものを日帰りに変更したという報告が入ったり、それから移動を公共交通機関を使う予定だったのを念のため(専用の)バスに切り替えたという報告も入り始めていますので、その通知によって現場は動き始めていると思います。

 

お問い合わせ

保健福祉部健康増進課

〒790-8570 松山市一番町4-4-2

電話番号:089-912-2400

ファックス番号:089-912-2399

 

教育委員会事務局義務教育課

〒790-8570 松山市一番町4-4-2

電話番号:089-912-2940

ファックス番号:089-934-8684

Adobe Reader<外部リンク>
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

AIが質問にお答えします<外部リンク>