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薬の基礎知識

ページID:0010018 更新日:2018年11月12日 印刷ページ表示

薬の正しい使い方

1 添付文書(能書)などを必ず読みましょう。

添付文書(能書)などには、用法・用量、効能・効果などのほか、使用上の注意、副作用が記載してあります。

必ずよく読んでから使用する習慣を身につけましょう。

2 用法・用量を守りましょう。

薬の作用は、使用量と深い関係にあります。ある量以下では作用が現れないし、ある量以上では有害な作用を生ずるおそれがあります。

定められたとおりの用法・用量を守りましょう。

3 服用時間を守りましょう。

薬は、それぞれ定められた時間に飲まないと効果がなかったり、副作用を生じることがあります。

薬の服用についての指示のうち、食前、食後、食間とは次のことをいいます。

食前
胃の中に食べ物が入っていないとき。(食前1時間から30分)

食後
胃の中に食べ物が入っているとき。(食後30分以内)

食間
食事と食事の間のことで、たとえば朝食と昼食の間。食事中に服用するということではありません。

定められたとおりの服用時間を守りましょう。

4 服用時の注意を守りましょう。

副作用の発生を防いだり、薬の効果を正しく発揮させるために多種多様の剤形があります。錠剤、カプセル剤などを服用するときは、次のような注意を守りましょう。

錠剤・カプセル剤
胃では溶けず、腸ではじめて溶けて効くようにつくられたものがあります。むやみに噛んだりつぶしたりしてはいけません。乳幼児には原則として使用してはいけません。

液剤
主成分が沈んでいたりしますので、よく振ってから飲みましょう。薬を汚染する原因となりますので、瓶に直接口をつけたり、飲むときに使ったスプーンを薬の入った容器に入れてはいけません。また、目薬の容器の口を直接目につけてはいけません。

5 薬の併用をさけましょう。

薬を併用すると、お互いの作用が弱くなったり、強くなったりして期待する効果が得られないことがあります。また、思わぬ副作用が現れたり、正確な診断の妨げになることがあります。特に医師の指示で薬を使用しているときには、医師の了解を得ないで他の薬を使用してはいけません。

6 高齢者の薬の使用は特に注意しましょう。

高齢者は、血圧の薬や心臓の薬など、多くの薬を併用することが多くなり、使用期間も長くなりがちです。また、肝臓、腎臓などの働きが弱くなっているため、薬の作用が強く出過ぎたり、思わぬ副作用が出ることがありますので、医師・薬剤師などの専門家から十分服薬指導を受けて、正しく使いましょう。

薬の正しい保管のしかた

1 乳幼児・小児の手の届かない所に保管しましょう。

乳幼児・小児の誤飲事故を防ぐため、手の届かないところで保管しましょう。また、薬を飲んだら放置しないで、すぐに保管場所に戻しましょう。

2 湿気、日光、高温をさけて保管しましょう。

薬は、湿気、光、熱に弱いので、フタを固くし、直接日光の当たらない場所に保管しましょう。

液剤や点眼剤、座薬はビニール袋などに包んで冷蔵庫に入れておきましょう。

3 薬以外のものと区別して保管しましょう。

誤用を避けるために、飲み薬とぬり薬は区別して保管しましょう。また、農薬、殺虫剤、防虫剤などと一緒に保管してはいけません。

4 他の容器への入れかえはやめましょう。

薬を使い古しの他の容器に入れかえることは、内容や使い方がわからなくなり、誤用や事故のもとになります。

5 古い薬の使用はやめましょう。

薬には有効期間が表示されているものがあります。

期間を過ぎたものは捨てましょう。また、古い薬や外観に異常があるような薬については、使用前に医師・薬剤師に相談しましょう。

もし薬を使って体調等に異変を感じたら・・・

薬を使っているときに異変を感じたら、まずはお医者さんまたは、お近くの薬剤師にご相談ください。

薬による副作用がもし起こってしまった場合~医薬品副作用被害救済制度について~

薬は正しく使っていても、副作用が起こる可能性もあります。万一、入院治療が必要になるほどの健康被害がおこったとき、医療費や年金などの給付を行う制度があります。「医薬品副作用被害救済制度」は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構に基づく公的制度です。

医薬品副作用救済制度について<外部リンク>

制度の概要について<外部リンク>

<救済制度に関する相談窓口>
独立行政法人医薬品医療機器総合機構 健康被害救済部企画管理課

電話番号:0120-149-931(フリーダイヤル)
受付時間:(月曜日~金曜日)9時~17時(祝日・年末年始を除く)
Eメール:kyufu@pmda.go.jp

<資料請求・本制度の出前講座についてのお問い合わせ窓口>
独立行政法人医薬品医療機器総合機構 健康被害救済部企画管理課

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