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夏の感染症流行状況(2014年)

ページID:0006789 更新日:2023年1月5日 印刷ページ表示

夏季に流行する、咽頭結膜熱(プール熱)手足口病ヘルパンギーナ(夏かぜの一種)は、患者の鼻やのどの分泌物のほか、便、水泡内容物を介して感染が拡がります。

液体せっけんを用いた手洗いを励行し、タオルやコップの共用は避けましょう

県内の発生状況 2014年第51週(12月15日から12月21日)現在

咽頭結膜熱(プール熱)

咽頭結膜熱の定点当たり報告数は、第50週0.4人から第51週0.2人と低い値で横ばいに推移しています。

感染経路は、咳やくしゃみなどの飛沫感染と、ウイルスが付着したタオル、ドアノブ等を介した接触感染が中心です。また、この疾患は、別名「プール熱」と呼ばれており、プールで感染が拡大することがあります。

液体せっけんを用いた手洗いを励行し、タオルやコップの共用は避け、水泳前後はシャワーや手洗いを念入りに行いましょう。

咽頭結膜熱(プール熱)の画像1

咽頭結膜熱(プール熱)の画像2

手足口病

手足口病の定点当たり報告数は、第50週3.6人から第51週3.7人と横ばいで推移しています。例年の流行時期は過ぎていますが、今治保健所で多発し、その他の地区でも患者数が多い状態が続いています。

液体せっけんを用いた手洗いを励行するとともに、タオルやコップの共有を避けるなど、感染予防に努めましょう。

本疾患は、コクサッキーウイルスA16(CA16)、CA10、エンテロウイルス71(EV71)などのエンテロウイルスが主な原因となり、基本的に予後が良好な疾患です。しかし、EV71は急性髄膜炎や急性脳炎などの中枢神経合併症の発生率が他のウイルスより高いことが知られており、注意が必要です。(手足口病に関するQ&A 厚生労働省ホームページ<外部リンク>

手足口病の週別発生動向(過去5年間との比較)グラフ

手足口病の保健所別発生動向グラフ

ヘルパンギーナ

ヘルパンギーナの定点当たり報告数は、第50週0.2人から第51週0.2人と低い値で横ばいに推移しています。

感染予防のため、液体せっけんを用いた手洗いを励行し、タオルやコップの共有は避けましょう。

この疾患は、重症化することはほとんどありませんが、口内炎によるのどの痛みから水分が取れず、脱水症状を起こすことがあります。こまめな水分補給を心がけましょう。

ヘルパンギーナの週別発生動向(過去5年間との比較)グラフ

ヘルパンギーナの保健所別発生動向グラフ

参考

咽頭結膜熱、手足口病、ヘルパンギーナに関するホームページ

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