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基金を活用した事業進捗状況に関する記者発表の要旨について

ページID:0014665 更新日:2013年1月15日 印刷ページ表示

えひめ愛顔(えがお)の助け合い基金を活用した事業の進捗状況に関する記者発表の要旨について

 

日時 平成23年7月28日(木曜日)11時20分から

場所 知事会議室

(知事)
えひめ愛顔の助け合い基金については、7月27日現在で、企業や団体、県民の皆さんから、約1億700万円の寄附が寄せられています。そのほかに町村会から3,000万円、それから、県の出捐金が2,000万円、これを合わせますと、約1億5,700万円になります。それにプラスして現時点で寄附が確実なのが、市長会から3,600万円、お声をいただいておりますので、それらを全部加えますと、約2億円に達する見込みでございます。多数の皆さんの温かい御支援に、この場をお借りして心から厚くお礼を申し上げたいと思います。
この基金を活用した事業につきましては、有識者等で構成する基金運営委員会の提言をもとに、被災者等のニーズに即した支援、愛媛らしい支援、思いやりあふれる支援を基本として、私自らが訪問した被災県知事の要望等も踏まえて検討を行っていただきました。当面の施策として、被災地の高校生等を対象に、本県への修学旅行費用を助成し、県内の生徒との交流を図っていく被災地学校修学旅行支援事業、金額的にはこれが一番メインになると思います。それから、風評被害に苦しむ被災地への観光を促進する被災地向け旅行商品造成支援事業、あるいは今度、宮城県に行っていただきます、蛇口から出るポンジュースを被災地のイベント等に提供する愛媛らしい事業など、12事業を先の6月議会に提案し、議会でも議決をいただいたところでございます。
これらの事業については、被災地や避難者の切実なニーズに基づくものであり、一日も早く実施に移していきたいと考えております。被災地の修学旅行支援事業においては、6月28日から30日の間、県庁の担当課が、岩手、宮城、福島の被災地3県の教育委員会や希望校を訪問させていただきまして、事業の趣旨説明を行ってまいりましたが、10月29日に第一陣、最初の学校が来られます。これは、岩手県の大槌高校で10月29日、これが皮切りになりまして、予定より増えたんですけども、既に現段階で10校、人数にして約1,200名の参加が見込まれています。また、被災地向け旅行商品造成支援事業についても、実施要領を策定しまして、旅行業者から募集を行っているところでございます。
そのほか、県内の各市町から、市町主催のイベント等に被災地の児童生徒を招待して、地元の児童生徒と交流したいとの要望がございましたので、先に議決を受けた被災者等支援緊急対策事業、これは予算枠が2,000万円ありますけれども、これを活用しまして、教育委員会において、被災地児童生徒等との愛顔の交流支援事業という名目で立ち上げたところでございます。
当面、既に実現が決まっている具体的な事業がございまして、四国中央市の全国高校書道パフォーマンス選手権大会への宮城県亘理(わたり)高校の招待、それから、松山市では、俳句甲子園全国大会への岩手県大槌(おおつち)高校の招待、それから、西予市では、全国かまぼこ板の絵展覧会への岩手県田老(たろう)第三小学校の子どもたちの招待などの実施が予定されており、基金を活用した事業が、多方面にわたり実施されることに、大変、県としてもありがたく思っております。
今後とも、変化する被災地等のニーズを的確に捉えながら、被災された方々が一日も早く笑顔を取り戻せるよう、また、被災地の復興の一助となるよう、可能な限りの支援に取り組んでいきたいと考えており、必要に応じて、9月議会においても、さらなる追加事業を計上するなど、県民の皆さん方の温かい支援の思いを迅速に目に見える形でお示しすることにより、支援の機運がさらに高まるよう期待しているところであります。
この事業は、寄附をされた皆さん方も、例えば、もし高校生が来られたときに、ニュースで愛媛に来られた被災地の高校生の笑顔を見たときにはですね、自分の気持ちというのは、この笑顔につながっているんだということが実感できるというのも特色でございます。できれば今年だけではなく、せめて2年ぐらいは継続することができないかなとも個人的には思っていますので、今後ともお気持ちをお寄せいただきますよう、本当に皆さんに呼び掛けをさせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。以上です。

 

(愛媛新聞)
9月議会の追加は、イメージとしてはどのようなものか。

 

(知事)
まず絶対にやらなきゃいけないのがですね、修学旅行に関して、当初6校ぐらいを想定していましたが、10校という要望がありましたので、あなたのとこは駄目ですよというようなことはやりたくないので、それは受け入れようという判断をいたしました。その4校等々のお世話する経費等々は計上する必要があると思っています。今のところ、まだそのくらいです。

 

(愛媛新聞)
この間、知事の一日によると、小高工業高校の校長先生が来ていたが、どういう関係か。

 

(知事)
実はこれはですね、アポイントも何もなく、突然、来られたんですが、南相馬市の小高工業高校で、今回、修学旅行に手を挙げられたところなんですが、校長先生が一人で、お礼にどうしても来たいということで来られました。全校生徒でですね、やはりもうこれは修学旅行は諦めようという、そんな決断を下した矢先にこの話が来たので、もう本当にありがたいというお話をいただきました。特に小高工業高校は、他の浪江高校や双葉高校も同じだと思うんですが、原発から20キロメートル圏域にある学校ですから、校舎に生徒は戻れないんですね。仮校舎を使いながら、ばらばらに生徒たちが授業を行っているような状況だそうです。ですから、この修学旅行で全校生徒が、学年は限られていますけども、一堂に会せるので、本当に愛媛に来ることを楽しみにしていますと。当初はですね、他の県との組み合わせも考えていたそうなんですが、全日程、愛媛県にさせていただきますということもおっしゃっていました。

 

(愛媛新聞)
10校で、参加生徒数は分かるか。

 

(知事)
大体1,200人ぐらいですね。こちらからですね、各学校に、できれば、来られたときには地元の高校生との交流をということを打診しているんですが、ほとんどの高校、おそらく全部になると思うんですけども、「ぜひ、それはやってみたい」、「できれば実現したい」ということをおっしゃってくれています。例えば、あくまでも今の段階ですけど、石巻の水産高校が来るときには、同じ水産高校とかですね、工業高校と工業高校とか、分校と分校とか、あるいは、大槌高校なんかまだ分かりませんけど、ちょうど三島高校の書道ガールズの書が体育館に飾られていますから、そんなご縁もあるので、そんなつながりもあるのかなと。もちろん、受け入れ側の高校生、高校にも打診をしなければなりませんけれども、そういったものも、そんな大きな費用は掛からないと思うんですがね、愛顔の助け合い基金が活用できるんじゃないかなというふうには思っています。

 

(愛媛新聞)
経費の一部助成になっているが、基本的には全額助成になったのか。

 

(知事)
そうですね、はい。愛媛県内滞在についてですね。

 

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