さわやか 愛媛 12月号

特集 繰り返し発生する南海地震に、県民みんなで備えましょう。

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発生の予測が難しい地震災害。これまで何度となく発生した南海地震は、本県にも大きな被害をもたらしてきました。今後も高い確率で発生が予想されますが、県民一人一人が被害を軽減する手だてをとり、それぞれの立場で責務と役割を果たせば、被害を小さくすることは可能です。12月21日は「えひめ防災の日」。この機会に、県民みんなで、少しずつ、できることから備えを始めましょう。

12月21日「えひめ防災の日」ってなに?

県庁危機管理課 大政主任

県では県民のみなさんの意見などを踏まえ、全国で死者・行方不明者1、330人の被害を出した「昭和南海地震」(昭和21年)の発生日12月21日を「えひめ防災の日」と定めました。また、この日を含む一週間を「えひめ防災週間」とし、県や市町で行うさまざまな防災キャンペーンを通じて、みなさんにも防災に対する関心と理解をより深めていただきたいと思います。

南海地震、次はいつ起こる? 今回は僕たち5人のえひめ防災マスコットキャラクター(★マーク)も登場します!★こまっち

前回の昭和南海地震から62年間発生していない南海地震ですが、今後30年以内に起こる確率は50%程度、50年以内では80〜90%の確率で起こるといわれています。もし発生すれば、県内全域で震度5強、平野部では震度6弱の最大震度に見舞われ、県内の被害は建物全壊76,493棟、死者は2,987人にも及ぶと想定されています。

(▲ 出典:「海溝型地震の長期評価の概要」地震調査研究推進本部(平成20年1月)、県地震被害想定調査(平成14年3月))

繰り返し発生する南海地震に、県民みんなで備えましょう。災害は忘れたころにやってくる!12月21日は「えひめ防災の日」。 12月17〜23日は「えひめ防災週間」。
左の表を見ると、次はいつ起こっても不思議ではないね ★ピーちゃん
地  震  名
発生年月日(西暦) 
規  模
最大震度
人的被害(  )内は本県の被害
家屋被害(  )内は本県の被害
発生間隔

震宝永地震※
宝永4年10月4日(1707.10.28)
M8.4[推計]
7[推計]
死者約5,000人(不明)
倒壊家屋[推計]約60,000棟(不明)
147年
安政南海地
安政元年11月5日(1854.12.24)
M8.4[推計]
7[推計]
死者約3,000人(不明)
倒壊家屋[推計]約30,000棟(不明)
92年
昭和南海地震
昭和21年12月21日(1946.12.21  4:19)
M8.0
5
死者・行方不明者1,330人(26人)
全壊11,591棟(302棟)・半壊23,087棟(1,041棟) 
ただ今62年
南海地震
?
※宝永地震:東海・東南海・南海地震が同時に発生した地震
自助 共助 公助

防災のキーワードは

〜それぞれの責務と役割を果たし、
        相互に連携しましょう〜

“個人、地域、行政がそれぞれの立場でやるべきことをしっかりと行うこと”。これが、“より多くの生命と財産を守る”ための、県防災対策基本条例(平成18年12月制定)の基本理念です。現在、県や市町では、「公助」(防災拠点施設の整備や、他県との連携体制の確立といった防災対策)に努めていますが、大地震発生直後は、消防や警察、自衛隊など救助の手が及ばない時間があります。そこで「自助」(住民自らが実践)や、「共助」(自主防災組織など)の活動が重要になるわけです。「自助」、「共助」、「公助」を相互に連携させ、被害を最小限に食い止めましょう。

自助

自分たちでできる防災対策
まずは家具などの転倒防止を

県庁危機管理課 三浦主任

“グラッ”ときた瞬間、家具が倒れて下敷きになったり、ドアが開かなくなった、といったことがないように、日ごろから対策を行うことが大事です。今後起こりうる 南海地震の被害想定のうち、死者数の約98%が建物の倒壊や損壊、家具等の転倒によるものとされています。

有効な対策

★防っちゃん
住宅の耐震化

○住宅の耐震診断と耐震補強

家具の置き場所

○玄関やドアの周囲には置かない
○寝室には家具を置かない

長めのねじ
とL字金具で
固定する柔らかい
敷物を敷く留具を
つける上下を
連結 転倒防止策(正しい方法で家具などの固定を)

○たんすや本棚、食器棚

・両サイドは長めのねじとL字金具で固定 
・家具の上に物を置かない
・重い物は下に収納
・上下に積み重ねる場合は連結
・ガラス面には飛散防止フィルムを張る
・食器棚に柔らかい敷物を敷き、食器が滑らないようにする
・本棚や食器棚から本や食器が飛び出さない対策を行う

専用防護シートを張る

○窓ガラス

・市販の専用防護シートを張る
・ガラスの飛散を防ぐため夜はカーテンを引く

○テレビ

・家具の上には置かない
・チェーンなどで固定する
・感電を防ぐため周囲に水ものは置かない

「えひめ防災の日」には家族で「防災会議」を

家族で話し合い
地震が発生した場合について家族で話し合いをしましょう。
一人一人の役割分担
自宅周辺の危険個所
避難路や避難場所の確認
家族間の安否確認の方法

大地震が起こると、道路や電気、ガス、水道といったライフラインが破壊され、食料や飲料水の確保が困難になります。そうした緊急物資が十分に行き渡るまでの約3日分を、まずは自分たちの手で用意しましょう。

非常時に持ち出す物のチェック

非常食品
非常食品(1人3日分用意)

インスタントやレトルト食品
お湯や水を注ぐだけで食べられる米
缶切りが不要な缶詰
ペットボトル入り飲料水 など

非常袋
応急医薬品

綿棒 ハサミ 湿布薬 包帯とガーゼ 消毒液
常備薬 ばんそうこう など

その他

卓上コンロとボンベ 衣類 小型ラジオと予備の電池 懐中電灯
ビニール袋、筆記具 貴重品  など

★防災カンガルー

「命にかかわるもの」
「すぐに必要なもの」
「ないと困るもの」
を優先して備えましょう

共助

イザという時、地域で助け合う
自主防災組織は重要・必要です!

災害時
・情報の収集や伝達
・初期消火
・救出・救護
・避難誘導
・給食・給水
・避難所の管理・運営平常時
・防災マップの作成
・地域の安全点検、訓練
・災害時要援護者の把握 後ほど詳しく!

自主防災組織は、町内会や自治会など既に存在する組織を活用し、防災に関するさまざまな取り組みを行う団体です。

県内の組織率は大幅にアップ!

県庁危機管理課 吉岡主事

県内の自主防災組織の組織率は82・7%(平成20年10月)と、5年前(平成15年4月)の21・9%と比べ、大幅に上昇しました。今後は、災害時に効果的な活動が行えるようにさらなる組織率のアップや、リーダー育成、活動ノウハウの向上といったスキルアップも大切になります。

要援護者への対策も必要です!

体の不自由な人の援護

お年寄りや体の不自由な人といった援護が必要な人たちに関する情報を普段から地域で把握し、大規模災害発生時には、安否確認や避難支援などの体制をつくることが必要です。

県では本年度から、災害時要援護者対策検討会を開き、支援方策の検討や活動事例集の作成などに取り組んでいます。

公助

私たちにお任せを

防災でいこう★ひめ防

大規模災害にも即応 県総合防災訓練(9月1日)を実施

先ごろ行われた今年度の訓練では、県庁と東温市横河原の現地会場などで、救護所の設置や応急処置訓練、ヘリコプターによる救出訓練などを実施。今回は、県庁の対策本部と訓練会場が初めて緊急電話回線を使ったテレビ電話で結ばれ、映像を通じた被害状況の報告訓練も行われました。

救護所の設置や応急処置訓練、ヘリコプターによる救出訓練など
テレビ電話による報告訓練
イラスト

「えひめ防災週間」には
さまざまな行事を開催します

日  時 場  所 実施内容
12月17日(水)
9:30〜16:00
県庁 県・市町災害対策本部合同運営訓練(図上訓練)
12月17日(水)〜
23日(祝・火)
県庁
(第一別館1階ロビー)
災害写真などの展示
12月20日(土)
13:00〜15:00
県 中予地方局
(7階 大会議室)
「災害時要援護者の支援を考える」セミナー
12月21日(日)
10:00〜
松山市立味酒小学校 防災演劇、防災啓発講演会など
ご存じですか?緊急地震速報
地震発生10秒前ですっ!!
強い揺れが来ることを、数秒から数十秒前にテレビやラジオなどを通じてお知らせする情報です。
●速報を見聞きしたら、とっさの行動
家の中では○大きな家具などから直ちに離れ、丈夫な机の下などに身を隠す○火は消すことが望ましいが、無理は禁物○イザという時どう行動するか、普段から家族などで話し合いましょう!
屋外では○看板や割れたガラスの落下、ブロック塀の倒壊、自動車などに注意!
自動車運転中は○ハザードランプを点滅させ、慌てず道路の左側にゆるやかに停車させる

お問い合わせ県庁危機管理課 電話番号089-912-2335


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