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ホーム > 県政情報 > 知事 > ようこそ!愛媛県知事室へ > 知事記者会見録 > 平成30年7月豪雨にかかる被災地等視察に係る知事共同取材(7月11日)の要旨について

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更新日:2018年7月12日

平成30年7月豪雨にかかる被災地等視察に係る知事共同取材(7月11日)の要旨について

日時:平成30年7月11日(水曜日)

15時10分~15時23分

場所:オズメッセ

 

(NHK)

 今回、災害後初めて現地を訪れたが、率直な所感は。

 

(知事)

 そうですね、肱川に架かっていた強固な橋が一瞬で消え去った光景。また、避難所生活で本当に不自由を受けながら頑張っていらっしゃる方々の姿。そしてまた、ここは大洲でも一番にぎわいのある場所ですけども、これほどまでになってしまった現実。本当に自然の脅威の強烈さというものを感じました。ただ、そうはいっても、それを乗り越えて進んでいかなければならないので、そんな中でですね、暑さの中、片付けに汗を流されている一人一人の方々のたくましさというものをあらためて感じました。行政としてやるべきことは何でもやるというふうな思いを一層強く思ったところです。

 

(NHK)

 もうちょっと細かいことだが、今日は流された橋の現場と避難所、そしてこのオズメッセに来たが、それぞれどのような部分が。

 

(知事)

 そうですね、橋というのは、その地域の方々の生活のインフラにほかありませんから、これについては、ともかくもう一度架け直すと、さらに強固な橋を架け直すということをやらなければいけないというふうなことを痛感しましたし、それから避難所の方々、やはり一つの部屋でたくさんの人が一緒に生活されてますから、これが長期化してきた場合に、本当にきめ細かい声を拾い上げて、これは市の力を借りながらですけども、対応していく必要性を痛感するということですね。それから、この場所も大洲の中心的な場所ですから、本当に今、片付けるのに精いっぱいだと思いますけども、ここは決して片付けて終わりの場所ではなく、また大洲のにぎわいの中心になっていかなければいけないというふうな思いを関係者の皆さん、強く持たれていると思いますので、精いっぱいフォローしていきたいと思っています。

 

(NHK)

フォローの部分について、今回実際に現場を見て、現場ではどういったことが必要と感じたか。

 

(知事)

 そうですね、正直言って現場に入るタイミングは、本当に十分考えてきたつもりなんですけども、当初の救命救助の段階では、いろんな人が入ることによって、かえって足かせになってしまうということもあったので、そこは回避してまいりました。その中で、(災害対策)本部として鳥瞰的に何をすべきかということを考えながら、例えば一番心配したのが、国の動きだったんですけども、意外と東日本では今回の災害に関するニュースが少なかったというふうに聞いてますので、大きな被害が生じている状況を伝えたかったのと、それから何といっても今後、現場が安心して活動できるように国の財政的なバックアップ、全面支援というものを取り付けておくということが今後の展開に大きな力になると感じてましたので、そういった業務に没頭してました。

 次は、先ほど申し上げた引き続きの救出救命、行方不明者の捜索がありますけども、避難生活へのきめ細やかなフォローと、それから激甚指定の問題がありますので、全容把握というのが非常に大事になってまいります。ここはスピードとの勝負になりますので、ヘリコプター、人海戦術、あらゆる力を結集して被害の確定を急ぎたいと思っています。

 

(NHK)

県から各現場への支援というのはどういったことを考えているのか。

 

(知事)

 そうですね、大まかな点については既に動いてますから。例えば避難物資の調達提供であるとか、人員の確保・提供、防疫体制の確立、水道の検査業務の代行等々、それぞれの部局が、我々県の立場で何をすべきかというのは毎日のように考えて災害対策本部で議論してますので、何が重要かというのは、もう全てが重要だと思ってますので。特にライフラインである水と移動手段である道路、これについては一刻も早く復旧するべく全力を尽くしていきたいと思っています。

 

(NHK)

 あと、今回、この大雨特別警報の件だが、今回、国の方に行っても、そういった話をされたと思うが、その点についてあらためてどのように考えているか。

 

(知事)

 そうですね、決められたとおりのマニュアルで気象庁も判断を下されていると思うんですけども、そこにミスがあったわけではないんだけども、今回こういった現実、これだけ集中的に雨が降った愛媛県で、特別警報が最後になってしまったというのは、やはり何か現実と、現在の制度の間に乖離があるということだと思うんです。ですから、これが過去のデータ、過去の雨量との比較の問題であるとか、5kmメッシュでの測定のエリアの問題であるとか、テクニカルないろんな課題があると思いますので、これはぜひ再検討していただきたいというふうに思っています。

 

(NHK)

 大洲市に、ずっと現地にいると、今、断水の影響の声を聞くが、これについて知事はどのように考えているか。

 

(知事)

 これは水道施設が水没して機械が使えなくなっているという現実がありますから、これに果たしてどれくらいの時間がかかるのか、この段階では地区ごとに見えていません。県の方も水道事業に関しては直接持っていないので、これは市単位で行っていただいていますから、ともかくどれだけのスピードでできるかという勝負をぜひ頑張ってやってもらいたい。それまでの給水、水の調達については県も一緒になって全力を尽くしていくということが一点です。それからもう一つは、水道事業が立ち直ってきたときに、水質検査を行って初めて水が使えるようになるんですが、聞くところによると、市単位でやると1か月くらい検査に時間がかかるということで、これは県の方で精いっぱいやれば3日から1週間くらいでできるようですので、これは今の段階から準備をしておきたいと思っています。

 

(NHK)

 もう一点。亡くなられた方の氏名公表の件について、愛媛県ではこれまでに26名の方が亡くなられているが、その中で県の方では亡くなられた方の氏名を公表していない。その点について、どうしてそういった対応になっているのか。

 

(知事)

 これは非常に難しい問題だと思うんですね。公表してもいいんじゃないかという意見もあれば、いやそれはやっぱり個人の問題なんで、一人一人の立場で変わってくるんで、一律に公表するのはいかがなものかという意見、どっちも正論だと思います。

そういう中で慎重に考えていかなければならない課題だと思っていますので、何も隠したくて隠しているわけではないということは、お分かりいただきたいと思いますけども、そういった個人情報の問題がクローズアップされている昨今のなかで、一人一人の心情というものに思いをはせながら慎重に考えていきたいと思っています。

 

(NHK)

 それは、今後公表する考えはあるということか。

 

(知事)

 もう少し、今どうするかという段階でここに出てるわけではないので、検討はするということなんですけど、どうするかは決めてません。

 

(共同通信)

現時点では公表はしないということ。

 

(知事)

公表してないです。

 

(共同通信)

しないということ。

 

(知事)

はい。

 

(NHK)

その理由は。

 

(知事)

先ほど申し上げたとおりです。

 

(NHK)

公表することによる不利益が。

 

(知事)

不利益というか、個人の心情の、心の領域に入ってきますから。そこは慎重に取り扱うべきだと思います。

 

(NHK)

 これは各ご遺族の方に既に話しを聞かれてるということか。

 

(知事)

 そこはちょっと確認できていないですけど、そういうものだと思っています。

 

(愛媛新聞)

 もしご遺族の方に確認が取れて、OKがでたら公表はすると。

 

(知事)

 それは出来るでしょう。

 

(NHK)

 今後はそういった形で進めていくということか。

 

(知事)

 いや、まだ決めていません。先ほど申し上げたとおりです。

 

(愛媛新聞)

 今日、県議会の本会議で、臨時の議会をという話があったが、それのめどはいつ頃。

 

(知事)

 これは先ほど申し上げました、今週月曜日に国に要請をしまして、財政的なバックアップの言質をとらせていただきましたので、被害が確定し、激甚指定等々を折衝し、話が付けば速やかに召集して、執行に移していきたいと思っています。

 

(愛媛新聞)

 今回の災害に対する補正予算。

 

(知事)

 そうです。

 

(愛媛新聞)

 できれば9月定例までという。

 

(知事)

 いや、可能であれば7月中ないしは8月前半ぐらいに。組めるようであればですけど。それがまた各市や住民の皆さんへの全面バックアップ、精いっぱいやるんだという皆さんに対するメッセージにもなると思いますので、できれば早くやりたいなというふうに思います。

 

(NHK)

 氏名公表のあり方について、最後に確認だが、今後、公表のあり方をどのようにするか検討するということか。

 

(知事)

 そうですね、世論でいろいろとまた、マスコミの皆さんも議論されたらいいと思うんですけど、この段階で一方に片寄るっていうのは危険だと思いますので、慎重に、いろんな考え方があるというものの中で決めていくものじゃないかなと思います。

 

(NHK)

 それは庁内で議論する場を持つという。

 

(知事)

 逆にいえば、マスコミの皆さんもですね、大いに賛否両論取り上げて掘り下げていただけたらいいんじゃないかなと思いますけどね。

 

(共同通信)

 知事個人としては、公表すべきか、しないべきかどちらの考えか。

 

(知事)

 本当に難しい判断ですね。今のこの段階でどっちがいいとは僕なりにも結論は出せません。

 

(NHK)

 それは氏名公表することの大切さも理解しているという。

 

(知事)

 しないことの大切さもあると思うんです。両方とも大事だと思います。

 

(NHK)

 両方ともあるという。

 

(愛媛新聞)

 いずれにしても遺族の方の了解が取れた場合は公表していく。

 

(知事)

 そうですね、そういう場合は構わないと思います。逆に多くの方々に伝えたいということで県の方から発表していただきたいというふうだったら、それは速やかに。

 

(愛媛新聞)

 それは県の方で確認するかどうかも今の段階ではまだ決まってない。

 

(知事)

 そうですね、今はそこまでの話をしていいのかどうか、被災された方々の親族の心情で、こういう段階で「出しますよ」「出していいですか、出していけないですか」ということが人として思いやりがあるのかどうなのかという

 

(NHK)

 一方で、他県と比較するのはあれだが、広島県、岡山県、二つの県で多くの方が亡くなられているが、そこでは岡山県も今日公表することになったが、そのことについてはどのように。

 

(知事)

 いや、他の県は他の県の考え方があると思いますから、それに対してコメントはありません。

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