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平成29年度9月補正予算知事査定冒頭取材(8月3日)について

ページID:0011322 更新日:2017年8月3日 印刷ページ表示

日時:平成29年8月3日(木曜日)10時00分~10時08分

場所:本館4階会議室

 

(南海放送(幹事社))

 今回の9月補正予算の編成方針はどうか。

 

(知事)

 内閣改造も行われて大変先行きが不透明な状況でございますし、財政状況も今後どういうふうな展開を見せていくのか、これも見えにくい状況が続いています。しかし、そういう中で必要な事業を行わなければなりませんし、先般、県議会の各会派からの要望もいただきましたので、そういったものも含めて、特に今回は、先般の九州北部の豪雨災害を受けまして、この豪雨対策を中心に安全・安心の確保に取り組むべく編成を行ったところでございます。

 また、それ以外にも、南海トラフ地震や台風に備えた道路、河川、砂防施設、こういったものにも取り組みまして、安全・安心を確保するとともに、中小企業対策、農林水産業の振興など、当面する課題に配慮したところでございます。

 予算規模につきましては、例年より若干小規模になる見込みですが、おおむね90億円程度になるものと想定しています。積極的に交付金も活用して対処していきたいと思います。

 主な事項でございますが、先ほど申し上げました大規模災害に備えるための道路や河川、砂防、海岸、港湾施設の整備など、防災・減災対策を県単独で積極的に実施したいと思います。特に、九州北部豪雨で孤立集落が多数発生したことを踏まえた道路の安全対策、それから流木・倒木被害を軽減するための河床掘削、渓流保全などの対策に重点を置いて対応したいと思います。

 経済・雇用対策の促進では、景気の下振れリスクに備えた中小企業の資金融資枠の確保と官民共同ファンドの継続による中小企業の支援を行っていきたいと思います。

 観光振興でございますが、松山空港国際線LCC誘致に向けた広報活動を展開したいと思います。また、東予東部圏域のイベントが準備されていますので、その前段階での対応を図っていきたいと思います。

 農林水産業の振興では、中山間地域の所得向上を図るための基盤整備、そして、これまでずっと取り組んできましたICTを活用したかんきつ産地、今後は担い手の支援に向けてのバージョンアップを図っていきたいと思っています。

 その他、大洲・八幡浜自動車道の整備促進などにも取り組む予定です。

 以上です。

 

(南海放送(幹事社))

 今回の9月補正で、国体について計上する予算はないということか。

 

(知事)

 そうですね。もう前の段階で準備できていますので、特に、ここから発生するものはないです。

 

(南海放送(幹事社))

 加計学園による今治市への獣医学部設置にあたっての、県から今治市への負担に関しては、かねてから文部科学省の認可を待ってということだったが、今回の9月補正には盛り込んでいないということか。

 

(知事)

 まだ今治市から正式な要請もいただいていませんし、認可が決定したわけでもないので、この段階で出すという名目は立たないというふうに思っています。

 

(愛媛新聞)

 防災・減災対策は、ハード事業が中心になるのか。

 

(知事)

 そうですね。ハードが中心なんですが、特に九州の北部で発生した被害を受けまして、可能な限りその分野の県単事業を前倒しで実施するというところが中心になっております。

 

(南海放送)

 松山空港国際線LCC誘致の広報活動ということだが、具体的にはどういったことを考えているのか。

 

(知事)

 そうですね。これまだ、具体的にはこれから詰めますけれども、ご案内のとおり8月の中旬に交渉に行ってきます。進捗状況によっては、ちょっと今までとは違ったタイプの航空会社になろうかと思いますので、どういう広報がウィンウィンの関係構築につながるのかというのを分析した上で、打っていきたいと思っています。

 

(南海放送)

 対象の国は、韓国か。

 

(知事)

 今、当面は韓国ですね。もちろん台湾についても、チャーター便が順次、今度も「愛媛松山空港‐台北松山空港」便も決まりそうなので、そういったものも含めて将来の定期線就航をにらんだ広報というのは戦略を練っていきたいと思っています。

 

(南海放送)

 東予地域の観光というのは、えひめいやしの南予博みたいなイメージとなるのか。

 

(知事)

 ちょっと質が違うと思うんですが、コンテンツとしては、産業と山岳、この二つが中心になるかなというふうに思っています。南予とはまた産業構造や地形も違いますので。特に、山岳というのは、今まで東予地域の3市が連携して取り組んだことはありませんが、県の立場で見させていただくと、連なる四国山脈、それぞれの特色をうまく複合させた方が、今、山登り、トレッキングというのがブームでもありますので、西日本の一つの人気スポットになり得る可能性を持っているのではないかと思っています。

 特に、石鎚は西日本最高峰で、あれだけの鎖を登っていくというコンテンツというのは、そうはないですし、それから新居浜には産業を体感しながらの登山、それから翠波高原の美しさとかですね。それぞれ持ち味が違いますから、うまくそれらを組み合わせていけば、かなり面白いものができるのではないかと思っています。

 産業構造も、それぞれの市で異なりますので、このあたりとうまく組み合わせたら面白い取り組みが待っているのではないかなと期待しています。

 

(愛媛新聞)

 国体対応の関係で、9月定例県議会が大幅な前倒しと会期の短縮ということになると思うが、どういうふうに臨むのか。

 

(知事)

 非常に県議会にもご理解いただきまして、初めての国体単独開催ですから、職員の負担もかなりのものになってきています。そういう中で、県議会としても、国体を成功させるため、えひめ大会を成功させるために、日程はいろいろ考えようというふうな前向きな姿勢を示していただきましたので、大変ありがたいと思っています。


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