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平成28年度10月知事定例記者会見(平成28年10月19日)の要旨について

ページID:0011235 更新日:2016年10月20日 印刷ページ表示

日時:平成28年10月19日(水曜日)

 11時22分~11時58分

場所:知事会議室

 

(愛媛朝日テレビ(幹事社))

 先日、いわて国体が終わり、いよいよ来年はえひめ国体を迎えるが、今回の県選手団の成績について、あらためて知事の所感はどうか。

 併せて、いわて国体の視察を踏まえ、総合開閉会式や大会運営などでの、新たな課題やアイデアはどうか。

 

(知事)

 はい。いわて国体には10月1日の開会式の前日から入って、県の関係者との懇談会、そして開会式、そして、その日の夜の国体関係者の懇談会、これは天皇皇后両陛下のご臨席も仰いで行われましたが、そしてその翌日、時間がなかったので、2会場だけ競技の応援ということが1回目。そして2回目は、閉会式での国体旗を受け取るということで行ってまいりました。で、また来週、障がい者の全国大会の閉会式も、これもまた大会旗を受け取るという立場になっておりますので行ってまいります。

 岩手県はですね、国体開催の準備に入っている段階で東日本大震災の災害に見舞われました。直後に、国体の開催はとてもではないけれど難しいとの声も実は上がってきていたのですが、議論の結果、スポーツの持つ力というものを信じて開催しようという意見が岩手県内でまとまりまして、(大会の準備に)臨まれました。

 当然のことながら、震災復興と同時並行して国体の準備に当たられたということもあります。また競技力向上も、その間、1、2年、止まっていましたので、そういうハンディを背負いながら取り組まれた大会であったわけでありますが、それを乗り越えて、むしろ国体を復興の懸け橋というふうに位置付けましてですね、本当に一丸となってすばらしい大会運営をされたなということが実感でございました。

 特に、さまざまな開会式をはじめとする式典、それから応援の体制、本当に開会式会場でですね、地元のたぶん中学生たちが各県ごとに工夫を凝らしたエールを送る、一角がそういうふうになっていたんですけれども、これは会場の人たちが大感動したところだったのですが、すばらしい大会だったと思います。

 また、選手強化が十分できなかったということで、当初8位以内というのを目標に掲げていらっしゃったのですが、これは県民の皆さんの、本当に競った試合での応援の力、選手の頑張り、というのが特に中盤以降、本当にぐんぐん成績を上げて、8位どころか、東京には届きませんでしたけれども、天皇杯2位、皇后杯2位の成績を収められたことは、他県のことながらあっぱれ、そして非常に感動的な結果ではなかったかなというふうに思いました。岩手県の皆さんに心から拍手を送らせていただきたいと思います。

 また、愛媛県選手団の成績については、先ほど申し上げましたように、10位以内の目標を上回る、過去最高の天皇杯7位、皇后杯5位。皇后杯は、前々日まで3位までつけていましたので、3位、4位とは、点数差がもう2点とか10点ですから、非常に活躍してくれたのではなかろうかというふうに思います。また、ターゲットエイジと位置付けてきたジュニア世代の活躍も目覚ましいものでありました。また、社会人チームもですね、相次いで上位入賞を果たすなど、入賞件数は昨年を大きく上回っております。

 ただ、もうあと一踏ん張り成長しないと優勝はできないと実感した選手の皆さんも多かったと思いますが、この悔しさが来年の地元開催での活躍に必ずやつながるのではないかと実感しています。県選手団の活躍に心から拍手を送らせていただきます。

 やはり国体というのは、日本国内における最大のスポーツイベントだなということを実感しました。来年はですね、県内各市町で、それぞれの競技は違えども、トップクラスのアスリートたちが集結し、本当に目の前で身近なところで、そのレベルの高い戦いを繰り広げてくれますので、選手たちの活躍だけではなく、特に本県選手の活躍というものが、いろいろなご意見もあり、勝つことだけが全てじゃないということもありますけれど、スポーツですから、やっぱり勝敗というものは大事な要素であります。その勝利にも敗北にも感動はあるのだけれども、地元開催でありますから、みんな出る選手は優勝を目指して頑張っているわけでありますから、その活躍が県民にとって、誇りにもなり感動にもつながるんじゃないかなと。そしてまた、次世代を担う子供たちの夢や憧れにもつながる、希望にもつながる、そんな要素を持っていると思います。

 愛媛のスポーツの裾野を大きく広げて、えひめ国体の3年後に開催される、オリンピックへ結び付いていくような可能性も、競技によってはあると思いますので、ただ単にえひめ国体がゴールじゃないというふうに思いつつ、ぜひ来年のえひめ国体では、天皇杯・皇后杯獲得。岩手県知事との共同記者会見で、岩手も頑張ったけれど残念ながら東京を上回ることはできなかったと、その東京を上回ることは愛媛県にバトンを渡したいと言われましたので、愛媛県の選手がきっと頑張ってくれるというふうに思っています。

 ただ、天皇杯の結果を見ますと、愛媛県と1位の東京都との差が2,500点対1,500点ぐらいですから、約1,000点ございます。愛媛の今回の競技得点が1,131点でありますから、今回の倍の競技得点が必要になってくると。ハードルはものすごく高いと思います。現在、いわて国体の結果を詳細に分析しているところではありますが、その課題等を踏まえた上で、ターゲットエイジの重点強化、有望選手のさらなる確保と定着、競技種目ごとの強化方策の見直し、練習環境の整備など、天皇杯・皇后杯獲得という大きな目標に向かって、行政の立場から、競技力の強化対策に全力を尽くしたいと思います。

 次に、いわて国体を踏まえての課題やアイデアについてでありますが、いわて国体の総合開会式というのは、本当に岩手らしさというのにこだわった演出でありました。そんなにお金をかけて、何か物を作ったりということはしないで、本当に人の力から発せられる魅力で、岩手らしさを演出するというところが「らしさ」だったと思いますけれども、特に、「盛岡さんさ踊り」の大演舞は圧巻でありました。そして先ほど申し上げた、スタンドの一角に集結していた地元の中学生の応援、これも強く印象に残っています。

 また、多くの県民の皆さんが各競技会場に足を運ばれて、地域、市町によっての取り組みになるんですけれども、各県ごとに応援団を結成してですね、訪れた各県のアスリートも、本当にあったかいなと感じるような風景があちらこちらで見られたというのも、岩手らしさだったのではなかろうかと思います。ぜひ、この点は、各競技運営の主体者である市町で工夫をしてですね、せっかく来る大会でありますから、それを地域の結び付きにつなげるような工夫をお願いできたらというふうに思っております。

 また、各種競技場では、郷土料理、岩手の魅力を伝えるために工夫を凝らした郷土料理が振る舞われていたのも印象的でありました。

 一方で、総合開会式会場では、入場の際のチェック、これはもう厳しいのは当然なのですが、その関係もあって、入場まで相当な時間を要する。これもいつでもそうなんですけれども、ここをもうちょっと工夫できないかなと。一般来場者窓口が相当混雑する場面もあったので、その点は何か工夫ができるならば考えたいと思っています。

 また、各所で運営等のお手伝いをしていた愛媛県の担当者から、いろんな課題を集約してもらっていますけれども、例えば、総合開会式の来賓席に空席が目立っていたとか、競技関係者と一般観客との動線が交錯する場面があったということ、一部競技会場では駐車場やトイレが不足していたというところもあったということ、それからシャトルバス乗り場に長蛇の列が見られたということ、これもピストンすることによって、そう長い時間ではないと思うんですけれども、ちょっとこのあたりも報告があったところであります。

 10月22日から始まるいわて大会での運営状態も踏まえた上で、来年のえひめ国体に向けた課題を抽出して、改善を図っていきたいと思います。

 えひめ国体のアイデアとしては、まず総合開会式では、豊かな自然や先人から受け継いだ歴史・文化・祭りなどを取り入れて、愛媛の魅力を最大限に発揮して、記憶に残る式典になればと思っています。

 また、これは本当にびっくりしたんですけれども、いわて国体で参加者から好評だったのが、仮設トイレの全面水洗化。メインのところは一部ウォシュレットまで整備されていました。やはりそういった会場でのちょっとした工夫というものが、心地よい環境、空間をつくり出すんだなというふうに思ったわけであります。ウォシュレット等となると、水の使用とか、費用も若干かかりますので、いろんな意見があるのかもしれないのですが、あの岩手のおもてなしというものをしっかりと受けとめて、愛媛でどうするかということを考えるべきなのかなと。64年ぶり、初の単独開催、全国から大勢の方々が来るということも踏まえて、県民のご理解をいただけたらと思っております。

 一方で、運営業務や競技用具の整備に関しては、先催県の前例にとらわれない方法で、費用削減の工夫をするほか、県と市町との連携を密にする各県選手団の応援や花いっぱい運動に小中高生に参画してもらうなど、愛媛らしさについても前面に出していきたいと思っております。

 今、東京オリンピックで経費の問題がクローズアップされていますけれども、どうしてあんなになるのかよく分からないんだけれども、愛媛県は規模も違うし、金額も全然異なりますが、本当に身の丈に合った国体ということで、可能な限り既存の施設を利用すること、また再利用も含めた工夫をして無駄を排除するということ、さらにはさまざまな工夫、いずれまた発表させていただきますけれども、愛媛ならではの工夫を凝らして経費節減に努めてきたこと、ありとあらゆる知恵を使っています。

 例えば、岩手県の開会式で使った式台は、そのまま愛媛県がいただくということにしましたし、ボートについては、全部新調するとお金がかかるので、後催県と相談して、3分の1ずつ買って3年間回そうとか、そこまでの工夫をしています。最後の最後まで、そういう知恵を絞って身の丈に合った国体を貫いていきたいというふうに思いますが、岩手に負けないよう、1年間、精一杯大会準備に努めていきたいと思います。

 以上です。

 

(愛媛新聞)

 いわて国体では、中学生の応援や仮設トイレの水洗化などが印象的だったとのことだが、具体的に愛媛でも取り入れようと思ったことはあるか。

 

(知事)

 そうですね、今ご指摘のあった中学生の応援っていうのがね、これ本当に各県から大好評でして、愛媛県の選手団も会場で「えひめ、えひめ」の応援のエールが響くわけですよ。これはもう本当に、各市長さんや町長さんが、どこまでそういう体制を組んでいただけるかにかかっているので、こういうことをやっていましたよっていう情報をどんどん提供して、ぜひそれぞれの市町で工夫をしてもらえたらというふうに思っています。

 それから、この仮設トイレの問題っていうのは、本当にびっくりしたんですね。仮設トイレにウォシュレットが付いているって。これは女性にものすごく好評でした。そういったところは参考にしたいなというふうに思っています。

 

(愛媛新聞)

 競技力向上では、ターゲットエイジの選手育成や練習環境の整備を挙げていたが、新たに具体的に取り組んでいくことはあるか。

 

(知事)

 今回の結果を見てですね、それなりの分析を種目ごとに行って、各競技団体とも連携しながら、指導体制や施設の練習環境ですね、そういったものの後押しがあれば、さらなるステップアップができるというものがあればですね、積極的に対応していきたいなというふうには思っています。

 

(愛媛朝日テレビ)

 えひめ国体の総合開会式について、愛媛の歴史、文化、祭りを取り入れて、記憶に残る式典にしたいという話だったが、祭りについては、具体的にどういった形で取り入れていきたいと考えているのか。

 

(知事)

 そうですね、やはり東・中・南予の代表的な、たとえば牛鬼であるとか、(神輿の)鉢合わせであるとか、だんじりであるとか、太鼓台なんかが、式典にも登場すれば、一番分かりやすいと思うんですね。ですから、そういったようなことも含めた、えひめの文化というものを前面に出すような式典ができればいいんじゃないかなというふうに思っています。

 それとやはり、愛媛県出身で、例えば音楽であるとか芸能界であるとか、そういうところで活躍しているゆかりの方にも、ぜひ力を借りたいというふうに思っています。

 

(あいテレビ)

 えひめ国体では、宿泊施設やバスの輸送体制といった課題が残っていると思うが、岩手では、その辺りの状況はどうだったのか。

 

(知事)

 はい、それはやはり限界はあったと思いますね。バスは、僕もちょっとそこまでまだ報告を受けてないですけれども、宿泊については、やはりいっぱいいっぱいっていう感じでしたから。愛媛県の場合は、民泊も含めて対応するということで何とか頑張りたいと思っています。

 ご指摘にあったように、まだ片付いていないというか、課題として残っているのが、宿泊。8割くらいまでは、めどが付いているんですけれども、残る2割についても、ぜひ関係業界の方にご協力いただけたらと思っています。

 それからバスについては、最大時700台以上必要になると思うんですが、県内に四百数十台しかないんですよ。ですから物理的に県内だけのバスでは無理だと。しかもこのシーズンって紅葉のシーズンですから、バスは結構、旅行関連で使用されている状況にありますので、いま県外に精一杯呼びかけていますので、何とか間に合わすことができるように、担当も頑張ってくれると思いますので、これもまだ課題です。

 それからもう一つはボランティア。ボランティアも最大1万4千人のボランティアの方が必要なんですが、今の段階で、まだ半分くらいです。

 ですから1年しかもうないんですけれど、これからまたさらに強力に呼び掛けてですね、スポーツには、する、見る、応援する、また支援する楽しさっていうのもあるということをどんどん広めてですね、ボランティアの確保に努めていきたいと思っています。

 例えば、地元の方でも取り上げていただきましたけれども、愛媛県の選手団が開会式に入場するときに、岩手県の女子高生がプラカードを持ってくれていましたが、愛媛県の選手団を案内してくれたのは、何々高校の何々さんですという記事に出してくれていましたから、それは彼女にとっても、ものすごく思い出に残る1ページになると思いますので、支援する喜びっていうのは、そういうところにもあるんだっていうことを痛感しましたので、ぜひ皆さんにも参加していただけたらなと思っています。

 

(愛媛新聞)

 鹿児島に続いて、先日、新潟県知事選挙でも原発慎重派の候補者が当選し、全国的に原発反対の流れが出てきているが、こうした状況に対する所感はどうか。

 

(知事)

 ただよく分からないのがですね、良く聞いてみると反対ではないんですよね。(知事に)なられた方の発言を聞いてみますと。要は「検証する」、「議論する」ということですから、大上段に反対というふうな主張でやられているという感じではないので、そこらへんはよく分かりません。

 やはり、それぞれ原子力発電、原発というのは地域ごとに全く要素が違いますので、例えば、何度も申し上げてきたように「えひめ方式」の連絡体制であるとか、1000ガルの追加工事であるとか、アディショナルな電源対策であるとか、これはもう愛媛でしかやってないんですよね。ですから、そういったことも含めて議論されていくのだろうなと思いますけどね。だから、事情が違うので、ちょっと何とも言いようがありません。

 

(テレビ愛媛)

 知事は今年、政治家として30周年を迎えたと思うが、これまで議員、市長、知事とやってきた中で、今後の政治家としての将来展望はあるか。

 

(知事)

 ないです別に。任期中、精一杯頑張ると、もう全く余裕ないですから。今は本当に、防災・減災と人口減少対策、地域経済活性化、それに国体と、これらを何とか芽を出さなきゃということで手一杯ですね。

 今日もちょっと夜、上京させていただいて、東京のテレビに生出演してきますので、売り込んできます。

 

(愛媛新聞)

 昨日、高松高裁で参院選の1票の格差問題に関して、合憲の判断が出されたが、この結果については、どう考えているのか。

 

(知事)

 そうですね、これも司法判断が分かれていますし、まだこれから十いくつ訴訟中なので、それが順次出てきますから、そういったことを踏まえて最後どうなっていくのかっていうのを見極めないと、司法判断に対して発言する立場ではないので。まあ粛々と議論されていくというふうには思っていますけれども。

 いずれにしましても、前もここでちょっとお話させていただいたんですが、そもそも、国政って一体何をするところなのかという国政の議論、それから衆議院の役割と参議院の役割とは一体何なのかというそもそもの議論、こういった議論の上に選挙制度はかくあるべし、しかも国民に約束した定数大幅削減ということも含めてですね、もう本当に真摯に向き合って議論をしていただきたいなというふうには思いますけどね。いずれにしても、もう弥縫策でしのげるようなものではないということだけは間違いないと思います。

 

(愛媛新聞)

 合区により1票の格差が改善されたことが、合憲判断の材料のひとつであったと思うが、その点についてはどうか。

 

(知事)

 それは一つの手段として、弥縫策の手法として、そういうふうな判断を一部の司法がされているということなので、僕は、前にもお話したように合区というのは決して好ましいものではないと。むしろ参議院というのは、もし地方分権が今の(不十分な)状況で立ち止まってしまうのであれば、(国会に)地方の声を届けざるを得ないので、参議院に地方代表のような考えを持ち込むとかですね、その中で、選挙制度、衆議院はこうだからこうだと、参議院はこういう役割だからこうだというような議論をしないからぐちゃぐちゃになるので。

 今、衆議院と参議院の違いって分からないんですよね。なぜかっていうと、昔は衆議院って中選挙区制で、参議院は大選挙区制。だから、全然質が違ったところがありましたよね。で、参議院っていうのは結構独自性を発揮していたと思います。政党だけの枠で縛られることなく。しかし、今ほとんど同じ選挙制度になってしまい、しかもそこで同じような組織図の中で選挙が行われるようになっていますから、そこからよく言われるようなカーボンコピーのような院になってしまったんじゃないかという議論が出始めた。で、存在感が見えなくなっている。ここにこそ参議院議員の皆さんは、危機感を持ってしかるべきなんじゃないかなというふうに思いますけどね。

 

(南海放送)

 夏の参議院に続き、年明けにも衆議院の解散総選挙があるのではという噂が出ているが、こうした状況に対する所感はどうか。

 

(知事)

 だから、何のためにやるのかというのが、さっぱり分からない。それは、やっぱり4年という任期の中で、どうにもならない、国民の世論が真っ二つになるような課題が出る、あるいは不祥事が多発して不信任案が出るとか、そういう理由があっての解散だったら分かるんだけれども、例えば、今やったら勢力が拡大できそうだとかですね、そういう政局重視の解散ということで活用するんだったら、それはどうなのかなというふうには思いますけど。

 

(愛媛新聞)

 富山市議会で政務活動費が問題になっているが、愛媛県議会や県内の市議会、町議会の現状も含め、こうした問題が繰り返されることについての所感はどうか。

 

(知事)

 まあ、中身、他の県のことは分からないので、富山でああいう形で続々と続いているということが事実とするならば、もうお話にならないですよね。やっぱり政務活動費って何のためにあるのかということを、一人一人の議員、政治家がしっかりと受け止めて、有効に活用するならば、有権者の皆さんも納得されると思いますので、まあその点があまりにも脇が甘いケースなのかなというふうに思って見ていました。

 

(愛媛新聞)

 今治市議会では、情報公開請求の内容を議員に伝えていたということがあったが、愛媛県議会ではないのか。

 

(知事)

 ないでしょう。ないです。はい。それはやっぱりやっちゃだめですよ。

 

(南海放送)

 来月、大分県と合同で実施する原子力防災訓練の詳細は決まっているのか。

 

(知事)

 まだ詰めている作業なんで、僕自身もどうするか決まってないんですよ、今の段階で。決まり次第、必ず、原課の方から発表させていただきます。今の段階では、まだ決まってないです。

 

(南海放送)

 日程が決まっているだけか。

 

(知事)

 日程だけです。はい。中身についても、決まっていますけど、その中で、例えば僕がどこに行くかとか、そこまではまだ詰まってないと聞いています。

 

(南海放送)

 今回の訓練の狙いとしては、大分県側での避難が中心になるのか。

 

(知事)

 そうですね。

 

(愛媛新聞)

 連携といえば、昨日、広島県知事とドクターヘリ運用についての連携の話が出たと思うが、広島も含めて、具体的にどこの県と連携するというプランはあるのか。

 

(知事)

 そうですね、隣県といったら広島は、しまなみでつながって、香川はドクヘリないんですよね。高知は、ドクヘリは運航中なのですが、高知のドクヘリっていうのは、広いということもあるのか、出動回数がとてつもない回数になっているんですよ。だから、他県と連携する余力があるかどうかっていうのも含めて、また話をしたいなあというふうには思っていますけれど。

 要は、県境あたりのことについて、杓子定規な対応よりは、命を助けるということですから、お互いカバーし得るようなことができるのであれば、それは大いに結構じゃないかなあというふうには思っているんですけど。

 

(愛媛新聞)

 徳島との連携は。

 

(知事)

 徳島となると、ちょっと遠いですよね。もちろんいいんですけども、その距離感で、その連携が現実的なのかどうかってことは議論する必要があると思いますね。それとやっぱり、大規模な災害が起こったときの派遣活用というのは、当然やらなきゃいけないと思っています。

 

(南海放送)

 昨日の会議では、(広島県の)湯崎知事からも国際サイクリング大会の協力を約束されていたが、湯崎さんも実際に走るのか。

 

(知事)

 ええ、一緒に走ると思います。

 最近、知事の間でもサイクリストが急増中ですから。山口県も「サイクル県宣言」かなんかしてたと思います。

 

(南海放送)

 大会に向けての調整は。

 

(知事)

 いえいえ、ぶっつけ本番です。

 この前も中島へ行ってきましたので。経済界のみなさんと、市町のみなさんと、100人以上、中島をじゃあみんなで走ろうということで。

 

(南海放送)

 中島では、何キロぐらい走ったのか。

 

(知事)

 あの時何キロかな、30キロから40キロ、そのぐらいです。ただ、結構アップダウンはありました。

 

(愛媛新聞)

 県内で、市長選、町長選と立て続けに首長選挙があるが、今後の首長に求めることというのはあるか。

 

(知事)

 そうですね、基本的に現職の方々は、僕が自分の選挙の時も非常にお世話になった方が多いので、そのお返しにエールを送るということは基本に置いているということですから、それ以上でも以下でもないということです。

 

(愛媛新聞)

 現職の方には、エールを送るということになるのか。

 

(知事)

 というか、あの時に僕はこういうことでお世話になったので、その恩返しでエールを送りに来ました、この方は県と市の連携でこういうことやってくれましたっていう、その実績をお伝えするということですね。

 

(愛媛新聞)

 その実績を伝えた人が、選挙で負ける場合もあると思うが。

 

(知事)

 これはもう有権者が選ばれるわけですから、これはもうしょうがないです。

 どういう方が出られるか分かりませんが、大半、首長を目指すっていう方は、そんなのいつまでもこだわっていてもしょうがないということでやっていただけるとは思いますけれども、それは結果が出てからの話だと思います。ただ、それ以上に僕は、お世話になったらお返しをするということを大事にしたいと思っています。


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