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平成27年度4月知事定例記者会見(平成27年4月9日)の要旨について

ページID:0011209 更新日:2015年4月10日 印刷ページ表示

日時:平成27年4月9日(木曜日)

 11時18分~11時32分

場所:知事会議室

 

 

(NHK(幹事社))

 伊方3号機について先週、再稼動の前提となる原子力規制委員会の審査の議論が事実上終了し、四国電力は近く、これまでの指摘を踏まえた安全対策についての書類を提出する方針だが、規制委員会の審査の議論が事実上終了したことについてどのように受け止めているのか。

 また、今後、地元の同意が最大の焦点となってくると思いますが、同意を得る地元の範囲についてどのように考えているのか。

 

(知事)

 伊方原子力発電所3号機の新規制基準適合性審査につきましては、平成25年7月に原子力規制委員会へ原子炉設置変更許可申請がなされて以降、約1年9カ月にわたりまして、基準地震動や基準津波の策定、電源確保対策などについて、新規制基準に基づき、厳正に審査が行われてきたものと認識をしています。

 四国電力が近く提出したいと言っている原子炉設置変更許可申請の補正書は、これまでの審査内容を反映した補正を行うものでありますが、伊方原発に関する審査会合は、本日の午後も開催されると聞いております。今後、原子力規制委員会への補正書が提出された場合にも、それに基づいて審査が続けられることとなりますことから、原子力規制委員会には、引き続き、厳正かつ的確な審査をお願いしたいというふうに思います。

 また、原子力規制委員会への補正書の提出に当たりましては、県に対しても、安全協定に基づいて提出されています事前協議の補正書の提出が必要であると考えておりまして、伊方原発環境安全管理委員会原子力安全専門部会において、四国電力から補正内容について詳しく説明を受けまして、引き続き、国の審査を踏まえた安全性の確認を県の部会でも行ってまいりたいと思います。

 なお、同意が必要な地元の範囲につきましては、伊方町の判断、また周辺地域の方々の意見、伊方原発環境安全管理委員会の審議、そして、県民の代表である県議会の議論を十分に踏まえまして、総合的に判断することとしておりまして、その範囲を今、前も申し上げましたけれど、ここで線引きだというふうな特定できるものではないというふうに考えております。以上です。

 

(愛媛新聞)

 周辺地域の議論や意見というのは、どのようなかたちで取り入れようと考えているのか。

 

(知事)

 まだ、具体的には決めてないですけれども、例えば、市長さんや町長さんとの意見交換であるとか、もう一つは、やっぱり県議会、選挙も行われておりますけれども、それぞれの地域ごとから選ばれてくる議員さんが、集合体として県議会を構成しておりますから、そういったところでも大いに議論が出てくるのではないかと思っております。

 

(読売新聞)

 補正申請書が提出された後は、規制委が審査書案をまとめてパブリックコメントを実施するという流れになってくるかと思うが、地元同意のタイミングというのは、知事としてどのあたりが適切だと考えているのか。

 

(知事)

 まだ、何も分からないですね。これはあくまでも技術的なチェックを今、規制委員会の方で行っていると。最新の知見に基づいて、新たにつくられた基準、それをきちんとクリアできているかどうかということを、専門家の皆さんが集まってしっかりとチェックをしているというのが、今の話だと思うんですけれども、その専門家の基準クリアの報告を受けた後に、もしクリアした場合ですよ。国が原子力政策をつかさどっているわけですから、それを受けて、再稼働要請というかたちになると思うんですよね。そこから議論が始まりますから、あくまでも国の方針が示されていない段階でありますから、そこからスタートですから、スタートの時期も定まってないので、どのくらいのスケジュール感だということは、この時点では何とも言いようがないと思っています。

 

(南海放送)

 県議会の議論については推移を見守りたいということだが、県議会定例会で、ちょうどタイミングが合えばいいが、3カ月くらい開会期間にはブランクもあり、その間に同意というような意見を聞きたいという場合になれば、臨時議会の招集も視野に入るのか。

 

(知事)

 そうですね、これは自分自身が独断で決めるわけにはいけませんから、そのスケジュール感とそれから必要性があれば、当然議会サイドとの話し合いというのも含めてですね、臨時議会、あるいは委員会がありますので、そういった委員会での議論を踏まえた全体会議である臨時議会等の必要性が生まれてくるかもしれませんので、臨機応変にそのあたりは考えています。

 

(南海放送)

 委員会というか、全体の議会としての意見を聞くということか。

 

(知事)

 そうです。もちろんそうです。

 

(愛媛新聞)

 過去、プルサーマルの導入時期とかだと、国なり県が、県民向けに説明会みたいなものを開いていたかと思うが、今回、そういうことを考えているのか。

 

(知事)

 特には、今のところはまだ考えていないです。本来これは国が開くべきだと思いますから、国がどういう方針なのか、それともう一つは、説明ということに関して言えば、やっぱり、これは県、愛媛県独自の要請でありましたけれども、説明ということに関して言えば、一軒一軒を丁寧に回って、四国電力が進捗状況を説明し、さまざまなそこで寄せられた意見を全て公表するということを実施するよう要請しましたので、これについては、もう4回ぐらい半径20キロ圏内の戸別訪問説明というものを行っていますので、ここは他の県との決定的な違いだと思っています。

 

(共同通信)

 説明会の件で、県として独自に説明会を開く予定はないということだが、国に説明を要求するのか。

 

(知事)

 今の段階では、特に具体的には考えていませんけど、当然のことながら、電力会社がこれまでのような戸別対応できる時間があるのかどうか、ない場合は、説明ですから、やっぱり一番丁寧な方法というのは、一軒一軒回って戸別に説明するっていうのがベストだと思うんだけども、その時間があるのかどうかということも踏まえて、考えなければいけないと思っています。

 

(南海放送)

 そういった場合には、エリアはどの辺りまでを考えているのか。やはり半径20キロあたりになるのか。

 

(知事)

 そうですね、今やっているところのエリアで。

 

(南海放送)

 最初に言った周辺地域の意見というのが、その半径20キロぐらいということになるのか。

 

(知事)

 具体的には言えないですけども、隣接する地域とか、当然そういったところにも説明されると思いますので、これは自治体に対しての説明だと思いますけれども、そこでまたいろいろな意見が出てきますから、どんな意見かというのを、どういうかたちで聞くかというのはこれから考えていく必要があると思っています。

 

(愛媛新聞)

 4月に入って、キウイフルーツかいよう病が立て続けに発生したが、また、今年も発生してしまったことについての所感を伺いたい。

 また、宇和島で全伐採が1件あったようだが、昨年は9月補正予算で全伐採した農家に対する営農再開等支援事業で対応したと思うが、今年はどうする考えか。

 

(知事)

 そうですね、まず全伐採農家に対する支援というのは、実は制度的に確立する必要があると考えましたので、樹体共済制度にキウイフルーツを追加するようにというのは愛媛県から農林水産省に要請をしました。

 ご案内のとおり、先般新たにそれが認められまして共済制度に加わることになったのですが、実は今の時期というのが申請の時期で、適用は7月以降になるんですね。ですからこの時期に発生したものは、残念ながら制度はできたのですけども、まだ申請期間なので対象外の期間となるんですね。ですから、非常にエアポケットになっているんですよ。ここは何らかのやっぱり去年の県独自の対策をベースに置きながらですね、対処していく必要があるというふうに考えています。

 ただ、今この時点で幾らとかそういうものはまだお話しできる段階ではありませんけども、去年のことを踏まえた上でこのエアポケット期間は何とかしなければという思いは持っています。

 それから、発生したことについては、まだ分析ができていないのですけど、去年は某県某業者から供給された花粉にその原因があるのではないかというような結果になったわけですけれども、今回はまたどういうかたちで発生したのかは、発生したばかりですから、分析が終わっていません。特に今回発生したところは、昨年発生していない園地になっていますので、このあたりしっかりと分析し切れるかどうかは分かりませんけれども、解明、究明しなければいけないと思っています。

 いずれにいたしましても、昨年同様、全国一の生産地として、それを守っていくという基本的な姿勢をもとにですね、速やかかつ万全な対策を常にとり続けていきたいと思っています。

 

(NHK)

 特にキウイの花が咲くのは今月下旬以降に発生が最も多いと予想されるが、当面の対策はあるのか。

 

(知事)

 これは機関、農協なんかとも含めてですね、連携して細やかなチェック体制を万全の態勢で敷いていくということに尽きると思います。そして発覚した段階で速やかに手を打つということを繰り返していくしかないと思います。それによって拡大を食い止められると思いますので。自然の現象ですから、これをやれば絶対に発生しないんだという100パーセントの手段はないと思いますので、人知の限りを尽くして頑張りたいと思っています。

 

(愛媛新聞)

 6年前に閉園になった梅津寺パークの再開発が民間の間で持ち上がっているようだが、それについて知事の所感、感想などがあれば伺いたい。

 

(知事)

 そうですね、あそこの場所は非常に梅津寺の海岸の脇になりますんで、僕らにとっても子供時代の思い出がたくさん残されている場所なんですけども、特にあそこの海水浴とかですね、それからかつては梅津寺パークで歓声を上げた記憶を持っている方々も沢山いらっしゃると思うんですよ。残念ながら閉園になりまして、その後は花見の場所あるいは愛媛FCの練習場として活用されていますけども、メインのところが残されたままになっているので、そこに今回、民間が、どうも温泉も掘るようなこともちらっと書いてありましたが、それも含めた宿泊・飲食を提供できるような場所を想定されているようなので、景観からいっても非常にいい場所ですから、まさに民間の力でそういったものが造られるというのは活力にもつながりますので、大いに期待をしたいと思っています。


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