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ホーム > 県政情報 > 知事 > ようこそ!愛媛県知事室へ > 知事の発言集 > 平成23年仕事始め式知事あいさつ

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更新日:2013年1月15日

平成23年仕事始め式知事あいさつ

日時:平成23年1月4日(火曜日) 10時

場所:県庁第二別館6階 大会議室

 

明けましておめでとうございます。年末年始、それぞれの立場で、家族や友人の皆さんと有意義な一時を過ごし、リフレッシュされて、今日にのぞまれていることと思います。

私事で恐縮ですが、正月は、いろんなことがありました。あまり良いことがあったわけではなくて、1月1日には愛犬の寿命が尽きて別れを告げました。また同じ日、家のお風呂が壊れて、1月1日、2日、3日と家で風呂に入れませんでした。3つ目は、久しぶりに友人たちから誘われて1回だけゴルフに行ったのですが、1番ホールで瞬く間に3つの球が谷底に消えました。ただ、気は持ちようです。「景気」の気、「病気」の気、そこに「気」という言葉が入っていますが、これは先人が、心構えによって事態が変わってくるということに思いをはせたことの表れではないかと思います。

例えば、愛犬との別れは、1月1日であったために、全員が見守りながら別れを告げることができたとも言えますし、また、お風呂に入れないことで、家族そろって道後温泉に3日連続で行けるという、家族だんらんの時を持てたとも思います。また、ゴルフの場合は、そのホールのスコアが11で、『いい』というように、語呂が非常に良いともとらえられるわけで、物事というのは、さように楽天的に考えることによって、未来が開かれていくのではないでしょうか。皆さんも是非、試練を前にした時は、楽天的に物事を考えることを思い出し、乗り越える力を自身の中にやどらせていただきたいと思います。

さて、今年は、正直言って、厳しい環境が相変わらず続いて行くと思っています。国外に目を転じますと、ヨーロッパの金融動向あるいは経済情勢はまだまだですし、アメリカも少し良くなってきているとは言え、失業率は相変わらず高止まりで、本当の意味での回復基調に乗っているとは言いがたい。一方、中国の加熱した状況がどこまで続くのかも不透明であり、ただ唯一、ブリックス諸国のブラジル等々を中心とした中進国は非常に活気がある、というように、世界経済は非常にアンバランスな情勢にあります。

また、国内において気になるのは円高で、相変わらず円が高止まりしており、この状態が続くことで、国内企業の海外移転や中小企業の収益圧迫など、さまざまな課題がのしかかってくることが心配されます。また、内需においては、行き過ぎた規制緩和によってもたらされた格差の是正が進んでいないこともあり、若者を中心に、消費が上昇気流に乗らない。また、年金など将来への社会保障制度の不安が全国を覆っている中で、無理はしないという意識が働いて、消費が一向に右肩上がりに上昇していかない。経済的にはこういう情勢が横たわっています。

一方、こうした状況に対して処方箋を書くはずの政治は、御案内のとおりの状況ですから、地域主権も相変わらず足踏み状態で、政治改革も進まない。各種政策も、弥縫策は次から次へと出てきていますが、この国をどういう方向に持って行き、そのためにどういう処方箋を描くのかという大局的な議論が全く見えなくなっています。

このような中で県内を見回した時、それに対応した対策が必要なのは言うまでもありません。ただ、昨年申し上げたように、私たちの故郷である愛媛県の底力は、信頼するに値するものであることを再確認させていだきたいと思います。

東予には、各種、2次産業の柱があり、それに付随して技術力のある中小企業群や裾野の産業がひろがっています。ただここも、放置しておけば、大きな世界経済の流れ、日本経済の流れの中で、収益の圧迫や海外移転などの問題が必ず出て来ますから、愛媛県が産業政策をしっかりやっていくという意思を各企業に伝えていかなければなりません。愛媛県に拠点を置くことで良いことがある。経営者や経営陣をそんな気持ちにさせることによって、拠点がしっかりと根付いていくと思います。そのために、すでに金融機関等々にもお願いをしておきましたので、東予を中心とする2次産業の産業力と技術力をデータベース化して、行政もトップセールスしていく態勢を築き上げたいと思っております。

また、南予については、自然と、そこから育まれる第1次産業の産品の数々、加工品の数々、こうしたものの魅力をもっとアピールする工夫が必要です。第一段階として、内々に、松山市に打診をして、松山市の広報力もお借りする中で、南予の魅力を中予圏域に伝えていきたい。南予の場合は、まず、県内において人の流れを作ることが必要だと思っています。

こうしたこととあわせて、庁内の更なる改革のスピードも、早めていかなければなりません。そのため、年末に、地域主権と行政改革のプロジェクトチームを立ち上げました。一人ひとりの力を大いに発揮していただきたい。もう十分やったと思った瞬間、物事というのは止まってしまいます。まだまだ余白が、やることがあるのではないかという気持ちがあれば、いくらでも知恵がわいてくるものです。行政改革しかり、地域主権もしかりです。

特に、地域主権に関しては、1年半前、すべての政党が、地域主権を行うとマニフェストに書き込んでいるにもかかわらず、いまだに基本法も成立していない。また、一丁目一番地といわれた、国と地方の法定協議の場、これすらもできていないのはいったいどういうことなのか。党派を超えたすべての国会議員の皆さん方に、地方の思い、何をやっているんだという強い思いをどんどんぶつけていく必要が生まれていると思っています。そのために、このプロジェクトチームでいろんな知恵を集約していただき、私がそれを持ってどんどん行動を起こしていく1年にしたいと思います。

ここで、就任式のときにも申し上げた意識の問題について、大事なことなので繰り返させていただきます。自分自身もその思いを持ち、仕事にのぞんでいくつもりです。まずは、挨拶。そして、「なぜできないか」から「どうすればできるか」へ。「自治体に倒産はない」から「自治体に倒産はあり得る」へ。「やってあげてる」から「一緒にやる、やらせていただく」へ。「情報に振り回される」から「情報を活用する」へ。「失敗を隠す」のではなく「失敗を大いに報告していく、アピールしていく」ということへ。この5つの意識改革が、私も含めて一人ひとりに浸透したときに、間違いなく無敵の行政集団ができると思います。皆さんと一緒に、仲間としてやっていきたいと思っております。

最後に、今年はうさぎ年です。うさぎ年から連想されるのは、ピョンピョンピョンとはねていく、脱兎の如く、スピーディーにトントントンといくというイメージですが、日本に伝わるさまざまな寓話を見ますと、決してそういうものだけではなく、むしろ、非常に考えさせられるような話が数多いことに気づきます。

皆さんも知っている話ですが、例えば、『ウサギとカメ』。これは一番有名な寓話であり、おごり、高ぶり、努力をしない、そういうことでは思わぬしっぺ返しにあうということを、ウサギとカメの競争を通じて世に伝えようとしたお話です。

ただ、あのお話には『その後のウサギとカメ』という続編があるのです。カメに負けたウサギは、恥さらし者と言われて、ウサギの村から追放され、一人、山奥で暮らすことになります。一方、残ったウサギ村にオオカミが襲いかかってきて、毎年、子ウサギを3匹献上せよと無謀な要求を突きつけます。それを、山の上で一人暮らしているウサギが聞きつけて、あらん限りの知恵をしぼってオオカミを退治し、見事、そのウサギは英雄として、ウサギの村に迎え入れられ、めでたしめでたしという続編です。いろんな教訓が秘められた、考えさせられる寓話だと思います。

もう一つ有名なのは『因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)』です。御案内のとおり、ウサギがサメをだまして狡猾に島から陸へ渡りますが、そのしっぺ返しで皮をはがれてしまいます。そして、神様が本当にそんなことをするのか疑問ですけれども、神様にだまされて更に傷口が悪化するのですが、その後、そこを通った大黒様に助けられ、最終的にはウサギの恩返しがあって、大黒様は他の神々に先んじて、鳥取県の八上姫(やがみひめ)をめとるという、これもめでたしめでたしのお話です。

こうした話を通じてウサギについて考えますと、『かちかち山』もそうですが、あらん限りの知恵をしぼるところが共通しており、ただ、悪知恵は思わぬしっぺ返しをくらうということ、いい知恵をしぼるということが大切であるということを、我々に伝えているように思います。更に、正しいことをするということ、そしておごる事なかれということもあわせて、このあたりがウサギの寓話から読み取れる教訓ではないかと思いました。そこで、今年はうさぎ年ですから、いい知恵をみんなでしぼって、正しい道を歩み、そして決しておごらない、こうしたことを今年の目標に掲げて1年を乗り切っていきたいとも思っております。

今年も健康第一で、皆さんと一緒に、いい1年を過ごせるよう全力を尽くしますのでよろしくお願いを申し上げて、年頭に当たってのごあいさつといたします。

ありがとうございました。

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