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平成20年度新規採用職員辞令交付式知事あいさつ

ページID:0010862 更新日:2018年1月12日 印刷ページ表示

平成20年4月1日(火曜日) 10時

県庁本館4階 正庁

 

ただいま、新規採用職員の16名の方に辞令を交付させていただきました。
大変厳しい財政状況の中にあって、苦難の道を歩むことが想定される愛媛県への就職を希望していただきましたことに、お礼申し上げます。
事務職員で9名、技術職員で7名、合わせて16名というのは私の記憶では一番少ない採用人数で、かつては100人を超える新規採用職員を迎え入れていた時代もありました。しかし、御承知のような国、地方を通じた厳しい財政状況、そして社会保障関係費の累増によりまして、各自治体が生き残りをかけて、定員削減、行政の効率化に取り組んでおり、難関を突破された少数精鋭の皆さん一人ひとりが、今までの県職員以上の働きをしていただくことを期待しております。こうした厳しい財政状況下にありましては、どうしても皆さんの若くて柔軟な発想が必要です。なるべく経費をかけないでより大きな行政効果をあげること、そのために皆さんのお力を借りたいと思います。
今、加戸県政が目指しておりますのは、県内で弱っている地域、困っている人を、みんなが助け合い支えあう「愛と心のネットワーク」に満ちた輝かしいふるさとづくりであります。これから皆さんに頑張っていただきたいと思います。
ただいまお渡しした辞令は、紙一枚の薄い紙切れです。でも、これは皆さんと147万県民との30数年に渡る契約の取り交わしのあかしでもあります。自分を捨てろとまでは言いませんが、県民の方に目線を合わせてください。
先般、新聞紙上でご覧になったかも知れませんけれども、県庁職員による不祥事がありました。一人でも二人でも問題を起こすと、県庁全体が県民の信頼を失うことにつながります。中国の古典「論語」の中に「民信無くんば立たず」、信頼がなくなってしまえば国民、県民の関係が成り立たない、という意味の言葉があります。長い道のりの中でさまざまなことがあると思いますが、どうかこの言葉を皆さんの胸に刻んでいただければと思います。
若い人の特権です。正岡子規の一番弟子、高浜虚子が「春風や闘志抱きて丘に立つ」と詠んだ句があります。春風の中、皆さんの若い清新な気風で、県政に邁進する闘志を抱いて頑張っていただくことを重ねてお願いしまして、あいさつといたします。
これからどうかよろしくお願いします。

 

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