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平成19年度新規採用職員辞令交付式知事あいさつ

ページID:0010857 更新日:2018年1月12日 印刷ページ表示

平成19年4月2日(月曜日) 10時

県庁本館4階 正庁

 

ただいま、愛媛県庁職員としての新規採用の辞令を交付させていただきました。
過去には、百数十人という大量採用の時代もありましたが、今、行財政改革が進められている中で、職員の定数削減、行政のスリム化が図られており、今年度は少人数の採用とならざるを得ませんでした。
厳しい難関をくぐり抜けて、本日、採用辞令を手にされた皆様方に、まずもっておめでとうと申し上げます。たった1枚の紙切れですけれども、これは愛媛県と皆さんとの間の30数年にわたる契約の出発であり、これから県民の負託にこたえて頑張っていただけるものと大いに期待しております。
世阿弥は「初心忘るべからず」という言葉の中に、能の世界に生きるのならば、最初の気持ちをいつまでも持ち続けてほしいという願いを込めております。皆様方が県に奉職されるということは、147万県民のために自分の持てる能力を発揮して、県政の進展のため、県民の幸せのために頑張るという気持ちをお持ちのはずですから、その気持ちをずっと持ち続けていただきたい、そういう思いで引用させていただきました。
国は、今、832兆円という目の眩むような借金を抱えており、愛媛県も9,500億円という巨額の債務を抱えておりますが、この借金を返済することは容易ではありません。このような中で、私たちに求められておりますのは、最少の経費で最大の効果を上げること、そして、これから定員の削減が進んで参りますから、少ない職員数で愛媛の未来を切り拓いていくことであり、皆様方にその使命が課せられているわけであります。そんな意味で、これからの道行きに、今考えている以上の厳しさが待ち受けているという覚悟をまず持っていただきたい。
皆さんには、できるだけ早く仕事に慣れていただきたいのですが、戦力になるまでには少し時間がかかるかもしれません。来年度以降、後輩を迎えられました時に、後輩たちを指導することができるくらいの力量を備えていただければと願っております。
今のような試練の時に、あえて愛媛県庁を選択した皆さんの判断は間違っていないと私は断言いたします。楽しく、かつ力一杯頑張って、愛媛の未来のために県庁職員全員が力を合わせ、そして県民とともに汗をかいていただきたいと思います。
第3期加戸県政のスローガンは「輝くふるさと愛媛づくり」で、その一つの柱は「伸びるところを、とことん伸ばす」施策、もう一つの柱は「弱っている地域や人を、みんなで支える」施策であります。
これからの人生を、この「輝くふるさと愛媛づくり」のために捧げていただきますことを切に願っております。御健闘を祈ります。

 

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