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令和3年12月議会後の正副議長定例記者会見(令和3年12月14日中畑議長・兵頭副議長)

ページID:0012681 更新日:2023年11月14日 印刷ページ表示

議長記者会見

令和3年12月議会後の正副議長定例記者会見(令和3年12月14日 中畑議長・兵頭副議長)

令和3年12月議会終了後(令和3年12月14日)の正副議長定例記者会見の要旨について掲載します。

記者会見を行う中畑議長
031214中畑議長

記者会見を行う兵頭副議長
031214兵頭副議長

(テレビ愛媛:幹事社)

 では、定刻となりましたので、正副議長の記者会見を始めさせていただきます。
 なお、議長は次の公務がありますので、記者会見の時間は15時5分までとさせていただきます。まず初めに、議長からご挨拶をお願いします。

 

(議長)

 本日、12月定例会を無事終えることができました。その定例記者会見ということでございますので、記者の皆さん、どうぞよろしくお願いいたします。
 ご案内のとおり、知事からの答弁や各委員長報告でもお話がありましたが、今議会では、新型コロナウイルス感染症への対応として、本県独自の第1弾、第2弾に引き続いて、第3弾となるえひめ版応援金の支給や感染症患者の受入病床の確保など、また、豚熱の予防的ワクチン接種や特別支援学校における教育環境の充実などについて、適切に対処できたものと思っています。
 さらに、本日最終日に、緊急を要する新型コロナ対策予算として追加提案されました、3回目のワクチン接種の促進や無料検査体制の整備に要する経費についても、速やかに議決をし、特に、県民の命と健康を守ること、そして、社会経済活動の再開に向けた体制整備ができたものと考えております。
 このほか、県の重要課題についても一般質問等々で活発な質疑が展開され、議論が深まっており、いい議会であったのかなと評価しております。
 これらをもってごあいさつに代えさせていただきます。

 

(テレビ愛媛:幹事社)

 副議長いかがでしょうか。

 

(副議長)

 はい。先ほど議長も言われましたように、今議会も新型コロナウイルス感染対策の更なる充実など、一定のことができたと感じています。これから年末年始にかかりますから、感染回避行動の徹底と社会経済活動の両立、そういったことを今後も県民や理事者とともに、県議会としてやるべきことをしっかりとやっていきたいと考えております。以上です。

 

(テレビ愛媛:幹事社)

 ありがとうございました。それでは代表質問がありますのでよろしくお願いいたします。
 議場におけるパソコンの活用も始まりましたが、県議会として今後デジタル化やペーパーレス化にどのように取り組んでいかれますでしょうか。

 

(議長)

 これはもう今の時代の流れであり、本県や市町においても、少子化対策等々の推進を、デジタル技術を活用してやっていかないといけない中、県議会としてもデジタル化やペーパーレス化を推進していく必要があるのではないかということでございます。これらは、副議長を座長とする議会改革検討協議会の場において、できることからペーパーレス化に向けて検討していただいております。
 これまでの取組状況はご案内のとおりですが、4つの特別委員会と総務企画委員会の中で、パソコンの持ち込みを試行的にやってみようかということで、7月20日から21日の特別委員会、10月20日から22日の特別委員会、それから総務企画委員会では10月18日に試行させていただきました。また、9月28日にはペーパーレス会議システム体験会を実施させていただき、10月22日にはえひめデジタル社会創造特別委員会の中で、同システムを利用させていただいて、さらに今回の12月定例会本会議では、ご案内のとおりパソコンの持ち込みをやらせていただくなど、そのような形でこれまで進めさせていただきました。
 DX、いわゆるデジタルトランスフォーメーションですが、横文字がどんどんでてくるので、70歳を超えた人間には、まずはその意味からしっかりと頭の中に入れないと何のことか全くわからなくなる。そういう中でも、やはり議員にもいろんな意見がありますので、できることからデジタル化、ペーパーレス化というものをこれからも進めていければいいかなと思っています。中々こういうものは年を取っている議員さんには取っ付きにくい部分でもあるので、焦らずにゆっくりと進めていけたらいいのかなと思っていますが、私としては馴染んだペーパーの方が見やすい。ただ、これができると出張先でもどこでもパッと開けて資料を見ることができ、利便性が高い。このようにできる方が絶対便利だと思うけれど、それを十二分に使いこなせるかについては疑問。ここにおられる皆さんはできるのだろうけど、我々は頭が痛くなってしまう。だけど、時代の流れであり、全ての企業がやっているのだから、私自身も少しずつ頭を柔軟にしながら、若い人についていけるようにしたいと思っています。

 

(テレビ愛媛:幹事社)

 この件につきまして、副議長いかがでしょうか。

 

(副議長)

 はい。今、議長も言われたように、これからはデジタル技術を活用して、県議会としても取り組んでいかなければならないということで、議長から諮問を受けまして、議会改革検討協議会の方で議論を進めて参りました。
 先ほどから言われているように、できるところからペーパーレス化を進めるということで、本定例会からパソコンの議場への持込みをさせていただきましたし、今の段階では、紙とペーパーの併用という形を採らせていただいていますが、試行しながら、多くのものを見いだしていきながら、今後より議論を深めて、ルールづくりを行っていきたい。また、先行自治体も多々ありますから、その努力も参考にしながら、このデジタル化に向けて、一つでも前に一歩ずつ進めていきたいと思っているところです。以上です。

 

(テレビ愛媛:幹事社)

 続いて、質問がある社はお願いします。
 それでは当社から行います。デジタル化やペーパーレス化について目標値というものは県議会として掲げているのでしょうか。

 

(議長)

 焦らずに進めるということの方が大事で、いつまでになど、目標を立てて仕上げていこうとすると、追いつけない人が取り残されていくことに繋がりかねない。ペーパーレス化をやっていったら、職員の皆さんも楽になることが多いですよね。本当は私たちにとってもそうであり、これがちゃんとできたら、いちいち文章を書いて消しゴムで消してするよりも早い。ただ、私は操作を指一本でやっているので遅い。ですので、私の場合は、上手にできる人間にしゃべる内容で書いてもらい、でき上がったものを見て、ここをこうやって直してと言って目の前で直してもらっている。それを見るだけでもすごいなと思う。そのことを議員本人ができれば一番だけど、それを今覚えようとすると他のことができなくなる。だけど、できたらいいなと思う。なるべく早くできればその分だけよくなる。議員がそれを全部できるようになったら職員も助かるし、作業も早くなる。そのためにはやはり急ぎたいが、目標を設定して、来年度は議員全員ができるようになっているかというと中々厳しい。できる人が努力して少しでもスキルを向上させていく、それが大事だろうと考えています。

 

(テレビ愛媛:幹事社)

 副議長いかがでしょうか。

 

(副議長)

 はい。人によってスピードに濃淡もあるだろうし、その中で、今議長が言われたようにとにかくやっていくことが大切だろうと思います。そして、議会改革協議会等々でも議論させていただきながら、皆様と連携をして、何がいいのかということを考えていきたいなと思います。ただし、作業スピードが上がればそれはいいことだろうと思いますが、その一方で、ルール作り等懸念される事項を考えながらやっていかないといけないと考えております。
 デジタル化については、私の地元の西予市議会が一早く取り組んでいたのですけど、平成30年豪雨災害の際でも、デジタルを使って現場の状況把握を行ったり、報道では見えない部分を見られたりするなど、一定の成果が上がっており、デジタル化によって可能性が大きく広がるのかなと思います。今回のコロナ禍でもデジタルの活用がありましたが、今後も様々な可能性を追求しながら、議論の幅も広げながら、いいものを見出していきたいと思います。

 

(愛媛新聞)

 今回の本会議でパソコンの使用が認められましたが、今後の取組みとしてどのようなことを考えていらっしゃいますか。

 

(議長)

 できるなら2月議会でも同じように議場でのパソコン使用を続けていきたいよね。やはり習うより慣れろかなと思います。

 

(テレビ愛媛:幹事社)

 ありがとうございました。
 他に質問がある社はお願いします。

 

(愛媛新聞)

 前回、そして、今回の定例会でも議論のありました伊方原発についてですが、会期中に再稼働しました。改めてご所見をお伺いします。

 

(議長)

 本県には「えひめ方式」というものがある。だから事故が起きたら現場だけの判断ではなく、即知らせる、そういうこともしっかりと守っていただきたい。それはもう我々が常に思っていることです。今回、再稼動することになったので、何を言ってもやはり安全第一、その気持ちだけは、常に最優先していただいて、この前のような不信を招く色々な問題を今後二度と起こさないように、県民や地域住民が安心を感じられるように常に神経を張り詰めさせて、電力関係の皆さん方には臨んでほしい。同じようなことが起きたら、それはもう県民の反発は並大抵なものじゃないと思っています。同じようなことが起きないように、信頼関係が崩れないように精一杯の努力をやってほしい。

 

(愛媛新聞)

 今の同じようなことっていうのは、保安規定違反や1月の連続トラブルということでよろしいでしょうか。

 

(議長)

 そうです。起きた事故も自分たちだけで判断するのではなく、遅滞なく県に届ける。そういうことを一つ一つ積み重ねて、信頼というものは増していくのだろうと思っているので、前も言ったじゃないか、というようなことが何度もないようにしてほしい。

 

(テレビ愛媛:幹事社)

 副議長いかがでしょうか。

 

(副議長)

 はい。今議長も言われましたように、本議会でも様々な議論がございました。四国電力に対しては、安全第一、そして「えひめ方式」をしっかり遵守していただいて、議会としてはこれからの四国電力の対策や動向をしっかり注視して、適切に対応していきたいと思います。四国電力には県民の信頼関係を取り戻す行動をしっかり取っていただきたいと思います。以上です。

 

(テレビ愛媛:幹事社)

 ありがとうございました。
 もう一点当社から、定数削減の関係につきまして、定数を維持される方向とのことですが、ご所見をお伺いします。

 

(議長)

 県議会議員定数等調査特別委員会で定数維持の結論が出ました。これを踏まえて選挙区ごとに見直しの議論を行っていくことになります。その結果を待つしかないなと思います。今は議論している最中であり、議長としてこの場でああでもない、こうでもないと話すのは差し控えたいと思います。
 ただ、田舎に行けば行くほど1人がカバーする面積は広がっていくし、山に住んでいる人にはその人の悩みがあり、島しょ部に住んでいる人は街中に住んでいる人とはまた違った悩みを抱えている。住むところによって悩みは全然違う。我々議員というものはそうしたいろんな人の悩みを行政に伝えさせていただくのが仕事。責任がある。人口だけで云々と言われると中々大変な部分がある。また、一部の方から、今は議員が二人減っているけど十分機能しているじゃないか、定数を減らしてもいいじゃないかという意見があったと聞いています。しかし、それは全く違う。その二人のことも、他の人が一生懸命今カバーしている、どこまでカバーできているかは別の話だけど、ただ単に人口だけで考えていくと、地域住民の多種多様な悩みや意見を拾いきれない。あなたたちは広いところに住んでいない、山の奥に住んでいるのだからしょうがない、ということになりかねない。ですので、今後とも定数特別委員会では、色々なことを加味して大いに議論していただきながら、結論を出していただきたいと考えています。

 

(テレビ愛媛:幹事社)

 副議長いかがでしょうか。

 

(副議長)

 はい。今議長も言われたように、現在、特別委員会でしっかりと議論がされております。今後も活発な議論を行っていただいて、大きな課題であり、問題もいろいろあると思いますけど、適切な結論を導き出していただくことを期待したいと思います。

 

(テレビ愛媛:幹事社)

 それでは、時間も参りましたので、これで定例記者会見を終わらせていただきます。
 ありがとうございました。


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