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平成30年9月議会後の正副議長定例記者会見(平成30年10月10日、鈴木議長・村上副議長)

ページID:0012666 更新日:2023年11月14日 印刷ページ表示

議長記者会見

平成30年9月議会後の正副議長定例記者会見(平成30年10月10日 鈴木議長・村上副議長)

 平成30年9月定例議会終了後(平成30年10月10日)の正副議長定例記者会見の要旨について掲載します。

記者会見を行う鈴木議長
301010鈴木議長

記者会見を行う村上副議長
301010村上副議長

(あいテレビ:幹事社)

 正副議長記者会見を始めさせてもらいます。まずは議長からご挨拶をお願いします。

 

(議長)

 9月議会は、私自身7月の豪雨による災害復興支援議会という思いで取り組ませてもらいました。本県は発災後、国または県、そしてチーム愛媛であります県内の市町からいろんな形でボランティア等でご協力いただき、何とか今現在、応急対応に目途がつき、これから本当の復旧復興に向けてやっていかなければならないと改めて感じさせてもらった議会でありました。
 また、議会の中日、9月21日には天皇皇后両陛下の御来県があり、被災者に精神的な大きなエネルギー、勇気と元気をいただきました。両陛下に来ていただいたことは、愛媛県にとって、特に被災者にとっては大きな力になったことと思います。両陛下には心から感謝と御礼を申し上げたいと思っております。議会といたしましても、豪雨災害の後、早急に「愛媛県議会平成30年7月豪雨復興支援対策本部」を立ち上げ、7月31日の臨時議会までに各被災地を訪問し、意見も聞いて、臨時議会に対応させていただきました。今月末には、役員、又は被災地の地元県議さんとともに、再度、首長さんに聞き取り調査をさせていただき、その内容を次回の議会において、しっかりと国に届けさせていただくことになっております。また、今日も議決をさせていただいた愛媛県議会基本条例の改正案ですが、これは、我々愛媛はいつ南海トラフなどの大災害がやってきてもおかしくないという状況にあり、また今後、気候変動等により非常事態、いかなる事態がおこるか分からない、そういう時に、県民の生命財産をしっかり守るべく条例改正も今議会でさせていただき、我々としましてはこの議会を通じ、約115億円余りの補正予算の議決をさせていただきました。しっかりとこの分を早急に県の方が発注をしていただき、一緒になって一日も早い復旧復興並びに愛媛の発展に尽くしていきたいと考えております。皆様方におかれてもご支援、お力添えを賜りますようお願い申し上げて、私の冒頭のあいさつとさせていただきます。

 

(あいテレビ)

 続いて副議長からもお願いします。

 

(副議長)

 今、鈴木議長が申されたことに尽きる訳で、議長のリーダーシップのもとに、豪雨災害に対して県議会としてまとまって視察調査をしたり、要望聞き取りをした、こういったことをできたことが県議会として、議会改革の証でもあり、時代の流れと思っていますので、私も議長を支えて一緒にそういうことに一歩を刻んだことにうれしく思っています。議長に敬意を表し、皆さんにもそして議員の皆さんにも感謝申し上げたいというのが私の正直な感想です。

 

(あいテレビ)

 それでは代表質問に移りたいと思います。
 先ほどお二方、あいさつでも触れられましたけれども、今議会では、西日本豪雨関連予算に関し、代表、一般質問なども交えながら審議が行われました。それで、県の取組みに対する評価、また県議会として今後どのように復旧復興を後押ししていきたいと考えているか、議長、よろしくお願いします。

 

(議長)

 今議会の補正予算、私が先ほど申しましたように115億円超えの予算を提案いただき、議決の結果、全議案を可決させていただきました。これはまさしく国のいろんな形での出てきたものに対する、それを実行するための予算になりますし、また、当然のことながら、その後に控えております河川や道路等県単事業の分であります。そして一部はインバウンドについての予算も上程をされております。これを合わせて一日も早く執行をしていただき、議会も理事者と一つになって愛媛の発展に尽くしていきたいと思っております。
 冒頭の挨拶の中で一つだけ言い忘れたことがあります。この議会中に福井国体が終了しました。おかげで我愛媛県の目標であった13位を、選手団が頑張っていただき、12位という結果を残していただきました。国体選手団の皆さん、また後押しをしていただいた県民の皆様に心からお礼を申し上げたいと思っております。

 

(あいテレビ)

 ではもう一つ代表質問があります。
 先日の加計理事長の会見で、県議会の決議を受ける形でされたということになっておりますが、それに対する受け止めをお願いします。

 

(議長)

 6月議会の最終日、7月11日になると思いますが、加計学園に対しまして我が県議会としての決議案を提出し、全会一致で可決しました。
 その後直ちに、議会の総意として加計学園の方へ郵送でお送りをさせていただきました。中身については、説明責任をしっかりやってほしい、ガバナンスとコンプライアンスの確立をしてほしいと、もう1項目については、生徒さんが、また教員が地元との交流をしっかりとやっていただき、地域活性化に寄与していただきたいという2項目で出させていただきました。その後7月の半ばだったと思いますが、非公式に加計さんの方から私の方に連絡があり、この件についての説明ということでありました。何といいましても、我が愛媛県は豪雨で甚大な被害を受けている真っ只中でありましたから、ちょっと待ってくださいということで、一度は時期を考えてくれという話をさせていただいて、その後、先日10月7日に会見を行っていただいたということは、我々が総意で出させていただいた決議に対し何らかの対応をしていただいたということで、私は、一定の評価をさせていただきたいと考えております。

 

(あいテレビ)

 副議長、地元の県議として何かありますか。

 

(副議長)

 特にありませんが、今、議長が言われたように県民の声、県議会が全会一致で決議したことを受けて応えていただいたことについては、私も評価したいと思います。

 

(あいテレビ)

 ただ今の答弁に関して、質問のある方はお願いします。

 

(NHK)

 加計理事長の会見について、知事からは一部払拭できない部分もあるという発言がありましたが、県議会としては、今回の会見で、今後、残りの補助金を支出するだけに耐えうる説明が果たされたとお考えでしょうか。

 

(議長)

 補助金の関係でありますが、私自身は、今回の記者会見と補助金は別だと考えております。なぜなら、補助金については、わが県議会でも平成25年度だったと思いますが、今治市へ獣医学部を誘致するために、何とか規制緩和をお願いしたいという意見書を議会で可決させていただいて、国の方へ出させていただいた。我々も何とかしてほしいということを国の方へ訴えた。また平成12年だったと思いますが、今治新都市で、当時のURと県と市が3者で締結をした部分があり、これについては、しっかりと守っていかなくてはいけない。その締結に基づき、愛媛県が今治市に対し補助金を出しているという流れでありますので、私は、今回の記者会見がいいか悪いかで、補助金を出す、出さないということにはつながらないというふうに理解しております。

 

(NHK)

 あの会見自体は納得といいますか、そういったところはいかがでしょうか。

 

(議長)

 私も新聞、テレビを見させていただいたと同時に、いろんな方の御意見も聞かせていただいて、当然のことながら、受け止め方として、足らんなというご意見、またおかしいんじゃないかという声もお聞きしております。
 私自身は、県議会というのは県民の皆さんから負託を受けて出てきた方が議会構成をして、その上で、皆さんから後押しをいただいて私は議長をさせていただいております。ということは、県民の皆さんがどういうふうなご理解をしているのかというのは県民の代表である県議会議員の先生方にしっかりと聞かせていただきたい。それぞれの立場、思い、考え方がありますから、それらをこれからしっかりと聞かせていただいて、いろんな形でご相談させていただいて、方向性をこれから見つけていきたいというのが私の考えです。

 

(朝日新聞)

 先ほどのお話の中で、7月の半ばに加計さんご本人から議長の方へ連絡があったと聞いたんですが。

 

(議長)

 ご本人ではなしに、事務所の方から。

 

(朝日新聞)

 議長の方へ直接お電話があったということですか。

 

(議長)

 はい。

 

(朝日新聞)

 これは豪雨のあとでしょうか。

 

(議長)

 そうですね、先ほど、言葉が足りませんでしたが、多分、そういう部分があったんで、加計学園が会見を7日にしたというのは、豪雨災害からもう3か月経ちまして、ある一定の対応は、応急措置は落ち着いてきたという時期まで待っていただいて、7日になったんだろうと私自身は考えております。
 あの豪雨の中で、加計学園が説明しますというのは、もっとおかしい。普通に考えると、愛媛県、広島県、岡山県、西日本が集中豪雨に遭い大変な状況でありましたから、その中で岡山で記者会見するのかどうか知りませんけれども、その中で言ってくるというのはいかがなものかということは伝えさせていただきました。それを受けて、たぶんある一定の落ち着いたところで、会見をされたのではないかと思っております。

 

(朝日新聞)

 事務所からのご連絡としては、加計学園は会見をやりたいということだったんでしょうか。

 

(議長)

 違います。県議会が決議をして文書を送ったということについて、何らかの対応をという話です。

 

(毎日新聞)

 今の話で確認ですが、7月半ばに何らかの対応をしたいという相談があって、いつどういう形でしたらよいかという相談でしょうか。

 

(議長)

 いえ、我々が出させていただいた部分について、県議会からこういうものをいただいて、これに対する学園としての回答という部分で言われたので、それは少し待ってと。記者会見しますとかそんなレベルのものではない。連絡があったので、今そういう状況ではありません。大変な状況でありますから、我々は全力で被災地の復旧復興に取り組まないといけないという話をさせていただいたということです。

 

(あいテレビ)

 加計学園から何らかのリアクションが議会側へあったということに対して、議長からは災害対応が優先だと回答されたということでしょうか。

 

(議長)

 はい。

 

(愛媛新聞)

 加計理事長の会見ですが、村上副議長はどんなふうに受け止めをされておられるか。

 

(副議長)

 私は会見に立ち会い、お聞きした訳ではないので、議長と同じようにマスコミの皆さんの報道を、あるいは議員の皆さんの発言を少し耳にしたくらいです。細かいことは全然分かっていません。

 

(あいテレビ)

 ほか、ないでしょうか。

 

(共同通信)

 議長は先ほど一定評価できるというお話をされたと思いますが、会見を開いたことに対しては評価できるけれども、その内容については、県民の皆さんがどのように理解しているのか、今後確認していきたいということでしょうか。

 

(議長)

 はい。

 

(共同通信)

 もし県民の皆さんの話を聞く中で、まだちょっと納得できないという声が多かった場合に議会として何か対応をされるという予定は。

 

(議長)

 現段階では、そこまでは考えておりません。
 議員やいろいろな方々からお話を聞いて、そういうふうに動くのであれば、そういうふうにしなくてはならないし、今現在では私の方では、こうなったらこうしようというような気はありません。

 

(読売新聞)

 お話の中で、記者会見を開くことと補助金は別とのお話があったんですが、これは今後、県民の意見を聞いた上で補助金の支出をまた考え直すということもあり得るということでよろしいでしょうか。

 

(議長)

 流れから言うと、予算案を提出するのは理事者ですから。理事者が予算を組まれて議会に提案されて、そこで我々がいろんな議論をしてそれを通すか通さないか、議決するかしないかであるので、その件は理事者サイドの話になると私は思います。

 

(あいテレビ)

 よろしいでしょうか。それではこれで記者会見を終了します。


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