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平成27年9月議会後の正副議長定例記者会見(平成27年10月9日本宮議長・赤松副議長)

ページID:0012654 更新日:2023年11月14日 印刷ページ表示

議長記者会見

平成27年9月議会後の正副議長定例記者会見(平成27年10月9日 本宮議長・赤松副議長)

平成27年9月定例議会終了後(平成27年10月9日)の正副議長定例記者会見の要旨について掲載します。

記者会見を行う本宮議長
271009本宮議長

記者会見を行う赤松副議長
271009赤松副議長

(あいテレビ:幹事社)

 それでは、定刻となりましたので、正副議長の定例記者会見を始めさせていただきます。
 まず始めに、議長からご挨拶をいただきたいと思います。


(議長)

 皆様、大変ご苦労さまでございます。先ほど、9月定例会が閉会をいたしました。それに関しての定例記者会見でございますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 最初に、先月の台風18号による大雨で、尊い命を失われた方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された方々に心よりお見舞いを申し上げたいと思います。あわせて、一日も早い復興を願いたいと思っております。
 さて、今議会でありますけれども、皆さん御案内のように、伊方原発3号機の再稼働に対して、県議会としての意思表示を行いました。
 このことにつきましては、後で質問があろうかと思いますので、ここでの感想は控えたいと思いますが、これに限らず、9月補正予算では、南海トラフ地震や集中豪雨等に備えた防災・減災対策の推進、地方創生を目指した産業振興や移住促進、教育・スポーツの充実など、当面の愛媛県の課題について適切に対処されたものと評価をいたしております。
 以上、簡単ではありますけれども、9月定例会を終えての感想を述べさせていただきまして、冒頭のご挨拶とさせていただきます。
 どうぞよろしくお願いいたします。


(幹事社)

 ありがとうございました。それでは、幹事社のあいテレビから、代表質問をさせていただきます。
 伊方原発3号機の再稼働に関しまして、県議会として容認の方針を出されたと思いますが、それについて、どう受け止めていらっしゃいますか。


(議長)

 御案内のように、本日、伊方原発3号機の早期再稼働を求める請願を採択することにより、県議会としての明確な意思表示を行ったところでございます。
 また、同時に、伊方原発3号機の再稼働の必要性を認めることを前提に、知事に対して、国に対し国民への説明責任を果たすよう要請することなどを求めるとともに、四国電力に対しても、安全対策の更なる充実を求める決議を可決したところでございます。
 県議会としては、原子力規制委員会による審査結果を見極めたうえで、国の動向や地元の意見、四国電力の対応、そして県における安全性の確認結果等を踏まえながら、エネルギー・危機管理対策特別委員会や本会議の質疑において、賛否両論による議論を尽くして、結論を出したものであります。
 議会としての考え方は、本日議決をいたしました「伊方発電所3号機の再稼働に関する決議」において端的に表明をしておりますので、是非そちらをご覧いただきたいと思いますけれども、伊方原発3号機を取り巻く様々な状況を総合的に勘案した結果、まず一つは、何より伊方原発3号機の安全性について、国及び県において厳正に審査、確認をされていること、そして、二つ目は、県民の暮らしや産業活動に必須である電力の安定かつ安価な供給を、確固としたものにする必要があること、そして、三つ目でありますけれども、我が国のエネルギー情勢や地球温暖化対策等からの見地、これらのことを踏まえたうえで、十分に必要性が認められるものと判断したということであります。


(幹事社)

 ありがとうございました。
 ただ今の議長のお答えに対して、質問があればよろしくお願いします。


(読売新聞)

 県議会として意思表明したことに対して、議長としてはどのようなお気持ちでしょうか。


(議長)

 議長としてというよりも、議会として決議をした、これが県議会の総意だというふうに思っております。
 これに至るまでに、原子力規制委員会による世界的にも最高水準とされる新規制基準への適合性審査にも適合しておりましたし、県では、伊方原子力発電所環境安全管理委員会において、原子力規制委員会による審査結果が妥当なものであると判断するとの結論に至ったことなどを聞きまして、安全性は十分確保できたということで、先ほど申し上げました3点も踏まえて議決したものであり、議長としても同様の気持ちでおります。


(幹事社)

 議会運営委員会において、忌憚のない意見交換ができるようにということで、今日はかなり出入りを制限しながらの審議となりましたが、そうした思いは叶ったとお考えでしょうか。


(議長)

 原発は、全国的に見ても大変関心の高いテーマでもあって、その再稼働の是非についても様々な意見があり、議会による意思表明に際しては、賛否を問わず、多くの方々が参集することが予想されておりました。
 こうした中で、先行している他の県議会においては、本会議での表決時に、県内外から多くの人が議事堂に集まり、傍聴人の野次や示威的行為によって、議場が混乱したというような例もございました。
 私も、その県議会の本会議の録画を見せていただいたんですが、始まった途端から野次や怒号が飛び交うような状況でございましたので、愛媛県議会としては、県民の代表である議員の皆さんが、自分の考えをはっきりと表明できるような環境を作らなければならないと考えておりまして、そういう意味では、今日の本会議を迎えるに当たっての体制については、十分な対応ができたのではないかと思っておりますし、傍聴人の方にも理解をいただき、大変有り難く思っております。


(NHK)

 伊方原発3号機の再稼働について、議会の明確な意思表示という点で、請願に加えて、決議を出されたことの重みをどうお考えでしょうか。
 また、請願は、早期再稼働を求めているわけでありますが、今後知事の判断が焦点になるに当たって、再稼働の時期については議長としてどのようにお考えでしょうか。


(議長)

 最終的には、知事自身が判断するものと考えております。
 特に、知事が国に対して8項目の要望を出しておりまして、国も対応をしていただいて、まだ1項目が達成されていないという状況なんですけれども、今日の県民の代表である県議会の意思表示がはっきりしましたので、知事もこれを受けて、それなりの対応をしていただけるのではないかと思っております。
 しかしながら、原発に関しては、県民の中には、不安に感じている方もいらっしゃいますし、まだまだ十分な説明が国民に対してなされていないというようなところもありますので、国に対して、国民に原発再稼働についての説明を尽くしてほしい、あるいは、安全性についても、もっと理解してもらえるような努力をしてほしいという意味も含めて、決議をしたということでございます。


(副議長)

 請願だけの採択ということになると、議会としての実質的な意思表示という形が、若干薄れるおそれがあったので、決議という形を取って、きちっとした県議会としての意思表示をしようということの表れであったというふうに理解をしております。
 時期につきましては、この決議等を受けまして、いつも知事が言われていることを念頭に置いて、知事自身が判断されるものと考えております。


(幹事社)

 以上で、定例記者会見を終わらせていただきます。ありがとうございました。


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