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平成26年9月議会後の正副議長定例記者会見(平成26年10月9日明比議長・本宮副議長)

ページID:0012649 更新日:2023年11月14日 印刷ページ表示

議長記者会見

平成26年9月議会後の正副議長定例記者会見(平成26年10月9日 明比議長・本宮副議長)

平成26年9月定例議会終了後(平成26年10月9日)の正副議長定例記者会見の要旨について掲載します。

記者会見を行う明比議長
261009正副議長記者会見明比議長

記者会見を行う本宮副議長
261009正副議長記者会見本宮副議長

(南海放送:幹事社)

 それでは、時間となりましたので正副議長定例記者会見を始めます。
 まず、はじめに議長からご挨拶をお願いします。

 

(議長)

 本日、中村知事にとりましては、11月30日が任期となっていますが、1期目の任期の最後の県議会定例会が滞りなく終わることができました。
 まず、先月の御嶽山の噴火や8月集中豪雨など、最近続いています自然災害で尊い命を失われた方に、皆さんとともに御冥福をお祈りしたいと思います。また、被災された方々に心からのお見舞いを申し上げたいと思います。
 なお、先般、8月豪雨により甚大な被害を受けられました広島県、高知県、徳島県に対しまして、県議会として、広島県については、現在、しまのわ2014で連携しながら取り組んでいるという友好的なこともあり、また、高知県、徳島県については、四国4県議会議長会議や中国四国九県議会正副議長会議などでの深いつながりのあることから、一刻も早い被災者の救援と被災地の復興に少しでも役立てていただきたいと考え、それぞれ県議会議長さんにお見舞金を送らせていただいたことを報告しておきたいと思います。
 さて、今議会を振り返ってということでございますが、9月補正予算では、それぞれ議会の質問などでも中心となりましたけれど、ちょうど私の地元でございますが、キウイフルーツの新系統かいよう病の被害対策の拡充や、近県で発生した豪雨による大規模災害を踏まえた土砂災害防止等の県民の安全安心確保の推進、また、県産材ヒノキを活用したCLTの性能評価試験などを生かしての農林業の振興、並びに中小企業対策など、幅広く喫緊の課題に対して、適切に対処されたものと思っております。
 また、議会サイドといたしましては、県政の様々な課題を解決し、魅力ある地域づくりを目指して、議員自らが政策条例を提案する議員提案条例の制定に積極的に取り組んでおり、今日までに10件になりますが、9月議会におきましては、安心して子どもを産み育てることができる社会の実現に寄与することを目的とした「愛媛県少子化対策推進条例」を議員提案し、成立させることができるなど、一定の成果があったものと思っております。県民の負託に応えるために、議会も各議員も含めまして取り組んでいただけたものと思っております。以上冒頭のご挨拶といたします。

 

(南海放送)

 ありがとうございます。
 記者クラブから代表質問を2つご用意しています。
 まず1つ目は、次期県知事選挙についてです。今議会で中村知事が自民党県連の竹田幹事長からの質問に応える形で次期知事選挙に向けて正式に出馬表明をされましたが、このことについて所感をお聞かせください。

 

(議長)

 知事選挙といいますか、2期目への対応の問題については、ずっと以前からいろいろ議論が重ねられてきており、各種団体、各方面で常に関心を持って取り組まれていただいていたと思っております。議会といたしましては、本来でしたら、通常は2月議会の代表質問の際に、知事の姿勢が問われることが多かったと思いますけれども、今回の2期目に向けては、この9月議会の18日の代表質問で自民党の竹田幹事長から知事への出馬要請もあって、知事が次の選挙に出馬する意思を固めたという意思表明がございました。議会中、知事からもお話があったように、知事選に向けての具体的な取組み、公約といいますか、2期目へ望む姿勢については、明日皆さん方にも示され、公約を発表するというようなことでございます。これまでの努力が評価され、各界各層から出馬要請があったり、推薦がどんどん出されたりしているような状況であるのかなと思っていますが、これまでの実績評価を受ける信任的なことも含めての選挙になるのかなと思っております。特に、県政の在り方については、これまでの実績を踏まえたうえで、まずは投票に行っていただき、県民も一緒になり地域創生で地域を何とか元気にしたいということは、選挙に選ばれる側も選ぶ側も同じような思いで取り組む必要があろうかと思います。そういう意味で今地方を何とかしたいという思いは、みんな同じだろうと思いますけれども、政治に関心を持たれているのだけれど、選挙に行くという投票行動に関心を持たれているかというと、この近年非常に投票率が下がっているということもございますので、我々も含めて、これから投票率を高められるように、そして、政治にお互い関心を持ちながら、地域の在り方を考えていこうということを問いかけていきたいと思っています。

 

(南海放送)

 ありがとうございました。
 それでは、2つ目の質問に移ります。
 愛媛県少子化対策推進条例についてお伺いします。全国的に少子高齢化を迎え、愛媛県でも少子化対策が進む中、今議会で議員提案条例として愛媛県少子化対策推進条例が採択されましたが、このことについて所感をお聞かせください。

 

(議長)

 少子化問題につきましては、皆さん方もご承知のとおり、相当な議論にもなりました。随分昔から少子高齢化の問題については取り組まれていたんですけれども、日本創成会議によると、30年後の日本では、市町村の3分の1が消滅するおそれがあるとされ、このことを受けて、ここで改めてもう一度少子化を見つめ直すという大きな関心が寄せられたところだろうと思っています。数字はそれぞれ皆さん方もこれまでお調べになっておわかりだろうと思いますので、少子化の傾向等については、ここであえて数字を申し上げることは省かせてもらいますが、人口を維持しなければ、国としての社会の体制そのものが大変な方向になってくるんだろうということから、少子化問題については、みんなが関心を持って取り組まなければならないと思います。また一方では、少子化が人口減少さらには高齢化というものを一層推進している状況で、いわゆる社会を支える分母が多く分子が小さいという健全な社会の維持の在り方についても、問い直されている状況ではないかなと思っています。これからそういった問題に我々議会や知事部局、国政においても一番大きな課題として取り組む必要があり、その具体的なアクションを起こすという思いが今回の提案いたしました条例の制定に結び付いたということでございます。いろいろな社会に対する問題に県民とともに取り組むという画期的な取組みではないかと思っています。

 

(南海放送)

 ありがとうございます。
 ただいまのお答えにつきまして、質問があればお願いします。

 

(南海放送)

 女性議員から、女性の尊厳を無視したような、そもそも条例にすること自体がどうなのかというような厳しい意見もありましたが、その点についていかがでしょうか。

 

(議長)

 本日の本会議でも反対討論がありましたけれど、この条例の趣旨を誤解されて、そういう捉え方をされているのではないでしょうか。男女が共同して支え合う社会づくりをしようというのがこの条例の大きな趣旨でありますので、子供を産み育てやすく、また、男女が性別にとらわれずに役割分担をしながら子育てをし、社会の宝としての子供を、男性であるから、女性であるからということではなく、対等にみんなで支えていくということが、社会として最も大事な姿勢であろうと思います。

 

(南海放送)

 それでは、その他の質問がございましたらお願いします。

 

(愛媛新聞)

 議会改革に関して請願が1件出ていました。そろそろ今任期も先が見えてきたこともありますが、今任期での議会改革の進展状況に関して何か所感があればお願いします。

 

(議長)

 基本的には、愛媛県議会では議会改革に対して非常に真剣に一生懸命取り組んでいると思います。本日の本会議でも議会改革の問題について、討論の中で出てきたと思いますが、まずは組織よりも一人一人の議員の資質やモラルを問われている問題もあろうかと思います。これらも含めて、愛媛県ではできるだけ公開できるような取組みをしていこうということで、制度もつくり、検討も重ねてきており、議員一人一人が責任を持って取り組むべきことという認識を強く持っていただいていると思います。
 副議長が議会改革検討協議会の座長ですので、副議長から一言お願いします。

 

(副議長)

 議会改革検討協議会の関係ですけども、これまでの成果としては、24年度には議員間討議や質問趣旨確認権の導入、昨年度には決算特別委員会の審査方法の見直し、県議会のホームページの充実などに取り組み、成果として挙がってきております。そういった中で、今年、議会改革検討協議会では、いわゆる出前委員会について協議をしています。これは前年度からの申し送り事項になっている事項がありまして、一つは、県議会として、広報・広聴的事業を実施することとし、26年度に詳細を協議し、27年度の実施を目指してはどうか。もう一点は、基本形として、常任委員会の県内視察時に、県民との意見交換会を実施するスタイルが適当と考える、という内容であり、これを受けて、来年度実施の方向で実施方法等について、これまで協議をしてまいりました。そして、次の12月議会に、実施する方向性、実施方法について、皆さんに報告できればとは思っています。現時点では、とにかく来年度試行的に実施してみて、いろいろな問題点や改善点が出てくる可能性もありますので、そういった意味で試行的に実施し、より良い方向性を出していこうというような考え方のもと、12月議会で皆さんに報告できるよう、今準備が進んでおります。特に今回はこのような申し送りが2点ございましたので、それについて、12月議会には、議会改革検討協議会から議長へ報告することになろうかと思います。

 

(南海放送)

 それでは、時間となりましたので終了とさせていただきます。
 ありがとうございました。

 

(議長)

 ありがとうございました。


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