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平成24年2月議会後の正副議長就任記者会見(平成24年3月19日 岡田議長)

ページID:0012639 更新日:2023年11月14日 印刷ページ表示

議長記者会見

平成24年2月議会後の正副議長就任記者会見(平成24年3月19日 岡田議長・明比副議長)

平成24年2月定例議会終了後(平成24年3月19日)の正副議長就任記者会見の要旨について掲載します。

記者会見を行う岡田議長
記者会見を行う岡田議長の画像

記者会見を行う明比副議長
記者会見を行う明比副議長の画像

<NHK(幹事社)>

 ただいまから、就任記者会見を始めさせていただきます。まず、議長からごあいさつをお願いします。

 

<岡田議長>

 先ほどの議会におきまして、新しく、第100代という節目の議長を仰せつかった岡田です。どうかよろしくお願いします。私は、既にご存知かと思いますが、一昨年に副議長をやっておりました際に、議会基本条例検討協議会の座長を務めさせていただきました。その時の思いとして、条例を作ってこれからしっかり目を入れていかなければならないと思っております。議会基本条例を具現化していくという意味での議会改革をしっかりと、一番に行っていきたいと思っております。その上で、寺井前議長からも申し送り事項として議会改革についての超党派の検討機関の設置ということを受けております。是非必要であると私も感じておりますので、議会基本条例を制定したときにならって、交渉会派から出ていただいて、構成は10名程度、そういう形の協議会を立ち上げたい。これから、各会派にもお願いしたいと思います。先ほど、議会終了後に一言お願いはしていたのですが、そういうふうにしていきたいと思います。現在、自民党と社民党から議会改革の提案書が出されており、協議会で新しく委員になられた方からの意見も合わせて、テーブルの上に乗せて、改革に進んでいきたいと思います。

 

<NHK(幹事社)>

 副議長からもお願いします。

 

<明比副議長>

 私も先ほどの議会で副議長に就任させていただきましたけれども、27歳で市議会議員に当選させていただいて、それから地方自治に関わることになってから、既に37年が経過したというようなことでございます。若い気持ちでずっといるつもりなのですが、年金を頂くような年齢になってしまいました。何もない青年時代から、今日まで皆さんに支えられてここまできております。これまで培ってきた経験等も活かしながら、大変厳しい時代になっておりますけれども、議長とともに手を携えて、信頼される議会に取り組めるように一生懸命務めてまいりたいと思っております。よろしくお願いします。

 

<NHK(幹事社)>

 それでは、各社から質問をお願いします。

 

<愛媛新聞>

 先ほど、議長が検討機関設置のお話をされましたが、6月議会を待たずに設置されるということでしょうか。

 

<岡田議長>

 そうしたいと思っております。

 

<愛媛新聞>

 いつ頃とか、目途はありますか。

 

<岡田議長>

 早ければ早いほどいいと思っておりますので、落ち着いたら、早速、各会派に具体的にメンバーを出してきていただいて、メンバーが決まればいつでも実施できますので、できる限り早く実施していきたいと思います。

 

<愛媛新聞>

 ということは、4月中の設置ということでしょうか。

 

<岡田議長>

 そうですね。3月中のスタートは難しいと思います。

 

<愛媛新聞>

 この組織は、議長の諮問機関になるんでしょうか。

 

<岡田議長>

 そうです。

 

<愛媛新聞>

 正副議長にお伺いしたいんですが、先ほどの議長・副議長選挙の投票結果で、3分の1が無効票であり、3分の2の支持は得たんですが、今後の議会運営に影響が出る懸念はございますでしょうか。

 

<岡田議長>

 昨年との比較を考えた時に、昨年からの交渉会派の動きというものが今回の投票にも繋がっていると思っております。ただ、そのことは議会運営が難しくなるということではなくて、どこの議会にでもある事だと思います。そのような中で、議論を重ねてより良い方向を作っていけばいいと思っておりますので、逆に100%、皆さんが支持をされるという方がおかしいと思いますので、今回の投票結果を真摯に受け止めて、今後、議論を重ねて良い方向へ進めていきたいと思っております。私自身は、少数意見を尊重するということを肝に銘じていきたいと思っておりますし、そのような中で全体最適に結び付けていきたい。私は、がん議連の会長として、がん対策推進条例の制定に携わりました時に、最終的には議員全員から賛同をいただいたのですが、制定に向けいろいろな少数意見等もありましたが、排除の論理ではなく、まずは耳を傾けて、その方々にも意見を変えていただく中で、最終合意を得ることができたと思っておりますので、目標が一つのがん対策と、今回の議会運営、議会改革は同じではないかもしれませんが、同じような取り組みで頑張っていきたいと思います。

 

<愛媛新聞>

 副議長に対しても無効票がありましたが。

 

<明比副議長>

 私は別にこだわっておりません。ただ、お互いいろいろな意見を忌憚なく交換しながら議会の信頼回復を求めるために堂々と意思表示はすべきと思いますが、だからといって投票してくれなかったから敵だとかそんな気持ちは全くありません。別にこだわっておりませんが、お互いにそういったことにこだわらずに気持ちの通う議会でありたいなあと思います。

 

<あいテレビ>

 議長個人の意見、考えでも構わないのですが、議会改革についてこれに取り組みたいとか、具体的に変えていきたいことはありますか。

 

<岡田議長>

 実は、自民党内の議会改革推進班の班長を務めておりましたが、その中で、議会改革についての議論を進めてまいりました。今直ぐできること、検討を要すること、これは物理的に予算等の問題があるので将来でないとできないことだとか、いろいろな意見がありましたが、いずれにしても議論し合うことが一番大事であると思っております。

 

<愛媛新聞>

 今の質問に関して、6月議会からは、自民党が提案した委員会での反問権や議員間討論の導入などがあったと思いますが。

 

<岡田議長>

 今言われたことは、やれるようにしていきたいのですが、ただ、本当にそれが議会改革の根幹の部分かというとそうではないと思いますし、議会改革のための協議会ができるということの方が大事なのではないかと思います。ただ、反問権も、これはどういうことかというと、委員会の中で、理事者が質問した議員に質問した中身を問う、確認するというようなものでありますので、今までも実際にはやっていたことであり、それを成文化するというような改革であり、それも一つの改革であり、そのような細やかな改革も含めて、検討協議会ができて、日々議論していく、協議会ができれば終着点はないと思っておりますので、そういう方向になったことがいいことではないかと思います。

 

<愛媛新聞>

 協議機関は、常設になるのでしょうか。

 

<岡田議長>

 これについては、今のところ未定です。協議会を立ち上げて検討していく中で、常設でしかるべきとか、時々に常設にするとか、毎年作っていくということでもいいのかなあと思います。

 

<愛媛新聞>

 少なくとも、1年は設置しておくということでしょうか。

 

<岡田議長>

 それはもちろんです。もし、私が議長を交代するようになれば、申し送りという形でぜひ継続していただきたいと思います。

 

<愛媛新聞>

 全国的に正副議長の任期は、2年制が大勢であると思うのですが、そのことについてご自身のことになりますが、どのように思われますか。

 

<岡田議長>

 だいたい、全国的に見て半分強が1年で交代しているという状況ですが、今回初めて提案がありましたので、その任期についても検討していくわけなのですが、検討していくに当たって、そのことが議会の運営にどのような影響があるのか、一番には、県民のためにどちらがいいのか、影響はどうなのか、そういったことの検討から始めていきたいと思います。

 

<NHK(幹事社)>

 伊方原発の運転再開を巡る議論というのは、今後、県議会の中でもされていくと思いますが、中村知事が再三、再稼働に当たっては県民の代表としての県議会の意見を尊重し、議論を踏まえ判断していくと言われていますが、そのことを受けてお考えをお聞かせください。また、議長は大洲市・喜多郡選出で原発から近いご出身ということもあって、どういった形で議論していくのでしょうか。

 

<岡田議長>

 本日の議会で、請願に対する賛成討論、反対討論ということがありました。自民党の篠原議員の賛成討論にもありましたように、国がしっかりとした再稼働の安全指針を提示してくれるということも待ちながら、一方、我々自体は、現在は白紙という状態でありますが、いろいろな情報を収集していき、しっかりとした方向性を出すという気概は持っていきたいと思います。篠原議員の討論を聞いて、そのとおりだなあと思いましたし、余りにも情報、判断材料が無さ過ぎますし、国もしっかりとした情報を国民に提供できておりません。ストレステストの評価結果にしても、皆が納得できる段階になっていない。そういったことが混乱の原因でもあると思いますので、国からしっかり提示されることを踏まえて議論していきたいと思います。

 

<明比副議長>

 エネルギー・防災対策特別委員会もありますし、各会派でも勉強会があり、自民党でしたら、プロジェクトチームを作って勉強会もしておりますし、それぞれいろいろな地域の代表が、いろいろな立場の意見を聞きながら、県議会を構成しているわけですから、広く意見が集約できるのではないかと思います。

 

<岡田議長>

 特別委員会は、それを検討するための委員会ですから。

 

<NHK(幹事社)>

 他に質問がないようでしたら、これで終了します。

 

<正副議長>

 お世話になりました。


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